同棲中の彼氏が独立を目指していて仕事を手伝ってあげてるんだけど当たりがキツいのでどうしようかと思っている件。



ついつい武闘派女子は彼の仕事に対して、自分も仕事で対抗しようと自立の道を模索するんですけど、それって競争なのでパートナーシップ的には分離の方向に向かいやすいものです。
自分軸を確保して、自分の時間と作ること、そして、自分の仕事と向き合うことがお勧めです。

パートナーシップと仕事について質問させて下さい。

同棲中の彼が独立に向けて家でも仕事を請け負ってます。
彼の年齢やキャリアからしてみたら個人で仕事が来るのはかなり優秀な証拠で、また会社でも1番仕事が出来るらしく給料もよくアップいます。

前から家での仕事の手伝いは私もちょこちょこやってたのですが、この頃は徹夜でやらないといけないくらいの仕事量で私も一緒に作業を手伝ってます。
私と彼はそもそも正反対の性格や得意分野で惹かれあったので、彼の仕事内容は苦手だし例え幼稚園児でもやれるような簡単な作業を担当しても、それはそれで退屈で仕方がありません。

作業を手伝うまでは、今後彼が退職して独立したら私も手伝ってもいいかもしれないと思ってましたが…

加え、彼は優秀な人あるあゆかもしれませんが、自分以外みんなバカで無能と思ってるとこがあり(それもあり会社がキツいらしい)作業中イライラしてると、私がミスをしてもしなくてもキツく当たられることが続き「うーん、今後を真剣に考え無ければ」となっています。

真剣にというのは、彼を支えるのか?私が私の仕事を頑張って彼の仕事を手伝わなくて良い状況にするか?ということです。

私は彼と出会って会社を辞め独立したのですが、収入を上げるのは容易くなく、それより彼の世話をやいてる(彼がお願いしてくる食べたいものを買いに行く、リクエストの料理を常に作る、彼の日常雑務を代行する)方が楽で達成感があり、ついそっちばっかりになり、自分の仕事は年々なおざりになってました。

加え彼は年々仕事で実績を上げ今は寝る間もない忙しさだし、経済的に依存してるし手伝わざる得ません。

ですが彼の仕事を手伝うことは精神的にも仕事内容的にもしんどいなと思い、やはり自分の仕事を早急に立て直さないとと思っているのですが、そもそも私は長年慢性的な蓄積疲労で脳がスポンジのようにカスカスになってるゾンビ状態なので、それもあって楽な方に流れていました。

彼にきついことを言われながらの作業中、どんなボロボロのアパートでもいいからやはり自立したいと思ったし彼に終わってからお礼を言われても心は凍ってました(彼はよく怒りますが、すぐに甘えてきたりして有耶無耶によくなってました)

私は私の頭と心で自分を立たせたい、それからじゃないと愛のあるパートナーシップは作れないと思いました。
(Tさん)

仕事がデキる人の身内はなかなか辛いものがありますよねー。
さぞうちのスタッフは大変なんだろうと思ってましたら「歯が痛いから仕事どころじゃねえ」「仕事よりも婚活の方が大変だわ。ロクな男おらん。」「朝からずっとネトフリ見てました~♪」などの声をいただきましたので、なんかおかしい・・・と思ってます。

おそらく、彼は独立に向けて夢中になっていて自分のこと(仕事)しか眼中にないのかもしれません。

それで恐れ多くもTさんにきつく当たるなどという暴挙に出ているのかもしれません。
彼がそのうち土佐堀川に浮いていないかちょっと心配になるところですけど、今のところご存命なんですよね?よかったー(^^)

さて、いきなり本題に入りますと、

>彼にきついことを言われながらの作業中、どんなボロボロのアパートでもいいからやはり自立したいと思ったし彼に終わってからお礼を言われても心は凍ってました

という風に思っちゃうのは仕方がないし、無理はないんですけれど、これって「自立の競争」と言われるものなんですよね。

だから、彼との関係をよくしたくてボロボロのアパートで一人暮らしを始め、自分の仕事を立て直してなんとか生計を立てようとする間に、彼との距離はどんどん広がってしまう可能性が高いと思います。

だから、「こんな男と一緒にいてもあたしは幸せちゃうわ!とっとと別れていい男捕まえるねん!」という方針で実行なさるなら背中押しますけど、彼とうまくやっていきたいのであれば、その方法はちょいと眉唾モノなんです。

とはいえ、繰り返しになりますが、そういう発想になるのは無理もないので、別におかしなことではありません。

けれど「二人のために良かれと思って行動したのに逆効果になってしもた」というのはやっぱり悲しいと思うので、その前に釘を刺しておこうと思った次第です。はい。やさしいね。誰も言ってくれないけど。

「彼が仕事めちゃくちゃ頑張ってる。しかも、めっちゃ優秀」であることに端を発し、「彼の仕事を手伝ってると彼からキツいこと言われて辛い」という思いを抱き、「あたしも自立してきちんと生活を立て直さないとこのままだとヤバい」という思いに至るのは至って自然なんですけれど、彼の「仕事」に対して、私も「仕事」で対抗する図はやっぱり競争心の一種とみなされるんですね。

ちょっと彼の心理を見ていきましょう。

仕事がデキることは間違いないですけれどダブルワークで寝る間もなく仕事してるんですよね?
心に余裕なんて全然ないですよね?
まさに猫の手も借りたい!というところなんだと思います。

しかし、その手は猫では困るわけで、彼の理想は「自分と同等に仕事がデキる奴を側においときたい」という風になると思います。

したがって側にいるTさんへの要求はきつく、また、恋人であるがゆえの甘えが出て、感情をそのままぶつけちゃったりするわけですね。

それくらい余裕がないし、独立起業に向けての頑張り時であるがゆえに、周りが見えなくなってしまってるのですね。

またずっと従業員として仕事をしてきたので、人を使う、雇うということに彼は全然慣れてませんよね。だから、「彼女が喜ぶ仕事を任せる」というよりも「自分が手の回らないところや雑用を彼女にやってもらう」というスタンスになると思うんです。

彼を支えるのが大好きで、彼のためなら何でもするわ!という女子ならそれも喜んでやるかもしれませんが、Tさんも独立したくらい仕事に対してこだわりがある上に、もともと正反対の得意分野を持ってるわけですから、そこでは「対立」が生じざるを得ません。

彼は満足でも、Tさんは不満しか感じなくなるんです。

そういう角度から見ていくと後年彼がインタビューで

「仕事に夢中になるあまり、彼女にだいぶキツく当たってしまった。だから、彼女が自分から去って行ったのは仕方がないことだと思う。それくらい傷つけてしまったし。自業自得なんだけど寂しいし、辛いし、申し訳ない」

なんて答えてる図が明確に浮かんでくると思います。

・・・つまり、よくある話っちゃよくある話なんです。

けど、彼はまだそのことに気づいていないわけですね。
しかも、仕事じゃないときはTさんに甘えてくるわけで、恋人としてはうまくやっていると彼は認識してると思います。

けれど、Tさんからすれは「だからってそんなきつく当たるのっておかしくない?モラハラやで?」とか「あんたと一緒にいると無力感や無価値感をめっちゃ感じるねん。一緒にいるのがもう辛いわ」と思うのも無理はなく、「離れたい」と思うようになるのも自然現象だと思います。

つまり、Tさん、彼の態度に対して大変お怒りでいらっしゃるわけです。

「あたしをこんな風に扱いよって。身の程を見極めなはれ!」と。

しかも、彼の仕事の手伝いが好きで楽しくて面白いならそこまでは思わないですけれど、

>彼の仕事内容は苦手だし例え幼稚園児でもやれるような簡単な作業を担当しても、それはそれで退屈で仕方がありません。

ってことですからね。好きでもない、つまんねー仕事を手伝わされて、しかもキツく当たられるなんて、そりゃあ、続けるのは無理っすよ。

だから、仕事で自立することを目指して自立したくなるのもよく分かるんです。
仕事を一緒にすることで何らいい思いをしないんですから当たり前です。

で、そこで浮上してくる問題ってのがTさん自身の仕事問題なんですね。

>私は彼と出会って会社を辞め独立したのですが、収入を上げるのは容易くなく、それより彼の世話をやいてる・・・(中略)・・・方が楽で達成感があり、ついそっちばっかりになり、自分の仕事は年々なおざりになってました。

なぜか自分の仕事があるのに、なんかそこから逃げちゃってるTさんがいるんですよね?
それってなぜなんでしょうか?
収入が上がらないから?

独立したのに結果、おざなりになってしまうということは、何か大きな壁にぶつかっているんでしょうか?

それで彼の仕事を手伝うという楽な方に傾いてしまったんですよね?

けれど、それは辛いので、改めて自分の仕事で自立しようとされてるんですよね?

・・・というところがあるので迷いが生じると思うのですよね。

なので、今のところは

>真剣にというのは、彼を支えるのか?私が私の仕事を頑張って彼の仕事を手伝わなくて良い状況にするか?ということです。

という選択のように見えて、実は「自分が自分の仕事とどう向き合うか?」というのが本質的な問題だと思うのです。まあ、似てるというか近いですけれど。

私が思うにTさんは自分の仕事に対して実は誇りを持っているし、仕事人としての誇りもあるんだろうと思います。

けれどなんか壁があって仕事で成果を出し切れていない自分に否定的な思いがあって、それで、その思いから逃げる先にちょうど彼の仕事の手伝いがあって、そこにほどよくハマったような感じなのかなあ、と思うわけです。

そうした自分なりの仕事へのこだわりがあって、かつ、「私と彼はそもそも正反対の性格や得意分野で惹かれあった」ということなら彼の仕事を手伝うのって、基本的につまんないんじゃないかなー、と思うんですけどどうなんでしょうか。

なので、彼との関係とは別に、自分の仕事とどう向き合うか?を考えてみるといいんじゃないでしょうか。

なので、仕事で彼と張り合うのはやっぱり競争しか生まないので、要するに「自分軸」を彼との関係でどう樹立するか?がカギになると思うんですよね。

一緒に生活してるし、彼がそれだけ多忙だと曖昧になってしまうと思うんですけど、自分の時間をなんとかして作りたいところですね。

ってことで、仕事で自立するよりも、趣味の時間を作る方がいいんじゃないかと思うわけです。

そこできちんと彼との生活に境界線を引いて、自分だけの世界を構築するってイメージです。

もし美容に興味あるなら、そこにもっと時間をかけてもいいかもしれないし、映画好きなら仕事してる彼をよそにネトフリ見まくってもいいですし、「彼の仕事を手伝う時間」と「プライベートな時間」というのを線引きしておきたいところです。

これは将来結婚を考えていらっしゃるならなおさら大事ですよねー。

そうして自分の仕事と向き合いつつ、自分の時間とか自分の世界を確保するとTさん自身に余裕が出てくると思うんです。
そしたら、彼のイライラや仕事熱ももっと冷静にみられるし、応援だってしやすくなると思います。

「これはやってあげるけど、これはやらない」という線引きを彼の仕事に対して作ってあげることが大事かな。

じゃないと、対等な恋人同士のはずなのに「社長と部下」みたいな関係が強くなっちゃいますよねー。

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