手の届かない彼を求めてしまうのは無価値感が強いから?



自分には価値がないと思っていると、それを補うだけの価値を持っている人とお付き合いしたいと思います。
ブランドで身を固める心理に近いものがあるんですが、そんな無価値感は少なからず誰もが持っているものです。
改めて、自分の価値を見つめ直すきっかけにしてみてくださいな。

根本先生こんばんは。

ネタリクエストになるのかはわからないのですが……。

「手の届かない彼を求めちゃうってことは、それだけ自分に価値がないと思ってるの?」
という言葉がこの間のブログにあったのですが、「手の届かない彼を求める」=「自分に価値がないと思っている」とはどういうことでしょうか?

自分にも価値があるのに彼をリスペクトしすぎちゃっているってこと?
それとも、大切にしてくれない人(自分を選んではくれないであろう人)をわざわざ選んで、自分には価値がないという証明を自分でしているってこと?

私もよくあるんですが、
私のことを構ってくれたり心配してくれる男性もいるのに、
肝心の興味がある男性には見てもらえないと悲しくなる……ってこと(笑)
自分でそうしてるのかなあ?って思ったりしてきました。

逆に自分に興味のありそうな男性、
自分にたいして優しかったりわがまま聞いてくれたり、
明らかに大切にしてくれそうな男性のことは下に見ちゃって。
モテないから、女性だから優しくしてるだけでしょ?誰でもいいんでしょ?って。

ああ、これが自分には価値がないって思っているってこと?

勇気を出して大切にしてくれそうな人のところに飛び込めばいいのに、そこに飛び込む勇気はなかなかでないんだよなあ……。怖くなって無意識に逃げてしまう。
大切にしてくれない相手にちょっかい出す方が明らかに傷付かないのにね(笑)
(Aさん)

文中で引用して下さってる元記事はコチラです~。
「音信不通の彼から突然連絡が来る理由。」

いい質問を頂きました~♪ありがとうございます~♪

>「手の届かない彼を求める」=「自分に価値がないと思っている」とはどういうことでしょうか?

Aさんの考えでほぼOKだと思うんですけどね。

私的にはこっちの見方に近いです。

>それとも、大切にしてくれない人(自分を選んではくれないであろう人)をわざわざ選んで、自分には価値がないという証明を自分でしているってこと?

もう少し説明していきましょう。

私たちには「無価値感」という思いがあります。
女性は特に強いと言われてまして、それゆえに「愛されるための努力」を自然に意識しちゃう傾向にあります。

「愛する」よりも「愛される」ということに価値を置くんですね。

常に「自分が愛されている証拠」を感じて安心したいんです。

友だちから遊びに誘われる!
異性から求められる!
必要だと言われる!
人から褒められる!

そうした「~される」という受身な思い(すなわち他人軸なんですけど)に支配されやすいのです。

これは「他者承認」と言って、誰かから認められることで、自分の存在価値を感じようとする思いで、何度も言いますが、誰にでも少なからずあるものですね。

その無価値感というのは「私には愛される価値なんてない」という思いなのですが、自分で自分の価値を認められないので、誰かから認めてもらいたいという思いを誘発するわけです。

「誰かに求められる自分は価値がある」という証明をしたいんですね。

そして、その無価値感が強くなればなるほど、その無価値感を埋めるために「すごい人から愛される」ということを求めるようになります。

分かりやすく言えば、競馬の最終レースに有り金をぶち込む心理です。

・・・。
・・・。

あ、分かりにくい???(笑)

中央競馬では1日12レース行われるのですが、11レースまでの収支がマイナスだとするでしょう?
このままではヤバい!と思って、最終レースで何とか失ったお金を取り戻そうとしたくなります。

最終レース直前、お財布の中に1万円残ってます。
今日はここまでトータルで10万円負けてます。

そしたら、どうするでしょう?

ふつう勝馬投票券(馬券)を購入する場合、1点買いはせずに、幅広く当たりそうな馬券を買います。

1万円で10点買いをするならば、1点あたり1000円です。

1000円で10万円を取り戻そうとするならば、100倍の払い戻しが得られる馬券を選びます。

いわゆる「万馬券」という奴です。

万馬券というのは来るであろう確率が低いと予想されるから万馬券です。
だから、当たる確率はとても低いのですが、それを買わなきゃ負けを取り戻せないので、100倍以上で当たりそうな馬券を検討することになります。

何となく分かりました???(笑)

無価値感が強いときは、自分の無価値さを補えるくらい価値のあるものが欲しくなるのです。

よくある「ブランド信仰」というのが無価値感の象徴と言われます。

体をすべてシャネルで固めるんです。

シャネルが大好きで、ココ・シャネルの生き方に共感してその服を着ているならばいいのですが、中には自分の無価値感をシャネルという価値のあるもので補おうとしている人もいます。

自分には価値がない。だから、その価値をシャネルに補ってもらおう。という心理です。

・・・こっちの方が分かりやすい?(笑)

かつてバブルの頃には「名刺でナンパする男たち」がたくさんいたそうです。
自分には価値はないけれど、自分の勤めている会社には価値があるので、「俺、○○商事に勤めているんだ。このあと飲みに行かない?」って風に。

これが人間関係にも当てはまります。

自分に価値がないと思っている分だけ、すごく価値のある人を求めるようになります。

それが「手の届かないような人」という意味です。

それは「テレビの向こう側の人」だったり、「既婚者のイケメン」だったり、「遠距離で滅多に会えないエグゼクティブ」だったり、人それぞれです。

「手の届かない=振り向いてくれる可能性の低い人=万馬券」というわけです。

だから、もっともっと自分の価値を見なさいな、という話になっていくんですけどね。

ちなみにタイミングよくそんな講座が開催されるそうですよ!
ご自宅からでも参加できる(ネット配信講座)なので、ぜひぜひ!

●大阪&ZOOM:3/29(金)19:30-21:30 「愛される価値とは?~無価値感について~」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/29338

さて、Aさんのお話。

>私のことを構ってくれたり心配してくれる男性もいるのに、肝心の興味がある男性には見てもらえないと悲しくなる……ってこと(笑)

これはまあ、ほんとあるあるでして・・・(笑)

「なんでどうでもいい男ばっかり寄って来て、私が求める男は全然振り向いてくれないの!?どうして!?」と私に詰め寄る武闘派女子が後を絶たないわけですが、そこに無価値感を見ることもできます。
(他の理由も考えられますが、今日は無価値感の話なのでそれ推しで行きますね)

Aさんのことを構ってくれたり、心配してくれたりする男性に

>モテないから、女性だから優しくしてるだけでしょ?誰でもいいんでしょ?って。

って感じるのは、勝手にAさんが決め付けちゃっていることですよね?
何を決め付けているか?と言えば、

「私はモテなくて女ならだれでもいい男しか寄ってこない程度の女」

ということです。

自分がそう決め付けているから、男性に優しくされると、そういう風にしか受け取れなくなってしまうのです。

「あらー、やっぱりあたしはいい女なのよねー。だから、カスもゴミも寄ってきちゃうのよね~。」なんて思えないわけです(笑)

「この程度の男しか寄ってこない!!」と思っちゃうんです。

それは自分自身のことを「その程度の女」と思っているからではないでしょうか?

そう、それが無価値感って奴ですね。

でも、美しい花にはヘラクレスオオカブトくんばかりが寄ってくるわけではありません。
アブやカナブンや蛾なども寄ってきます。

自分の価値を認めている人(=自信がある人、自己肯定感が高い人)は、アブもカナブンも蛾も上手に追い払える術を経験上身に着けています。

ちょうどAさんもそういう時期にやってきてるのかもしれないですね。

あ、もちろん、そうして寄ってくる男たちに妥協せよ!と言いたいわけではありません。
興味が持てないならサクッと捨てるか、古い表現ですが、アッシーくん、メッシ―くんとしてキープしてもらってもいいです。

要するに、彼らに優しくされたり、心配されたりしたときに「私が魅力的でないから」と思ってしまうところに無価値感が潜んでいる、というお話です。

ということで、自分の魅力や価値を改めて受け取りましょう。

1.自分に寄ってくる男たちが私に見る価値や魅力は何でしょうか?

2.あなたが狙う男性に相応しい女性ってどんな女性でしょうか?

とりあえず、この2つ。

1をやってから2をやるのがお勧めです。

2は真実のあなたの姿。自分本来の価値や魅力を表していますので、気合を入れて受け取ってくださいね~♪

☆そんな自分を変えて一歩前に進みたい皆さんにはこちら。

ワークショップ「さあ、流れに身を委ねて新たな一歩を踏み出そう!」
大阪:3/31(日)13:00-17:00
東京:4/6(土)13:00-17:00
福岡:4/21(日)13:00-17:00
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/28936

★毎週月曜日はオンラインスクール!

登録はこちらから!!
https://www.mag2.com/m/0001677732.html


あわせて読みたい