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野良猫君を追いかけるにも何らかの理由があるもんです。
その理由と向き合うことが一つの答えになるでしょう。
そして、その時に大切なのは「私は幸せになる!」という宣言ではないでしょうか。
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こんにちは!
夏、福岡のセミナーに参加したアラフォーNです。
先生はその時、ネイビーのカットソーに白いパンツ姿で、とっても爽やかな出で立ちでした。
常々、白いパンツの男は要注意と思っている私は、一目で先生が危険な男だって分かりましたよ~。
さてご相談ですが、ここ半年追いかけていた元上司の野良猫のことです。
お互い既婚ですが、仕事ぶりに惚れた私が職場が離れたのを機に、メールとプレゼント作戦で攻めこんだところ、初めのうちは会ったりメールも返信してくれましたが、1ヶ月位で飽きたのか約束してたランチも飲みもかわされ、今はメール連続無視され、自分が暇な時だけたまーにメールが来る状態。
そのくせ頼み事(スキルのいる仕事)があるときはご機嫌取りに私の職場に現れて、それが終わるとまた知らん顔。
惚れた弱味につけこまれている自分が情けなくて情けなくて。
この恋を終わらせてさっさと次に行きたいのですが、一方で今まで頑張ったのに(あんなに貢いだのに悔し~)と思う気持ちもあります。
そこで先生に教えて頂きたいのですが、野良猫との攻防に終止符を打つべき潮時の見極め方ってありますか?
(Nさん)
白パンの時に限ってどうしてこぼすの??
いつも妻にそう問い詰められる危険な男、根本です。こんにちは。
ま、白パンの時に限らないんですけどね。
いつもこぼすんですよね。白いと目立つだけですもんね。
クリーニング代がハンパないです。
さて、自立系武闘派女子と言えば野良猫男子を追いかけるか、ロックマンに体当たりするか、ダメンズに貢ぎまくるか、と言われるわけですが、
>そこで先生に教えて頂きたいのですが、野良猫との攻防に終止符を打つべき潮時の見極め方ってありますか?
と聞かれて、答えるならば「今!」ですけど、何か?(笑)
それができりゃ、苦労しねーぜ!という大合唱が聞こえて来るようですけれど、でも、「今!」って言われるとつい「うっっっ」ってなるでしょ?
「あっしもね、分かっちゃいるんすよ。あんな男、追いかけたって何にもならねーってことぐれぇ、分かっちゃいるんすよ。でもねえ、旦那。聞いてくれやすか?
もうあっしが手を引こうと思ったら、すっと手が伸びて来てあっしの手を握るわけですよ。それで、じゃあって追いかけりゃ、逃げるでしょ?
もうそのやり取りも辛いってんで、もう潮時って思うんですが、なんか、忘れられねーんすよね」
ということで、しばらくの間うだうだやっちゃうもんですよね。
で、結論から言いますと「気が済むまでやりゃいいんすよ」って答えを返すのが一般的ですね。
「気が済むの?」って言うと、私が見てきた例で言えば、どっかで疲れたり、もういいや、と思える瞬間が来て、そうするとスーッと興味が引いちまって「なんであんな男にハマってたんだろ?」ってなることが多いです。
ある武闘派女子は「先生!目が覚めました!!もうあの男辞めます!!!」って駆け込んできたこともありました。
で、なんで野良猫にハマるのか?っていうところが大事なんですよね。
ま、そもそも私は「なぜそうなっちゃったんだろうね?」という心理的理由を読み解くことを趣味としてるので、そこに注目しちゃうんです。
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ケースバイケースですが、よくある理由というのが
「めっちゃ退屈やねん。刺激が欲しいねん」
という理由です。
私が作った格言の一つに「ヒマツブシの野良猫」があります。
幸せになれない、とか、うまく行かないって分かってるんだけど、ついつい放っておけなくて気になっちゃうんですね。
可愛そうと思ったり、何とかしてあげたいと思ったりするほかに、その彼との駆け引きそのものが「ゲーム感覚で楽しい」わけです。
しかも、恋愛感情が絡んでいるので、うまく行かなきゃ悲しいし、連絡来なきゃ寂しいし、でも、その分だけ連絡が来るとめっちゃテンション上がるし、そのギャップに萌えるし、ってね。
しかも、Nさん、既婚者でしょう?
旦那さんとの関係がどうか分からないけれど、ふつうに考えれば、旦那さんとの関係は良くも悪くも「安定」してると思うんです。
となれば、愛人に「安定」を求めても意味がないわけで、その反対の「不安定」が欲しくなるのですね。
いわば「甘いもの食べた後に、辛いものが欲しくなる」みたいなもんです。
もちろん、それは彼も同じかもしれません。
で、この心理って野良猫を追いかけるすべての女子に通用するルールでもあるんです。
すなわち「仕事が安定している」「毎日の生活が安定している」「毎日が平凡で面白くない」と言った「安定」が作り出す「退屈」を感じてると、野良猫君はかっこうの刺激物になってくれるんですね。
だから、うまく行かないのが面白いわけです。(←ここがポイント)
うまく行くようになったらNさんも彼のことに興味が薄れていきます。
兼ねてから「野良猫が飼い猫になった瞬間に飽きる」という報告を多数武闘派女子から頂いているのはその心理のせいです。
また、退屈とはちょっと意味が違いますが、ある種の「絶望」にある時も、刺激物としての野良猫を求めたくなります。
この場合の「絶望」というのは、「希望がない」という意味でして、例えば、離婚は考えられないけれど今の夫婦関係に未来がない、と思っていたり、家の事情で結婚したり、いい恋ができないと思っていたり、罪悪感や無力感などからいい恋愛を禁止していたりするケースです。
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例えば、ある奥さまは経済力がある旦那様がいて、また家業を手伝っているために離婚という選択肢を自分に与えられません。
でも、旦那様との関係はもう冷え切っていて、そこに希望が感じられませんでした。
そこで求めるのは野良猫なんです。
また、ある女性は家に縛られて生きていました。旧家の長女として跡取りになることが決まっていて、それで身動きができないように感じてたんですね。
親が喜ぶ相手と付き合って結婚することに面白味や希望を感じられなかったので、野良猫ばかりを追いかけていました。
それから、離婚したばかりの女性は新たな関係に踏み出すのが怖かったんですね。
でも、恋はしたいんです。
となると、野良猫くんはうってつけの相手となります。
つまり、Nさんにも「そもそもなぜそういう彼に惹かれてしまうのか?」という心理的な理由があるわけで、そこを見つめていくのも今の状態を変えるヒントになると思います。
これらは「起きてることは必然で、すべての問題は自作自演である」という考え方に基づいています。
だから、Nさんをカウンセリングするならば、私からは「ほんとに彼とうまく行っちゃっていいの?」という質問が出てくるのです。
で、潮時を見極められるのは、その目的が果たされたり、納得できたりするタイミングになると思うんですね。
「やれることは全部やったしな」とか「まあ、いつまでも野良猫を追いかけても意味ねーか」とか、そういう気付きが必要です。
そして、何よりも必要なのは「幸せになって良い」という許可です。
野良猫を追いかけまくってた人がそうじゃない人に目を向け始めるのは
「もうそろそろ幸せになろうと思って」
という思いが多いんです。
退屈してたり、絶望していたり、罪悪感に苛まれていたりする自分の状況を「変える」勇気が芽生えたんです。
ま、そうすると野良猫が急に飼い猫のように改心することも珍しくないんですけどね。
だから、Nさんにはこんな質問を投げかけてみたいわけです。
「Nさんにとっての幸せって何だろう?」
これをじっくり考えてみてはいかがでしょうか?
そして、「私は幸せになる!!」と宣言できた時、Nさんの心境にまた変化が起こるでしょう。
野良猫くんを追いかけることに「それは私が好きでやってることだから~それが私の幸せなの~」って感じられたり、「まあ、やっぱり幸せはそこにはないわね~」って感じられたり。
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何も野良猫君との恋に限らないのですが、「彼」に軸を置いて考えているうちは、なかなか幸せは感じられないかもしれません。
やはりそこは自分軸で向き合うのが肝心。
「私、幸せになりたくないのかなあ?」
「私は自分のことを幸せにしてあげたいよなあ」
「私はもう幸せになってもいいよなあ」
そんな言葉を自分自身に投げかけてみてください。
それが「潮時だと見極める方法」だと私は考えています。
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