心を閉ざして離婚を切り出している夫に、妻である私ができることは?


夫婦の間に対立がありませんか。
バカにしたり、情けなくなったり、対等じゃなくなっていませんか。
「許し」のアプローチを紹介しています。
グッと楽になるんです。相手じゃなくて、まず自分が。

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 正直、これまで人間関係に悩むことがなかったのですが、人生で初めて自分一人では乗り越えられそうにない壁にぶち当たり、こちらのブログにお世話になっています。
同じ問題に苦しんでいるご夫婦も多いのではないかと思いますので、いつかブログのネタにして頂ければと思います。

うちは、3歳年上の夫(次男)と私(長女)、3歳の息子の3人家族です。夫は職場の先輩だったので、付き合っている時代~結婚当初は、頼れる先輩&かわいい後輩的な関係で夫婦関係が成り立っていました(但し、同じ総合職です。)

しかし、子供が産まれてからは、その立場が逆転し、今では夫から「(私が)恐い。本音が言えないし、一緒にいると自分らしく生活できなくて、何も考えられなくなって苦しい。何もやる気になれない。自由に、気兼ねせず、自分のペースで考えたり生活したい」と言われて、離婚を切り出されています。

いわゆる産後クライシスを大きくこじらせてしまったのだと思います。夫は私に対して完全に心を閉ざしていて、もうこれ以上傷つきたくないようです。

私の方はというと、やはり夫が大切だし、子供も夫が大好きだし夫も子供をとても可愛がっているので、なんとかこれからも家族3人で生きていけるように模索しているとことですが、そんな夫の変わりように(というか、それが本来の姿なのだと思いますが)、不甲斐なさを感じているの事実です。

「もうこれ以上傷つけないで」とバリアを張っている夫に対して、何かできることはあるのでしょうか。今は何をしても受け取ってもらえていない感じがします。
また、「離婚したい」と言われていることに対して、何も反応しない(正確には、「YES」と言ってあげられない)ことについてもモヤモヤしてしまいます。

今回のことで自分自身学ぶことも多いです。初めて、こんなに人と自分のことを見つめています。
(Tさん)
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確かに同じ問題をお持ちの方、たくさんいらっしゃいますね。
出産を経て夫婦関係が大きく変わることも多く、不仲になったり、レスになったり、ケンカが増えたり、浮気の問題が生まれたり、「怖い、本音が言えない」みたいな状態になったり。

ご主人がお子さんのことを可愛がっていることを見ればすぐに離婚になることはないと思います。
ちゃんと家に帰って来るんでしょう?
食事も奥さんが作った料理を食べることが多いでしょう?

男女の違いなのかもしれませんが、旦那が言う「離婚だ!」というのと、妻が言う「離婚よ!」にはだいぶ意味のかい離があるように思うんです。

奥さんが言う「離婚よ!」はリアルですよね。その言葉が出てくる頃には「子どもをどうするのか?仕事はどうするのか?生活費はどう工面するのか?どこに住むのか?財産分与はどうするか?いつ頃家を出ていくのか?」等の具体的な計画が見えてることが多いのですが、旦那さんの言う「離婚だ!」は「今のままでは嫌だ。この状況でずっと行くのは無理だ」という意味なことが多いんです。
Tさんがお気づきのように「これ以上傷つけないで」という意味で「離婚」という言葉を使っているように思うんです。

けど、妻は夫の言葉に「もし自分が離婚を切り出すなら」と投影するわけです。
「自分が離婚って言うときはその後のことも考えて本気で離婚するとき。きっと夫もそうなんだわ」って解釈しちゃったりするんですが、案外、行動が伴わず「離婚って言ってるくせに毎日帰って来るし、ご飯も食べるし、一緒の部屋で寝てるし、子どもの面倒も見るし、ちゃんとお金も入れてくれるし、、、なんでだろう?」って疑問を抱くようになります。
本気で離婚したいのなら、まずは家を出ていく、という人が一番多いですし、男性ならではの計画性を持って今後の離婚スケジュールを明確にしてくるはずです。(たいていそれは無理なスケジュールなわけですが)

もちろん、女性でも「こんな関係は嫌だ!」という意味で「離婚」という言葉を使うこともありますが、それは感情的に先走るもので、その後、直接的間接的に「あれは嘘だった」と訂正することが多いでしょう?

でも、男性はなかなかそれができないんですよね。
プライドもありますし、本当に今の関係性では窮屈で嫌だから、それが改善するまでは「離婚」という切り札に頼るほかないのです。

さて、3歳の娘さんということは少し子育ても落ち着いてきた頃でしょうか。
そのタイミングでの離婚問題はまだラッキーでしたね。
これがまさに乳幼児にかかりっきりの頃だったら・・・どうだったでしょうか。

さて、お二人の関係を見ていくことにしましょう。
今も「対立」があることは分かりますよね。

まるで川を挟んで対峙するように、睨み合い(?)が続いているようです。
旦那群はだいぶ腰が引けてるみたいですけど(笑)

「離婚したい派」vs「離婚したくない派」の対立はすぐに分かると思いますが、、、。

Tさん、「不甲斐なさを感じる」という言葉にあるように、旦那さんに幻滅してしまってますよね・・・。
そこで旦那さんのこと、内心、バカにしてたり、見下したりしていませんか?
今の心を閉ざしてしまっている旦那さんに呆れていたりしませんか?
昔は頼れる先輩だったのに、付き合ったり、結婚したり、子どもを産み育てるうちに、どんどん頼りない夫に評価が急降下してしまっていませんか?

これも対立ですよね。

「あなたは間違ってる、あなたはおかしい、もっとしっかりしてくれないと、もっとちゃんとしてよ、もっとパパらしく、男らしくしてよ、もっと私を支えてよ・・・」

そんな思いはありませんでしたか?

これは川向うから石やら矢を打ち込むみたいなもので、攻撃なんですよね。
つまり、旦那さんを否定してしまったんだろうと思います。

そうすると奥さんが「大切な夫」と表現したとしても、あまり説得力がないわけです。

そして、お子さんがやはり中心でしょう?
つまりは「夫<<<<子ども」でしょう?

それが悪いって言うんじゃなくて、変な話、旦那のことが片手間になっちゃうわけです。
仕方のないことですけどね。

だから、彼は言ってるんですよね。
「もっと僕を構ってよ」って。

それに対して「もっとしっかりしなさいよ」って奥さんは言ってるんだろうと思います。(少なくても旦那にはそう聞こえてるんじゃないでしょうか?)

これもまた対立ですね。

心を閉ざしている旦那にできること。いっぱいあるでしょう。
でも、Tさん「こじ開けよう」としていませんか?
何とか心を開いてもらって話をして、離婚という思いを踏みとどまらせなければ!みたいに。
あるいは、心を開いてもらわないと何も話ができないじゃないの!みたいに。

少しそうした常識や自分の考えやこうすべき論を手放してみませんか。

旦那さんがなぜ、心を閉ざしてしまったのか?
なぜ、Tさんのことが怖いし、本音が言えないのか?
自分らしく自由に生活できないと思ってしまったのはなぜなのか?

それをご主人の立場で考えてみませんか?
それが思いやりというものかもしれません。

それを客観的に見るのではなく、旦那さんの心に寄り添うように見てあげます。
共感、とか、感情的理解って言うんですけどね。

そっか、そういう状態ならきっと私も同じことするよな・・・って心で理解してあげるんです。
そうすると離婚を切り出した夫への怒りや不信は消えていきます。
そして、対等な関係性を築けます。

このプロセスを「許し」って言います。

昨日、そんなワークショップを東京でやってました。
そうして心が解放されていくと、本当に軽く、楽になって行きます。

Tさんもきっと肩の力が抜けて、グッと楽になっていくと思います。
少し頑張りすぎの人生なのかもしれないですね。。。

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