幸せいっぱいなはずなのに、どうしても気持ちが外に向いてしまいます。~回避型と抱え込み症候群とその才能~



「内」が苦しいから気持ちが「外」に向く。その「外」というのが「男」しかないとしたらそれは虚しいことかもしれませんし、執着を生みやすいものです。
慢性化したこのパターンを手放すにはそれなりの覚悟が必要なのですが・・・そこはやはり自分軸だし、自分がほんとうに大切にしたいものを考えることだと思うのです。

根本先生、お久しぶりです!
以前セミナーや個人セッション等でお世話になっていた者です。帰ってきました(笑)

私、不倫をしてしまいそうで不安になっています。
結婚後、夫とは時々喧嘩をしつつも仲良くやってきました。子どもが産まれても、夫は家事育児に積極的に参加してくれます。私は婦人科系の疾患も経験しましたが、夫婦で妊活を頑張り、可愛い子どもを授かることができました。

幸せいっぱいなはずなのに、どうしても気持ちが外に向いてしまいます。
最近の出来事といえば、夫の長年の酒癖に疲弊した(暴力はないが酷く酔って周りに迷惑をかける)、夫の仕事が激務でワンオペ育児の時間が長い(夫もストレスMAX)、大切な友人が次々と入院してしまう、過去の職場のいざこざに巻き込まれる、友人や親戚の悩み相談の窓口になっている(みんな私以外には話せないと言うほど重たい内容です)、などがあります。
どの場面でも「誰かのケア」をしていて、いつしか「私をケアしてくれる人はいないの?」と思うようになりました。

独身時代にセフレだったロックマンと野良猫くんに連絡をしてしまい、ロックマンとは飲みに行く約束をしました。
そこから自分磨きに火がつき、産後の体型をなんとかしようとダイエットを始めたり、新しい服や化粧品を買ったりと、毎日が楽しくなりました。「生きている!!!」という感覚になります。

昔から私は男好きで、恋愛に生きる女でした。
叶うならずっとドキドキしていたいし、恋していたい。チヤホヤされていたいんです。
そしてこんな自分を嫌だと思っている節もあり、男性陣の中に女性がポツンといてチヤホヤされているのを見ると、見知らぬ人でも嫌悪感を感じます。

来月の飲み会を目標に、何があってもいいように(?)自分磨きに勤しんでいる反面、いざ不倫をしてしまったら抜け出せなくなってしまうのではないか、あるいはすごく後悔して苦しくなってしまうのではないかと怖いです。
だけど今は、ロックマンの彼に抱かれたくて仕方がないんです。
ちなみに野良猫くんは、連絡したらその気満々だったので、なんだか私が引いてしまいました。

この気持ち、どう扱ったら良いんでしょうか?
アドバイスを頂きたいです。
よろしくお願いします。
(Mさん)

お帰りなさいませ(はあと)
いつでもお待ち申し上げておりますわっ!笑

その前に、出産、おめでとうございます。待望のお子さんということで、めちゃくちゃかわいいんじゃないでしょうか?

>私、不倫をしてしまいそうで不安になっています。

というよりも、不倫する気満々なように見えますけど?笑

人の癖ってのはなかなか変わらないものですが、出産を機に大変身しちゃう方もいらっしゃいます。

それは本人の価値観が180度変わっちゃうということもありますし、周りの環境が変わり、今までと接し方が変わることも影響が大きいものです。

「なあ、このあたしが男いらんくなんねんで?信じられる?でも、ほんまいらんねん!」とびっくりするような報告をしてくれた元プレイガールちゃんもひとりやふたりではありません。

とはいえ、根っこの部分(そもそもの問題)が解決していなければ、子育てが落ち着けば元のパターンが再燃することもあるわけです。

ちなみにMさんは結婚・出産を経て自分の中で何がどう変わり、何が変わってないように感じられますか?

野良猫君の言葉に引いてしまったのはもしかしたらその変化のひとつかもしれませんね。

さて、

>幸せいっぱいなはずなのに、どうしても気持ちが外に向いてしまいます。

ということは少なくともMさんは幸せをいっぱい感じられていないってことですね?笑
それを素直に認めちまった方が気が楽になりやすぜ?
苦しいから、外に向く、んだと思いますから。

ただ、そもそも「気持ちが外に向く」というのは以前からあるパターンですよね?

野良猫だもんねー、ということですし、最近の言葉で言えば「回避型」ということですね。

>どの場面でも「誰かのケア」をしていて、いつしか「私をケアしてくれる人はいないの?」と思うようになりました。

というお気持ちも昔からずっとあったパターンですよね、きっと。

この「どの場面」というのは「現在」に限らず「過去」もそうだったんだろうと思います。

で、せっかくの機会ですので、ちょっとディープな心理について今日はお話していきたいと思います。

>昔から私は男好きで、恋愛に生きる女でした。
>叶うならずっとドキドキしていたいし、恋していたい。チヤホヤされていたいんです。

そう、このセリフ、私もよく耳にするんです。
なんなら数日前もお聞きしました。笑

そして、この心理、実は大きく2つの方向で見ることができるんです。

1つ目はほんとうの男好きである、ということ。つまりは「天然」ということ。
2つ目はほんとうはそこまで男好きではなく後天的にそうなった「養殖」ということ。

もちろん、鰻やマグロと違って「天然3割、養殖7割」みたいな感じなんですけどね。
それに「天然」と「養殖」というと「天然」の方が価値があるように感じますけど、あくまで分かりやすく分類してるだけで、どっちが価値があるとかは関係ありません。

で、「天然」の度合いが高い人ほどふつうは結婚をしません。
結婚するとしたら「授かり婚」でして、ほんとうに好きな人と結婚したわけじゃないので、けっこう早くに離婚します。そして、バツを重ねることも珍しくありません。
そして、モテたい、チヤホヤされたい、という思いが強いのでそういう仕事(夜職とかタレント業とか)を好むことが多いです。

マレに「天然」だけど「天然」ゆえにそれに気づいていない方もいらっしゃいまして、その場合は一見ふつうの人生を送っていることもあります。

この「天然」の度合いが強ければ強いほど、その本音は「ほんとうは一人の男を愛し抜きたい。とことん愛せる男が一人いればいい。」です。

と同時に、それに近い恋をしてものすごくでかいハートブレイクを経験していることもあります。(その場合は「ロックウーマン」になっているでしょう。)

一方、「養殖」の場合は、後天的にチヤホヤされたいと思うようになったパターンで、必ずその礎となるトラウマを持っています。

例えば、こんなケースです。

「家族がめちゃくちゃで安心できる場所ではなく、居場所がなかった。だから、中学生の頃から家出をして友達の家に転がり込むことが多かった。そのうち、男のところならば長居できることを知った。男は案外優しいし、自分を受け入れてくれる人が多い。それを繰り返すたびに自分は男好きなんだろうな、と思うようになった。」

「家族がとても厳しくて、家で常に緊張し、安心できなかった。だから、勉強(芸術)に打ち込んでそこを逃げ場にしていた。お陰で成績が良かったのでエリートコースに進めたが、日常生活はつてに緊張と不安、孤独感に苛まれていた。そんなとき彼氏に救われた。男が逃げ場所になると知った。」

一見全然違う人生に見えますが、紙一重ですね。
ポイントは「家に居場所がなかった」というところでして、これは「家」だけでなく「学校」も含まれます。

つまり、日常生活の中に居場所がなく、孤独で、不安だったときに「男に救われる」という経験をします。

そうすると「男=居場所」のような感覚を持つようになり、それがモテたい、チヤホヤされたい、という思いを作るんです。

だから、「養殖」の度合いが強ければ強いほど、その本音は「誰かわたしを助けてほしい。居場所が欲しい。」です。

なので、Mさんの場合は、

>結婚後、夫とは時々喧嘩をしつつも仲良くやってきました。子どもが産まれても、夫は家事育児に積極的に参加してくれます。私は婦人科系の疾患も経験しましたが、夫婦で妊活を頑張り、可愛い子どもを授かることができました。

という経緯をたどっているのを見ると「天然」というよりも「養殖」の割合がかなり高いのかな?と想像されます。

実際、

>どの場面でも「誰かのケア」をしていて、いつしか「私をケアしてくれる人はいないの?」と思うようになりました。

という風に感じていらっしゃるように、ほんとうは「温かい家庭を望み、夫氏と安心できる関係を築きたい」というのが本音ではないでしょうか。

ところが、何かと重たい問題が降りかかってくるんですよね?
夫の悪癖もそうだし、いろんな人の相談窓口になることもそうだし、過去の職場のいざこざに今更巻き込まれるってのもなかなかないことですよね?

ここで「なぜ自分はそんな問題を引き寄せてしまうんだろうか?」という方向に考えることもできますが、本題からズレちゃうので今日はそっちは扱いません。

で、たぶんこの「誰かのケアをいつもしている」というのが慢性的な問題なんだろうな、と思うんです。

そこでいっぱいいっぱいになって「誰か助けて!」と思ったときに「男」が出てくるのではないでしょうか?

そもそもそれだけのモノを抱え込んでしまうのも「自分の居場所」が欲しいからではないでしょうか?
そういう役割をこなすことによって「必要とされる」「役に立つ」という思いを満たそうとしているのではないでしょうか?

でも、そこで頑張りすぎて余裕がなくなり、それだけ頑張っても孤独感が満たされることもなく、だからこそ、「男」にしか助けを求められない自分がいる、とも言えるんじゃないでしょうか?

「内」が苦しいから「外」に意識を向けるしかなくなっちゃってるんですよね。

「外」に意識を向けると解放されて楽になった経験を今までもされてきたからこそ、今も「楽しくなってきた!」と感じるんだと思います。

この【「内」は苦しい。「外(=男)」は楽しい】という図式がMさんの中に培われているわけで、だとすると、今後も夫や親族や職場や子育てて苦しい場面が来れば、男を求めてしまうのも容易に推測できるでしょう。

「男にしか頼れない」
「男しか自分を救ってくれない」
「男のところにしか居場所がない」

そんな思いがあるならば、当然セックスも好きにならなきゃいけないですし、抱かれたい気持ちだって強くなりますね。

「男」を失ったらほんとうに行き場がなくなるわけで、常に「女」でいなきゃいけなくなります。

そこに救いを求めるしかない、という「絶望」があるのです。

ただ、今日のお話がディープだとお伝えしたのは、やっぱりそうした自分を受け入れることってものすごく抵抗が出ると思うからです。

「絶望するほどの孤独の中を生きていて、多くのモノを抱え込み、そんな日々の中で、助けを求められるのが“外側にいる男だけ”」

それを認めることってめちゃくちゃ嫌じゃありません?

しかも、その“外側の男”と結婚すれば、その男は“内側”になるわけです。そしたらまた“外側の男”が必要になってしまいます。

そして、もちろん、そこには「罪悪感」というおまけも付いてきます。

そうした心理を分かっていながらも、そうした絶望が作り出す「モテたい」「チヤホヤされたい」「ヤリたい」という“欲求”には敵いませんから、たいていはその欲に流されてしまうものです。

特にお子さんがいる場合、そのお子さんのことを愛していればいるほど罪悪感ってめちゃくちゃデカいんですよね。

そうしてまた「内」を苦しくしてしまうから、ますます「外」に逃げたい気持ちが出てきてしまい、抜け出せない悪循環にハマっていくものです。

だから、Mさんや同志のみなさんにとって最も重要なことは、まずは「安心」「信頼」を感じられる「安全」な“外”を確保することです。

それがカウンセラーやメンターという存在でもあります。

また“趣味”や“推し”もその一つになり得るでしょう。

そうした場を確保しつつ、“内”を改善していくことを目指します。

・抱え込み症候群を手放していく。

◎セミナー動画:ワークショップ「抱え込み症候群を手放す4週間プログラム」

・家族や学校で傷ついた自分を癒していく。

・才能を開き、ライフワークをデザインしていく。

そんな他人に言えないほどの相談事を持ち込まれるって時点で、「助ける、癒す、救う」という才能があると思われます。

そして、自分もまた「助ける人」をついやってしまうということもまたそれを示しています。

しかし、人は自分の才能で傷ついてしまいます。
サラブレッドが速く走れるがゆえに脚を痛めやすいように。

だから、その才能をちゃんとコントロールして、正しく使えるようにしていく必要があるでしょう。

そしたらやっぱりメンター(師匠)が必要ですよね。

あとはその覚悟を決める、ということですが・・・そこで回避癖が出てくると・・・苦笑・・・ね?笑

だから、結局はMさんがどう生きたいのか?自分は何を大事にしたいのか?というところを自分なりに深掘りしていくことだと思うのです。

そこを自分軸で選択していけるとそのパターンを抜け出す偉大な一歩目になると思います。

◎大阪:6/13(土)スタート!自己探求ラボ in 千里山 ~自分自身を様々な角度から深く知ることができる半年間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/58359

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