その考え方はどこからきたのか?どうやってそれを変えていけばいいのか?



私たちはつい被害者になりがちなのですが、よくよく見て行けばそれは紛うことなき自作自演でることに気づくことも多いものです。
私たちの問題の多くは、自分自身の価値観や考え方が作っているものですから、それを変えていく、手放していくことで、生き方を変えることもできるのです。

いつもブログや書籍で助けられております。現在6回目の転職活動中(有休消化中)です。
前回の転職活動でも転職の多さから苦戦したのですが、また心身共に限界を迎えるまで働いてしまい今に至ります。
過去を振り返るのですが、どうも犯人は自分のようです。仕事をどんどん振られ誰も助けてくれず、自分でもどうしようもなく限界を迎えていたんですが、自分の中に頑張らないと評価されない、せっかく依頼してくれた仕事を断ると申し訳ないという考えが根底にあり、自身で追い詰めていたことに気付きました。
仕事を増やすのは上司、同僚と思い込んでいたため一人職場でないと無理なのかと考え込んでしまい、でも自分に何が出来るのかと鬱状態になってしまいました。
こういう時は『休め』と言われると思うのですが、休む事にも罪悪感がかなりあり、休んでも休めず、気分転換も何をして良いのかわからずもがき苦しんでおります。
先生の本をかき集めて熟読するのですが、同じ間違いを繰り返しかねない転職活動を中断すべきかご教授頂けたら幸いです。
(Tさん)

お、素晴らしい気づきを得られましたねー。

「犯人は自分」。ここに気づくとだいぶ流れが変わりますね。

>自分の中に頑張らないと評価されない、せっかく依頼してくれた仕事を断ると申し訳ないという考えが根底にあり、自身で追い詰めていたことに気付きました。

そうなんですよね。すべての問題は自作自演と言いますが、こうした考え方から自ら仕事を引き受け、自ら頑張りすぎ、そして、その重量に耐えかねて倒れてしまう、という現象が繰り返されているのでしょう。

だとしたら、この考え方を変えるというチャレンジに向かうのが良いかと思います。

そして、こうしたパターンを持つ方は少なくなく、「期待に応えてきた」とか「いい人・優等生をやってきた」という方には特に見られる傾向です。

じゃあ、その考え方を変えるにはどうしたらいいのか?というところを今日は考えていきたいと思います。

よくうちのブログでは「両親」についてのお話に触れます。
三つ子の魂、百までと言うように、幼少期に身に着けた“処世術としての価値観”に私たちは振り回されるものでして、そこに「頑張らないと褒められない」とか「いい子にしていないと怒られる」とか「頼みごとを断ると嫌われる」みたいな思い込みを身に着けてきたのかもしれません。

だから、相談者さんもよく家族のことを書いてくださることが多く、私も他の文章はすっ飛ばしてそこに注目してしまうことも少なくないものです。

もうひとつ、仕事や人間関係に影響を与えるのが思春期の人間関係でして、シンプルに言えば、スクールカーストで「真ん中」だった人は、そのまま大人になっても自分を「真ん中」に置くよう調整するものです。

目立たぬよう、叩かれぬよう、浮かぬよう、下に落ちぬように自分を調整する処世術を身に着けてしまうような感じです。

そこで、いじめなどのトラウマを持つと人が怖くなるものですし、自尊心が傷ついて自分をちっぽけに扱うようになります。

それが会社の中でも出てしまうことは大いにあるものでして、実績を上げてるのに自信が付かない、とか、Noが言えずに何でも引き受けてしまう、等の問題が生まれやすいものです。

Tさんの場合も、仕事を断ることに罪悪感を覚えるがゆえに仕事を容量以上に引き受けてしまうようですし、そのルーツはそうした子ども時代に見ることができそうです。

具体的に言えば、

「自分の中に頑張らないと評価されない」という考え方はどこから生まれたのか?

を探っていきましょう。

仕事上においては「評価されない」となりますが、子どもにとっては「褒められない」「認めてもらえない」「怒られる」「嫌われる」みたいな言葉に置き換えられると思います。

親との関係でそういう思いを抱いたことはなかったか?

また、親自身がその考え方を持っていなかったか?

勉強やお手伝いについて「頑張らないと評価されない」につながる思いはなかったか?を思い出していきます。

また、学校ではどうだったでしょうか?

例えば、進学校では「成績優秀者のみが評価される」という傾向にあるものですが、Tさんの通っていた学校ではどうだったでしょうか?

あるいは、進学校に限らず、「自分の存在を認めてもらえない」という体験をしてきたのであれば、それがトラウマとなっている可能性もあるものです。

つまり、「そのままの自分ではダメで、頑張って結果を出さないと認めてもらえない」みたいな体験をしてこなかったか?を検討してみます。

たいてい、このどちらかのプロセスでそのルーツを探り当てることができると思います。

同様に「依頼してくれた仕事を断ると申し訳ない」という考えについてもそのルーツを探っていきましょう。

これは社会人としての表現ですから、子ども時代の言葉に置き換えてみます。

「お母さんの言うことをきかないと偉く怒られる」
「親の期待に応えなければ存在を否定された」
「親にNoと反発することが許されなかった」

そんな思いをしてこなかったか?を見つめなおします。

また、自分ではなく、きょうだいが親に反発していて、親と揉めている姿を見ているので、自分はそれができずに気持ちを抱え込むようになった、というケースもそうした考えを持つルーツになります。

また、同様に学校ではどうだったのか?

嫌われたくなくて嫌な役割を引き受けてきた、とか、みんなと同じことをしてなかったらハブられる、みたいな思いはなかったか?

そうしてやっぱりルーツを探っていきます。

この2つの考え方のルーツを見ていったら、どちらも同じだった・・・という場合だって珍しくないものです。

そうしてルーツを探っていくと「母親」であったり、「学校の同級生」であったりとその根っこになる人間関係が見つかってくると思います。

そしたら、今度はその「母親」や「同級生」と向き合って行くのです。

母親を例にすれば、

・どういう性格の母親で、自分とはどういう関係だったのか?
・子どもの頃、母親に対してどんな感情を持っていたのか?
・母親のために頑張ったことは何なのか?
・母親が喜ぶように自分がしてきたことは何なのか?
・母親に言えなかったことはどんなことなのか?

などです。

例えば、母親が厳しく、あれこれ指示してくる過干渉・コントロール型だとすると、子どもは自分の意見を持てず、母親の顔色を伺うようになり、母親のイエスマンになりやすいものです。

そうすると母親にNoと言えず、何か指示されたら従うしかなくなります。
それが長じて職場でもそれが出てしまっている、というわけです。

※参考

母タイプ診断:あなたのお母さんはどのタイプ?

だとしたら、母親との関係を振り返り、

・未消化になっている感情を吐き出す。
・母親に言いたかったことを言ってみる(書いてみる)。(本人宛じゃなくていいです。)
・反抗期を作り出して、母親に対して自立する
・なぜ自分がそんなにも母親のために頑張ったのかを理解する
・その当時の自分を愛する(インナーチャイルドワーク的アプローチ)

などの方法に取り組みます。

そうして、母親に対するわだかまりが解消されていくと、だんだん社会においても自分の言いたいことが言えるようになったり、無理なもんは無理!と頼まれ事を断れるようになったり、自分の足できちんと立てるようになったりしていきます。

そうすると今まで繰り返してきたパターンは解消されていくのです。

そんな単純な話ではないことも多いのですが、少なくとも感情を吐き出すだけでも気分は変わっていくものですし、気づきも多く訪れるでしょう。

そのために「手放しワーク」をお勧めすることも多いものです。

「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)
*セミナー動画:本気の手放しワーク 2024
*セミナー動画:『本気の手放しワーク』

こうしたプロセスを経ると徐々に「自分を取り戻す」ということもできるようになっていきます。

そしたら、自分がやりたいこと、自分の好きなことによりエネルギーを向けることができ、そうすることで自己肯定感がまた上がっていきます。

Tさんの転職活動も今の時点では「雇ってくれるところに行く」という方針になってしまいませんか?

自分がやりたい仕事、自分の強みを活かした職場、自分の実績を求めてくれる会社に行く、というよりも。

雇ってくれるところに行く、という思いですと、すでに「受身」な感じがしませんか?

そうすると仕事に対しても受身になり、また荷物を抱える羽目になりそうです。

だから、自分が何が好きで、何が得意で、どんな強みがあり、何がしたい人なのか?というくらいは見定めておきたいですね。

もちろん、それは次の会社に入った後(理由はともかく)でも取り組んで行けます。

だから、別に転職活動を中止する必要はないののですが、もし経済的に余裕があってしばらく仕事をしなくても生活していけそうならば、3か月~半年くらい「自分を見つける旅」を企画し、自分と徹底的に向き合う期間を作るのもいいでしょう。

そうして「自分ってこういう人間なんだ!」ということが分かっていくと、今後の道も選びやすくなります。

つまり、自分の考え方を変えることと、自分を見つけること、この2本立てて当面は進んでいきましょう。

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そもそも休むことにも罪悪感を覚えるTさんですからのんびり体調の回復を待つというよりも、そうして手や体を動かしていた方が気分も紛れると思います。

それに前に進むための手段ですからね。
ときには人生の夏休みを自主的に取得し、自分と向き合う時間を作るのは今後の人生においても有効になると思いますから、まずは今できることから取り組んでいきましょう。

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