女性性を解放して頑張る教を手放したあとにやってくる慢性的な感情について~寂しさ/無価値感/無意味感/罪悪感(無力感)~



女性性を手放すことで頑張ることや自立を手放して楽になると同時に、様々な恩恵がやってきます。
しかし、その一方で、頑張ることで隠されてきた慢性的な感情が表に出てきてしんどくなることもあるのです。
少々ディープなお話ですが、真実の自分の登場が間近ですから逃げずに向き合いたいものです。

少し前に書いた頑張る教の信者にまつわるお話が刺さる方が多く(ありがたい!)、あちこちで話題になるのですけれど、それに関連して「がんばれなくなっちゃった。てへ。」という話が出て参りますので今日はそんな話をお届したいと思います。

このところ個人セッションでもランチ会でも以前からカウンセリングやリトリートセミナーを利用してくださった方々から「頑張れなくなって、やる気が起きず、気合も入らず、イヤな感情が出て来ちゃって困るんだけど?」という話をほんとよく伺います。

だからネタにせよって思し召しだなと受け取りまして。

みなさま「自立系が過ぎるから女性性に目を向けよ」というアプローチをされてきた方々で、そっちの効果もちゃんとでてきてるわけです。

・周りの男女からきれいになった、セクシーになった、キラキラしてると言われることが増えた。
・柔らかい雰囲気も出てきて後輩女子の憧れになっている。
・男女問わずモテるようになってあれこれ誘われる。
・頑張っていたときよりも楽に楽しく日々が過ごせている。
・恋人と一緒にいる時間が増えたし、セックスも以前よりぐっと良くなった。
・家で過ごす時間が楽しくなって地に足が着いた生活ができてる。
・不安や怖れがだいぶなくなって考え事が減った。
・以前より明るい色の服を好むようになり、かつ気に入った服との出会いが増えてる。
・仕事全然頑張ってないのに以前と収入が変わらない。
・ひとりで抱え込むことがなくなって人に頼れるようになった。
・思っていたよりみんな優しいと思えるようになった。
・よく眠れるようになって(むしろ寝すぎなくらい)体が楽になった。
・生理痛やPMSがずいぶんとマシになった。

まあ、他にもたくさんあるわけですが、そうしたポジティブな変化が増えて「いえーい!」とやっときゃいいものの、そこは問題探しのプロである自立系武闘派女子のみなさま。

頑張れない自分にも違和感を覚えるようになるのです。

「これでいいのかなあ?って思っちゃうんですよね。」
「いいんじゃね?だって毎日楽しいでしょ?」
「そうなんです!楽しいんです!けど、頑張ってないから何も成長してないように感じちゃうんです」
「ずいぶんと変化してるし、人からも言われるし、成長してないってことはないでしょ?」
「うーん。まあ、確かにそうなんですけどー。これでいいってことなんですかね?」
「いいんじゃね?それともやっぱガンガン刺激が欲しいの?」
「いや、それはもういいです。多少はほしいけど。前みたいに燃え尽きるまで頑張るとかはもう無理です。」
「それは朗報やん。女性性が解放されてきていい感じってことやん?」
「うーん。そうなんですけどー。ほんとにこれでいいんですかね?」

頑張るのが当たり前だったし、「頑張ってる自分が好き」というのもあったと思うのですよね。

つまり「頑張るあたし」というのがひとつのアイデンティティだったわけです。

だから、頑張らないあたしになった途端、自分をちょっと見失っちゃって「これでいいのかなあ?」という風になっているわけです。

「当面は毎日楽しいことをして過ごすことで良いと思うよ。それでまた何か頑張りたいものが出てきたらそのとき頑張ったらいいんよ」

さて、その一方で、ずっと抑圧してきた慢性的な問題が出てくることがあります。

頑張ることで隠してきた感情が出てくるのです。

だから、そんな感情が出て来ちゃったらどうしていいのか分からなくなり、かといってまた頑張ることはしたくないし、と葛藤が生まれるのです。

※そういうときこそカウンセリングとかリトリートセミナーとかグループセッションとか受ければいいのに!!と思うのだけど。

例えば「寂しさや孤独感」。

寂しさを覆い隠すようにスケジュールを埋め、やるべきことを探し、仕事を増やしてきたわけです。だから、いつも忙しくしていました。

頑張らなくなったことで無理に何かすることがしたくなくなり、何もすることのない(何もしたくない)時間が増えます。

するとそれまで隠してきた寂しさや孤独感が顔を覗かせてくるんです。

「どうせあたしはひとりぼっち」という感情。

本当に感じたくなくて蓋をしてしまいたいくらいの思いです。

その寂しさを直視しましょう。
目を逸らさずに。

自分が消えてなくなってしまうような怖れが出てくるかもしれないけれど、その寂しさを抱きしめてあげましょう。

体で言えばみぞおちの辺り、あるいは、おへその下あたりを手で温めてあげるといいです。

そうして自分とつながっていく、ということを“学習”していくことで寂しさを流してあげることができます。

あるいは「無価値感」。

実は元々自分には価値がないと思っていたんです。
親との関係で、きょうだいとの競争で。

だから「頑張ること」で何らかの成果を上げ、自ら価値を創出してきたんです。

頑張ってない自分には価値がなにもないから、頑張ることで価値を付けてきたのです。

そんな自分が女性性とかを解放して頑張りたくなくなってしまったら・・・どどどどーーーん!と無価値感が現れるのです。

「そりゃね、根本さんとかいろんなブログとか本とか読んでるから『存在してるだけで価値がある』ということは知ってますよ。でも、それが全然実感できないんですよ。」

気合を入れて頑張って何者かになることで、自分の存在価値を証明しようとしてきたならば、頑張れないし、気合も入れたくないとなれば「じゃあ、あたしはどうしたらいいの?」という思いにつながるわけです。

頭の良い人はここで「哲学者」になって、「存在とは?生きるとは?自分とは?」という難しい命題に取り組むことになります。

思考しても無価値感はなくならない(というか頭で納得するだけ)ので、ひとつは「受け取る」ということをやっていきます。

幸い頑張らなくなったことでデータが揃っていることも多いわけで、「最近、周りの人が優しいな」とか「モテ期が来てるな」とか「よく誘われるな」とか「いろいろと人に助けられてるな」というできごとを思い出します。

「自分には価値がある!」とまで思えなくても構いません。
「価値がないことはない」ということが実感できれば大丈夫です。

あるいは「無意味感」。

「自分の存在に意味なんてないのでは?」
「人生に何の意味があるのか?」

そんな哲学的なテーマをついつい考えてしまう状態です。

そうすると「死の誘惑」が来ることもありますが、女性性が解放され、自立を手放した分だけ死は望まなくなるので「消えたい」という感覚として現れることが多いものです。

この「消えてしまいたい」という気持ち、実は思春期の始めの頃に「死」を知り、心理的に自立を始めた頃にも出てきやすい思いです。

だから若干、厨二病(中二病)の香りも漂う依存的なマインドなのですね。

そう、頑張ることを辞めたことでその頃の感情が蘇ってきたのです。

それは頑張ることで自分の人生に意味を見出だしてきたことを表しています。

だから、この感覚が出てくる人はずっと「刺激」を追い求めていたはずです。

仕事でも恋愛でも人間関係でも趣味でも衣食住に関しても。

頑張って刺激を得ることで「消えてしまいたい」という思いを麻痺させてきたのです。

だから、頑張ることを手放して「消えたい」という気持ちが出てくるときって、ある意味、燃え尽き症候群のようになります。

それで「何も感じない」という不感症の状態になることがありますし、離人感が出てくることもありますし、無気力で動けなくなることもあります。

この無意味感というのは一種の悟りを開く前段階とも言えまして、人生に意味なんてないんだよ、なんてことを受け入れてみると一気に「自由」を感じられるようになるものです。

自立時代には人生に意味付けをしたかったんです。
しかし、自立を手放して相互依存に入ったとするならば、その意味は手放して行かなきゃいけません。

「ただ在る」ということを受け入れていきます。

そうするとね、自分が自然の一部であることが分かり、自分が霊的存在であることを実感し、まさに宇宙との一体感を得ることができるようになるのですけれど、そんな話って怪しいですよね?

自立の極みの部分で出てくるという無意味感。

そこを抜ける鍵は徹底した「素直さ」であり、「自然さ」です。

例えば、罪悪感(無力感含む)。

頑張ることをやめることによって、「自分は迷惑な存在なんだ」「自分の存在は誰かを傷つける」「自分は誰かを穢してしまう」という“感覚”がわんさか出てくることもあります。

要するに今までの頑張りは罪悪感からくる補償行為に過ぎなかったのです。

だからそれだけ成功しても喜びは少なかったと思いますし、欲しいものを手に入れても感動は長続きしなかったでしょうし、常に自分を追い詰めてきたはずですし、“幸せである演技”をしてきたのだと思います。

頑張ることが罪悪感の補償行為であったならば、ひたすら「人生の奴隷」になってきたはずです。

そんな方が頑張ることを辞めること自体、相当難易度が高いものです。

しかし、女性性を解放することで結果的に頑張れなくなった途端、この罪悪感がじゃーん!と現れるのですね。

だから、罪悪感なんて出て来てしまったら大いに焦ることになるし、どうしていいのか分からなくなるし、すっごく自分のことが嫌いになるし、「自分を消してしまいたい」という思いに駆られるものです。

この感情に対しては徹底的に自分を浄化していきます。

罪悪感として捉えていたすべてのことは「誤解」であること。
つまり、自分はもうすでに許されていること。

それを感覚的に受け入れていきます。

こうした感情はもちろんひとつだけが出てくるわけでなく、寂しさと罪悪感が仲良く一緒にやってきた!なんてことももちろんあるわけです。

しかし、こういう状況を根本先生に報告しても「おぉ、とても順調っすねー。いい感じっすねー。」とニヤニヤされるだけなので、やっぱり相談する相手はちゃんと選んだ方がいいと思うのです。笑

女性性が解放され、自立が手放され、その奥にあった「そこまで自立しなければならない感情的理由」が現れたのですから、まさしく進歩だし、順調そのものです。

ただ、その感情はもう慢性化したものですから残念ながら一朝一夕には取れません。

一瞬は取れるけどまた出てくる、という類のものです。

なので肚を括って“徹底的に”その感情と向き合うことをお勧めしています。

なぜならばその感情のさらなる奥に“真実の自分”がその出番を待っているからです。

とはいえ、日常生活ではそのモテ期を大いに楽しみ、人に頼りまくり、助けてもらっていたらいいです。

それもまたこれら慢性的な問題の解決に役立つものです。

それと同時にちょっと「自分を超える」ということをやっていきましょうか。

慢性化したこの問題を扱うには少々スピというかサイキックなアプローチが必要で、神様やエンジェル、妖精、神話などのちょっと怪しげな存在を使うと早いものです。

ちなみに“真実の自分”というのは「思ってたんと違う!」ということもありますから楽しみにしていただければと思います。

「え?あたしが姫?え?うそ!?」みたいな。

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