親とか他人の目を気にしてブレーキをかけてる分だけ欲求が暴走しやすいですよね。



食欲を我慢していると何かの瞬間にブレーキが外れてドカ食いしちゃったりしますよね。
それと似たようなことはいろんな感情でも起こります。
性欲とかモテたい気持ちとかも人目を気にして抑え込んでる分だけ欲求が高まりやすくなっちゃうのです。

根本先生こんにちは!
何度かセクシャルな話題をネタにしていただきましたが、今回もそれ絡みで先生にご教授いただきたいです。

私は、女性として魅力的に思われることにすごく快感を覚えます。多分、かなり。
男性のことも、ハンターのような目で常に見ています(笑)

まあ、私がそんな目でみているので転職したばかりの職場でも、殿方達も、私をそのような目で見ているようですがそれがとてつもない快感な反面、「私は淫らで軽い女なんではないか?」と感じてしまうのです。

現在、29歳ですが10代から20代前半まで遊びに遊びまくってきましたし、そっちの仕事をしたこともありました。
有難いことに彼氏作りにも困ったことはありません。

ですが、両親からは性や恋愛はタブーのように扱われてきました。
小学生の時にエッチなサイトを見てそれが親にバレてしまったことすらあります。。

でも、やっぱり女として生きたい!!
好きな服を来て、彼氏からも外の男からも女として見られたい!!
と思うのです。

会社の女性達と話すとなんの躊躇もなく「私は〇〇さん推しなんだよね~」と男性社員のことを話しており、「え?そういう目でみてたの私だけじゃないの!?」と思って、少し自分を許せた気もしました。

もしかして、女ってみんなそんなもん?
いや~でも、私、車ですれ違うイケメンにすらビームを送っちゃうプレイガールなんだけど?やっぱり異常でおかしいの?

今の彼氏にも「君には隙がある!そんな風に男に見られるのは君に原因がある!」と言われてしまうので、やっぱり私のせいか‥と凹みますし、もっと誠実にならないと彼に申し訳ない気持ちになります。

どんなことが、本当に私が望むことでどんなふうに女性を楽しんでいけばいいでしょうか??
(Hさん)

どんな形でもいいんじゃないでしょうか?

「どんなあたしもあたし」と呪文のように唱えていただくのが効果的かと存じます。

例えば「女として生きたい!!」という主張を毎日のように耳にしている私からしますと、その非常に短い言葉にも十人十色の意味があるようです。

まず「女」の定義の違い。

つまり「あなたにとって女ってどういう意味なの?」という質問になるんです。

いわゆるガーリーだったりフェミニンだったりセクシーだったり。

清楚系が好きな人もいれば、スポーティな服を好む人もいれば、エロい感じが似合う人もいるし、かっこいい、かわいい、セクシー、いろんな定義があります。

よく女性性がテーマになることもあってこんな宿題を出すことが多いです。

「魅力的な女性をイメージしてみてください。どんな服着てます?どんなメイクしてます?自由に想像してみてください。」

それに続いて「じゃあ、今イメージされた服で次回お越しくださいねっ!」というわけです。

そこで「え?そんなの・・・無理・・・」と抵抗を示す方には「おいおい、女性性を解放してもっと魅力的な女になりてぇんじゃねぇのかよ?」と凄むことにしております。(もちろん、そのあと返り討ちにあうことも少なくなく、よく土下座をさせていただいております。)

どんな風に女性を楽しめばいいか?って、それこそ「好きにしたらええやん」というわけですな。

自分が楽しいと思うことが楽しいんです。

みんなが楽しいと思うことと、自分が楽しいと思うことが違っていいんです。

女としての自分も、あたしはこういう女なんじゃ!と思っておけばいいのです。

そこでは年齢も見た目もまるで関係ありません。

でも、やっぱ、どうしたって日本に住んでると「人目」を気にしてしまうところがあります。

「これでいいのか?」
「これは恥ずかしくないのか?」
「これはみっともなくないのか?」

という基準を持ち、それで自分をがんじがらめにしちゃうわけです。

人から言われるであろう“批判”を交わすために服選びをしちゃうこともありますね。

だから、人目を気にせずファッションを楽しめるようになるだけでものすごく自由を感じられるようになります。

例えば、最近アラフィフに昇格された常連様は布の面積が少ない服を好まれます。
そのためセッションルームでお会いするたびに「ずいぶんと生地代をケチりましたねえ?」というツッコミが定型文となっており、「そうなんですよ。それなのにそこそこいいお値段するんですよ」という彼女からの返しまでがセットになっています。

そんな彼女はバリバリのビジネスウーマンでいらっしゃいまして、かつてはコンサバ系でキメられておりました。

その頃は仕事はめちゃくちゃ楽しんでいらっしゃいましたが、女としてはどん底で、夫の浮気とセックスレスで離婚となり、そのあと出会う人も立派なダメンズばかりで遊ばれたり、ウソつかれたり、逃げられたりしていました。

そこそこモテるんですけど全然女の喜びが感じられなかったんです。

その上、婦人科系の検診に引っ掛かり、ネットにて自分のことを徹底的に調べ上げている最中に私のブログに出会うというおなじみの流れになったわけですね。

だから「女として幸せになりたいっ!!」というテーマでカウンセリングの来られたのです。

で、彼女も育った家庭がたいへん厳しく、母の影響を受けて女を封印してこられたことが分かったのです。

>ですが、両親からは性や恋愛はタブーのように扱われてきました。

子どもにとっては家族というのが世界の半分~すべてを占める非常に影響がある場所です。

だから、そこで性や恋愛がタブーとされてしまうと、これはもう国家の法律によって恋愛禁止令が出されたようなものですし、それを破ろうものなら国外追放処分を喰らってしまうほどの厳刑がイメージされるようになります。

それで性的なものというのは「こそこそ隠れてする」ものになるんです。

しかし、そうするとどうしたって「罪悪感」が付いてくるようになりますね。

客観的に見れば悪いことではないけれど、心情的には法を犯しているような気分になってしまうのです。

だから、性的な目覚めが早かったり、恋愛に興味津々だった小学生時代を過ごされてきた方は、親がそれをタブー視している分だけ、我慢・抑圧が強くなり、罪悪感だって大量に抱えるようになるのです。

Hさんのように元々セクシャリティがたいへん強くて、遊びまくるような女子からすれば、その環境ってのは両手両足を縛られているようなものでして、たいへん窮屈で不自由なんです。

まあ、その反動で遊びまくっちゃうわけですが、それで自由を感じられるか?というと案外そうでもないのです。

それは「反抗」なんですよね。

だから、やっぱり罪悪感が付いてきちゃうものなんです。

>「私は淫らで軽い女なんではないか?」と感じてしまうのです。

という気持ちがまさにそうなんですよね。

感情ってどんな感情でも抑圧された分だけ反発し、我慢した分だけ膨らんでいきます。

それは怒りだって、好きな気持ちだって、性欲だって同じ。

ダイエットのために「食べちゃダメ!」と食欲を抑圧しちゃうと、後々ドカ食いしちゃうでしょ?

家庭内で性や恋愛を禁じられていた分だけ皆さんはその欲求を抑圧することになりますから、何かのきっかけで堰が崩れると、ダムが崩壊するがごとき勢いで遊びまくっちゃうようになるのです。

だから、そういう疑問を持つHさんというのは、自分が思う以上に「家を引きずっている」のかもしれません。

29歳で十分大人なんだけど、なぜかマインドは実家に縛り付けられていて、まだまだ少女を演じているような感じです。

逆にいえば、それくらい親からの影響て強いんですよね。

性の目覚めが早く、幼稚園くらいのときにそうと知らずにオナニーをしている姿を母親に見つかってこっぴどく怒られた、という話はうちのクライアントさんからたいへんよく聞くエピソードのひとつなんですね。

そこで怒られて「そういうことはしちゃダメ」「そういうことに興味を持っちゃダメ」と自らが禁止して抑圧が始まるのですよね。

ちなみにそういう方の中には「もう大人だし、親だって別にもううるさくいわないから、セックスをもっと楽しめるはずなんだけど、どこか後ろめたい気持ちがあって、十分にのめり込めない」とおっしゃる方も少なくありません。

幼稚園児に「そんなことしちゃダメ!」と禁止したはいいけれど、それを解禁しえもらえずにそのまま大人になっちゃったわけですから、いまだに「そんなことしちゃダメ!」と思い込んでいるんです。

信じられないかもしれないけれど、こういうことってめちゃくちゃよくあります。

だから、Hさんも心のどこかで、いまだにエッチなサイトを見ることをいけないことをしているような感じで捉えてる部分があるのあもしれません。

そうしてHさんが性を抑圧してきてしまったからこそ、「自分は淫らなのではないか?」と思ってしまうんです。

食欲を禁じた分だけドカ食いしてしまうように、性や恋愛を禁止されたHさんは男に色目を使うし、「隙」を作ってしまい彼氏に心配されたりしちゃうってことなのです。

Hさんが男にちやほやされたい、いろんな男とヤリまくりたい、すべての男を惚れさせたい、そんな欲求を持つのは、それくらい強く両親から女であることを否定されてきたのでしょう。

だから、そういう気持ちになるというのは反抗期なのかもしれないなあ、と仮説を立てるわけです。

やはり似た事例というのはたくさんありまして、Hさんもお仕事されたことがあるみたいですが、夜職の方の中には「躾の厳しい家の子」も多いですし、何ならずっとマジメできちんとしたキャラで生きてきた方や、びっくりするくらい高学歴であったりするケースも多いものです。

こういうケースをカウンセリングするときってのは「抑圧してるのは性的なものだけ?」という疑問を持つものです。

性欲だけでなく、他にもいろいろ我慢してこなかったかい?というわけです。
そして、いまだに何か我慢することが当たり前になっていませんか?とも思うわけです。

全然自分が我慢しているとは思えないかもしれませんけどね。

それでセッションルームでは「思い切り自分を出してみよう!」というテーマを取り扱うことになるものです。

分かりやすく何かを叫んでもらうこともあります。(マジで)

自分の欲求を全部声に出して吐き出してもらうこともあります。

「男にモテたい!すべての男を自分のものにしたい!いろんな男から求められたい!あたしの体を思い切り愛してほしい!ものすごくエッチな雰囲気でセックスしたい!」なんて声に出して“叫んで”もらうわけです。

幸い私のセッションルームは大阪も東京も少々の物事であれば全然大丈夫な物件でございますので、安心して(?)思いのたけを吐き出していただけます。

そうするとけっこうみなさん気付くんですよね。

「あれ?自分に許可してるつもりで全然許可できてない?」とか。

「我慢してるつもりはなかったのに、けっこう我慢してるのかも?」とか。

「えー、なんで涙が出てくるんですか?こんなことでなんであたし泣いてるの?」とか。

つまり、親から禁じられたことを未だに守ろうとしていたり、守ることが正しいと思っていたりする自分がいるのです。

だから、おそらくHさんにはそんな自分の心の内を全部吐き出してもらった上で、「もっと淫らな女になってみない?」という提案をするかと思います。

ブレーキを踏まずに、思い切り自分を出してみようか?と。

そうしていくと案外気持ちが落ち着いてきて「本当に私が望むこと」が分かってきます。

それが何かは正直私にもまだ分かんないんですけどね。

もちろん、性的なことだけじゃなくて、何にせよ、心の内を吐き出すってことは本音に近付く手段ですからとても効果的なものです。

ただ自分でやろうと思ってもブレーキがかかっちゃう場合が多いかもしれません。

我慢してるもの、抑圧してきたものを一旦出してみると本音が見えてきます。

好きなもんは好き、嫌いなもんは嫌い。
ほしいものは欲しいし、したいことはしたい。

自分にとことん正直になってみるといいですよ、というお話でした。

◎7/20(土)東京、8/10(土)大阪:1DAYリトリートセミナー~ライフワークやパートナーシップと向き合い、自分を深く知る1日を~
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