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いやいやそんなの犠牲になっちゃって苦しいですよね?
彼との幸せにコミットしてるなら言いたいことは言った方がいいし、それを彼がどうするかを信頼してサレンダーすればいいんです。
まあ、言うは易し行うは難しの典型的な話ですけれど、今日はその辺をゴリゴリ解説してみたいと思います。
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ちょっと前に「彼と会った次の日に襲ってくる何とも言えない寂しさ・孤独感はどこからやってくるのか?」を取り上げて頂いたMです。
根本先生の回答に涙が込み上げてきました
私もそろそろ本腰入れて自分を癒していかないとなぁと思い、さてどのセミナーに参加しようかなぁとわくわくするともに申し込みの段階で躊躇しちゃってます。まだ覚悟が足りないんですかねぇ、、とりあえず根本先生のメルマガを何度も漁って読んでます笑
そんな中疑問におもうところがあったので根本先生のネタ探しにかこつけて聞いちゃいます!
最近、コミットメントとサレンダーに挑戦中でして、毎日毎日彼にコミットすることを決断しつづけています。
そこで疑問なんですけど、コミットしてサレンダーになる過程でも自分の意見や主張って言ってもいいの??
コミットとサレンダーって彼の全てを受容するようなものじゃないですか?
そこに私の願いや要望って存在していいんですかね?
「好きにしたらええやん、言ってみて受け入れてもらえないならそれを受容すればええやん」とか言われちゃいそうですが、、
そういう思いがあるうちは、まだコミットしてないってことなんですかね?
そもそもコミットの解釈間違ってます?笑
何が言いたいかと言うと、コミットしてサレンダー挑戦中でも、言いたいことは言いたい!!ってことなんです笑
取り上げていただいたら嬉しいです♪
(Mさん)
めっちゃあるあるな疑問だと思うんですよねー。
そして、とても難しい概念なので何度説明しても良いと思うのですよねー。
さらに、頭で分かっていてもなかなかできなかったりするので何度も意識した方がいいと思うのですよねー。
ということで「コミット」と「サレンダー」のお話です。
分かってるようでようわからん、という方も多いと思いますし、私の説明では理解できん!という方もいらっしゃるかと思いますので、「あんたの師匠の言うてることは難解すぎんねん。分かるように解説してくれへんかの?」と弟子どもに聞いてみるといいと思います。そこは優秀な我が弟子どもですからサクッと皆様の疑問を解決してくれることと思います。(プレッシャー)
で、「彼にコミットする」というのは「瞬間瞬間、彼を選び続ける」ということを意味します。
「常に彼との幸せを選び続ける」と言い換えてもいいでしょう。
これは「わしは彼と幸せになるんじゃ!」という決意をし続けることでして、「うわー、あかん、こんな奴でほんまにええんか?」と思ったときも「彼との幸せを選ぶ!」と拳を握ることですし、「うわー、こわっ!これ以上親密になったら、うち離れられへんやん!」と思ったときも「彼との幸せを選ぶ」とグイっと一歩前に出る感じです。
言うのは簡単。
けど、怖いし、めんどくさいものです。
これは「扉の向こう側にどんな世界が広がってるか分からないのに、前に進むためにその扉を開く」を連続して行うことになります。
「1万回のコミットメント」という言葉がありますが、怖れを始め、罪悪感や競争心、依存心などに惑わされずに「彼(との幸せ)を選び続ける」という“覚悟”を示します。
だから、ここは案外男性性も必要とされ、意志の力を使う場面も出てくると思います。
ここが難しいのは「感情を切って彼を選ぶ」のではなく、「感情を感じながら彼を選ぶ」というところでして、ゆえにコミットメントは男性性と女性性の“共同作業”なのです。
ここで男性性のみで彼を選ぶのは感情を無視した決断ですので、無視された感情はどんどん膨らんでいくものです。
一方、女性性のみで彼を選ぼうとするのは感情に流されやすくなりますから、何かのきっかけで「やっぱ無理」「めっちゃ逃げたい」「違うような気がする」みたいな思いが出てきて迷いが生じます。
自分の感情をきちんと受け止めつつ、それでも前に出る(彼を選ぶ)選択をする、というのがコミットメントです。
だから、これだけで相当難解なテーマになるものですね。
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「サレンダー」というのは「流れに身を任せる」という意味で、信頼をベースにしたあり方のことです。
「信頼」というのは、彼の言動や二人の関係性、そのときの状況が自分にとって良いの悪いのではなく、そのすべてを受容する覚悟を言います。
彼が不信な行動をしようが、自分の中に罪悪感が湧き上がって逃げたくなろうが、信頼というのは、そうした状況を「受け入れる」覚悟です。
まあ、いわば「うん、それもまた想定内ですね」ということです。
よく「信頼」と誤解されやすいのが「期待」で、その違いは「期待」ってのは自分にとって都合の良い言動・状況しか受け入れないってことです。
「彼にこういうことをしてほしくない」と思っていたことを彼がやっちまった場合、「裏切られた―」と感じるのは、彼に裏切られたのではなく、自分が彼にかけてた期待が裏切られたのです。
そういう場合は「ああ、あなたは彼を信頼してなかったのですね」ということになります。
その信頼がベースになってサレンダーになります。
つまり、起きる状況に「身を任せる」ということで、先ほどの例に倣えば、「扉の向こう側がどんな世界であれ、それをただ受け入れる」ということになります。
だから、ここではめっちゃ女性性が必要になるのですが、「受け入れることを決める」ためには男性性のサポートも必要になります。
扉を開けた向こう側の世界が荒野だったらがっかりしますし、絶望的な気分になるものですが、そこで「これも何かしら意味があるのだろう」と思い、前に進み続けることです。
サレンダーって何もしなくてよいわけではありません。
流れに身を任せつつも、自分なりにベストを尽くすことが求められるわけで、やっぱり難解なんですよね。
「人事を尽くして天命を待つ」というのがまさにサレンダーを表す言葉だと思います。
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ちょっと古い映画の話になりますが、「インディージョーンズ最後の聖戦」のラストシーンがまさにこのコミットメントとサレンダーをものすごくよく表していますので、興味ある方はチェックしてみると良いかもしれません。
父の命を救うために聖杯を探すインディジョーンズは古文書を解読しながら最後の扉を開けるんです。
すると目の前には断崖絶壁があり、その向こう側の祠に聖杯があるわけです。
しかし、その断崖絶壁はジャンプして超えるにはあまりに離れているので彼は途方に暮れます。
その古文書には「我を信じて一歩前に進め」というメッセージがありました。
まず、ここでは古文書を解読した自分を信頼しなきゃいけません。
彼はその自分を信頼し、勇気を出して一歩断崖絶壁に足を踏み出します。
頭で考えればそのまま真っ逆さまに落ちてしまうのですが、なんと目の前には巧妙にカモフラージュされた橋がかかっていたのです。
彼はその橋を慎重に渡り切って聖杯を手に入れることができ、父の命を救うことができました。
この一歩前に踏み出す行動が、信頼~コミットメント~サレンダーを見事に示していると思いました。
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彼にコミットするってのは、そんな断崖絶壁に足を踏み出すようなものですし、そこで起こることを受け入れることがサレンダーなわけですね。
まあ、常に断崖絶壁があるわけじゃないのですけれど。
となると、やっぱり必須となるのが「自分軸」ということになります。
これが確立されてなければ信頼もコミットもサレンダーもできません。
でも、実際はそれらは相互に影響し合うものでして、サレンダーしながら自分軸を確立し、自分軸でコミットできるように何度もチャレンジしていくものです。
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この辺まで説明してくるとMさんの疑問には半ば回答したようなものですが、具体的にお話しましょう。
>コミットとサレンダーって彼の全てを受容するようなものじゃないですか?
ただ闇雲に受容するのは「依存」です。
受容するかどうかは常に「選択」なので、「いやー、それはさすがに受け入れられへんわー」ということがあっても構いません。
コミットメントって選択し続けることですから、受容する?受容しない?という選択が常にやってくるのですね。
そこで「ほんまはイヤやねんけどコミットしてるから受け入れることにする」ってのは、感情を無視した男性性の判断で、自立的な選択ですから、それはコミットメントとは言えません。
そこで「何がイヤなんやろ?どうしてイヤなんやろ?」と自分を見つめ直し、自分を理解し、相手を理解した上で、「イヤってのは自分の抵抗なんだな。ここは受け入れるのが良さそうだ」と判断してから受容します。
そこで「いやー、さすがにそれは無理やわ。」と判断するのであれば、彼にそれは何とかしてもらわなきゃいけないわけで、「あたしなりにベストを尽くしたんやけど、さすがにそれは受け入れられへんねん。あたしはあなたと幸せになりたいと思ってるけど、あなたはどう思うの?」とコミュニケーションします。
そして、彼の選択に委ねる=サレンダーする、ということにします。
つまり、バトンを彼に渡すわけですね。
そこで彼が自分を改めてくれたらいいのだけど、彼がそれを拒否する可能性だってありますね。
彼がどんな選択をしようがそれを受け入れる覚悟をするわけです。
これが「信頼」ですね。
そして、彼の選択に対して、自分がどうするか?をまた選択していくのです。
「えー、彼、それを拒否すんの?あたしがこんだけお願いしてるのに?うわーどないしよー」と返ってきたバトンを握りしめながら、「それでも彼を愛しますか?それともここまでにしますか?」という選択をしていきます。
そこで「ごめん、それなら無理やわ」という結論を出してもいいですし、「でも、やっぱりあんたのことが好きやから、あたしはあたしで何とかするわ」としてもいいでしょう。
そしたら、そのイヤな気持ちと徹底的に向き合い、それを昇華していきます。
一方、彼が「ごめん、そんなにイヤがってるとは知らなかった。僕が自分を改めるよ」と決意してくれたら、「やったー!ありがとう!最高!愛してる!ぶちゅー!」ってことになりますよね?
サレンダーにはこうした喜びがご褒美として付いてくることもよくあります。
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ということで、
>そこで疑問なんですけど、コミットしてサレンダーになる過程でも自分の意見や主張って言ってもいいの??
もちろん、言わなきゃいけません。
もちろん、自分軸で。
じゃないとコミットしてサレンダーしていくプロセスが「我慢と犠牲」の連続になっちゃいません?
それは苦しいし、幸せじゃないですよね。
言うべきことは言う、そうして彼にバトンを渡したら、彼を信頼してサレンダーする。
その後の彼の選択によってバトンがこちらに帰ってくるので、そこでも自分軸で決断する。
この繰り返しが信頼・コミットメント・サレンダーの流れです。
ちなみに「彼が選択しない」ということも選択のひとつですのでお忘れなく。
このサイクルをぐるぐる回しながらお互いの絆は強くなっていって相互依存関係が確立されていくのです。
彼にコミットする!というのは「彼と結婚することを前提とする」わけじゃありません。
常に選択し続けた結果、結婚にたどり着く、ということです。
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言葉で説明してもややこしいわけですけれど、実際にこれをやろうと思ったらずいぶんと骨の折れる作業ですし、「えー、そんな頑張らなきゃあかんの?」と絶望的な気分になることもあるでしょう。
それに情もありますし、好きですし、欲だってあるから「うまくやりたい」って気持ちになりますよね。
そうすると「我慢したり犠牲したりしてでも一緒にいたい」という思いにもなるでしょう。
また、親密感への怖れやら、罪悪感やら、様々な執着やら、様々なネガティブな感情が沸き起こってくるわけですから、そこに流されちゃうことだってあると思います。
特に罪悪感がややこしいことは言うまでもありません。
だから、そこまで気合を入れてコミットする瞬間ってのは「決定的なこと」に限ると思っていいです。
「結婚をなかなか決めてくれない」
「女友達と仲良くしてる」
「仕事をコロコロ変える」
「貯金できない」
「母と仲良すぎる」
「自分よりも友達を優先してる」
「満たされないセックス」
「まじめな話ができない」
「自分本位な行動が目立つ」
等々。
そういう場面で自分と向き合い、必要とあれば自分を変え、同時に、彼にも変化を求める、ということは必要になると思います。
じゃないと「なあなあな関係」になってしまいますよね。
※ここで「自分を変えずに相手に変わってもらおうとする」というのは「コントロール」と言います。
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コミットメントってのは腹をくくることですから、少なくとも「彼との幸せにコミットする」とか「あたしは絶対幸せになる!と決めた」ということは自分軸で選択可能ですから、まずはここから始めましょうか。
その上で、彼への信頼を高めつつ、彼の選択にサレンダーしていくように意識するのが現実的かな、と思います。
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けっこうしんどいことのように思われますが、このプロセスで得られる恩恵はものすごいものがあります。
まずは自己信頼。つまり、自信が付きます。
できることをすべてやったぜ!という達成感は何者にも代えがたいものがあるでしょう。
また、あくまで彼次第になりますが彼からの愛情を大いに感じられます。
自分がめちゃくちゃ成長しますから、数段いい女になっていますね。
そして、そこまでいい女になりゃあ、そりゃあ、ねえ、彼に彼と別れることになったとしてもあとは入れ食い状態になっちまうわけです。笑
まあ、言うは易し、行うは難し、の典型的な話で、これはサレンダーなの?依存なの?え?彼を信頼できてる?コントロール?とか迷いながらも「自分なりのベスト」を尽くしていけばいいと思います。
基本的に「悪気があったわけじゃなく、自分なりに幸せになろうとしてやってんだから何も問題はないっすよ」という姿勢なので、間違いや失敗をなるべく恐れぬようお祈り申し上げます。
◎女性性とセクシャリティとサレンダーとコミットメント~実習メインのグループセッション~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/43397
◎東京:4/27(土)13:00-17:00 罪悪感をあの手この手で癒す、リアルのワークショップ
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/52431
◎根本のカウンセリングスキルを伝授する根本式アクティベーション・カウンセリング講座
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/52425
◎ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398
★武闘派女子のみなさまのための新たなバイブルが生まれましたっ!
戦闘力上がりすぎてひとりで頑張っているあなたへ1日5分、スキマ時間にととのう本(ハーパーコリンズ社)
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