自立を手放して相互依存に向かうためには女性性がとても役立つのですが、そこでカギとなるのは「つながり」なのです。

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自立を手放す系のお話はよくこちらでしていまして、女性性の大切さを訴えているわけですけれど、その女性性を解放していく上で「つながり」を意識することが求められています。
人とのつながりはもちろんですが、大切なのは自分とのつながり、自分自身の心とのつながりです。

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先日東京で１ＤＡＹリトリートセミナーを開催していまして、約３０名の自立系武闘派女子を相手に説法を繰り広げておりました。

そんな中、お約束のように自立しすぎて燃え尽きた女子がいらっしゃいまして、そこでお話した内容を少しシェアしてみようと思う次第です。

自立系であるがゆえに、基本「おひとりさま」で頑張るものです。

競争の中に自ら飛び込み、周りからの期待に応え、ひとりで頑張り、ひとりで何とかし、ひとりで結果を出してきたわけです。

「自立」というのは極端に言えば「自分以外はみんな敵」という概念でして、必然的に何でもひとりで抱え込み、ひとりで何とかするしかない状況を創り出して、ずぶずぶと潰れていくプロセスを辿ります。

だから、体調を崩したり、メンタルを傷つけたりして、結果、燃え尽き症候群になったり、体が強制ストップをかけたりするようになるのです。

この１ＤＡＹリトリートでも似たようなお話をたくさんお伺いしました。
みなさん、さすがっす！笑

で、「自立」というのは別の言い方で「傷ついた男性性の時代」と表現するものです。

自立してひとりで頑張る、というのはまさに男性性をバリバリ使ってる状態ってことなのです。（正確には「間違った男性性の使い方をしている状態」です。）

ひとりで頑張るわけですから、誰かに頼ることは苦手ですし、そんな発想も出てきません。
また、誰かに任せようと思っても自分がやった方が早いと思います。
仕事ができる人などは結果的に信頼を得ちゃってるので負荷が増えますし、頼まれごとは義務だと思っちまうので全部引き受けます。

そうすると結果的に重量オーバーになってよれよれになるんですけど、そこは気合と根性で何とかしようと頑張るわけです。

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とはいえ、そんな名うての武闘派女子もプライベートでは友達と６時間もカフェに籠ってガールズトークを交わし、あちこち旅行に出かけ、食事に気を付けつつ、ヨガなどに通って体幹を鍛え、さらに野良猫であろうと男を追い回しているところで無意識にバランスを取っているので案外長持ちするんですね。

ところが、繁忙期に入ったり、友達が次々結婚したり、責任が重たい仕事が降ってきたり、後輩が産休に入って人手が足りなくなったり、野良猫も音信不通になったり、単純に疲れが溜まったりすると無意識にとってたバランスが崩れるようになります。

つまり、仕事でバリバリ男性性を使っていても、プライベートで女性性を存分に発揮しるうちは良かったものの、気が付けば仕事ばかりしていることとなり、強制終了の足音が近づいてくるようになるのです。

そうしてひとりで頑張って生きてくるとそれなりの社会的評価も得られ、経済的にも恵まれるようになることが多いのですが、その一方で、肉体ならびに精神は疲弊していくものです。

仕事もなんだかんだ自分が頑張らなきゃいけない状況になっており、ますます男性性を鍛えているわけですが、この自立の時代ってのは発想が「トーナメント方式」なんですね。

だから、自立系でバリバリ働いている方こそ、職場の同僚・同期・先輩・後輩などがひとり抜け、また、ひとり抜け、気が付けば自分ひとりが残ってしまった、、、みたいな状況になったりするんです。

トーナメント方式ですから、勝ち残れるのは１人だけ。そして、勝ち続けるほど相手は強くなる、というわけです。

そうして、気が付くと燃え尽き症候群になってしまうのですが、一度そうなってしまうと前にも書きましたが回復までに年単位です。

だから、その前にできるだけ「抜く」ということを覚えなきゃいけないですし、日常的に「ゆるむ」ということが大事になってくるわけで、そこで「自立を手放すためには女性性が大事！」という話を根本先生はいつもするようになるわけです。

それで１ＤＡＹでも女性性のセッションばかりをすることになるのですね。

傷ついた男性性を癒すのが女性性ってわけです。

だから、自立を手放して相互依存の世界に入ると当面は女性性が優位な状態になるものです。

ということで、身に覚えがある方は年末年始向けの課題も出されるこのセミナーに参加するといいってことですよ。

◎オンライン：【平日夜３日間】【休日昼１日】女性性を解放し、体感し、会得する短期集中プログラム｜ゆるむ・うけとる・ゆだねる
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/50955

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で、この「女性性」の世界。

自立系武闘派女子には抵抗のあるものがわんさか出てきます。
それがイヤで自立してると言っても過言ではないものもけっこう多いものです。

その代表格が「つながり」です。

「ひとり」ではなく「誰かと」なわけです。

例えば、自武女のみなさまの中には「中学時代、休み時間に友達同士が手をつないでトイレに行くのを見てめっちゃキモかった」というエピソードをお持ちの方もいらっしゃいまして、もうそんな頃にはしっかりと自立されてたことが伺えますね。

また、自武女のみなさまの中には高性能レーダーを装備している方も多いのですが、そういう方々は人に気を使い、それが嫌で自立してる部分もあります。

だから、ひとりで買い物に行き、ひとりでお茶をし、ひとりでサウナに行って、もちろんひとりで家に帰って飯を喰らう、という休日が当たり前になったりするのですね。

そうすると「セックスも好きだけど、オナニーの方が自分を出せるから好き」という概念を身に着けるようになり、「そこでもひとりじゃねえか！」というツッコミを受けることになるでしょう。

「誰かと」という言葉を聞くだけでどーっと疲れてしまうような感じがしてしまうわけです。

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それで、燃え尽き症候群に陥った方はもちろん、そこまで行かなくてもヤバい方々には「ひとりでできる女性性解放術」というのを伝授することになるのです。

それが「ゆるむ」ということでして、温泉に行く、サウナで整う、オイルマッサージやエステに通う、花を部屋に絶やさない、体を温める、ストレッチやヨガをする、かわいいものを部屋に置く、暖色系の部屋にする、自然に触れる、プランターでプチトマトを育てる、映画やドラマを見て号泣する、芸人のYoutubeを見て大笑いする、予定を入れない気ままな旅をする、根本さんのセミナーに出る、根本先生や弟子のカウンセリングを受ける、根本さんのセミナー動画を購入する、根本さんのvoiryやyoutubeを見まくる、ということを強く推奨することになるのですね。（特に後半がとても大事！！）

それで仕事を辞めたり、休職されたりしてるなら「大人の夏休みやと思えよ。とりあえず仕事してたら絶対できない２週間以上の旅に出ようぜ」とか「とにかくゆるゆるだらだら廃人のような生活をしとけ」とか「親戚がやってる畑を手伝いに行け！草むしりだけでもええぞ！」とか「部屋の模様替えをして、女性性豊かな部屋にしよう！」等々の日常的なアドバイスをするものです。

メンタルが疲れてるときに内面的なアプローチはあまりお勧めできなくて、カウンセリングやセミナーに参加してるときだけそこを考え、あとの時間はどっちかというと体からのアプローチの方が早いのです。
だから、マッサージ、整体、鍼、お灸、よもぎ蒸しなどもお勧めしています。

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それで疲れが取れてきてゆるむことができるようになってきたら「つながり」というのを意識していきます。

心理学の格言にこういう言葉があります。

「天国にはひとりでは入れない」

つまり、パートナーシップやフレンドシップというのがテーマってわけです。

カウンセリングを継続的に利用していればカウンセラーとのつながりが生まれますからそれもアリです。

お休み中に昔からの友達に会いに行って親交を深めるのもいいですね。

パーソナルなジムやヨガに通うのもつながりを作るひとつですし、料理でも、キックボクシングでも、書道でも、フラダンスでも、「教室に通う」ということで、仲間が生まれ、つながりを感じることもできるでしょう。

もちろんパートナーシップもアリですけれど・・・ねえ？これはこれでまた別の問題が出てきそうではあります。

でも、今、パートナーがいらっしゃる方はよりその絆を深めることを意識し、つながりを感じられるようになっていくことを目指しましょうね。

そして、仕事についても「信頼できる人とタッグを組む」とか「誰かのサポートを得て起業する」とか「起業塾の仲間と一緒に頑張る」ということはもちろんですし、「今の職場の人たちとコミュニケーションを深めていく」「仕事をどんどん手放して任せていく」「職場の仲間たちとのつながりを深める」ということを目指していきます。

ついつい積載重量オーバーになっている方にお勧めするのが、今自分がしている仕事をできるだけ具体的に書き出していきます。その際、「名もなき仕事」もきちんと書き出すことが大事です。

そして、その中で「どうしても自分がやらなければらないこと」のみを抽出し、「必ずしも自分がやらなくても良いこと」は誰かに任せていくように実行していきます。

仕事を抱え込みがちな自武女のみなさんは人の良さも手伝って「自分じゃなくてもいいけど誰もやる人がいないから」とか「自分はよく気付いちゃうからコピー機担当みたいになっちゃってる」みたいなことが起きてますよね。

だから、そこを切り離して「どうしても自分じゃなきゃダメなこと」に絞っていくとすごくヒマになる人も多いんです。びっくりしますよねー。

そうして「信頼して任せる」というのもつながりになりますし、自立を手放すことになります。

もちろん、成長を「信頼して待つ」ということも大事なのですが、この辺は覚悟しないと自武女のみなさまはイライラが止まらなくなるかもしれません。

また、家族とのつながりをこの機会に取り戻すのもすごく良いことですよね。
両親やきょうだいとコミュニケーションを深めてみると「あれ、思ってたんと違う」なんて経験をされる方もいらっしゃいます。

意外と仕事頑張り過ぎ問題にはお父さんがいい仕事をしてくれることもあるし、実家に帰って子どもに戻ることで癒される部分も出てきます。

が、ここもまた関係性によりますけどねー。

そうして「人とのつながり」を意識していくことで「ひとりで頑張る」から「みんなで頑張る」に、「自分以外はみんな敵」から「味方がいる！ひとりじゃねぇ！」に変わって行くだけでだいぶ生きやすくなっていくのです。

だから誰かに頼ってみる／お願いしてみると意外な反応がかえってきて「なーんだ、これならもっと早くやっとけばよかったー」という経験をされる方も少なくないですし、自分が思っている以上に後輩が成長していて仕事を任せたら案外きっちりしてくれたってこともありましたし、やはり内面的に女性性に意識を向けてる分、人間関係も今までと変わってたりするのですよね。

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また、「つながり」といえば「自分自身とのつながり」も大切なモノっていうか非常に重要です。

自分とのつながりってのは自分の心の声をちゃんと聴く、ということであり、自分の心をちゃんと見てあげるってことです。

自立（男性性）というのはとかく思考的になり、べき論や効率性、計算、戦略がまかり通る世界でして、すなわち感情というのは後回しになります。

だからこそ、感情を大切にする女性性が必要ってことになるんです。

つまり、自立系な方々は「どうしたいか？」よりも「どうすべきか？」「どうするのが正解か？」「どうしたらいいのか？」を考えてしまう癖があるってことですね。

自分の気持ち、自分の本音に意識を向けることが大事なのです。

その方法もすでに述べたもので対応できますが、そこでさらに「自分の心と向き合い、自分の心の声を聴く時間」というのを作りたいものです。

自分が何を感じているのか？何を欲しているのか？
自分はどんな気分なのか？自分の心は何を訴えているのか？

そうして自分の心とのつながりを取り戻していくと、人とのつながりもまた感じられるようになるわけです。

もし、つながりが苦手とか人とのつながりが感じられないという方は、自分の心とのつながりが切れちゃってるのかもなあ、と思ってみるといいでしょう。

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