結婚やコロナで友達がどんどん去って行って孤独や寂しさが拭えない。



環境の変化やコロナの影響で友人が次々いなくなっていき、気が付けば孤独にさいなまれてる・・・そんなケースを最近よく耳にします。
心が通い合える友人がいることは素晴らしいことなのですが、それが得られない今は何を示しているのでしょうか?

ここ数年、本当に自分でもびっくりするくらい友達がいないことに悩んでいます。
40歳手前の女性バツイチです。今週きたLINEの通知は全て郵便受け取りや公式アカウント、仕事関係の連絡のみです。笑
土日もほぼ一人で買い物、映画、家でサブスク映画観賞とお酒で過ごすことが多いです。
夜に孤独感でたまにこのまま消えてなくなりたい、と思いつめることがあります。
数ヶ月前には2年お付き合いした彼氏と別れ、さらに時間を持て余しています。ただ2ヶ月前からは週1の習い事にダンスを始めて、生きがいになっています。
30代前半は結婚もしていて仕事も今よりもずっと忙しかったのに、その頃は平日も休日も構わず会う友人がたくさんいました。
自身が離婚をしたタイミングで友人皆一斉に結婚出産をして家族を持ち、自宅も都内から郊外へ引っ越す子も多く、さらにコロナ流行でしたので、それまで仲の良かった友人とどんどん疎遠になりました。
アラフォーで独身は私くらいしかいないので、より話が合わなくなってしまいました。
コミュニケーション能力は高く聞き上手ではある方だと自分では思います。
仕事の飲み会や初めて会う人との飲みの場でも「あなたがいるとすごく楽しい」と言ってくれることが多く、マッチングアプリで知り合う異性にも気に入られることが多くまた会いたいと言ってもらえますが、今は彼氏以上に友人が欲しくてたまらないです!本当に友人がいません!泣
人と話すことも一緒にいることも大好きなのに、こんなにも心を打ち解けあえる友人がいないことに、とてつもなく寂しくなります。
去るもの追わずの精神なので、疎遠になった友人のメッセージの反応が悪いようだったらこれ以上は近づかないようにしています。
これは私の性格に大きな問題があるから友人がいないのでしょうか。それともこのままお一人様ライフを突き詰めていくしかないのでしょうか。
(Eさん)

「お友達がいない」というネタについては意外と多く寄せられておりまして、そこでも様々な見解があるんです。

例えば「友達の定義」って人それぞれですし、また学生時代からの友人と社会人になってからの友人では色合いがかなり違うことも多いものです。

だからこういうご相談を頂くと真っ先に「Eさんにとっての友達ってどういう人を指すの」と質問してしまうのです。

ふだんからLINEで日常的なことをやり取りし、月に1,2回は買い物やお茶に出かけ、イヤなこともうれしいこともお互いに報告し合い、励まし慰め合える関係。

なんかあったときに声をかけられる相手で、会うのは年に1,2回。タイミングがあったときに。会ったら時間を忘れてたくさんおしゃべりして「楽しかった~」って思える相手。

嬉しいことがあったら喜んでくれるし、相手がそうだったら自分も喜べる相手。別にふだんはやり取りしなくてもどこかでちゃんと繋がってる感じがする相手。

あんまり「友達の定義って何?」ってことをふだんは考えないと思うんですよね。

「友達って意識せずに自然とできるもの」みたいな意識があって、「どうやって友達を作ったらいいんだろう?」って考え始めると「え?どうやるんだっけ?なんであたしは友達がいたんだったっけ?」と訳が分からなくなったりしません?

そして、今いる友達ともどうして友達になったんだったっけ?と思い出そうとしても「ん?なんだったっけ?知らんうちに仲良くなってたよな」と思ったり。

だから、Eさんのように色々あって友達がいなくなってしまうと「友達の作り方」を日々検索することになりかねないと思います。

考えなければ難しくないのに、考えてしまうと難しすぎるのが「友達の作り方」なのかもしれません。

そもそも大人になってからの「友達」というのは「知り合い」の延長になることが多いものです。

学生時代のような密な関係になるというより、「大人同士」のお互いに気を遣いながらの付き合いで、心を通わせ合えるような友達ができることはけっこうマレになります。

あれこれしゃべる相手はいるけど肝心な話はちょっとできない、とか、すごく気が合って楽しいんだけど深刻な話をするのは気が引ける、みたいな。

だから何となく制限を感じて付き合う友達が多くなると思います。

とはいえ、じゃあ、大人になったら親友ができないのか?というとそうでもなくて、そういう友達の中から徐々に心を開いて話せるようになり、お互いがどんどん特別になっていく相手もできるものです。

ただ、子どもだった頃よりも大人になった今の方が「時間がかかる」ということです。

なので、「学生時代のような友人関係を大人になって求めるとハートブレイクしやすいよね」という現実が生まれます。

そして、これは心理的な変化ですけれど、大人になると「家庭」が欲しくなるんです。

いわゆる「巣作り本能」みたいなものが始まって男女問わず「家」を作りたくなるんですよね。それで結婚に意識が向くようになるんですが、やっぱりそれは本能なのでしょうね。

そんな中、独身を貫いたり、バツを付けて婚活市場に舞い戻ったりすると「孤独」をすごく感じやすくなるものです。

さて、3,40代の特に女子はEさんのように「それまで当たり前に付き合ってた友達が気が付けばどんどん減っていく」という体験をする方が多いと思います。

結婚によって会える時間に制限がかかるようになって誘うに気を遣うようになるし、それを機に今までより距離が遠くなってしまって会いにくくなることもあります。

独身と既婚者の間で目に見えない壁があるように感じてしまう人もいます。

さらに子どもができると環境が一気に激変します。

話題のほとんどが子どものことになるからで、話がかみ合わなくなりますし、会える時間どころかLINEをやり取りする時間も激減してしまうので急激に疎遠になっていきます。

さらにコロナの襲来によって「リアルで会う」ということに抵抗を覚えるようになって疎遠になり、さらにマスク越しの会話では心を開いて話すのが難しくなるのでかつてのようなつながりを感じにくくなるものです。
(人って自分が思っている以上に口元の動きや表情の変化でコミュニケーションをしているのでマスクをしてる時点でまさに「息が合わなくなる」ものです。)

まだオンラインの普及によって「何となく会ってる感じ」はありますけれど、リアルに会うのとオンラインではやっぱり違うでしょう?

情報を伝え合うだけならオンラインでもいいですが、心を通わせようと思ったら「この画面邪魔!」と思うことになるんです。

それで私も以前より3,40代独り身女子のそうしたお話を伺うことが多いのですね。

さて、

>コミュニケーション能力は高く聞き上手ではある方だと自分では思います。

というEさんであれば「それなら友達くらい簡単に作れそう」と思うのですが、実際はなかなかそうもいかないのはなぜなのでしょう?

また週1はダンスに通われているわけで、そこで新たな友達もできそうなものですが、そういう風にはいかないんでしょうか?

さらに言えば、お酒が飲めるんだったら私がよく提案する「自宅近くの地元密着型居酒屋に通う」とか「徒歩圏内のバーやダイニングバーの常連になる」という手段を通じて、人としゃべったり、居場所を作ったり、友達ができたりする場を作ることも可能ですけれど、それじゃあ、満足できないってことでしょうか?

ということで、Eさんも薄々お気づきですが、友達がいないことが本当の問題じゃないと思うんですよね。

>こんなにも心を打ち解けあえる友人がいないことに、とてつもなく寂しくなります。

という一文が一番の鍵だと思うんです。

つまりは「寂しさ」「孤独感」というやつです。

例えば、今の状況でも恋人がいて心が通じ合っていればその寂しさはかなり軽減されると思いませんか?

あるいは、今の仕事が大好きでめちゃくちゃ充実していてヴィジョンも見えていて仲間たちとそこに向けて一致団結してる状態なら寂しさを感じるヒマもないと思いません?

ダンス以外にも趣味がたくさんあって日々「やりたいことがありすぎて時間が足りなーい!」と楽しんでいたらその寂しさはまた軽くなると思いませんか?

もちろん「打ち解け合える友人」に勝るものはないのかもしれませんが、それでも消えてなくなりたいという思いは出てこないはずです。

ここで重要なのは私たちの悩みを作っているのは「状況」ではなく「感情」であるということです。

だから、同じ状況にあってもある人は寂しいけど、別の人は寂しくありません。

人に恵まれて友達がたくさんいていつも楽しそうにしている人でも「孤独」を感じている人もいれば、逆に一人で山の中に住んで自給自足の生活をしながらも孤独ではない人もいます。

感情が問題を作るのです。

だから、その寂しさ、孤独感が今のEさんにとってのテーマなんです。

とはいえ、寂しさについては本にも著したように人を死に追いやるほどの厳しい感情です。

なのでEさんの話を読んでも「酒に走りすぎていないかなあ?食いすぎてないかなあ?」に加えて「ダンスに命をかけすぎて肉離れとか起こしてない?」などと心配しちゃうもんです。

例えば「心を開いて話せる相手」ということであれば、手っ取り早く自分と相性の合うカウンセラーを見つけ出すのもかなり有効な手ですし、お勧めです。

まあ、お金はかかっちゃいますが、その分、自分の心の内を話しやすくなるかもしれません。

また、先ほど書いたように自分の生活圏に「居場所」を作るのも寂しさを癒す方法のひとつです。

地元密着型の居酒屋に通っておっちゃんたちや女将に可愛がられることで、ちょっとした娘気分を味わうこともできます。

また、ダイニングバーの常連になれば地元の若い衆とつながりができて「こんど一緒にバーベキューしませんか?」みたいなお誘いも出てくるかもしれません。

もちろんダンスを始め習い事や趣味に没頭するのも大事ですね。

とはいえ、本質的に見ていくならばそれだけ孤独を感じる裏には、自分の心とのつながりが切れてしまっている現実があるわけです。

「ふと感じる寂しさ、孤独感を癒す本」(清流出版)
*動画配信/DVD:「つながりと自己充足で寂しさと孤独感を癒す3時間ワークショップ」
*動画配信/DVD:「ふと感じる寂しさ、孤独感を癒す本」発売記念講演会

人とのつながりが切れることで寂しさを覚えると思いがちですが、人とのつながりが切れることで同時に自分の心とのつながりが切れてしまい、そこで孤独・寂しさを感じます。

Eさんのように友達が環境の変化で去って行き、また、コロナで疎遠になっていくならば、その辛さ、悲しさ、理不尽さ等々を感じて“心を閉ざす”ということをやります。

もともと

>去るもの追わずの精神なので、疎遠になった友人のメッセージの反応が悪いようだったらこれ以上は近づかないようにしています。

というキャラですから、「あの子と距離ができてしまうのは辛いよな」と思っても「しょうがない、しょうがない」と諦めようとするでしょう。

無理に追わないということは、その辛い思いを押し込めることにもなりかねません。(なりかねないのであって必ずなるわけではないのでご注意を!)

だから、もしかするとEさんはそうして友達が離れていくことの辛さ、悲しみ、寂しさなどを元々押し込める癖がある可能性もありそうです。

そして、やはり、というか、どうしても聴いとかなきゃいけないのは「離婚」の話であり、2か月前に別れた元彼のことです。

あるいは子ども時代のことも含めてヒントを探して行くことになると思います。

とはいえ、これ以上はツッコめないのでそれはまた別の機会に譲りましょう。

さて、友達を作る目的でもありますが「心とのつながり」を取り戻していくことにまずは取り組んでいきたいと思います。

ちょっと勇気が要るかもしれませんが、自分の気持ちと向き合うワークをやっていくことをまずは提案したいと思います。

もし、何らかの瞑想の経験があるなら1日1回、瞑想をする時間を作ってみましょう。

また、「心の日記」なるものをノートに書き込むことを日々やってみたいと思います。
自分が感じている気持ち、素直な気持ちをただ感じるままに書き出すノートです。
誰かに見せる物でもありませんから好きに書いていただいてOKです。
そうして自分の気持ちと向き合う時間を作り、心とのつながりを取り戻してみます。

また、繰り返しになりますがカウンセラーを使ってそういう話をするのもアリですね。
自分の気持ちを表現する練習にもなりますし、自分と向き合い、自分を見つめ直すいい機会になると思います。

同時に「どんな友達と出会いたいか?どういう関係の友達が欲しいのか?」ということをより意識してみてください。
そういう目線で人との出会いを“楽しむ”ことを目標として、いろいろな場に参加されてみるのもいいでしょう。

人と話したり一緒にいたりすることが大好きならば必ず「運命の出会い」がありますから。

また、その寂しさや孤独感が強いものであるならば、こういうセミナーに参加することももちろん効果が見込めることです。

◎大阪:3/12(日)11:00-18:00 問題解決のための1DAYセミナー~愛で問題を解決する!~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/47893

ダンスを始められたことは心とのつながりを取り戻す上でも非常に良い方法です。
体から心にアプローチするのはとても良いモノですからね。

また人によってはセクシャリティを扱うのも効果的な場合が多いのですが、Eさんにマッチするかどうかはもう少し情報が必要です。

最後に、ちょっと見方を変えて「もし今の自分がひとりの時間を必要としているならなぜか?」という点に注目することもできます。

寂しくて孤独で消えてしまいたいのだけど、“敢えて”1人でいることを自分が望んでいるとしたらなぜなのか?という「今を肯定する」という見方です。

例えば、人と一緒にいるのは楽しいんだけど実は疲れていて一人でのんびりする時間を欲している、とか、友達が欲しい!と意識では思っているけれど本当はパートナーシップを望んでいて、でも、そこと向き合うことに抵抗があるから「友達!」となっている、とか、海外移住とか国内でも違う場所に住みたい気持ちがほんとうにあって(ほんとは実家に帰りたい、も含め)、それで今はひとりでいる方が行動しやすいという狙いがあるとか、なんらかの事情が見えてくるかもしれません。

それに少し引いた眼で見れば「Eさんは今、新しいステージ(世界)に入ったところなので孤独になっているだけで、この世界で新たな出会いがこれから次々と起きていくんだよ」という見方もありです。

寂しさはとても辛いものではありますが、今、こういう状況になっているのも何らかの意味があると思いますので、少しでも元気なときはこうした前向きな捉え方をしてみるのもいいんじゃないでしょうか?

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