どうしたら自分の魅力を素直に受け入れてそれを表現できるようになるのか?~自分を観察する意識を持つ~



人から褒められても素直に受け取れず、つい否定してしまうという方は多いんじゃないでしょうか?
そんな方がその魅力を受け取れるようにするためにある段階を踏みます。
それが「自分を客観的に見る」とう意識です。それによって目指すゴールもちょっと変わるんです。

いつも楽しく読ませて頂いてます。

自分の魅力についてです。
幼少期からブスキャラで育ってきましたが、社会人になって急に需要が高まり、既婚アラフィフですがずっとモテ続けています。ストーカーにも遇います。

しかし、元々の、自分はブサイクという呪縛が未だに強く、なかなか自分の魅力を素直に受け取ることができません。
自分で魅力的だなんて、うぬぼれたヤツ、とか、勘違い女、とか思ってしまい躊躇してしまいます。
外見など誉められることも多いのですが、思わせぶりだからとか、距離が近すぎるから相手が勘違いするというようなことも何気に言われることが多いです。
でも、たとえそうだとしても、思わせぶりで距離近い人がみんなモテてる訳じゃないと思うんです。私が魅力的だからじゃなく単に相手が勘違いしただけ、って言われてるようで、モヤモヤします。それだけでいちいちストーカーされますかね。

もちろん普段そのような言動は控えてますが、無意識に態度に出てるのか、女子から嫌われがちです。他に原因があるかもしれないのに、結局最後は嫉妬ということにしてしまい、またそんな自分がイヤになったり、開き直ったり…何だか自分でもめんどくさいです(笑)

ちなみに、母親からは、ブスと言われて育ちましたが、最近、母は自分に嫉妬していたことに気づきました。父親はとにかくエロく、いつもやらしい視線を浴び、結構危ない目にも逢ってきた自覚あります…

以上、誰にも言ったことのない、ありのままの思いをそのまま書きました。
自分の魅力を素直に受け取り、才能を生かしながら自分らしく生きていくヒントを頂けたら嬉しいです。
(Yさん)

母親が娘に嫉妬するという事案はけっこうたくさんあるんですけど、当の本人たちがそのことに気付かず、その母親の嫉妬を真に受けてそういう思い込みを持ったまま大人になっている娘たちも数多くいらっしゃるようです。

だから母親から「ブス」と言われて育ったなら「そっか、あたしはブスなんだ」という思い込みを頑なに守り続けるような人生になるものですね。

その後、様々な男性から言い寄られるモテキャラになったとしても、「母親と男どもとどっちを信用するの?」という問いには食い気味に「母!」と答えてしまう母親信望者たちはどれだけ周りから魅力を伝えられても全然受け取れないし、そればかりかその態度が嫌味になってかえって嫌われてしまうという切ない現実があるものです。

なので、そういう方とお話するときは「マザコンだもんね」という一言をお伝えするようにしています。

まあ、子どもにとって母親というのは絶対的な存在であるので、特に思春期までに言われた言葉が人格形成にまで影響するので、やっぱり母ってすごく大事な存在です。

とすると母親が悪者になってしまうんですけれど、母側にもそれなりの事情があり、コンプレックスの塊だったり、自分に自信が全然なかったり、また、時代的な事情から自分を出せなかったりするところがあるのでしょう。

要するにそんなお母さま方はあんまり幸せじゃなかったとも言えますね。

そして、そんなあまり幸せじゃない母親を何とか救おうと娘たちは頑張りますからなおさら母親の言うことを守ろうとしてしまうのかもしれません。

で、そこで父親がエロい目で見てきた問題なのですが、その時点で、父と家族との心理的な距離がだいぶあったことが推測されます。

だからこそ、Yさんは「自分はブスだ」と思うことに拍車をかけたのかもしれません。

自分をそういう風に落とすことによって「世間の男たちからそんな扱いを受けないようにしよう!」というわけです。

とすると旦那さんとは男女の仲というよりも同志みたいな関係になりやすいのですがいかがでしょうか。

要するに、心理的距離が近いところでは自らの魅力(セクシャリティ)を封印してしまう癖が出やすいんじゃねえかと。

それをアラフィフになるまで繰り返されてきたということはそれがもう癖になってしまってるのかもしれませんね。

ストーカーされる心理のひとつに「セクシャリティを封印しすぎてるから~」というのがあります。

痴漢も同様なのですが、「叶姉妹をストーカーする勇気のあるやつってどれくらいいると思う?もしいたとして、叶恭子様はそのストーカーをどう見ると思います?」という点を想像されてみると良いと思います。

あくまでこれは一例なんですけれど、自分の魅力を受け入れ、セクシャリティをきちんと解放しておくと、ストーカーや痴漢に遭いにくいばかりか、周りが自分を守ってくれるジェントルマンで固められるようになり、とても安全な世界が生まれます。

また、自分をストーカーしてくる男たちについても「あたしが魅力的だからしょうがないわね。でも、正面から来ないってことはよほど自分に自信がないのね。付いてるモノが大したことないんだわ」なんて見ちゃうかもしれません。

私がよく「身の程を知る」というお話をし、自分の魅力をきちんと自覚して解放することをお勧めしているのは、そうした世界に誰でも住めるようになるからです。

ちなみにYさんの同年代の常連様に最近「親衛隊」みたいなものが結成されたと耳にしました。

職場の男たちが「○○さんに変な虫が近づかないように守らねば」みたいなことを話してるとのこと。その○○さんはバツイチなんですけど、人生最大のモテ期が急にやってきてあたふたしているところです。

「女性が自分の魅力をきちんと表現し始めると、男性は紳士になる」ということです。

さて、母親の呪縛から自らの魅力を受け取れない問題なのですが、子どもの頃から刷り込まれた呪いの言葉はなかなか自分の意志では外せないものです。

Yさんのようにすでに状況証拠は揃っており、あとは本人が自覚すればよいだけなのですが、その自覚のところで「・・・・でも・・・」と母親の生霊が登場するわけですね。

なので、ある意味「母親からの卒業」というのはテーマのひとつになるわけですが、それはぜひがっつり向き合われてみるといいと思います。

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そして、同時に私が提案するのは「客観的な自分」とも言うべき意識を持つことです。

「自分を一歩引いて観察する意識」と言ってもいいでしょう。

例えば「Yさんってとても美人でセクシーだね」と褒められたとしましょう。

それを受け取りたいと思ったときに、多くの人は真正面から「感情」で受け止めようとします。

つまり「あたしって美人でセクシーなの」と思おうとするんですね。

でも、そこで例の思い込みが登場して「いやいや母親がずっと言ってたみたいにあたしはブスなんだ」と反発が生まれます。

そして、圧倒的に長年の思い込みの方が強いし、母親が言ってたことなので「あたしはブスなんだ」という結論を出して、その言葉を全否定します。

そして、その全否定を裏付けるべく「思考」が登場し、「それはうぬぼれだ」「勘違い女め」と判断したり、「酔ってるから言ってるだけ」「きっと体が目当て」「その気にさせてバカにするつもり」等々の“妄想”が出てきたりします。

このモードになると「あたしはブスである」を証明するための思考回路が動いているので、「褒められてるのに気持ちが落ちる」という結果になるんです。

これ、多くの人がやってることです。

だから、自分を否定するのではなく「自己肯定感をあげましょう!」という毎度おなじみの言葉が登場するんですね。

そこで、一歩引いて客観的に自分を見ようとするんです。

これには多少のトレーニングが必要かもしれませんが、そんな難しいことではありません。

この問題は「美人できれいだね」vs「あたしはブスだ」という対立を生み出しているのですが、その両者を“観察する”という意識です。

なので、ある人に「美人でセクシーだね」と言われたら、それを真正面から受け止めるのではなく(とはいえそれをすぐにやめるのは無理ですが)、一歩引いて、「そっか、この人にはあたしが美人でセクシーに見えるのか」という風に解釈するんです。

この「この人には~と見える」という意識がものすごく重要です。

ちなみにこれはネガティブなことを言われたときも同様で「そっか、上司はあたしのこと、細かいところまで気が回らないと思ってるんだ」と一歩引いて受け止めることで必要以上に傷つかずに済みます。

ただ、それと同時に「うぬぼれ勘違い女!」という声が心の中から聞こえてくると思うので、それも“観察”します。

「そっか、あたしはうぬぼれていて勘違いしてる女だと自分のこと思ってるんだ」と。

この目的は葛藤を無くすこと、すなわち、「美人できれいだね」に「あたしはブスだ」で喧嘩を売るんじゃなくて、「Aさんはこう思ってて、Bさんはああ思ってるんだね」という風に観察することで、その喧嘩を起こさないことです。

どっちが正しいを議論するんじゃなくて、「価値観の違い」として受け入れていくことです。

「そっか、インド人は牛を食べないけど、アラブ人は豚を食べないんだ」というのを受け入れることと同じです。

皆さん、いい人なので、相手の言ったことを鵜呑みにして信じなきゃいけないとどこかで思い込んでるみたいなんです。

そして、その一方で、自己嫌悪を誰でも持っています。

そうすると価値を伝えられた時に「受け取らなきゃ」という意識を持ってしまうと、自己嫌悪くんとの喧嘩が始まります。

それではただしんどいだけなので、「そういう風に思ってるんだね」とその思いそのものを否定せずに受け入れることが自己肯定感でもあります。

だから、まず最初は「あたしが美人でセクシーだ」と思い込む必要もなければ、「あたしはブスだ」を手放す必要もありません。

ただ、そうして「Yさんは美人でセクシーだね」という言葉が積み重なっていくと、「なんか、あたしのことを美人でセクシーだと思ってくれる人がけっこういるみたい」という風に思えるようになります。

つまり「あたしは美人でセクシーなんだ!」という自信を持つというよりも、そういう風に思ってくれる人がけっこういてありがたいよね、という風な自信が付くんです。

つまり客観的評価のひとつとして受け止めるんですね。

「あたしのことをブスって言う人もいるけど、美人でセクシーだって言ってくれる人もいるんだよね」というのがフラットな状態だと思ってくださいませ。

そして、これが新たなゴールです。

さて、もう一つ、これもいつもお話していることなのですが「自分の魅力を受け取ってないのは危険なんだぜ?」という話です。

>外見など誉められることも多いのですが、思わせぶりだからとか、距離が近すぎるから相手が勘違いするというようなことも何気に言われることが多いです。

たぶん、「自分はブスだから誰も相手にしないだろう」という思い込みがあるから、と、もうひとつ「ブスって言われて悔しい。男を惚れさせてそんな思い込みを作った母親に復讐してやろう」という2つの理由がそうさせてるんじゃないかと思います。

この2つの思いは矛盾してるように見えるんですけど、心の中では当たり前に存在する思いです。

自分は魅力的じゃないと思ってるから安易に距離を縮めちゃうんです。
でも、そういうYさんを“魅力的だと思っている人たち”は、そんなYさんの態度に「自分から男を誘ってる」とか「思わせぶりな態度を取ってる」とか思います。

そして、Yさんが無意識に距離を縮めちゃう相手も「Yさんが近づいてくれた!」と思って嬉しくなり、その気になっちゃったりもします。

ただ一人、Yさんだけがそのことに気付いていないので、周りの女子たちの地雷を丁寧に踏み続けることになるのでしょう。

この辺はこちらの記事も参考になります。

自分の魅力に気づいていないのは札束をぶら下げながらスラム街を歩くようなもの。

さて、ややこしいのはもう一つの心理ですが、母親からブスって言われ続けてて、それを「その通りだ!」と受け入れてる部分もあるんですけど、その一方で思春期になれば母親に反発する意識も芽生えて「ブスなんて言われて悔しい!ちくしょー!見返してやるぜ!」という思いも生まれます。

となれば、「ブスだからモテない」と言ってた母親を見返すために「ほら、あたしはこんなにもモテるんだぜ?」という証拠を突き付けようとするんですな。

これはなかなか認めたくないけど意外にある心理のひとつです。

ということで、客観的に自分を見る意識を持とうぜ!」というお話なのですが、そうして自分を観察できるようになると、例の自信も付いてきて、自分の魅力を“素直に”出しやすくなります。

つまり隠すことも過剰に表現することもなく“自然に”出せるようになるんです。

ただ、長年そうした葛藤を持ち続けてるので自分一人では出せるもんじゃないので、思い当たる方は「あたしの魅力を知り、ちゃんとそれを自然に出せるようになりたいです」ということでカウンセリングやグループセッションを利用すると良いです。

自立系だからって一人で全部何とかしようとしない!ってのも大事ですよ。

◎女性性とセクシャリティとサレンダーとコミットメント~実習メインのグループセッション~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/43397

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