大人になっても「母の愛」を求めてしまう心理と姉妹間の葛藤について~大人な私と子どもな私の争い~



姉妹というのは何かと複雑になりやすく、また、そこに母が絡んでくると「長女なのに3姉妹の中間子次女」という立場になることもあります。
さらに、母との癒着がそこにあると「大人の私」vs「子どもの私」という葛藤が生まれ、なかなか生き辛い状況になってしまうのです。

「姉妹差別と競争を克服して幸せになりたい」

根本せんせ!
いつも楽しくブログを読ませていただいています。

母子家庭で育った武闘派の長女ですが、先日、3つ下の妹が出産しました。

私は今34才で、辛い不妊治療を続けていて、妹の幸せを表面では喜んでおめでとう!と言うものの、本心では喜ぶことができません。

いや、正直に言うと
「妹のくせに先越しやがって、ちくしょーー!!赤子ともども東京湾に沈めてやる!!」というのが本音です。

一人で部屋の隅で泣いたり、怒ったりと情緒が安定しません(てへぺろ)

母子家庭の長女で、母と妹は仲が良く、姉妹差別されてきたような過去があります。

妹と母は、利発なキャリアウーマンタイプ。
私はのんびりインドア主婦タイプで、性格が真逆です。

エレクトラの勝者である私は、母から虐待に近い嫉妬を向けられてきました

母と妹とは、3姉妹のような感じの関係で、根本せんせの兄弟姉妹本によると、私は長女だけど中間子的な性格もあるかもしれません。

今回の妹の出産で、初孫フィーバーで母は大喜び。私だけ、その熱気に押され孤独感を感じています。

学生時代に摂食障害だったのもあり、母との確執は根強く残っていて、今回のモヤモヤも、母を巡っての姉妹競争のような気がします(もちろん私は敗者)

そういえば、進学も就職も結婚も出産も、全て妹に先を越されてきました。

私は進学校に通ってたけど、摂食障害で不登校になり、学校で遊んでばかりの妹は要領良く希望の学校に進学し、希望の就職先を見つけていました。

母からの愛情をかっさらっていく妹が憎たらしく、子供の顔も見たく無いけど、こんな黒い感情を持つ自分にも嫌気が差します

優しい主人から愛されて今人生で一番幸せなのに、妹や母の顔を思い出すと不幸に逆戻りします。

母から愛されたいし、妹への嫉妬心や競争心を手放して楽になりたいです。

根本せんせのアドバイスをいただければありがたいです!
(Mさん)

おかげさまで「兄弟姉妹本」もそれなりに好調のようであと一歩で重版らしいです。「まだ買ってないよ」という皆様はぜひともポチっとしていただけると根本が喜びます。よろしくお願いいたします。

「兄弟姉妹の心理学 弟がいる姉はなぜ幸せになれないのか」(WAVE出版)

というわけで、珍しく殊勝な入り方をしているわけですけれど、重版がかかるのは編集者への恩返しだと思っているのですよ、奥さん。

さて、そういうわけでMさんのお話。

>母子家庭の長女で、母と妹は仲が良く、姉妹差別されてきたような過去があります。

これがけっこう妹さんへの嫉妬や競争心の温床となっているようですが、こういうケースってよくあると思うんですよね。

同性のきょうだいは何かと比較されたりしますし、自分たちも競争心が強くなったりしますし(一般的には妹の方が競争心が強いことが多いけど、その逆も少なくない)。

しかも、母子家庭や父の存在感がない家庭では「母」が大黒柱になりますから、母との関係が自分の人生の命運を左右することも少なからずあるものです。

また、母が人格者であれば良いのですが、当然、そんな完璧な親なんていないものですから、何かと問題も生まれてきます。

姉妹の場合、どちらかが母似になることが多いので、そうすると母は自分と似ている方を贔屓したり、優先したりしちゃうんですよね。話や価値観が合うので自然とそうなりやすいです。

とはいえ、すべてがそうなるわけではなく、「母と性格が似てるがゆえに頻繁に戦火があがる」というケースもあるので一概には言えません。

また、Mさんもご指摘くださったように「母・姉・妹」の関係が3姉妹のようになるケースもありまして、そうすると姉は第一子だけど中間子次女的ポジションに入るものです。

特に母子家庭であればなおさらでしょう。

そうすると3姉妹の真ん中が常に浮きやすく、孤独感を覚えやすいように、長女なんだけど「家に居場所がねえ。早く自立してぇ」と思うようになるものです。

また、摂食障害はけっこう母親の関係が影響していることが多いものでして、やはり母との確執というのがMさんの人生のテーマになりそうです。

結婚されているにも関わらず、意識が実家に引っ張られるということはまだまだ実家(母)との心理的距離が近いことを示唆しています。

まあ、母子家庭で運命共同体だったわけですから無理なきことですけどね。

昨今は実家と仲良しな娘も多いため、結婚しても「実家に片足を突っ込んでる」「旦那よりも母を優先している」などの問題が、夫婦関係に影響を与えることも少なくありません。

で、Mさんにとっては何かと妹さんが目の上のタンコブのようなのですが、そこで競争したり、嫉妬したり、劣等感を覚えたりするってことは、だいぶ「母軸」ならびに「妹軸」で生きて来られたみたいです。

そうなると旦那様との関係もちょっと気になるのですが、それはまたの機会に譲りましょう。

下の子ってのは何かと要領がよくなるものでして、私のクライアント様にも「妹に先を越されたネタ」というのは後を絶ちません。

そういう場合は、母と長女との距離が近すぎて自立できず、妹はその隙を縫ってさっさと自立して大人になっちまってるものです。

つまり、Mさんとしては意外かもしれませんが、母との心理的距離が近いのはMさんの方で、おそらく母と妹は「適切な距離」を保てているのかもしれません。

それで、母と妹の間に挟まれてものすごく自分をちっぽけに感じているのかもしれないですね。

この辺は中間子次女のようでして、非常に無価値感、劣等感が強くなってしまうものですね。

*セミナー動画「無価値感を癒して今の自分に自信を持つためのワークショップ」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/45220

ということで概要をざっくりお話してきたのですが、私が注目したのは最後の方の

>母から愛されたいし、妹への嫉妬心や競争心を手放して楽になりたいです。

この一文。後半は良いとして、前半に「なるほどねー」と思いました。

★とりあえず妹についてはこの本や動画が役立ちますよ!

「つい他人と比べてしまうあなたが嫉妬心とうまく付き合う本」(学研プラス)
動画配信/DVD:「嫉妬って何?嫉妬ってどうしたらなくなるの?嫉妬とどうしたらうまく付き合えるの?」講演会&質問会

当たり前のことかもしれませんが、「母に愛されたい」という思いを未だにお持ちということですよね?

もちろん、それは珍しいことではないのですが、でも、大人になっているはずなのに未だに母の愛を求めてしまうのはなぜなのでしょう?

あの母にまだ期待をしているのでしょうか?
あの母が愛してくれるんじゃないか?と思っているのでしょうか?

「優しい主人から愛されて今人生で一番幸せ」な状況なのに、なぜ、母の愛が欲しいと思ってしまうのでしょうか?

母からの愛情を本当に求めているのか?
あるいは、妹よりも自分が母に愛されていることを証明したいのか?
あるいは、妹に勝ちたい気持ちが強くて母の愛情を求めてしまうのか?

どれが強いと思われますか?

たぶん、情緒不安定になってしまうのもそこが原因なんだろうと思うのですが、母との関係において「いつまでも娘でいたい」という気持ちがあるのはお気づきでしょうか?

先ほどもサラッと書きましたが、妹の方が自分よりも大人だなあ、と感じちゃうことってありませんか?

さて、ここから話は一気に専門的な話になるのですが、私たちのマインドはいくつにも分裂しちゃっているものです。

とても自立的な自分もいれば、逆に依存的な自分もいて、その取扱いに戸惑う方もいらっしゃるでしょう。

Mさんのように母子家庭において母を支えてきたり、妹との葛藤に悩まされてきたりすると、その傾向はより強まりやすいんですね。

接触食害になるほど母と心理的に近い(=影響を強く受ける)Mさんの場合、大人な私と子どもの私がはっきりくっきり分かれちゃうことがあるんですね。

【社会的には大人な振る舞いができ、どちらかと言えば落ち着いた雰囲気の自分】

 vs

【子ども時代に子どもができなかった分、いつまでも子どもでいたい自分】

これが同居してしまうんですね。

これが自己肯定感を著しく下げますし、

【優しい夫に愛されてるんだからいいじゃない!】

 vs

【でも、やっぱりお母さんの愛が欲しい!】

という葛藤を生むのです。

Mさんからすれば当たり前になっているかと思いますが、そんな相反する自分のキャラが存在してるなんてことはないでしょうか?

で、内なる子どもである「大人になりたくないあたし」は未だに母の愛を娘として求めます。

「妹ばかりずるい。あたしのことも愛してよ」と求め、「なんで妹ばっかり可愛がるの?あたしはいらない子なの?」と拗ねている自分が心の中に存在しているわけです。

もちろん、同時に「そんなこと言ってないで大人になんなよ」とか「今さら母に期待したって無駄でしょ?」と妙に悟ったようなことを言ってる大人の自分もいるでしょう。

ということで、この内なる「大人vs子ども」の自分の葛藤が生まれていて、また、それが都合よく妹や母や周りの人に投影されるものですから混乱をきたすことになるのです。(どういう風に投影が起きているのかを説明するのはちょっとめんどくさいので割愛します!)

で、そういうケースでは「母の愛を求めている自分」を嫌ったり、否定したりすることなく、とりあえず「大人の私」が受け入れてあげることを目指します。

こういうケースでは「自分を愛してくれなかった母の代わりを夫に務めさせる」というヤバいパターンも起こりやすいので、できれば早めに手を打ちたいところです。

そこでは「大人の私が子どもの私を受け入れ、育てる」という意識を持って行くんですね。

これは近い将来母になろうとするMさんにはいいトレーニングですし、逆に、この内なる子どものニーズが強すぎるとなかなか子どもが子宮に入ってくれないこともあるかもしれません。

母の愛を求める子どもの自分を今の自分がぎゅーっと抱きしめてあげる。
母に言ってほしかった言葉を自分の心の中にいる子どもに自分がかけてあげる。
母のために、家族のために頑張ってきたことを承認してあげる。
内なる子どもの声にただ耳を傾け、優しい夫がしてくれるように自分に接してあげる。

こうして自分で自分を受け入れていくことが目標です。

ちなみにこのレッスンを子宮のあたりをなでなでしてあげながら行うと、自分を愛するレッスンになるだけでなく、赤ちゃんが訪れた後にも同じことができますし、さらに言えば、子宮まわりのエネルギーを整える効果もありますので非常にお勧めです。

こうして内なる子どもを自分で育ててあげることで母との間に線引きができ、自分軸を確立していくことができます。

妹に対しても競争を手放して自分軸を確立できる準備が整いますが、こっちはまた別のアプローチが必要になることも少なからずあるものです。

それはまたの機会に譲るとして、とりあえずは内なる子どもを育てていくことに意識を向けてみてください。

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