被害者意識から抜け出すにはどんなことをすればよいのか?~被害者をやめるにはめっちゃ覚悟がいるんですよ~



一度、被害者意識を持ってしまうと実はそこにメリットがあるのでなかなか手放すことが難しくなってしまいます。
したがって自立する覚悟とか自分軸の確立とかその他テーマに合わせて色々と「頑張る」ということが必要になってくるんです。

根本先生、こんにちは。
被害者意識からの抜け出し方についてリクエストです。

自分は同棲中の野良猫がおり、未だに過去に浮気していた相手と仲良く連絡を取っておりずっとやめてほしいと言っているのになにかと正当化・逆ギレされてやめてもらえません。

アンタも好きねぇって言われると思うんですけど笑

また2人で遊びに出掛けているらしきことを知ってしまい、そのことで揉めました。
いかにも罪悪感満載、「今すぐ出てけ」などと怒鳴りつけるなど露骨な逆ギレにモラハラと、根本先生のブログにはよく登場されている見事な野良猫ロックマンコンボの対応をされましたがそれはさておき……

そのことで「どうしてこんなに幸せになれないんだ」と悲しくなり、勢いで根本先生の幸せになる覚悟のセミナー動画を購入しました。
薄々気付いてはいましたが、自分が幸せになるために捨てるものは「被害者意識」だな、と……

しかし、これまでの恨み辛みもあり、「こんな失礼なやつに感謝したくないし許したくもない」という気持ちがふつふつとわいてきています。

一緒の家に住んでいることもあり、できるだけ距離を取ったりひとりで好きなことをしたりする時間をもうけてはいるものの、現在進行形でやめてほしいと言っていることをやられていることに対して常に腹を立てており、お怨みを書いても書いた分だけ復活してる感じです。

こんなとき、なにか別の角度から被害者意識にアプローチする方法がありましたらぜひ教えてほしいです!!

もしくはこれこそが実は潜在意識の罠で、ここは一念発起気合いを入れて感謝と許しと向き合うべきときなのでしょうか??
(Mさん)

この度は動画のお買い上げ、まことにありがとうございます。
お気に召しましたらぜひまたご利用いただけたらと思っております。

被害者意識ってのはちょくちょく見かける単語んですけど、どうしたら抜け出せるか?ってことを考える前に、どうして被害者意識を持っちまうのか?についてを理解するのもあながち悪いことじゃございやせん。

なんでやと思います?

まあ、被害者でいることって苦しい反面、大変便利なもんでございましてね、分かっちゃいるけどやめられないってことになるんですよね。

まずは「相手のせいにできる」わけです。

自分は悪くない、相手が悪い、ってことです。

「やめてほしいことをやめてくれない」と“ただ文句を言うだけでいい”役割なんすよね。

だから、楽なんですわ。何もしなくてもいいから。
相手が変わってくれるのを待つだけでいいんですから。
もちろん、待つのは辛いですけど、自分が動くよりはマシってことなんでしょうな。

それで恨み辛みはもちろん出てきますけれど、自分が変わるよりはそっちの方がずっと扱いに慣れてます。

相手にしてみても、文句を言われるだけで、そのときキレたり、逃げたりすればいいってことは分かってるので、相手も変わろうとは思いません。

それでこうしたうだうだした煮え切らない状態が延々と続くことになるのです。

そういう膠着状態になってしまうと、腰はますます重たくなりまして、お互いに今までのやり口を繰り返すだけで一向に進展は見られません。

「被害者でいたい!被害者でいるぞ!」という選択を自らがしてるので、そんな彼を許したり、感謝したりなんてことは決してしません。

そんなことしたら被害者でいられなくなるわけですから大いに困るんです。

だから、そういうときにカウンセリングなんかを受けて「それでMさんはどうしたいの?」とか言われると、非常に困ることになるのですね。

こういう風に言われると痛すぎるか、イヤすぎるか、気分が悪くなるかすると思うんですけれど、一度、被害者意識にハマるとそう簡単に抜け出せないってことはきちんと自覚した方が良いんです。

だって「楽」ですし、「お手軽」ですもの。

「もうスマホやコンビニがない生活なんて考えられない!」と多くの人が思っているのと同じ。

一度知った楽でお手軽なサービスはなかなか手放せないものなのです。

だから、「ここから抜け出すには相応の覚悟が必要だぞ」と自覚する必要があります。

そして、「頑張る」ということも必要になります。
何を頑張るかはケースバイケースですけれど。

被害者意識ってのは自分を「依存」の状態に置いておきます。
だから、口から出てくる言葉は「彼」が主語になることが多く、「~される」という受身言葉を多用するようになります。

そうすると少なくとも今の人生の主人公を「彼」に預けてしまっている状態ですから、自分からは動けなくなるのですね。

依存状態というのは「彼」がまず第一に来て、次に「あたし」が来ます。

だから、自分から何らかのアクションを起こすことは自然にはできなくなります。

それで「頑張って」自分から動けるようになることを目指す必要があるのです。

さらに、そんな野良猫の彼が罪悪感満載でモラハラな言動を繰り返すようになってるなら、二人の関係は「依存と自立」なだけでなく「癒着」も起こり始めてる可能性もあります。

癒着している状態だとこの「依存と自立」がますます固定されてしまう状況ですから、動くに動けない、という状況も招きます。

一念発起して感謝と許しに意識は向くものの「いざやろうとしてもできない」ということになるものです。

で、こういうときは一旦距離を置くのもひとつの手なのですが、まあ、それもまた「自分から動く」ということになりますからすぐには実現が難しいのですよね。

それで、具体的な方法としてはカウンセリングを定期的に受けることで、それを足掛かりにすることをお勧めしたいものです。

「自分はもうこんな関係はイヤだ」「変わりたい」「もっと幸せになりたい」という思いを実現する具体的な手段としてカウンセリングを定期利用するのですね。

いわば、ダイエットを成功させるために定期的にジムに通って、痩せてきれいになるぞ!という意識を継続させるのと同じです。

自分が頑張らなきゃいけないわけですけれど、それを側で導いてくれる存在を用意する、ということになります。

さて、そんなカウンセリングの中でやっていくことと言えば、正直言えばケースバイケースです。

なぜ被害者になってしまうんだろう?というそもそも論を見て行くことも多いですし、そんな彼と別れられない理由を掘り下げていくこともありますし、そもそもMさんがなぜそんな彼にハマってしまうのかも知りたいところですし、そうすると過去の恋愛とか家族関係にも目を向けて行くことになると思います。

そうすると「自分が自分で向き合えるネタ」が大量に発掘されることになります。

「女としての自信がなんでないの?じゃあ、まずはそれを付けて行こうぜ!」
「どうやら親に対しても許せない気持ちがあるみたいだよね?そっちから片付けて行こうか!」
「仕事はだいぶ順調だから、そっちで成果を出すことを先にやってみて、自信を持つ方向で行こうか!」
「意外とセクシャリティが封印されてるのかもしれないよね?じゃあ、そこから取り組んでいくのも面白いよね!」

みたいな感じで「今の自分がまず取り組むべきテーマ」が示されますから、それをコツコツやっていくんですね。

そうして「まあ、あんたはウダウダ言うのが趣味みたいなもんだけど、ウダウダ言いながらもヤルときゃヤル女なんだよね。だからずいぶんと変わってきたじゃん。」なんてイジられてるのか褒められるのか分からないことを言われながら成長を実感していくわけです。

そうすると自己肯定感もあがるし、この関係性で非常に重要な「自分軸」というものが確立されていくようになるのですな。

被害者意識などの依存の問題の場合、頑張って「人生の主人公はあたしだ!」という意識を取り戻すことを目指すんですね。

要するに「自立」するのですが、そうして「選択肢」を取り戻していくのです。

まあ、そうなるともう被害者ではなくなっていると思うんですよね。

さて、ここからは心のお話。

「被害者」ってのは「加害者」とイコールって皆さん、理解できるでしょうか?

何かで「被害者」になると、「被害者」であることを盾に取って相手の攻撃する「加害者」になるのです。

「また、あの女と会ってる!」と思って被害者になるわけですが、その直後に「許せん!なんであたしが嫌だって言ってることをするのよ!」と相手を“攻撃”しますよね?

その瞬間、自分は「加害者」になり、相手は「被害者」になっているわけです。

だから、加害者と被害者は瞬間に何度も何度も入れ替わります。

でも、加害者には決して立ちたくないので被害者であることを主張し、加害者であることを認めようとしません。(これを「依存の競争」と言ったりします。)

そうすると彼の方も「むしろ俺の方が被害者だ」みたいなことを言い出すんですよね。(お前がいつもそういう態度を取るからいけないんだよ!みたいな)

それで二人で「被害者の取り合い」が始まりますが、それが「癒着」の入り口になるのです。

だから、彼も罪悪感でいっぱいかもしれないけれど、Mさんも罪悪感でいっぱいのはずです。

で、そこから抜け出そうって言うなら「理解」は必要です。

先ほどは「自分を理解する」みたいな流れのお話をしてきましたが、関係性を良くするならそれに続いて「彼を理解する」ことも大事です。

「なんで彼はその女と会い続けるのでしょうか?」

「なんで彼はそんな逆ギレしちゃうんでしょうか?」

これについてちゃんと理解することが必要ですね。感謝と許しのためにも。

たぶん、Mさんも彼に対しては依存的だけど、仕事やその他については自立的な生き方をしてると思うんですよね。

彼に対してもその目線を使えるようになるべく、心理的に距離を置くのは正しいことで、一緒に住んでいるから難しく思えますけれど、ちゃんと「あたしはあたし、彼は彼」と線引きする意識を持つことは大切です。

ひとりの時間を作っていらっしゃるようですが、もっと自分に自由を与えてあげても良いかもしれません。

そのときにライフワークなんていかが?という提案をよくしているものですし、セクシャリティを解放していくことも大切よね?という話を進めることもよくあるものです。

そうして彼に対してもきちんと自分軸を確保できるようになってくると、自然と二人の関係は変わっていきますし、Mさんもより主体的に彼との関係をリードできるようになっていくでしょう。

ということで「彼のことは当分放っておいて自分のことに意識を集中すべし」という話になるかと思います。

★被害者意識を抜け出すための本。

「いい人すぎていつも損してる自分の守り方」(青春出版社)

★自分軸を取り戻すための本と動画。

>新書版『なぜ、あなたは他人の目が気になるのか?』(フォレスト出版)

『人のために頑張りすぎて疲れたときに読む本』(大和書房)

「敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法」(フォレスト出版)

★決められる人になる本と動画

『7日間で自分で決められる人になる』(サンマーク出版)

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