意地悪・悪口・嫌味に遭遇したときはどうするのが良いのか?~その処方箋と本質的な対処法について語ってみた~



意地悪されたら気分が悪いし、悪口なんて聞きたくもないし、嫌味を言われたら凹むし、というところですが、これらは人間関係においては必須と言っていいほどのできごとです。
だから、そうしたネガティブなエネルギーに巻き込まれない自分になることを目指してみるのです。

根本先生こんにちは!
殺伐とした会社員生活から抜け出し、プチバカンス中の元?武闘派女子です。
いつもグフフと笑えるお話と目から鱗のご回答を楽しみにしています。

今日は暮らしが落ち着いてきた中で、ふと気づいた「意地悪」について伺いたく、投稿させて頂きました。

私は、自分の怒りや嫉妬を隠しきれず他人に意地悪してしまったことがあります。
また、友人や上司からあからさまな意地悪をされたこともあり、まず自分から意地悪することは辞めたいと思いました。

自分の内面の投影かもしれないと気づき、メラメラとお怨み帳と反省メモを書いておりますが、この先、どのように向き合っていけば良いのでしょうか?

また、相手からあからさまな意地悪(わざわざ目の前で悪口や嫌味を言う、不機嫌な態度で無視する)に遭遇した時、どのように対処すればよいでしょうか?

ひとまず、お怨み帳は書いて燃やしています。
ご助言頂けると嬉しいです。
(Sさん)

プチバカンス中とはいいですな~。素晴らしいです。ぜひとも羽を伸ばしきって飛び方を忘れちゃってくださいませー!笑

ということで、御恨み帳に立ち上る怨念の炎を収めていただければ幸いと存じます。

【保存版】御恨み帳(お恨み帳)の書き方~心の健康を維持するための素敵なノート~

さて、「意地悪」についてなのですが、されると嫌だし、するのも嫌だけど、してしまうし、されてしまうのが人間関係ってところなのです。

で、そういうときはSさんのように「自分の内面の投影では?」という風に解釈すると同時に、意地悪しちゃうときの気分を思い出してみてください。

どんな気分のときに意地悪しちゃうんでしょうか?

台風一過で一気に過ごしやすい気温になり、心地よい風が吹く中、気持ちよい青空を眺めてスピリタスを一気飲みしているときに「さて、あいつに意地悪してやろうか?」と思うでしょうか?

それとも勝ちを確信していた馬券を外して大損をこき、ウインズ近くの焼鳥屋で安酒を煽ってるときに「あいつに意地悪してやりてぇ」と思うもんでしょうか?

まあ、要するに気分が良いときに意地悪してやるとかは思わないわけで、意地悪したくなるときって気分が良くないときなんですな。

「え?あの人いつも人の悪口言ってるけど。ご機嫌そうに見えるけど?」という疑問も湧き上がるかと思うんですけれど、そういう人は「ご機嫌そうに見せてるけど不満や不安でいっぱいなんだろうね」と生暖かい目で見てあげると良さそうです。

また、その嫌味を言ったり、無視したりという態度にしてもあからさまなケースもありますけれど、人によっては「大変理路整然と相手を否定する言葉を言う」とか「話を聴いてくれてるふりをしながら実は無視してる」みたいな高等テクニックを使う場合もあります。

けっこう人間って単純なところがありまして、意地悪をしたり、悪口言ったり、嫌味を言ったりってのは全然気分が良くないわけですから、自分がご機嫌なときにそうしようとは思わないんです。

また、これがけっこう重要なんですけれど、意地悪されたり、嫌味を言われたりしたときに、自分の気分が最高に良かったら、相手の態度に引きずられることなく、その嫌味を流せたり、意地悪が意地悪に見えなかったりするようになります。

人間関係って実はエネルギーのやり取りで成り立っていまして、相手がネガティブなエネルギーを発していても、自分が良いエネルギーで充填されてるときは全然影響を受けないんです。

例えば皆様も「今夜は野良猫の彼と3週間ぶりに会える。気合入れて新品のTバックも履いてきたし、根本さんのブログも熟読してきた。絶対今夜は逃がさないんだから!うしししし」とヨダレを垂らしているときに、先輩から嫌味を言われ、意地悪をされたとしても全然気にならず、むしろ「ああ、先輩は男日照りでほんと可哀想ね」なんて同情しちゃったりするでしょう?

だから、常々「自分軸!自分軸!」と叫び続け、自分のご機嫌を自分でとることを意識していると相手のネガティブなエネルギーに巻き込まれずに済むわけです。

で、これがけっこう重要なところなので、ぜひとも暗記する勢いで頑張っていただければと思う次第です。

そういう意味での対処法としてですが、

>また、相手からあからさまな意地悪(わざわざ目の前で悪口や嫌味を言う、不機嫌な態度で無視する)に遭遇した時、どのように対処すればよいでしょうか?

という場合も選択肢は様々なものが考えられると思います。

〇「あらやだー。そんなイジワルするなんてー。きっとご機嫌悪いのね」と受け止めて流してあげる。

〇「うわっ、キモっ。こんな奴と一緒にいたら自分まで気分が悪くなるわ~」と何かと理由をつけて物理的に距離を置く

〇「え?なんかあったんすか?なんで無視とかするんすか?」とどストレートに相手の懐に飛び込む(別名:匕首で相手の心臓をぐさりと刺す)。

〇「あ、すいません。あたし、そういう意地悪なことされるのダメなんで」とやはりストレートに拒否する(イヤなことはイヤとはっきり言うってこと)

自分軸+自分のご機嫌を取る作戦が板についている人は、そうした相手の態度に影響を受けないので、こうした反応を自然と選択できるものと思います。

皆さんにご注意いただきたいのは、こうした「方法論」だけを採用しても全く意味はないってことですね。

自分がポジティブなエネルギーであることが前提なんです。

だから、相手の態度に影響されてしまい、自分も気分が悪くなってしまった場合には、自分の気分を整えるために例えば2番目の作戦一択になるかと思います。

自分が相手のネガティブなエネルギーに巻き込まれそうだ、と気づいたとき、あるいは、巻き込まれていることに気付いたときは、物理的にその場を離れることを原則として推奨しています。

心理的距離は物理的距離とある程度比例することになってますので、そこで給湯室並びにトイレの個室に入り、般若心経を唱えるなどして自分の心を整えることをまずは優先するんですね。

でも、人の良いひとというか、ついついいい人をやってしまう人は、そういう態度を取ると相手が逆上するんじゃないか?相手がますます自分に対して意地悪してくるんじゃないか?自分がそうしてしまうとその被害が他人に及ぶのではないか?等々、あれこれ考えてしまうと思うのですが、それって結局「自分を大事にしてないよね」ということになりますね。

こうした犠牲的な行動をついつい取ってしまう方こそ、ぜひとも「その場を離れる」ということに意識を向けてください。

武士道を極めんと鍛錬しているから、と敵前逃亡を否定する必要はないのです。

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さて、そうした意地悪をされたり、悪口を聞かされたり、嫌味を言われたりってことは日常の中でちょくちょく起こり勝ちなのですが、そういう経験をした場合は、一旦、その場が落ち着いたあとに「ああ、まだまだ自己肯定感をあげる余地が残ってるんだなあ~」という風に思ってみます。

やっぱりネガティブなエネルギーってめちゃくちゃパワフルなんですね。
特に、怖れ、罪悪感、怒り、嫉妬、嫌悪感などのエネルギーはたいへん強いのでついつい引っ張られてしまうのが人の常です。

言い方を変えれば、自己嫌悪が強ければ強いほど、そうした意地悪・悪口・嫌味などを引き寄せやすくなるわけです。

だから、それに巻き込まれて同調してしまい、その場にいない人の悪口大会になってしまうんです。もちろん、その後はたいへん気分が悪くなりますよね。

そうしたネガティブなエネルギーに影響されない状態になるためには、やっぱり日ごろからの鍛錬が必要なわけでして、自分軸を確立したり、「自分のご機嫌を取る」ということをより意識的にすることがお勧めです。

意地悪・悪口・嫌味を言ってしまう人の心理を少し想像してみましょう。

当然ながら気分があまりよくない上に、自己肯定感も低く落ちてる状態なんだろうと推測されます。

そして、こうした言動に至るのはほぼ確で「嫉妬」が関与しています。

つまり、こうしたケースでは

意地悪された → あたしか別の人に嫉妬してるんじゃね?
悪口言ってる → ああ、その人に嫉妬してるんだね!
嫌味を言われた → ええ?あたしに嫉妬してるの?

と思ってみることが頃合いの処方箋になります。

「嫉妬」は元をたどれば、競争心、無価値感、劣等感、罪悪感、怖れ等々が原因となっているわけですが、何にせよ、自分か誰かに嫉妬して大変惨めな気分でおられるわけです。

そして、そこに巻き込まれてしまう自分もまた「嫉妬」に絡む何かがあるということです。

従って御恨み帳を書いては火にくべることを基本線とするものの、本質的な解決とすれば「嫉妬」にまつわるテーマと向き合うことです。

でも、これってやっぱり嫌ですよねえ?抵抗ありますよね?

嫉妬と向き合うってのはけっこう勇気が要るもんです。

しかも、する側ならまだしも「嫉妬される」というのは“被害者”になることができますから、「それは相手の問題。自分の問題じゃない」と切り捨てやすくなります。

よく「自分は嫉妬はしないんだけど、人から嫉妬されやすいんです」という方もいらっしゃいますけれど、それもまた自分の問題なんです。

嫉妬ってされる側であってもやっぱ自分に何らかの要因があるんです。
残念ながら、嫉妬されるだけの何かが自分の中にあるんです。

だから、ちゃんと「嫉妬」については日ごろから向き合っておくのも大切なことです。

本にも書いたし、セミナーでも伝えてます通り、嫉妬って実は宝の山でして、自分の魅力、可能性、ヴィジョン等を知らせてくれる非常に重要な感情でもあるのです。

自分軸を確立し、自己肯定感を爆上げし、気分よく過ごす上で、嫉妬心というのは大いに足を引っ張ってくれる感情ですからね。大事なもんなんです。

で、こういう風に熱弁するのは今週末に予定されている「嫉妬のワークショップ」へのお申込がなかなか少ない状況で、少しでも皆様に参加意欲を持っていただきたいという下心からですね。

◎東京/オンライン:9/24(土)14:00-17:00 嫉妬する人も嫉妬される人も嫉妬心と徹底的に向き合って仲良くなるワークショップ~嫉妬は敵じゃない!あなたの魅力を教えてくれる味方なんだ!~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/45955

3連休の中日でもあるし、ちょっくら気合を入れて自分と向き合ってみるべ、という方はぜひともエントリーいただけたらと思います。

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ま、動画でもそのうち販売されるので、それを待っていただいてもいいんですけれど。

ということで、華麗なるステマどころではない露骨な宣伝をしてるわけですが、けどまあ、言ってることは間違いないので、各自、覚悟が決まったら向き合ってみてくださいませー。

★嫉妬本

「つい他人と比べてしまうあなたが嫉妬心とうまく付き合う本」(学研プラス)
動画配信/DVD:「嫉妬って何?嫉妬ってどうしたらなくなるの?嫉妬とどうしたらうまく付き合えるの?」講演会&質問会

★自分軸を取り戻すための本と動画。

>新書版『なぜ、あなたは他人の目が気になるのか?』(フォレスト出版)

『人のために頑張りすぎて疲れたときに読む本』(大和書房)

「敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法」(フォレスト出版)

講演会「人のために頑張りすぎて疲れた時に読む本」出版記念講演会

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