「いずれ」向き合おうと思っていても「いずれ」はこないので、何かモチベーションを上げて行動できる何かがあるといいよね?



「いずれ」やらなきゃいけないと思っているんだけど、そう思う時点ですでにモチベは低いので、回避しながら気が付けば「ヤバい!もっと早くやっとけば!」という状況になるものですよね。人間だもの。
そんなときにどう自分を持って行けばいいかの提案です。

根本先生、こんにちは。
先日は「自分自身が持ち、与える影響力にもっと目を向けてみない?」を取り上げていただきありがとうございました。
ただひたすら自分と向き合うべし、と肝に銘じます!

本日は夫婦関係ではないネタになります。

仕事でミス(判断を誤る)をしてしまいます(誰にでもあるよーと聞こえてくるようです…)。
その時はその選択でOKと思ったことが、数日後にその選択が誤りとして私に返ってきます。
そして私はものすごく自分を責めて反省して、しばらくはミスなく平穏に過ごします。
けど数ヶ月後、再び同じようなことが起きるのです。これを繰り返しています。

私が調子に乗る(仕事に対する緊張が緩む)から、それを戒めるために起きるのだと思っていたのですが、根本先生の「繰り返し起きることには根っこがある」観点から見たときふと「調子に乗るな」という声が聞こえたのです。

多分、父の声です。
これって父との関係を癒す時期だよ~ということなのでしょうか?

でも母との関係も「いずれ」取り組まないとなーと思っていて、父との関係はそのいずれの後で、なんて考えていました。(今は向き合いたくない感じがするのです…)

向き合いたくないと感じてる自分がいるけど、今は向き合っていい時期にきてるよ、というメッセージなのでしょうか?

根本先生はどのように見られるか、教えていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
(Mさん)

だいたい世のプロセスというのは「よっしゃ、準備オッケー!いつでも来いや!」というときにはたいがい何も起こらず、「え?今?え?マジ?え?どうしよ?」というタイミングでやってくるものなのです。

従って「常に勝負パンツを履いておけ!」という教訓が生まれてくるわけですけど、さあ、これをお読みのみなさま、大丈夫ですよね?このあとコンビニの前でイケメン君とぶつかって「ああ、すいません。お詫びにお茶でも」という展開になっても余裕で対応できる準備できてますよね?

そういうわけで「まあ、いずれはやらなあかんけど、今はまだその気になれないなあ」というときでも、天は「そろそろええんちゃう?行くで?」と波風を起こすこともよくあるものです。

そう言えばあるクライアントさんは部屋の片づけが大変お苦手でいらっしゃいまして、その日も例の如く足の踏み場もないほどに散らかっている部屋にてボーっとスマホをイジっていたわけですが、そこに最近できた彼氏から「今、近くなんだ。家行っていい?近所だよね?」というラインが飛び込んできまして「心臓が口から飛び出るってまさにこういうことか!」という感動体験をされたそうです。

もちろん、超特急で片づけをしても3日はかかると判断した彼女は「外で会お!今から準備して出るから30分だけ待ってて!」と対応したわけですが、一緒に茶をシバきながらも「いつ家に行きたいと言い出されるんだろう?」と不安でドキドキしながら「近所にラブホってあったっけ?」などと気が気ではなかったそうです。

ということで、世の男性諸君はたとえ彼女の家の近くにたまたま来たとしても突然家を訪ねてびっくりさせてやろうなんて考えてはいけません。

違う意味でびっくりされる可能性が高い上に、その後の関係性に思い切りヒビを入れかねませんので。

ということで話題がすっかり逸れてしまってるようで実は逸れてないのですが、そこで「お父さんと向き合えってことなのかなあ?」と気づいたMさんはとても聡いというか、直感が冴えてる方だと思いました。

「調子に乗るな!」という父の声が聴こえたということですし、そもそも「仕事」というところは「父」の影響を多く受けやすいジャンルですので、より仕事を楽しく面白くこなすためにもそろそろお父ちゃんと向き合った方がいいのかもしれませんよね。

ちなみに父の影響って「調子に乗るな!」だけでしょうか?
仕事面はもちろん、パートナーシップでもその影響を垣間見ることはできるでしょうか?

ちなみに「いずれ」と思っていることは、いつまで経っても「いずれ」なので、自主的に向き合おうとするときはありません。

頭の中で「そろそろやらなきゃいけないよなあ」と思っていることの多くが、「いずれ」に先送りしてしまっていて、結果、いつまで経ってもやらず、「ヤバい!」と事件が起きたときに初めて向き合おうとし、さらに、「分かってたんだったらさっさとやっておけばよかった」と後悔するところがまでがセットになってますね。

人ってのはそんなもんでございます。

お父さんと向き合うってのも、部屋を片付けるってのも、来るべき資格試験の勉強も、婚活アプリに登録するのも、「いずれ」と思っていたらそのタイミングはやってこないわけです。

「いつでもいい」ってのは「今しなくても別にかまわん」ってことですものね。
それが1年経ったからって変わるわけじゃないですよね。

さて、そうは言っても「あんまり向き合いたくない」から「いずれ」にしてるわけで、こうしてプロセスが「そろそろお父ちゃんと向き合った方がええんちゃう?」とささやいてくれたとしても「しゃあない!やるか!」にはならないのも人ってもんです。

だから、カウンセラーってのはそこでこういう質問をするわけです。

「なんで向き合いたくない気がするの?」

「どうしてお母ちゃんの後にお父ちゃんだと思ったの?」

ふつうに考えれば「どうしたらお父ちゃんと向き合う気になれるか?」というハウツーを考えるし、それを所望しちゃうと思うのですが、私の場合は、そっちには目が行かず、「どうして向き合いたくないのよ。向き合った方がいいって分かってるのにさ」という点を突っつきたくなるのですね。

で、そこにはイヤーな感情がたくさんあるんですね。

一般的には「めんどくせえなあ」とか「モヤモヤする」とか「うんざりしてる」なんだと思いますし、「お父ちゃんと向き合うってなると途方もない時間がかかりそうだ」と感じているのかもしれません。

でも、お父ちゃんと向き合うってのは、そうしたイヤーな感情と向き合うことも含まれるんですよね。

で、そんなところから「で、お父ちゃんってどんな人なのよ?」「調子に乗るな!って何度も言われたんでしょ?どんなときに言われたの?」「なんでお父ちゃんは調子に乗るな!って言ったんだと思う?」みたいな風にお父ちゃんと向き合う流れになっていきます。

で、そのお父ちゃんと向き合うモチベーションが低いわけですから、カウンセラーとしては、そうした話を聴きながらお父ちゃんとの関係を理解しつつ、同時に、少しでもMさんがやる気になるようなポイントを探していくのですね。

「ん?お父ちゃんとちゃんと向き合ったらボーナスポイントが入るで!」ということが分かればやる気になるでしょ?

さて、ここからは筆者の勝手な想像で話を進めていくわけですが、「調子に乗るな!」と言われると、常に自分を抑えなきゃいけなくなりますよね。

坂道を下るときのようにブレーキを踏みながら慎重に生きることになるのですね。

その点は情熱系武闘派女子であるMさんとしては「やだ。辛い。」という状況だと思うので、お父さんに対しては目を背けてきたんだろうと思うのです。

つまり、お父さんってのはこの場合「抑圧の象徴」になるのですな。

それでお父さんのことを思うと抑えつけられるような感覚がするから向き合いたくないのかもしれません。

ってことは、おそらくMさんは職場でも自分を相当抑えて仕事をしてると思うんですよ。

本来ならば3日1回は噴火するシステムを持っているにもかかわらず、何とか我慢して数か月に1回くらいに抑えてる活火山みたいに。

ミスをしてしまうのもそれが原因かもしれないのですね。

仕事でミスをする
→自分を強烈に責める
→反省してミスを起こさないように慎重になる
→平穏な日々が続く
→気が緩んだときに再びミスをする

ということが繰り返されていると思うのですが、これってめちゃくちゃ苦しいんですよね。

例によって話が飛ぶんですが「浮気をした彼に『2度と浮気しないって約束して!』と訴えて、しばらくは二人で仲良くしてるけど、しばらく経ったらまた浮気された」とか「いつも自分の気持ちを我慢してるから数か月に1回爆発してしまう」などの問題があるんですけれど、実は心理的には同じです。

自分を激しく責め、ミスを起こさないように神経使うのって疲れるじゃないですか?

それで平穏な日々がやってきたとしても、それは表面上のことで、心の中では常に「二度とミスをするなよー。絶対するなよー。」という声が響き渡ってるわけです。

そしたら、何かの拍子に気が緩んだ際に抑えが効かなくなってミスをしてしまうってのは、とても理屈に合ってるんです。

だから、ミスをしないように注意することは大事なんだけど、むしろ、ミスをしたあとのリカバリーを考えたり、そもそもミスをしないシステムを作ってそこに慣れる方が確実なのです。

で、そこからさらに話は広がって、お父ちゃんが「抑圧のシンボル」だとするならば、Mさんが自分を抑えてるのは仕事でミスをしないようにするときだけなのか?というと多分違うんですよね。

仕事の他の面でもそうだし、パートナーシップに関しても、その他、人間関係全般に言えることかもしれません。

さらに言えば、自分がほんとうにしたいこと(ライフワーク)についても抑えがちになっているのかもしれません。

今の生活の中で「自分を思い切り出せているところ」と「そうでないところ」を分けてみてください。

「一人でカラオケに言ったら6時間ぶっ続けで歌い続けるんだけど、友達と言ったときは控えめに振舞っちゃってる」とか「お母ちゃんとなら何時間でも話ができるんだけど、他の人の前では無口で大人しい人になっちゃう」とか「オナニーだったら遠慮なく自分を出せるのに、セックスとなると相手に合わせちゃう」とか。

そうした点にもお父さんの「調子に乗るな!」という言葉が響いているのかもしれないのです。

ということで、そろそろ「気は重いけど、やっぱりちゃんと向き合わなきゃあかんよなあ」とか思うようになりました?笑

で、こういうのって自分から進んで向き合う気にはなれないものですから、やはりカウンセリングを使ったり、セミナーに参加したりしてモチベーションを上げていくことが必要だと思うんですね。

一人で頑張ろうとしても長年「いずれ」に先送りしてきたわけですから、分かっていても足が進まなくなります。

もちろん、カウンセリングに申し込むのも「よし!」と思わなきゃできないかもしれませんよね。

・・・こういうのってやっぱり切羽詰まらないと人は動かないものですから、何かきっかけを作ると良くて、お勧めなのは興味あるセミナーに参加してみる、ということかな。安いので全然いいので。

低いものでいいので一度ハードルを越える気持ちで!

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