どうしたら「異端で気持ち悪い」「普通じゃない」という思いを乗り越えて自分のことを好きになれるのだろう?



トランスジェンダーだから、に限らず、多くの人が抱える自己嫌悪。その思いを乗り越えるためにはどんな手が考えられるのか?
今ある“資源”を有効活用して、意識を変えていく方法をひとつ提案させていただきました。
「自分」を乗り越える意識の置き方として参考にしてもらえれば幸いです。

知人から根本さんを紹介していただき、パートナーと共に母親問題に取り組んでいます。
私、トランスジェンダー(体♂・心♀)で、妻に子2人、最近話題になったりゅうちぇるさんに近い状況です。

高校時代に受けた性同一性障害の診断を「貴方はそんなんじゃない」と母親に一蹴され、数年前まで普通の男として生きてきました。
今は奥さんや義両親(実の両親にはまだ受け入れてもらえてません)、近しい友人の理解を得られ、何より人生で一番の夢だった子育てを奮闘中です。

夫婦2人とも自己肯定感が低く、交代で助け合いながらお互いの母親問題に取り組んでいる最中ですが、周りが「好きに生きたらいい」「素敵だ」という理解を示してくれるにも関わらず、私自身の「異端で気持ち悪い」「普通じゃない」という考えや身体的なコンプレックスから来る負の感情・自暴自棄で周りを振り回してしまいます。
顔だけなら「どえらい美人」と言われるまで努力しましたが、身長185cmでスカートなんてとてもとても「普通の人」には見えないので自分だけが自分を許せません。
いつか自分を好きになれるでしょうか。
(Mさん)

結論から言っちゃうと「バレーボールの選手とか欧米人だったら185cmの女子なんて珍しくないから、そこ目指せばいいよね?」という境地に至ればいいってことですよね???

とはいえ、LGBTQな方々は周りから理解されることも少なく、何よりも最も近い存在である両親から拒否されることも多く、それゆえ、どうしても孤独感、分離感と共に、自己嫌悪、自己否定が常態化してしまうものだと思います。

実は私、かつて大阪・堂山町界隈の方を何人もカウンセリングさせていただく機会がありまして、彼・彼女らの苦悩については少しだけ知っているつもりです。

Mさんも相当苦悩されたことと思いますし、自己嫌悪もめちゃくちゃ強くなりますよね。

そんな中、夢を叶えられたこと、ほんとうによかったと思いますし、理解者に囲まれての生活に、少なからぬ安心感をようやく得られたんじゃないかと思うんです。

ちなみに、奥様とのセックスは問題ないということなんでしょうか?それとも体外受精とかで子作りされたということでしょうか?

というのも、Mさんの問題を軽くしていくための一つの方策が「パートナーシップ」だからなんです。

これはMさんがトランスジェンダーだからって話ではないのですが、自己肯定感をあげるとか、自分の価値や魅力を受け取るとか、ライフワークを生きるとかのテーマにおいて、やはりパートナーシップは基幹になるものです。

お互いに母親との問題に取り組まれているのも素晴らしいことですし、子どもという共有の宝物も絆をより深めてくれますが、夫婦で愛情を交換し合うのはとっても重要なテーマなのです。

実は昨日もそんなカウンセリングをしていたのですが、「夫婦仲が良く、一方で外側の世界に問題があるとしたら、その解決のためには、より夫婦仲の充実にエネルギーをぶち込むのが良いんだよ。あはははは」と偉そうに講釈しておりました。

難しい表現になってますけれど、要するに「短所を直すんじゃなくて、長所を伸ばせ」ということを言い換えてるだけです。

だから、パートナーとの関係がさらによくなるにはどうしたらいいのか?何ができるのか?というテーマをもって日々過ごしてみるのもすごくお勧めです。

あ、でも、これって大事だよなあ、という話なので、もう少し語ります。

例えば、自分が家族が大事で、その家族がとても仲良くてうまく行っているとします。
一方、職場の人間関係がイマイチで、仕事自体もあまりうまく行ってないとします。
で、自分にとっての重要度は家族が一位であり、仕事は二の次だとします。

こういうケースだと、人は仕事のことで悩みますよね。
で、そういうとき、家族のことは「大丈夫」と思って現状維持を目指しやすくなり、エネルギーを仕事のことに向けやすくなります。

しかし、そうすることで頭の中はどんどんうまく行っていない仕事のことで占められるようになり、大事なはずの家族に対する意識が削がれてしまいます。

だから、こういうときって仕事のことを何とかするために「家族をさらに幸せになる」ということを意識することがお勧めなのです。

一番大事な家族との関係をより充実させることによって、仕事がうまく行っていないことの悩みを癒しつつ、「まあ、何とかなるかー!」という開き直りのような境地に至ります。

きれいな表現を使えば、「家族との愛をより高めていっぱい幸せを感じ、仕事にそのエネルギーを流し込む」というイメージですね。

それは重要度が「家族>仕事」だからこそできることです。

ということでMさんにも課題は課題として取り組む一方で、そんな自分を愛してくれる奥様や友人たちに「感謝」しつつ、よりその関係を充実させる方向を目指してみることをお勧めしたいのです。

Mさんはご自身のことをこんな風に嫌悪されてます。

>私自身の「異端で気持ち悪い」「普通じゃない」という考えや身体的なコンプレックスから来る負の感情・自暴自棄

トランスジェンダーだからこれはほんと避けては通れない道だと思うのですが、そんな「私」を奥様は愛してくれているのですよね?友達は「素敵だ」と表現してくれているのですよね?

「異端で気持ち悪い人を愛する奥様」ってどう思います?
「普通じゃない人を素敵だと言う友人」ってどう思います?

変な奴らだなあ、と笑えますか?
それとも「うわっ、キモい」と思っちゃいますか?
それとも・・・。

自分の価値や魅力を受け取るのって誰でも難しいのですが、Mさんにとっても相当難易度が高いと思います。幼少期からずっと悩んできたはずですし、辛い思いを誰にも分かってもらえずに孤独を味わってきたはずですから。

けれど、そんな思いをちょっと横に置いてみるんですね。

「自分は自分のことを気持ち悪いと思っているけど、妻や友人はそうは思ってないみたい。むしろ、そんな自分を愛してくれている」と。

子どもたちは言わずもがなですけど。

そうした愛を「受け取る」ということをしてみるんです。

「ありがたいなあ」とただ思ってみるんです。

彼女たちはMさんの苦悩を分かろうとしていますし、少しでもそれが軽くなるように愛情を注いでくれていますよね。

そういう思いも「受け取る」ようにしてみるんです。

「自分は自分のことを普通じゃないと思っているし、そう思う他人もいると思うけれど、こいつらはそれでも自分のことを愛してくれてるんだ」と実感することを目指してください。

そうすると「こいつらのために」という思いが出てきます。

多く、人が苦悩を乗り越える瞬間って「誰かのために」なんですよね。

経営が行き詰まって進退窮まった社長さんが一歩踏み出すのも、病気の人が苦しい治療を乗り越えるのも、Mさんのように自分の個性を受け入れるのも、「誰かのために」と思ったときに人は想像を絶する力を発揮します。

自分にとらわれているうちは抜け出せなかった苦悩も、誰かのために、と意識を向け始めた瞬間から光が見えてきます。

万人に認められる必要なんてないですよね?
自分を愛してくれる大切な味方がいてくれたら十分じゃないですか?

その人たちのために生きることを決めたんだったら、自分のことを変だの気持ち悪いだの普通じゃないだのと思って自己嫌悪する必要ってなくなっていくんです。

現実的には「彼らのために頑張ってたらいつしか自己嫌悪がなくなってたんです」という状態になっていきます。

Mさんが家族、友人たちのためにできることって何でしょう?
彼らを喜ばせられることってどんなことでしょう?

それを考えて実践してみることを「与える」って言います。

「与えると受け取れる」という特権がありますので、まずはそこに意識を向けてみましょう。

いきなり受け取れない彼らの愛情も、与えた分だけ受け取れるようになりますので。

そういうわけで、まずは奥さんとのパートナーシップにエネルギーを注いでみてはいかがでしょう?という先ほどの話につながるわけです。

ここからは余談になります。

Mさんは体と心の性の不一致に気づかれてから「自分は何のために生まれてきたんだろう?」などの「生きる意味」をずっと考えられてきたと思います。

ふつうに生活するだけでも生き辛さを感じ、常に自分にウソを付いているような、そして、世間を欺いているような感覚に苛まれてきたのでは?と思います。

そんな中で夢を叶えられる人って正直、あまり多くないと思っています。
現実的には「子育てに没頭したい」という思いを諦めてしまう人の方が多いんじゃないでしょうか?

また、自分を理解してくれる人と巡り合えるだけで奇跡のような気がすると思うのです。

そうした体験って誰かの役に立つんじゃないかと思ってしまうんです。
カウンセラーとしての職業病みたいな発想ですけれど。

同じ思いをしている人はもちろんですが、私のブログを読み漁っていただければ、普通に見える人たちが思わぬ苦悩を抱えられているシーンに数多く出会えると思います。

そういう方々にとってMさんが幸せな家庭を築き、仲間たちと楽しく生きてる姿は希望になると思うんですよね。

そうして、Mさんが自分の問題を乗り越えて行ったとき、それはそんな方々にとっての光となり、ただMさんが存在しているだけで希望を与えられるものになると思うのです。

おそらくその境地に達したとき、Mさんは生きる意味をしっかりと感じ取られているはずですし、そんなに美人だったらモデルとして活躍されてしまうかもしれませんよね。

なかなか日本にはフィットするサイズの物は売ってないかと思いますが、それだけ努力できるのなら、素晴らしい未来を構築していくことも可能だと思っています。

その出発点として家族、そして、友達との素晴らしい時間をどんどん創作していきましょう。
自己嫌悪なんて霞んでしまうくらいのつながりと愛を感じて行きましょう。

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