分離したマインドを統合するってどういうこと？具体的にどうやるの？

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よくブログとかで「統合」という言葉を使うのですが、その意味や実践ってどういうことなのか？を改めてお話してみようと思います。
ちょっと感覚的だし（心理学だからね）、専門的でもありますが、へえ、そうなんだ～とお読みいただけたら幸いです。

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根本先生。いつもブログとボイシー楽しませていただいております。以前女王様マインドの記事で取り上げていただき、ありがとうございました。
日課で開いたブログに自分が送った文が載っていたときの衝撃はいまでも残っております。とても嬉しい衝撃として。
さて、捕まえたと思っていたヘラクレス君は野良猫ロックマン君で（笑）セオリー通りというところで…自分軸確立に励んでおります。彼はそのために現れたんですね（笑）

さて、8月3日のアンダーグラウンドのVoicyを聴きながら車を運転していた私は、ハンドルを違う方にまわしそうになるくらいまたも衝撃を受けました。
なぜ先生は、私のこと知ってんだ？と。最初から最後までほとんど自分に当てはまる…無駄に左右確認しました（笑）調整役、不倫…そうか、この自分の心のしんどい状況は、分離してるってことなのか、といたく腑に落ちました。ほんとに1日疲れます苦笑

で、ですね、わたしが目指す先として統合にとても興味をもったのですが、分離した自分を統合するって具体的にどうしたらいいんでしょうか？分離し続けて生きてきたので、統合するってイメージ全然できません。

仕事は、いやいややってた管理職を転職で離れ、あまり変わらない給料で業務量減らすことに成功し、ハードワークを卒業しました。窓際的にのんびりやれています。
不倫も終わったし、親とも距離をとって…だいぶ生きやすくなってきたけど、統合にたどり着くには、なにしたらいいのかなあ、と思い、メールさせてもらいました。

根本先生にぜひご教示いただけたら、幸いです。
（Ａさん）

ちなみに「8月3日のアンダーグラウンドのVoicy」の文字起こし版はこちら。
「アンダーグラウンドの中に理想の家族を作る心理。」

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さて、分離したマインドをどう統合するか？というお話なのですが、これをどう表現するかはけっこう難しいんですよね。

というのも非常に感覚的な世界でして、結局はパズルを組み合わせるような感じでもあり、別々に丸めた小麦粉をひとつにまとめるような感じでもあり、列車の連結作業のような風情もあるものです。

また実践するとしてもなかなか強い抵抗があることも事実です。

例えば、アンダーグラウンドに関しては「表の自分と裏の自分の統合」という表現を使いますが、表と裏に分けるのも必要があってしたことですから、それを統合するってのは頭で考えりゃ必要だと思うんですが、実践するとなればめちゃくちゃ抵抗がデカくなります。

「じゃあ、彼氏と別れて夫と２人で生きていくってことですか？そんなのできるの？無理だと思うんだけど？」というわけです。

例えば、「職場や人前でいい人をしている自分」と「実家に帰れば何もせずだらけてる自分」を統合しちゃったら「そんなの社会人としてやっていけないじゃないですか！」思っちゃうかもしれません。

とはいえ、マインドが分離したままでは生き辛いですし、様々な自分が存在することになって自分が何がしたいのか分からなくなりますし、常に葛藤を抱える状態になってしまいます。

だから、マインドを統合していくプロセスというのは「自分らしい幸せな生き方（＝ライフワーク）」に直結するものでもあるんです。

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さて、必要があって私たちはマインドを分離させてきたわけですから、いざそれを元に戻そうとすることに抵抗を覚えるのも無理はありません。

となると、そもそも分離した原因であるトラウマを癒す、という作戦がまずは必要になることも多いです。

例えば、過干渉なお母さんから身を守るために表では母に従う娘を演じつつ、裏では母に隠れて自立する道を探る、なんてことをしてきた武闘派女子がいるとします。

その作戦は功を奏し、高校を卒業すると同時に地元を離れることに成功し、「実家の敷居は２度と跨がねぇ」という強い決意と共に東京で一旗揚げるべく頑張るとします。

しかし、この２面性が癖になってしまい、表では仕事を頑張るよい社員を演じ、実績も重ねる一方で、そこで生まれたストレスを解消するために不倫したり、野良猫にエサをやったり、酒におぼれたりするようになってしまいました。

そんなケースで表と裏の自分を統合していこうと思えば、そもそも分離した原因である「母殿との関係について」というテーマに取り組む必要があるわけですね。

いわゆる「許し」です。

母と向き合い、そのトラウマを癒していくことで、表と裏を作った原因そのものが消滅していくわけですから、分離させる必要がなくなるわけですね。

そうして統合が進むというのが一つのアプローチです。

言葉で言うのは簡単ですけれど。

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また、そこでカウンセラーなどのサポートを入れるとするならば「ほんとうの自分ってどんな自分？」を追求していくことができます。

これは一人でもできそうに見えてかなり難易度は高いです。

だから、ほんとうの自分探しはインドに旅をしたり、山籠もりや滝行などの修行をしたり、宗教や哲学、心理学を学んだりする方が多いですよね。

うちの読者さまは「修行」と言うと脊髄反射的にワクワクしちゃう人が多いと思うので、「おぉ！じゃあ、自分と統合するために早速週末は滝に打たれてくるわ！」と出掛けちゃう方もいらっしゃるかもしれません。

まあ、ともあれ「ほんとうの自分」というのは母親や周りの環境の干渉を受けずに、自分ってどんな人間なんだ？という探求でもありますから、時間はかかるものの、やがて自分自身を確立することにもなりますから大事なことだとも思っています。

これもまた分離したマインドを統合する方法と言えます。

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さらにヴィジョンを描くという、これまた王道のやり方がありまして、先ほどの「トラウマを癒す」というのは過去に遡りますが、この方法は未来を見るやり方です。

ただ、この場合は「ほんとうの自分」をある程度見ておく必要がありますから、一つ前のアプローチも多少は必要になります。（カウンセラーがサポートする場合はまとめてやるので気にしなくて良いです。）

これは私の言葉を使えば「ライフワーク・デザイン」と言っても良く、要するに「ワクワクする未来を自由に描いて行こうぜ！」ということをやっていきます。

自分が心から喜びを感じられるシーンとは？
ほんとうに安心感を得られる人間関係とは？
自分が幸せを感じられる世界とは？

ファンタジー（空想）になることなく、現実の先にそうしたワクワクしたヴィジョンを描いていきます。

そのヴィジョンの世界ではバラバラになっていたマインドは統合されているはずですね。

私のカウンセリングではまずはこの方法から入ることが多いです。

＊「つい「他人軸」になるあなたが７日間で自分らしい生き方を見つける方法」（あさ出版）
＊忙しすぎて辞める人。暇すぎて病める人。（主婦の友社）

＊セミナー動画：ライフワークをデザインするワークショップ～こんなご時世だからこそ、「自分らしい生き方」改めて見つめ直してみませんか？
＊セミナー動画：やりたいことが分からない！を解決するための質問攻めワークショップ。

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さて、これは専門的な話になるのですが、ロールプレイ・セッション風に捉えるならば「分離したマインドを象徴する２人以上の人を選び、その人たちを中央に集めてつながりをもたらす」というアプローチがよく使われます。

これは感覚的（無意識的）なアプローチで、視覚的にも非常に分かりやすいので効果も大きいのですが、これをするためにはそれなりの場が必要です。

こういう奴ね。
↓
◎大阪：9/11（日）11:00-18:00 問題解決のためのワンデーセミナー～慢性的な問題と向き合って突き抜ける！～
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/45911

ただ、感覚を扱うために「実感」としては乏しいことも多く、そこはそのセッションをリードするトレーナーの腕が試されるところですね。（ハードルを上げてしまいました。てへ。）

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もし、準備ができているのであれば「左手に表の自分、右手に裏の自分を載せて、両手を合わせる」という感覚だけで統合はできるのですが、まあ、なかなかそれは信じられませんよね？

ただ、「左手に今、職場でいい人やっちゃってる自分を載せて、右手にはアンダーグラウンドに生きてる自分を載せてみて。で、両手を胸の前で合わせてみて。はい。直感でそこにどんな自分が見える？」なんてゲーム感覚でやることもたまーにあります。

そこで出てきた自分ってのが統合された自分じゃね？というわけです。

とはいえ、この方法なんて怪しいでしょ？信じられないでしょ？笑

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そんな感じで今日のネタはけっこう専門的になってしまいまして、なかなか自分ひとりで取り組むのは難しいんですけれど、そういう世界観もあるのかあ、と思っていただいたり、必要になればこういう手があるのね？とご理解いただけたら幸いです。

◎大阪：9/11（日）11:00-18:00 問題解決のためのワンデーセミナー～慢性的な問題と向き合って突き抜ける！～
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/45911

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