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自分は真剣なのに、相手が不誠実な態度だとショックで悲しいわけですが、なぜそんなことになってしまうのかを考えてみました。
コミュニケーションって言葉だけのやり取りじゃないし、むしろその影響力は小さいってことを知ると視野が広がるかもしれません。
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私はいつも好きな人ができると、なるべくあなたのことが好き、こういうところが好きと伝えるようにしてるのですが、自分なりに誠実に伝えたつもりでも、じゃあセックスする?笑、とか奢って!貢いで!笑、とか誠実じゃない返答の仕方をされることが多いです。
なんで、好きと言ってるのにそういう方向に話がいくんだろう、、といつも悩みます。
YESだろうと、NOだろうと対等な関係を築きたいです。
そしてたぶん、気にせず嫌だよー笑と流すか、ちゃんと本心でそういう返し方はやめてほしいと伝えるしか解決策はないのは分かっているのですが、
でも好きな人がそうしてほしいならそうしてあげたほうがいいのかな、、、とブレーキがかかり、ヘラヘラ笑ったり誤魔化したり自分自身もそれに対して曖昧な返答をしてしまいます、、。
なにより、1番は普通にショックで落ち込みます。
なぜこのような会話になってしまうのでしょうか。
(Yさん)
こういうテーマってあるあるなので取り上げてみたいと思うのですけど、よくよく考えてみれば様々なケースが想定されるので、全部網羅できるかなあ?あとから「あ!こういうケースもあった!」とか思いつかないかなあ?とか思いながら構成を考えている最中です。
そもそも「会話」というのは「言葉」だけじゃないんですよね。
「メラビアンの法則」って言うらしいのですが(連載誌の編集者に教えてもらったの!!)、コミュニケーションは次の割合なんですね。
言語情報:7%、
聴覚情報:38%
その他:55%
そうすると「あなたのことが好き」という言葉そのものは7%しか情報量がないんですね。これは驚きですよね。
そこに声のトーンとか言い方とかの聴覚情報が加味され、さらに表情やボディランゲージ、その場の雰囲気、お互いのキャラ、それまでの関係性などが加わって成り立つものなんです。
だから、例えば「いつもひょうきんで冗談ばっかり言ってる奴」が「君のことが好きやで」と真剣な表情で告白したとしても「え?なに?新しいギャグ?」と受け取られて本気にしてもらえません。(あ、これは別にYさんのお話ではなく、一般論ね。)
また、どちらかというと陰キャでオタクでチェックのシャツを着てニヤニヤしながら「君のことが好き」と真剣な表情で告白したとしても、その雰囲気から「きもっ!」と思われたりするんですね。(あ、これは別にYさんのお話ではなく、一般論ね。)
それに二人のそれまでの関係性やお互いのキャラってのも大事でして、そうすると「友達として長年仲良くやっていた彼のことを最近意識するようになって、もしかしたら好きかもって思っちゃった」なんて時には大いに苦悩することになります。
そして、今回のケースで真っ先に思いつくのは相手のキャラとか状態でして、「あなたのことが好き」とストレートに言われて「恥ずかしい」って気持ちが先に立っちゃって、それで照れ隠しで「じゃあ、セックスする?」とか言っちゃうんですよね。
この辺、恥ずかしがり屋、照れ屋、シャイな人の場合はほぼ確実で、そういう真剣な、愛情に関するコミュニケーションが大いに苦手な方はきっとやっちまうと思います。
「あなたのこういうところが素敵だよね」なんて褒められて、ニコッと嬉しそうに笑って「ありがとう。」と受け取れる男なんて実は多くなくて、逆にそういう反応が返ってきたら皆さんも即座に「こいつは手慣れてる。迂闊に手を出したらあかん男や!」と思うでしょ?
また、その一方で、相手がYさんを恋愛対象として見てなかった場合は、そうした真剣な告白を“相手が傷つかないようにという配慮から”おちゃらけて返すってことも考えられますよね。
ストレートに「いや、そういう対象としては見れない」と言ったらYさんが傷つくかもと思ったら、嫌われるようなことをわざとふざけて言う、みたいな。
他にもすぐに話題を逸らしたり、聞こえなかったふりをしたりして暗に「いや、君のことはそういう風には思えない」ということを伝えるパターンもあります。
けど、こういうのは相手の性格とか二人のそれまでの関係性とかを調査しないと何とも言えないんですけどね。
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愛情表現とか感謝とか相手を褒めることとかってすごく大切なのですが、我々日本人の多くはそうしたコミュニケーションに慣れてないんですよね。
子どもの頃から親が長所をたくさん伝えてくれたり、愛情をはっきり示してくれたり、感謝してくれたりするような環境であれば、そうした言葉に慣れてるんですけど、そうじゃない家庭も多いでしょう?
だから、最近の20代くらいになると親の意識がだいぶ変わっているので、そういう育てられ方をした人も多く、そうすると恋人ともそうしたコミュニケーションができる人は確実に増えてます。
「ねえ、あたしのこと好き?あたしは大好きだよ」って目を見て伝えたら、そっと目を逸らされて「そんなの見ればわかるだろ?」と返される、、、みたいなシーンって昭和で終わってるのかと思いましたが、平成、令和とちゃんと引き継がれてるみたいなんですよね。
これは別に男子に限ったことじゃなくて、女子にだってその傾向はよくあるものです。
Yさんは「好きだよ」って素直に伝えられるから素晴らしいんですけれど、その言葉を言えない女子も少なくなくて、カウンセリングの場で鬼教官から地獄のトレーニングを課せられる可哀想なクラアントさんもいらっしゃるらしいんです。
また、シャイなだけでなく、自分に自信がないと相手から愛情を伝えられてもギャグかどっきりかと思ってしまい、つい逃げちゃう人だって珍しくないものです。
だから、その辺の様子ってのは7%しかないこの文字情報だけでは如何とも伝え辛く、実際にお会いしてみればある程度推測できる範囲も広がると思う次第です。
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さて、そうした真剣に伝えたのにごまかされたり、逃げられたり、逸らされたりするのは悲しいんですけれど、これってYさんがまっすぐな人だからだと思うんですよね。
自分が素直でまっすぐだと投影の法則により、無意識に相手にも素直でまっすぐな反応を期待しちゃうものです。
けれど、相手は自信がなかったり、シャイだったり、なんじゃかんじゃの事情があってその言葉を素直に受け取れないこともよくあるものです。
例えばカウンセリングでも相手に長所を伝えることがよくあるんですけど、私としてはその言葉を受け取ってもらおうなんて気はさらさらなく、だから、ノートやメモに書いて渡したり、「今から伝えることを一字一句逃さず筆記せよ!」と言ったりするものです。
「受け取れないことを前提として考える」というわけです。
もちろん、男女関係でそこまでする必要があるかどうかは分からないのですが、「あんたのことが好きやで」って言う言葉を受け取れない人もいるんだな、ということは知っておいた方がいいと思います。
そしたら対策も練れますから。
「あなたのことが好き」
「え?じゃあ、セックスしよ!貢いで!」
というやり取りに対しても様々な返しが準備できますね。
「じゃあ、あなたもあたしのことが好きってこと?」(ちょっと甘えるような口調で)
「ねえ、真剣に聞いてくれてる?あたしは真剣なんだけど?」(優しく諭すように、でも、目を見ながら)
「それじゃあ、返事になってないわよ」(目を見つめてニコッと笑いながら)
「もしかして受け取り下手さん?」(お姉さん目線で)
「えー、あたしは真剣に言ってるのにー!そんなのひどーい!」(敢えて明るく、妹キャラ的に)
「それってあたしの体やお金が目当てってこと?」(さらに真剣なまなざしで)
「付き合ってくれるならセックスしてもいいよ。けど、お金はあげない。」(さらっと)
要するにストレートに愛情表現して、相手がどんな態度を取ろうとも自分なりにストレートな思いを伝え続けるってことなんですよね。
自分は真剣だけど、相手はふざけちゃった場合、自分も恥ずかしいから、相手のテンションに合わせてふざけちゃうこともありますよね?
また、その相手の反応がショックで固まってしまうこともよくありますよね?
でも、その相手の反応が先のほどの話のようにある程度想定できていれば、変わらずストレートな表現をしていくことができます。
で、これってコミュニケーションにおいてすごく大事なことなんですが、会話ひとつにとっても実はエネルギーの交換なんですよね。だから、言葉はなくても語り合っている状態なんです。
だから、自分が「ストレートで誠実で真剣な態度」を取り続ければ相手が「シャイで逃げ腰」「おちゃらけてふざけた態度」であったとしても、だんだんそれができなくなるんです。
それを「自分のエネルギーで引っ張る」なんて表現をするんですけど、自分が真剣な態度を取り続ければ相手もそれに合わせざるを得なくなるんですね。
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でも、結局、ストレートで真剣で素直なコミュニケーションができる人が一番強いと思うんですよね。
裏表ないし、隠すものもないし、ありのままだし、繕うこともしなくていいから消耗も少ないです。
だから最終的にはYさんの方が強いと思うので、これから似たシーンがやってきたら、相手の1、2回目の反応で判断せずに、その真剣さをキープし続けてみるといいと思います。
そうすると恥ずかしがってた彼もそのうち真剣な顔して素直な気持ちを伝えてくれますから。
で、これってコミュニケーションにおいて私たちが無意識にやっている「同調」ということなんですね。
テンションをお互いに合わせ合うと言ったら分かりやすいかな?
その時、肚を括ってる方が強いのはもちろんで、だから覚悟を決めて話をすると無理難題でも意外と通ってしまうこともよくあるんです。
そう言えばお弟子の桐山慶子がこんな話をしてくれたことがあります。
彼女はお弟子2期なんですけれど、子育てがあるからカウンセラーになりたいけれど大丈夫かな?という葛藤があったんですよね。
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1期の募集の時に1回断られました。今思えば1回目は「夫がOKしたら通おう」という気持ちが強かったかも。
2回目にどうしても申し込みたかったので、「絶対に通うんだ!」という気持ちで再チャレンジしたらOKもらえました。
「協力するからには本気でやってほしいと思ってるから、俺が反対したくらいで諦めるようなら受けて欲しくなかった。2回目の時は熱意が全然違った」そうです。
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良い旦那さんですよねー。実は名前が同じ「ひろゆき」なんですよー。いやあ、「ひろゆき」っていい人が多いですよね~♪あのひろゆきさんも含め。
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だから、コミュニケーションをするときは肚から話をすることをお勧めしたいんですね。
肚から声を出せ!と言われることもありますが、要するに、肚を括る、地に足を着ける、というほどの意味です。
そうしたら冒頭のメラビアンの法則に従えばうまく言えなくても言葉なんて7%しか影響力がないわけですから、その気持ち、態度の方がはるかに重要なんです。
そして、それはまさに商売をしている方はとてもよく分かると思うんです。
「売ろう、売ろうとして言葉に頼っていると気持ちがついて行かないから結局売れない。けれど、気持ちを込めて肚を決めて話すと、言葉はめちゃくちゃでも気持ちが伝わって買ってくれる。」
また、言葉の通じない海外に行って、真剣になんとか伝えようとしたら伝わった、という経験をされた方も多いと思います。
「同じ言葉でもあの人が言うと重みが違うなあ」「あの人、いいこと言うけどなんか嘘っぽいんだよね」というのもそういうことですね。
ということで愛の告白の話からずいぶんと話が広がりましたがコミュニケーションの基礎としてご理解いただければな、と思います。
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