物事を先延ばししていつもギリギリになっちゃう心理とその対処法~理想主義者・完璧主義者ならびに感性で生きるあなたに贈る悟りの方法~



「もっと早く準備しておけばギリギリになってバタバタしなくて済むのに!」と日ごろから思っているみなさま。もしかしてそれ、小学校時代から変わってなくないですか?
そんな先延ばししたり、ギリギリになっちゃったりする裏には理想主義・完璧主義なマインド、そして、感性で生きる自分がいるのかもしれません。

このところ気が向いたときにYoutubeのライブ配信で皆さんからの質問に答える会を企画しているのですけれど、今日はその中でいただいたネタを膨らませてお答えしてみようと思う次第です。新企画!?

画像をタップするとこの質問に飛べますよ。

物事を先延ばしにしてしまう心理と対処方法について。

皆さんは計画通り物事を進めるのが得意なタイプでしょうか?それとも「やらなきゃ」と分かっているのに先延ばししてギリギリになってバタバタするタイプでしょうか?

今日は後者の方のためにお話をさせていただこうと思います。

実はもうこれほぼ答えでして「タイプの違い」なのですよね。

それを「自分は怠け者だ」とか「きちんとしていない」とか「いい加減な奴だ」とか決め付けて、「分かってるんだったらさっさとやりなさいよ!」とお母さんみたいなことを自分に言っちゃいませんか?

そして、「もういつも同じこと繰り返して!まったく反省していないんだから!なんでそんなギリギリになるまで放っておくの!」とさらにお母さんみたいな説教を自分にしていませんか?

もし、リアルにお母さんに言われたのなら「じゃあ、あんたはどうなのよ?あんたもけっこうギリギリじゃない!」と言い返せるかもしれませんが、それが自分自身には言えないですよね。

これは「9時に家を出るって決まってるんだからもっと早くから準備すればよかったのにだらだらしちゃって!」という日常的なものから「今週中に資料を仕上げないとダメって分かってるのに全く手を付けてないなんて何なの?」という仕事でのできごとから、「20日までに振込しなきゃいけないのにギリギリじゃん!」というお金の問題から、様々なレベルで起きてることだと思います。

某作家さんの話なのですが、彼は気分が乗らないと執筆しないという性質があり、最近書き上げた「嫉妬の本」(来年春発売)は編集者さんに「すんません。締め切り伸ばしてください」と懇願した直後からなぜかやる気になって締め切り前に脱稿したそうです。

ちなみにその前に書いていた「自分に厳しすぎる人のための本」(来月12/10発売)はなぜか気分が乗らない日々が続き(夏だったから?)、締め切りを1週間延ばしてもらったそうですし、さらにその前の「自分だけ損してる?と思う人のための本」(来年2月頃発売)は、猛烈にやる気になって締め切りの数週間前に脱稿されたそうです。

彼に言わせてみると「ギリギリになるのも、ま、しゃあない」とのことで、締め切りを守ることについてそんなに気にされていないようでした。

「だって、気が乗らないのに無理やり執筆したっていい内容書けないでしょう?」というのが彼の持論で、それにより編集者さんはヤキモキさせられていることと思います。(まことに申し訳ございません!)

一方、彼の友人の作家さんは「1日10~15分と決めて日々コツコツ書き上げるのが得意」というまことに信じられないタイプの方で、締め切りから逆算して起稿日を決め、そこからはどんなに気分が盛り上がっても、その逆であっても15分という時間を守って書き上げるんだそうです。

彼はその話を聴いて「わしには無理じゃ。そんなことは無理じゃ。」と悟り、現在のスタンスになったんだそうです。

ところで皆さんは夏休みの宿題を7月からコツコツ積み上げていくタイプですか?
それとも8月25日を過ぎてから猛然とやり始めるタイプですか?
あるいは夏休みの宿題は9月に入ってからやるタイプですか?

私は7月中にちょこっとやってなんかできそうな気分になってその後放置し、8月20日を過ぎて焦りはじめ、8月30日くらいにようやく終わることが多かったように思います。
締め切りのちょっと前にバタバタしながらも何とか終わらせるタイプですね。

よくよく考えれば、その後、学生時代にレポートを提出するのも、仕事の資料を出すのも、執筆スタイルもまさにそんな感じなんですよね。
数十年経ってもキャラは変わらないものですねー。(遠い目)

なので、そんな自分を擁護し、自己正当化するためにも私は「先延ばしするのってキャラだから変えられないよ!しょうがないよ!うん!」という理屈を提唱することになったのです。

でも、そうすると皆さんの中にある疑問が浮かぶかもしれません。

「夏休みの宿題なんてやりたくないことだからギリギリになるのも分かるけど、自分が好きなことで、やりたいことでもいつもギリギリになっちゃうんですよ。なぜ?」

ええ、私は文章を書く(本を書く)のは好きですよ。けど、ぎりぎりになっちゃうんですよね。

実はこの「先延ばししてギリギリになっちゃう心理」というのは、「ちゃんとしなきゃ」という完璧主義、もしくは、理想主義な方々によく起こりやすいのです。

「え?完璧主義な人だったらスケジュール管理だって完璧にしようとするよね?」と思いません?

ここである偉大なる心理学の格言を一つ紹介しましょう。

「完璧主義な人の部屋はたいがい散らかってるねん。」

完璧主義な人って完璧にできることしか手を付けないんです。
完璧に部屋を片付けられると思ったときしか片付けないんです。

だから、そんな人がいざ「今日はやるぞ!」とスイッチが入ると、異常なくらい部屋をピカピカにします。モノを片付けるだけでなく、床を拭いたり、水回りをピカピカにしたりするんです。

「そんなの常日頃からやっとけばいいのに」と分かってはいるんですけどできないのですよね。

完璧主義・理想主義な方は「自分の理想通りにちゃんとできること」が重要です。
だから「気分が乗らない」「別の仕事が忙しい」「遊びたい」「まだ締め切りまで余裕がある」などのときは「ちゃんとしたものが作れない」と思っちゃうんです。

なんていうかもっとガーっと集中して、珠玉の言葉を並べ、読者が「おぉ!!」とのけぞり、感涙するような文章を書こうとするがゆえに、「今日はそんな文章書けねえ」と思ったときは一行も書けないわけですね。

それで結果的に先延ばししちゃうわけです。

そこに締め切りという日がやってきます。

そうすると完璧主義・理想主義者は「締め切りはちゃんと守らなければならない」という別のルールが発動します。

「ちゃんとしたものをちゃんと期日までに作り上げる」といううちの、期日側がヤバくなってくるので、相当に焦り出して、徹夜してでも期日を守ることをします。

だから、「先延ばししちゃっていつもギリギリになっちゃう」という方は、「ちゃんとしたものを作る」という点については不完全燃焼なので、「あれができなかった」「これを入れられなかった」「もっとああすればよかった」と後悔して自分を責めることになるのです。

かつての私の体験で言えば、本を書くという膨大な量の作業に巨大なプレッシャーを感じ、「ちゃんとしたものを書かねば」と思い込んでいました。

しかし、締め切りまで余裕があるときは「まだちゃんとしたものは書けない」と感じていて(つまり、気分が乗らない)先延ばしします。

頭の中では「本、書かなきゃなあ。そろそろ書かなきゃなあ」と思ってはいるのですが、なかなかその気になりません。

結果、「ほんまヤバいで。そろそろ書かなきゃほんまにヤバいで。」となってから、「ちゃんとしたものを書く」よりも「締め切りを守る」という方向にシフトし、無理やりモチベーションをあげて書き始めていました。

それで何とか締め切りの数日前に書き上げることができてホッとしていたわけです。
でも、原稿を編集者さんに渡したあとは「抜けはないか?ちゃんと言いたいことが書けてるか?」と気になっていたものです。

つまり、「ちゃんとしなきゃいけない」と思っている完璧主義、あるいは、理想主義な方々はそういう理由で先延ばしにしてギリギリになっちゃう上に、そんな自分を責めることになるのですね。

分かった?笑

で、先延ばしにしてギリギリまでやらない心理というのはもう一つありまして、それは「感性で生きるタイプだから」というもの。

理想主義、完璧主義の方の中には実はこのタイプも多くいるので、先ほどの理由と密接な関係があるものです。

「スケジュールを管理する」「計画通りに物事を進める」と言った要素は実はとても思考的なもので、男性性が強い方の得意とするところです。

物事を計画通りに進めるとなれば、その日の気分、体調、やる気、腹具合、上司のご機嫌、夫婦喧嘩、子どもの夜泣き等の条件の一切に関わらず、物事に取り組む必要があります。

それを「自己管理できててすごい。あたしなんて全然できない」と自己否定に使う必要はなく、要するにそれができる方っていうのは思考で自分を制御できる“才能”を持った方なのです。

つまり、そうして自己管理することが好きで得意な“タイプ”なのですね。

一方、感性で生きる気分屋な方々は、思考ごときで気分を制御することなんてできません。

「そろそろメイクしないと間に合わない」と思っても、「このチャンネル、めっちゃおもしろーい!」となったらポーチに手を伸ばしたまま目はスマホに釘付けになります。そして、気が付けば時間が過ぎているものです。

それに、感性が豊かな方は「毎日同じことの繰り返し」という生活に喜びではなく、退屈しか感じませんので、「毎日コツコツとやる」ということがぶっちゃけ嫌いです。

「だって、そのときになってみなきゃやりたいかどうかなんて分からないじゃない」ので、プライベートもあんまり先の予定は決めたがりません。「一応、空けとくね」と言いながらも、当日になれば「ごめーん。今日はやめとく。」とか言い出しかねないわけです。

分かるでしょ?

感性で生きる方、すなわち、感受性が豊かだとか、情熱派とか、「人生はドラマじゃ!」と思ってるとか、ドラマや映画が大好きとか、楽しいことが大好き!とか、どっちかというと芸術家タイプだと思う!とか、まあ、そういう方々は、管理されることは大嫌いだし、気分が乗らなきゃ何もできないので、「先延ばし」は当然のごとく起こるんです。

そもそも感性の世界に「時間の観念」なんてありませんから、ぶっちゃけ「締め切りなんて知らんわ。そんなあんたの都合で勝手に日時決めんといて」というのが本音じゃないかと思います。

これはもちろん女性に多い傾向ですけど、男性も案外多いと思ってます。

ここまで読まれて「ああ、まさにあたし。ほんまあたしそんな感じ。気分が乗らないと何もできないもん。」と思われた方がうちの読者にはめっちゃ多いと思うのですけど、だからこそ、そんなあなたに心を込めてお伝えしたいのは、

「きちんとするのはむーりー。諦めなはれ。あんたは一生、締め切り前にバタバタするタイプなんやから」

ということです。

要するに「先延ばししてバタバタすることはもう嫌だから変えたい」と思うのではなく、「先延ばししてバタバタするのがあたしなんだからしゃなあい」と諦めろ、というわけです。

ほら、情熱系の方にとっては「バタバタする」というのもドラマティックで好きでしょ?笑

そもそも映画とかドラマって「ギリギリ」とか「バタバタ」ってシーンをわざわざ作ってドラマティックな演出にしてると思わない?それと同じよ。

でも、人はないものねだりをしますので、「感性で気分で生きる人」は「きちんと自己管理ができる人」に憧れ、そっちの方が幸せなような気がするし、そこで自己肯定感が低い人は、これ幸いと自分を責めるのです。

でも、そうやって「バタバタするのがあたしらしいのよね」と受け入れてしまえば、自己嫌悪も起こらないし、何よりもそんな大層な問題にはならないことが多いので、結果的に何ら問題はないと思いません?

8月31日までに宿題が終わらなくても先生に泣きを入れたら許してもらえたでしょ?

「お前はいつもそうだ!」と少々のお小言はもらうかもしれないし、お母さんに「あんたもっとしっかりしなさいよ」とぶつぶつ言われるかもしれませんが、その少々の時間を我慢すれば何ら問題はなかったでしょ?

ということで、「そっか、あたしは先延ばししちゃっていざってときにバタバタするタイプなんや。それって直らないんだ。」と悲しむなり、悟りを開くなりしていただけたら幸甚です。

「それがあたしだし!」と受け入れられると自己肯定感あがるし、自己嫌悪なくなるので、案外すぐに幸せになりますよ。

そもそも自己肯定感的には「欠点は直さない!受け入れるだけ!」という法則がありまして、今日のお話もそれに沿ったものとなります。
できないことをやろうとして自分を否定するという壮大な自作自演ストーリーにハマってないか、要チェックですぞ。

ということで壮大な自己弁護をしているような気がしているのですけれど、きっと同志のみなさまは喜んでくれるか、「相談する相手を間違えた」と別の意味で悟りを開かれるかどちらかだと思うのですが、とはいえ「完璧主義はもうきつい」とか「理想主義で生きるのはけっこうしんどいから少しでも軽くしたい」と思われる方は下記をチェックするとよいぞ!

◎11/27(土)13:00-16:00 鎧を脱いでありのままの自分を愛するワークショップ~素の自分とつながり、素の自分を愛する3時間~(1週間アーカイブ配信あり)
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/42383

『「いつも無理してるな」と思った時に読む本』(大和書房)

*セミナー動画:心のメイクを落として本来の自分らしさを取り戻すワークショップ3days

ちなみにたまたまさっきトイレで踏ん張りながらFacebookを見たらサトヒがこんな記事を書いてたので、今日の記事に共感された方はきっとハマると思うので読んでみると良いと思う。

「完璧主義と理想主義と自分への過剰な期待の話【過小も過大も表裏一体編】」


より深く学びたい方のためのオンラインスクール「根本裕幸のメルマガ&動画で学ぶ、めっちゃ使えるココロの法則」
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今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!
 
 『物事を先延ばしにしてギリギリになってバタバタするのはなぜ?
 


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