自立系武闘派女子の妻が暴発気味で疲れてしまったのですが「離婚」という選択もアリでしょうか?~真実の男性性の解放に向けて~



様々な意味で勇敢な男子読者よりメッセージを頂きました。
ぶいぶい言わせる武闘派女子の支配下に置かれた夫氏からの貴重なご相談です。
そこで、真実の男性性、ならびに、男性性のセクシャリティについてお話しさせていただくことにしました。

ご無沙汰しています。
未だマイノリティでしょうか、男性フォロワーの一兵卒です。
メルマガが届く度、上官のお姉さま方と繰り広げられる根本心喜劇に笑わされたりホロリとしたり、励まされてきました。
お約束の流れも身につき、拍手やコケるタイミングもバッチリです。

お陰様で自身の男性性への嫌悪感や罪悪感は徐々に減退し、ついに最終兵器彼女とその後入籍、困難に見舞われながらも一年半生き延び、コロナ禍が本格到来する直前に披露宴まで辿り着きました。
在宅勤務で働き方が変わり、職場では男性の育休取得者も増え、そろそろ妊活というタイミングなのですが。

困りました。
昨晩、幾度目かの衝突を経て、風呂場で湯舟に浸かりながら「離婚」がよぎってしまいました。

もう疲れたよ、なんだか眠いんだ、、と呟いても寄り添ってくれるワンちゃんは現れないまま就寝し、翌日少し回復しましたが、選択肢は消えません。

それほどに、僕が選び、そして僕を選んでくれた相手は、手強かったです。

いまや究極兵器新妻(略して極妻)に進化した伴侶は、フルスロットルで周囲を撃ち尽くし、職場の人間関係という王道コースで仕事を辞め、僕の親や妹にも警戒アラームを鳴らして距離を取り、何よりも自らを爆心地に置き続けたことでボロボロになってしまいました。

僕が何をしても裏目に出てばかり。
手負いの獣に体当たりしてムツゴロウさんばりに抱きしめても、気を抜くと噛みちぎられそうになり、、現在、撤退戦です。
自武女と分かっていました。
それでも、僕と過ごすなかでご両親との関係性が改善したり、愛を感じたり、ふたりで強くなれた気がしたのです。
僕もヘラクレスオオカブトを目指したはずがとんだ自惚れ、アリンコどころかミジンコでした。

もうラクになりたい。そう思ってしまいました。

僕では妻を幸せにできませんでした。
がっかりさせたり怒らせたり。
僕の大切な人たちのことも苦手だそうです。

おどけた文章で茶化している場合ではないのですが、楽観的な自分を思い出して俯瞰してみました。吐き出すとラクになりますね。

最強のふたりになれるのか、発展的解消を選ぶのか。
自分はどうしたいんだっけ、という問いに、どうアプローチすればいいでしょう。
よろしければ、ネタにしていただければ幸いです。
まだまだウイルスも活発ですので、根本座長もご自愛ください。それでは。
(Sさん)

これはこれは最前線より貴重なる打電、誠に痛み入る次第です。
貴重なる男性読者さまの激闘の様子、手に汗握る思いで拝読させていただきました。
しかも、文章より察するに、奥様は武闘派中の武闘派女子とお見受けいたします。
当方、そうした歴戦のツワモノどもから頻繁に戦況をご報告いただく身ではございますが、貴殿の奥様はその中でも相当な火力をお持ちと見え、貴殿の心境を慮るに余りある状況におられると察します。
何卒、無事、本国に帰還され、なめらかなアルカリ性単純泉等に身を浸しつつ、その疲れや傷を癒していただきたく存じます。

・・・なんか、そろそろ、この文章を読まれる自武女な方々の視線が刺さるような気がしてまいりました。

「根本さんは男の人に優しい」とか「男性読者への返信はとても丁寧で温かい」等の励ましの言葉(?)を多くいただく今日この頃でございますが、しかし、このSさんの話を読まれた女子たちがどう感じられるのか、たいへん興味深いところです。

「は?あんたが悪いんちゃうの?」とか「彼女をそういう風にさせたのはあんたやろ?」という鋭いツッコミが噴出するのか、あるいは「さっさとそんな女と別れてあたしのところにおいで!」とか「もしかして、S氏って上物?根本さん、連絡先、こっそり教えて!」と狩人たちが名乗りを上げるのか、ちょっと興味津々ですね。はい。

しかし、長年、皆様からのリクエストを頂いておりますが、男性でこのような文章を書かれる方ってたぶん初めてですよね?なんかうれしいっす。

あまり大きな声では言えないのですが、武闘派女子と結婚された勇気ある男子諸君からは「日常生活がロデオみたいだ」とか「これなら虎と同じ檻で生活するほうが気が休まるのではないか?」とか「ときどきピラニアの池に放り込まれる夢をみるんだが」など声を頂き、ときには場末の暗いバーにて涙なくては語れない報告会が開かれるものでございます。

それにしてもSさんは前世でどのような悪行を働いたというのでしょうね?同志の一人として、深くお察し申し上げる次第です。

さて、かなり暴れ馬のようにふるまっておられる奥様ですが、やっぱりあれですかね、もう相当神経をすり減らすほどにストレスフルな生活を送っていらっしゃるのでしょうか。

ちなみに奥様は結婚前からそのような傾向を見せておられたのか、それとも結婚生活が進むにつれて(また、コロナ禍の影響を受けて)そのようなキャラに急変されていったのか、興味深いところです。

※コロナ禍における夫婦関係の変化はあちこちで見受けられるところでして、それについても機会があればまとめてみたいと思っている次第です。

そんな中ですが、私がSさんにお聞きしてみたいことは次のような点です。

・Sさんと奥さんの関係はどのようなものだったのでしょうか?例えば、Sさんが彼女を「助ける側」として彼女の心の傷を癒してあげてきたのでしょうか?

・Sさん自身が彼女をどのような存在と捉えていたのでしょうか?守るべき存在、あるいは、対等な相手、あるいは、自分が面倒を見なければいけない相手、等々、様々な見方、捉え方があろうかと思います。

・Sさんの人生において、彼女のような存在は初見なのでしょうか?それとも身近なところ、あるいは過去の恋愛において、似たような相手はいなかったのでしょうか?

・奥様はなぜそのような暴挙を繰り返されるのか?その心当たりはありますでしょうか?彼女の両親との関係が改善するなどの成果もあるようですが、逆に言えば、それだけ虎の穴的幼少期を彼女は過ごされてきたのでしょうか?

・彼女がほんとうに求めているものは何でしょうか?

・Sさんが彼女のために自分を押し殺しすぎた、我慢しすぎた、いわば、犠牲的な関係性を築いてはなかったでしょうか?

・Sさんの中にある男性性は現在どのような状況でしょうか?もしかすると、Sさんが優しすぎたり、男性性よりも女性性をもって彼女と接しているようなことはありませんでしょうか?

この辺は詳しくお聞きしてみないと分からないのですが、よくあるケースを想定しながらお話してみたいと思います。

男女逆のケースでも同じような話をしていますが、Sさんに対して数々の暴挙を働くとするならば、それは彼女の心の痛みから発せられる「ヘルプメッセージ」であることがほとんどです。

「助けて」と言う代わりに「馬鹿野郎!」と怒鳴り、
「寂しい」と言う代わりに「なんで私のことを分かってくれないのだ!」と怒り、
「ごめんなさい」と言う代わりに「お前のせいだ!」と罪悪感に飲まれ、
「辛い、しんどい」と言う代わりに「あたしのことなんてどうでもいいと思ってるんだろ?」とクダを撒きます。

そうした武闘派的態度の多くが「心の痛みの表出」であり、自分が愛する人(=自分を助けてほしい人)であるからこそ、そうした暴言に出てしまうのです。

それを「親密感への怖れ」と言ったり、「野良猫マインド」と言ったりするんですが、逆に言えば、そうした態度を取るということは、彼女がSさんに甘えている証拠であり、誰に対しても出せなかった裏側の顔を見せてくれる姿でもあります。

で、私のブログではそういう態度を取る夫・彼氏を持つ女子からの相談が多いので、「そこでは女神様になるのも一つの手やで」と女性性の進化を促したり、「そこはセクシャリティの解放によって彼を癒してあげるのはどないでっか?」と提案したりしています。

じゃあ、それが男女逆の場合はどうか?というと、そこでSさんが女性性を発揮するのも一つの手ですが、そうするとバランスの法則によって彼女が男性性に偏ってしまい、むしろ戦況は悪化しやすいものでしょう。

なので、ここでのカギは男性性であり、男性性におけるセクシャリティの解放が有効です。

このテーマは武闘派女子の巣窟と言われる私のブログではめったに扱うことのない話なので、かなり貴重なお話になるかもしれません。

ここで言う男性性というのは、いわゆるマスタリーレベルと言われる領域で、ある面では「賢者」として、また別の面では「真実の騎士」としての振る舞いが行われます。

例えば、痛みから暴れまわる彼女を抱きしめれば、それはそれは鋭い牙によって腕に噛み付かれるわけですが、男性性のエネルギーはその痛みを無視することを可能にします。

って言うとかっこいいかもしれませんが、要するに「めちゃくちゃ鈍感」になるんですね(笑)

彼女が腕に噛み付いても「ん?蚊にかまれた?やだなあ」くらいの反応を示すわけです。
もちろん、その腕に込められた力は強力で、精神力では叶わずとも腕力では優位に立つ男性ならではの力でその彼女のエネルギーを、文字通り力づくにて解放させてあげることができます。

また、真実の男性性というのは怒りのエネルギーを愛に転換することが可能なので、暴れ馬になった彼女をそうして抱きしめながら、怒りでも愛でもあるエネルギーによって彼女の傷をそのパワーによって吹き飛ばすことが可能です。

女性性を持ってその傷を癒そうと思えば「包み込む」という表現になるのですが、男性性をもってその傷を癒すには「吹き飛ばす」という表現がふさわしいかと思います。

具体的には「うるせー!俺はお前を愛するって決めたんじゃ!文句あるかボケぇ!」というエネルギーの放出であり、彼女の痛みのすべてを受け止めてそれを咆哮と共に燃やし尽くす男泣きの世界であり、老賢者のエネルギーを用い、淡々としかし、深く深く潜り込む叡智を表現することで彼女の痛みを洗い流すことでもあります。

・・・具体的にと言いながらたいへん抽象的な表現になっちまいました。

分かりやすく言えば、男性が感動する数々の熱血系漫画などにその表現は詳しいと思います。

じゃあ、こうした男性性のエネルギーを放出するにはどうしたらいいのか?というと、実は女性性のエネルギーも実に重要なものでして、感情を封印したロックマン氏だとこの領域に達することはできません。

女性性の象徴のひとつである「感情を感じる」ということが実はとても大切で、感情を感じながら、それを突き抜けるだけのパワーを発することこそが男性性のエネルギーなのです。

女性性を突き抜ける男性性のパワー・・・これってナニかを想起させますが、まさにそういうことですね(笑)

なので、男性にとってそのパワーを得るには、感情的な面での開発に加えて、物理的な筋力をトレーニングすることも実に大事です。(したがって、男性は筋トレによって自分に自信を持つことができるのです。)

そうして、男性性が解放されるようになると、女を女にしてしまうセクシャリティも解放されるようになりますね。

さて、そんな男性性の物語を珍しく語っているわけですが、Sさんにそれをやんなはれ、という気は毛頭なく、いつものように「さて、そこでどないしましょうか?」という問いかけがやってくるのです。

撤退ムードの中「離婚」という道を選ぶもよし、そこを突き抜けてもう一度ロマンスを手に入れるもよし、大きな分岐点に差し掛かっているようです。

だいたいこういう分岐点に立つ時って、モチベーションもなければ、疲労もピークに達しており、できれば逃げてしまいたいと思うのですが、もちろん、それも一興ですし、とりあえず一時停止的に「疲れを癒そうぜ」という道もありますが、やはりそこで大切なのがヴィジョンですね。ライフワークと言ってもいいですが。

その線から奥さんとの関係を見つめ直してもいいかもしれません。
そこには「助けたい」と思って手を差し伸べた自分がいるかもしれないし、あるいは、「虎の穴に自ら分け入って自らを鍛えるべし」という目的があるのかもしれないし、視野を広げてみるのが後悔のない選択ができるとも思うのです。

ということで、例によってそれを一人で考えるのもまあ難しいので、できればカウンセラーとかに相談しつつ、様々な視点を採り入れてみるのはいかがでしょうか。

男性一般というか、自立系な方々は「なんでそこまで頑張ったの?もっと早く来たらよかったのに」という傾向が強いので、まだまだ大丈夫かな?というくらいでカウンセリングにいらっしゃるのがお勧めです。

そうして案外「この道で行くぜ!」という方向性が見つかれば、たぶんすごく楽になりますので。そしたら、いやいや自分はミジンコじゃなくてヘラクレスオオカブトだぜ!という自信も回復してくるかもしれませぬ。


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