彼の長年にわたる浮気が発覚して以来、気持ちが「無」になってしまいました。



あまりにも強いショックを受けると、自己防衛本能が働いて何も感じれない「無」になってしまうことがよくあります。
また、強い怒りを抑圧するときにも「無」になることが多いものです。
そんなときはどうしたらいいのかをあれこれ考えてみましょう。

根本せんせい、初めまして。Nと申します。

だいぶ前から読者ですが初めてメールさせていただきます。
わたしは言わずもがなバリバリの武闘派自立系女子、長女です。

今の彼とは3年ほど付き合っていて、2年同棲。
2人とも30代前半です。

心理学のブログは3~4年前から読み漁りまくってます。
おかげで、今の彼には褒めまくり、喜びまくり、立ててあげて、、とやっていたのですが…去年の年末に複数人との長きに渡る浮気が発覚しました。
その時の気持ちといったら、全てがゼロになったような。いわゆる無。

発覚時は、彼は土下座に号泣、なぜこうなってしまったのか、自分の生まれた時からの生い立ちの話を聞かされ、こんな自分を変えたいと、懇願されました。
その頃わたしもまだ好きだったし、そんな姿は初めて見たので、結論今も一緒にいます。
ですがそう簡単にハイ仲直りとも行かず。再構築を決めてからというもの、やはり女と会っていたり、連絡とっていたり。浮気まではしていないにしても、嘘ついていたり。

これだけ書くとクソ男ですが、発覚してからはまるで人が変わったように変化しました。わたしからは何も縛ってはいません。
早く帰宅する、飲み会に行かない、月1旅行に連れてってくれる、突然プレゼントを買ってきてくれる、家事を手伝ってくれる、褒めてくれる、身体を求められる、など。でもそれが全て罪悪感の報酬に思えてならないのです。
以前のように愛情を受け取りたくない、楽しい気持ちにもなりたくない、彼の前で笑いたくない、褒めてくれても反発したい。

決定的な何か証拠を見つけてわたし別れたいのかもしれない。そう思うようになり、そこから小さな証拠集めをしては何度も別れ話をしました。
でも、その度に彼は死ぬ騒ぎ。その度にわたしはこの人に死なれたら嫌だな、もっと一緒に楽しいことしたいなぁとやっぱり思い直し。。
疑う気持ちは晴れないけど、今まで浮気されたという事実にだけ目を向けすぎていて、今努力している彼にフォーカスは全くできていなかったなと。

結婚も前向きに考えていこうかなと思っていました。
でも、、毎日彼といても無なんです。最初の頃の疑心暗鬼満載の気持ちもあまりなくて。どうぞ、浮気するならすれば?その時は静かに消えるし、って気持ちも持っていて。でもやっぱどこかでまた嘘ついてるんだろうなーとか湧いてきたり。

周りの友人からは、何故か浮気発覚後もわたしのキラキラ具合が変わらないのが本当に不思議と言われます。たぶん彼じゃない他のところで自分の機嫌を取るのが得意だからだと思うんですが。。

この無な気持ちっていつか有になるんでしょうか。
結婚してもいいししなくてもいい。むしろそっちから離れてくれればわたしは潔く消えれるのにな~、と思うのに全く離れようとしてくれません。むしろ彼が子犬のようにどんどん寄ってくる。その度どんどん引いてしまう自分。
この無の状態って何なんだろうと。ただの温度差に引いているのか、なんなのか。。
話がまとまらずすみません。。
どの部分を切り取っていただいてもいいのでネタにしてくださると嬉しいです。
(Nさん)

Nさんのお話を読みながら「きーっ!そんな男、さっさと別れちまえばいいのに!絶対、もっといい男が見つかるって!」とスマホに向かって思わず叫んでしまった同志の皆様もいれば、「分かる!めっちゃ分かる!あたしも似たような経験ある!どうしていいのか分からないのよね!」と激しく首を振る同志の姿も何となく見えるような気がします。

みなさんならどうします?(きっとオンラインのセミナーでこの質問投げかけたらチャット欄が偉いことになりそうですね笑)

ちなみに、めちゃくちゃ分かりやすく書いてくださってるNさんの話を読んで皆さんが感じたことって、そのまま皆さんの価値観とかマインドの状態などを表していると思いますので、チェックしてみるといいですよ。

例えば「彼に対してムカつく!」という方は、男性に対して不信感とかないですか?
一方「さっさと別れたらいいのに!」という方は、正しさにこだわったり、自分や相手に誠実さを求めたりする傾向にありませんか?
また、「分かるわー」と深く頷いてしまった方は、似たような思いをきっとされたことがあるんだと思いますが、その痛みはもう大丈夫になってますか?

何が正解なんてのはないので、そこで自分が感じたことから自分の心を見つめてみると、新たな発見とかあるかもしれません。

さて、「無」という話ですけど、この「無」というのは様々な解釈が可能です。

よく人は予想外のショックなできごとが起きるとブレーカーが飛んで何も感じなくなります。彼といい関係を作ろうとあれこれ頑張ってきて、それなりに成果を上げていたにもかかわらず、複数の女との浮気が発覚するなんて、ショック以外の何物でもないですから、そこで感情のブレーカーが飛んでしまって「無」になるんです。

これは自己防衛本能の一つで、その時の感情をすべて感じてしまったら自分がおかしくなってしまう、という危惧から、感情を麻痺させる(認識させないようにする)機能なので、それ自体は全然問題ありません。

皆さんの中にも「大切な家族が亡くなったのに涙一つ出なかった」という体験をされた方がいらっしゃるかと思いますが、それも同じことですね。あまりに悲しみが強すぎて許容量をオーバーしてしまい、脳が感情を感じられなくしてくれたんです。

だから、時間が経つと徐々に涙が出てきたり、理不尽さに怒りを覚えたりするようになるのだと思います。

ただ、同時にNさんの場合だったら「こんなにも頑張っていろいろやってきたのに、その結果がこれかよ」という、「呆れてモノも言えねえよ」という思いもありそうです。
彼との関係を良くするために心理系のブログを読み漁り、褒めるだの、喜ぶだの、盛り立てぇのしてきたのに、浮気かよ、女がいるのかよ、しかも、長年にわたって?マジか。ふざけんじゃねー!という感じですかね。

そうすると一気に燃え尽き症候群のようになってしまい「無」になるわけです。

この場合の「無」は「怒り」です。

その後、彼が改心したかのように頑張っていろいろと尽くしてくれても「罪悪感からの補償行為にしか思えん」となったり、

>以前のように愛情を受け取りたくない、楽しい気持ちにもなりたくない、彼の前で笑いたくない、褒めてくれても反発したい。

こういう反発したい気持ちが出てくるのも、Nさんがめちゃくちゃ怒っているからだと思います。

もちろん、その怒りを意識しないようにして「無」にしているのは、世界平和のためですよね。その怒りを感じてしまったら、その炎で地球くらい平気で燃やし尽くしてしまうことを知っているNさんの善意だと思います。ありがとうございます。

さて、ふつうブレーカーが飛んで無になる状態ってのは、時間と共に緩んできて、だんだんその時の感情がよみがえってくるのですが、こうして無の状態が続いているということは、たぶん、初期はブレーカーが飛んだのだけど、その後はずーっと怒りモードが続いている証拠なのかもしれません。

なので、ここからはNさんに聞いてみないと分からないのですが、そもそもNさんって普段から怒ったり、怒鳴ったり、暴れたり、火を噴いたり、バズーカをぶっ放したり、核ミサイルを撃ち込んだりしやすい方ですか?

それとも、昔からあんまり怒らなかったり、感情を我慢しちゃったり、いい人をやっちゃったり、(昨日のネタに引き続き)自己完結しちゃったりするところってありますか?

バリバリの武闘派女子と自覚されてるだけあって、おそらくカバンの中には常に折り畳み式の日本刀かロケットランチャーを装備されているのだと思いますが、そいつらの出番って多い方ですか?

それとも武闘派女子の別パターンである「修行僧」でいらっしゃるのでしょうか?こうした人生の試練を滝行あるいは千日行の如く、受け止める所存なのでしょうか。

ちなみに、

>周りの友人からは、何故か浮気発覚後もわたしのキラキラ具合が変わらないのが本当に不思議と言われます。たぶん彼じゃない他のところで自分の機嫌を取るのが得意だからだと思うんですが。。

という点ですけれど、ご機嫌を取るのが上手、というのはめちゃくちゃ素晴らしいことなんですが、それ以外にも武闘派女子あるあるの「セクシャリティがめちゃくちゃ豊か・強いから」というのもあると思います。

セクシャリティが豊かな方はそもそもキラキラしやすく、かつ、パワフルなので、しんどい状態に陥ってもその魅力が落ちないことが多いのです。むしろ、困難な状況においてアドレナリンが大量に分泌される傾向があるので、よりキラキラしちゃったりしてね。

でも、それだけセクシャリティが豊かってことは、やっぱり怒りのエネルギーも相当なもので、もしかすると現時点で大阪府の1年分の電気量を賄えるくらいのエネルギーを溜め込んでいらっしゃる可能性がありますので、関電に売り込みかけてみるといいかもしれません。

さて、そうした前提を踏まえてNさんの質問にお答えしていきましょう。

>この無な気持ちっていつか有になるんでしょうか。

彼が積極的になればなるほど気持ちが引いてしまったり、ずーっと冷めたような思いがあって全然気持ちが盛り上がらなかったりするならば、やはり自分で思っている以上に「怒り」を感じているようです。

その怒りを出さないように、感じないように蓋をしてきたとするならば、この冷え切った思いはなかなか解消されていかないと思うのです。

怒りってのは、よく好戦的な武闘派女子が所かまわずバズーカをぶっ放しているようなホット(熱い)な表現方法もありますが、その一方で、むしろ冷静沈着な「死んだら確実に化けて出る」というクール(冷めた)表現方法もあります。

ふつう「怒り」は「熱い」と思いますが、どっちかという「冷たい」ものもあるんです。

Nさんはお見受けする限り、死んだら化けて出る派だと思うので、すでに呪い、生霊の類を散々飛ばしまくっているかもしれませんが、要するに、その怒りを処理してあげることが先決かと思います。

とはいえ、御恨み帳を書こうと思っても胸や喉にモノが引っ掛かってるような感じで、なかなか出て来ないかもしれません。

そういう時はいろいろと感情にアクセスしていく方法を試してみるといいでしょう。

○彼に言いたい本当の気持ちって何だろう?

○彼との関係を良くするために頑張っていた当時の自分に向けて伝えたい言葉は?

○浮気発覚後も別れようとして踏みとどまっているのが、私じゃなくて、私の大切な友達だとしたら、なんて言葉をかけてあげたい?

○彼がどうなってくれたら許してあげてもいいと思う?

○浮気されてることを知らずに頑張っていた自分のことを今はどう思ってる?

この辺の質問をしばらく(数週間~数か月)頭の中で巡らせつつ、ノートに思いを書き綴ってみるといいと思います。

怒りを出す、というよりも、自分の気持ちを整理するのが主目的です。

こうした怒りを外に出せない人は、逆に強烈な自己攻撃として自分に向かわせることがあって、それはめちゃくちゃ危険なんです。
そういう時って特に腸や婦人科系を痛めやすく、あまりに感情を麻痺させてしまうと、そっち方面の疾患につながりやすいものです。

なので、そうした感情はできるだけ早くきちんと処理してあげたほうがいいですね。
カウンセリングもいいですが、そうしたセラピー的なアプローチが効果的かもしれません。

さて、彼の話を最後に少しだけ。

・複数の女性と浮気をする
・バレた時に土下座して号泣
・態度が変わったように尽くす人になる
・それでもウソついて女と会っている
・バレるたびに泣いて許しを請う。
・別れ話には「死ぬ」と言う。

という傾向って、メンタルが豆腐っていうだけじゃなくて、いわゆる「依存症」の傾向がある人に多いものです。

浮気をしたいわけじゃないのだけど、不安や怖れや何かしらの感情に駆られて浮気しちゃうような感じですね。

浮気、を、アルコールに置き換えるとまだ理解しやすいかもしれません。
飲みたいわけでもないのに、飲まないと不安になって、飲んじゃって、暴れて後悔する、という流れ。

あるいは、モラハラやDVのような感じ。
ふだんは優しいんだけど、何かの拍子にキレて暴れまくり、気持ちが冷めると、それこそ土下座して謝ってものすごく優しくなって、でも、それでまたキレる、という。

そういう彼と付き合っているNさんは、何かと面倒を見る役割になって、いわゆる「共依存」になりやすいと思うので、そういう点からも問題を見ていくことができます。

が、彼は彼でNさんとうまくやりたいなら、ちゃんと自分の心を“治療”することも大事なんじゃないかと思います。

自分自身と向き合い、自分の中にある問題点を解決しておくこと、そして、生い立ちにややこしいところがあるならば、そうした点をクリアにしておくことなんて大事じゃないでしょうか。

似た匂いのするコイツあたりのセッションを受けさせてみるのもアリかもしれません。

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感情が麻痺してなにもかんじられない「無」の話。
 


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