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仕事にしても、自分を癒すことにしても、あれやこれやと抱え込み過ぎていたらそれだけでオーバーワークになってしまい、疲れてしまうでしょう。
取り組むワークにしても、仕事に求めるものにしても、できるだけ「シンプル」であるように、捨てる、やめる、やらない、ということが解決になります。
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25年間仕事をしてきて、どこに行ってもaway感が付きまとうのは覚悟が足りないのでしょうか。生活のために選んだ仕事だからなのでしょうか。姫って本当にそうなの?
職場に関しては2年単位で7回転職して同じパターン(ミスが多く周りから浮く)。
初日からボス的女性スタッフに嫌な態度を取られたりすることもありました。
今までずっと仕事も周りのスタッフともキチンとやることを注意されてきたので生きる価値ないんじゃと思っています。
『あんたのその態度改めないとどこへいてもうまくいかないよ!』と母親にはよく言われていました(ADHD検査結果は黒ではないが高得点)。
自分なりにパラレルワークやきっちりした決まり通りに行う仕事が苦手なのだとわかりメモやマニュアルなどで対処も工夫もしてきました。
ただ根底に『いくらやっても時給は変わらないのに、この人達はなぜ売上ノルマを頑張れるんだろう?』『私は、前期商品売り上げたのにボーナスや月給が変わらないのはなぜ?』という思いがあります。
そういうのがいけないのでしょうか。
実は2月からまた転職予定で内容はコールセンターなので一つのことに集中できる仕事ではあります。
土日休みになるので好きな事に集中できそれでいいと思って決めました。
本当は本が好きで本にかかわる仕事がしたいけど、この歳でそれほど経験もないとシングルマザーで生活できる給料は望めません。
また条件で選んだ仕事なので、どこかで本心が露呈してaway感と共に周りから浮いてしまうのではないかと、怖くてたまりません。
機嫌の悪い時当たる出しゃばりお局が苦手なのも、上司をいつもマイナスに見る癖も、『母との癒着&罪悪感』『父への怒り』なんだと根本さんの本『罪悪感~』に去年の夏出会ってからわかってきました。
家族全員との癒着を外すアファメーション、お恨み帖、感謝リスト、ブログ過去記事全部読み頭がいっぱいになって疲れてしまってどうしたらいいかわかりません。
もう、褒められたりとかはいいので、職場で普通に誰にも疎まれずにいたい。
その為に何から始めたらいいですか。
(Kさん)
ま、おそらく「うまくやろう」とし過ぎているんだわね、と思います。
つまりは、「自分はダメだ」という思い込みが強すぎるんだろうねえ、ということです。
「自分はダメだ」という思い込みを変えずにあれやこれややったとしても、やっぱり「自分はダメだ」という思い込みを露呈するだけなので、効果も感じられないし、疲れてしまうんです。
つまりは「自己肯定感をあげるために色々とワークをやってみたんだけど、なにも変わらない」という結果を出すためにワークをやっているようなもんなんですよね。
そりゃあ、しんどいですわー。疲れますわー。
シングルマザーで頑張ってる上に、でしょう?そりゃあ、しんどいですわー。
仕事も人間関係も生活も何でも「うまくやろう」とすれば、たいていの人は積載重量オーバーになって倒れてしまうものです。
でも、たぶん、Kさんは「え?何でもうまくやろうとしてる?え?私のこと?」なんて思われているかもしれません。
もしかしたら「え?そんなに私、自分のことダメ出ししてる?」と疑問に思われるかもしれません。
Kさんは今度のコールセンターのお仕事も、
・生活のため
・土日休みなので好きなことに集中できる
という目的で選ばれたのでしょう?
その上で、なぜ、
・周りの人から浮かないようにする
という条件が新たに追加されちゃうのでしょうか?
「away感を感じなくて済む職場」は選んでいないんですよね?
そもそも、
>ただ根底に『いくらやっても時給は変わらないのに、この人達はなぜ売上ノルマを頑張れるんだろう?』『私は、前期商品売り上げたのにボーナスや月給が変わらないのはなぜ?』という思いがあります。
なんて思いがあるならば、「生活のためや土日の休みのため」に割り切って仕事すればいいんですけど(つまり、誰かと仲良くすることなんて目的じゃない)、どんどん自分に課す条件が厳しくなっちゃうんですよねー。
そりゃあ、しんどいですわ~
自分で自分の首、絞めてますわ~
と思うんですよねー。
実は私もKさんと同じような考え方の持ち主で、「頑張っても頑張らなくても給料はそうそう変わらないのになんで頑張る必要があるんだろう?」とか思っていたクチです。
でも、それは私の思いが間違っているのではなくて、私がサラリーマンに向いていないだけ、なのでした。(それに気付くのに5,6年かかりましたけど(笑))
Kさんが「いくらやっても時給は変わらないのに・・・」と思っているとすれば、そうは思っていない人と合わないんですよね。
だから、「ノルマ達成に向けて頑張る人」とは相性がよくないのです。
もし、そんな人たちが集う職場で働いたとするならば、Kさんが浮いてしまうのは自然の摂理です。
でも、そんなKさんの思いが間違っているのではなく、「ただ違うだけ」なのです。
もうお察しかと思いますが、私もサラリーマン時代は職場の人たちと全然合いませんでした。大人な人たちの集団で同世代がいない職場に配属されたので「浮く」ということはありませんでしたが、正直とても苦痛でしたね。(当時はそういう自分を責めていましたから)
でも、「ああ、合わないんだなあ。自分はサラリーマンに向いていないんだなあ」ということを受け入れたら、だんだん職場の居心地もよくなっていきました。
無理に合わせることをせずに、自分を貫くことをするようになったからです。
つまり、「みんなと仲良くする」とか「みんなと同じ価値観を持つ」ということを「捨てる」ことにしたのです。
たぶん、Kさんは全部うまくやろうとし過ぎて、結果的に積載重量オーバーになるくらい、抱え込んでしまっているのが今の状態だと思うのです。
それをずーっとやっているから2年ごとに転職しなきゃいけないくらい追いつめられてしまうんです。
そういう意味でKさんは自分で何か仕事をした方が成功するタイプかもしれませんね。
で、ADHDもひとつの個性なわけですけれど、自分の個性を否定して、違うものに変えようとするとそれ自体が壮絶なストレスとなります。
特に、お母さんの、
>『あんたのその態度改めないとどこへいてもうまくいかないよ!』
という言葉に未だに呪縛されているんですよね。
「はい、そのとおり。お母さんがおっしゃる通り、どこでもうまく行かない現実を創り出しています!!」というわけです。
それくらいマザコンなKさんとしては、お母さんの言葉に縛られ続けているわけですから、ほんとうにしんどいと思います。
自分の人生ではなく、お母さんの人生を生きている、とも言えるかもしれません。
「私がそう思うのであれば、それが自分なんだよね」という自己受容が大切なのです。
やりたいことではなく、生活のためにに仕事を選んでいるのだから、そこでの人間関係は「捨てた」方が楽かもしれません。
経験はないけれど、思い切って好きな本の世界に飛び込んだら、給料は安くても人間関係はうまく行くかもしれません。(だって同志たちの集まりなわけですから)
また、
>自分なりにパラレルワークやきっちりした決まり通りに行う仕事が苦手なのだとわかりメモやマニュアルなどで対処も工夫もしてきました。
という風に、自分なりにあれこれ対処してきたこともめちゃくちゃすごいことですやん。
それだけ対策していたもミスが起こる、ということは、「よほど自分に合ってない仕事をしているんだなあ、そんな合わない仕事でも頑張ってる自分って偉いよなあ。そんな仕事なんだから周りの人とうまくやるなんて無理だわなあ」という風に解釈します。
つまり、自己肯定感、ということです。
「私はダメだ」という前提を「私はOKだ!」という前提に変えてしまうのです。
「私は私、人は人」だし、「それが今の私なんだからしゃあないやん」ということです。
今日からは他のことはしなくてもいいので、とりあえず、この2つの「 」内の言葉をたくさん呟くといいですよ。
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何とかしよう、早く変わりたい、とあれもこれも頑張ろうとすると、結果的により多くのモノを背負うことになって、その希望は残念ながら叶えられないことになります。
ワークをやったり、アファメーションやったり、という実習は1つか2つで十分です。
Kさんもその際、完璧主義なのか、あれやこれやと抱え込んでしまうわけですけれど、むしろ、ここでは逆に「捨てる」「やめる」「手放す」ということが大切になってきます。
「生活のため」に仕事をしてるのだから「仲よくする」は捨てる、アファメーションを続けるから、その他のワークはやらない、という風にね。
そうして抱え込んでいるモノを手放していくと、そもそも気分が軽くなりますし、よりシンプルになってほんとうに楽になっていきます。
Kさんのみながらず、頑張りすぎてしんどくなっている場合は、何かをやめる、ということをまずはやってみましょうか。
★読むならこの本。
>「ついつい抱え込んでしまう人がもう無理! と思ったら読む本」(リベラル社)
★自己肯定感をあげるならばこの動画で学ぶ。
動画配信/DVD「自己肯定感をあげる3daysプログラム」
https://nemotohiroyuki.jp/podcast/33750
★罪悪感を癒す。手放す。自分を許す。
「私の幸せを阻む「罪悪感」を「愛」で癒して「私」を自由に解放するWS
大阪:2/15(土)13:00-17:00
福岡:2/29(土)13:00-17:00
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/33242
★自分を休めるための「平日の休日」。
東京:3/9(月)14:00-17:00 「平日の休日WS~心を緩めて流す特別な時間を~」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/33769
★お弟子さんたちのカウンセリングはこちらから。
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