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「クールな技巧派」とか「洗練された感情表現」とかに憧れるのは分かります。
分かりますけど、そもそも向いてる?できる?やりたい?という問題が残ります。
でも、そのドロドロした感情が「人間らしい」し、「自分らしい」わけですから、それを晒して生きるのがライフワークなのかもしれませんね。
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おかげさまで自分の特性を抑圧するのではなく活かす方向に軌道修正でき、楽に生きられるようになりました。
ありがとうございました。
最近はvoicyを無限ループさせて頂いております。(贅沢すぎる…
それでvoicyの中で「自分の感情に責任を持つ」というお話があって、そこを深掘りお聞きしたいです。
私は創作をしているのですが、運良くそれでたまにお仕事も貰っているので趣味でやっていた時にはあまりなかった葛藤があります。
それは「出してはいけないものを出している…」という葛藤です。
出していけないもの、というのは、未消化の生々しい感情です。
もっと感情の表現を洗練させるしかない…というのは漠然と思っているのですが、暗中模索中です。
その作業を「わたしは昔からほんとはこれしかやりたくなかったんだろうなぁ」と感謝と満ち足りた感覚で一杯になる日もあれば「なんつーもの世の中に出そうとしてんだろ…」と否定感に覆われる日があります。
現に少し前まで、エモーショナルな表現を人目に晒すのが耐えられずクールな技巧派に憧れてそういう路線変更を何度か試みました(この葛藤はもう5年はやってると思います)
それでテクニカル路線でお仕事もでき、評判もわりと良かったのですが、その後が続かなくて…燃え尽きみたいになりました。
それでリハビリのつもりでまた感情路線でぼちぼちやりはじめたら、苦しみもあるけど腰が座る感じがあって、やっぱこっちなのかなぁとなっている今日この頃です。
ですが前述の通り、人目に晒す抵抗は依然としてあり、そこを突破する武器として「感情に責任を持つ」ことを今ひとつ深掘り御指南していただましたら幸いです。
(Yさん)
voicy、最近どんどんフォロワーさんもコメントも増えていい感じですー。お聴きくださいましてありがとうございます~。
何それ、美味しいの?という人は下のリンクに飛ぼう!!
↓
https://voicy.jp/channel/962
えーっと、まず、大前提として創作系のお仕事をされている方のみならず、自立系武闘派女子(=すなわち、私のブログの読者)のみなさんは「クールな技巧派」って向いてないです。はい。
憧れがあるのは分かりますよ。
かっこいーなー、スマートだなー、いいなあー、そんな風にできたらいいよねー。
それっていわゆる「ないものねだり」ね。
だって、頑張ってその路線を目指したってこうなっちゃうでしょ?
↓
>それでテクニカル路線でお仕事もでき、評判もわりと良かったのですが、その後が続かなくて…燃え尽きみたいになりました。
ほら。向いてないんだもん。
それよりも「未消化の生々しい感情」を表現する方が自然だし、向いているし、得意だし、楽だし、ふつうにできるし、評判もいいでしょ?
仕事だって、恋愛だって、ドロドロして、感情がアップダウンして、葛藤して、嫉妬して、でも、一方で絶頂に達して、コーフンして、うりゃーっ!!!て生きる方が自分らしいと思わない?
>その作業を「わたしは昔からほんとはこれしかやりたくなかったんだろうなぁ」と感謝と満ち足りた感覚で一杯になる日もあれば「なんつーもの世の中に出そうとしてんだろ…」と否定感に覆われる日があります。
だから、この「なんつーもん、世の中に出してんねん」という思いさえ、払拭できたら問題ないでしょう?
で、その「生々しいくらいの感情」というのは、Yさんからすればきれいじゃないものに見えるかもしれないんですけど、でも、それは相手の感情を動かす原動力になります。
感情の表現を洗練させようなんて思うよりも、その生々しい感情をうりゃー!!どないじゃー!!!とぶち込む方がきっと、クライアントの受けは良いはず。
だから、
>それでリハビリのつもりでまた感情路線でぼちぼちやりはじめたら、苦しみもあるけど腰が座る感じがあって、やっぱこっちなのかなぁとなっている今日この頃です。
というのが正解だと思うんですよねー。
それでいいと思うんですよねー。
何があかんのかなーと思うんですよねー。
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さて、Yさん、どうして未消化の生々しい感情を人目に晒しちゃいけないと思うの?
恥ずかしいから?
きれいじゃないから?
相手を引かせてしまうから?
まだ真人間になろうとしているから?
でも、創作の仕事をしている人は特にだけど、「生々しい感情を人目にさらすことへの葛藤」をも売りになると思うんですよね。
その生々しさや苦しみ、葛藤、そして、嫌悪感や不安、怖れ、どろどろした嫉妬や、暗い淀みで蠢くような罪悪感って、やっぱり相手が持つその感情を刺激して、強く惹き込む魅力になると思うのです。
それが「作風」って奴でね。
自分らしい作品って、やっぱり自分らしくあるときに生まれるものなんですよね。
以前、ある創作をお仕事としている人をセッションしていたときにこんな話が出てきたんですよ。
「野良猫の彼とうまく行かなくて苦しくて、寂しくて、もしかして今も他の女と寝てるんじゃないか?って嫉妬に狂ってるときに作るものってクライアントからめちゃくちゃ評価が良くて。自分の内側にあるとドロドロしたものが露骨に出ちゃってて、私は嫌だったんですけど、それが今の私なんだからしゃあないって出したらすごく喜ばれるんです。逆に彼とラブラブなときって創作意欲も全然湧かなくて作品もテキトーになっちゃって・・・。あたし、幸せになったらこの仕事続けられないんですかね?」
もちろん、「だよねー、ずっとドロドロしてた方が仕事的にはいいかもねー」とテキトーに答えたら思い切り足を蹴られましたけどね。
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ライフワークとか、自己肯定感って、未消化、未完了、未成熟、そんな自分をも受け入れていくプロセスを表すんです。
「それが今の自分だから」
「それが一番自然だから」
「それがやりたいことだから」
そうした葛藤をずっと重ねて、年月を経ると、だんだん洗練されたものが作れるようになると思うんですけど、たぶん、それって、そうしたドロドロした感情が洗練されるんじゃなくて、ドロドロした自分を受け入れられるようになったからだと思うんですよね。
だって、ほら、常に情熱感じていたいでしょ?
燃えさかる炎のようなハートを持っているんだったら、それをそのまま出すのが一番自然だと思うんですよね。
腰が据わるんですもの。
そうして、今の自分が出せるもの、今の自分が表現できるものを創作にぶち込んでいけばいいだけだと思うんですよねー。
「それが今の自分なんだからしゃあないやん」という奴ね。
「ありのままの自分を受け入れる」っていうのは、きれいなところだけじゃなく、きれいじゃないところもちゃんと受け入れることですから。
・・・ということで、そのまま「なんつーもん出してんねん」とツッコミが入るくらいの良品をこれからも提供していただければきっと自分も幸せだし、みんな喜ぶし、win-winだと思います・・・というお話でした。
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「自分の感情に責任を持つ」の説明を最後にちょっとだけ。
自分がどんな感情を感じていても、それを感じているのは自分自身だから、誰のせいでもないので、誰かを責めたり、責任転嫁したりする必要はありませんよ、という意味です。
誰かの言葉で傷ついたり、ムカついたりしても、それは相手が悪いんじゃなくて、自分がそういう風に受け取ったわけですから。
「来週ハワイだー、うほほーい!!」って気分が良いときに上司から怒られても「はあい(はあと)」って受け止められるけど、ハワイから帰って来て「もう楽しみも何もない。生きてる意味もない」と絶望しているときに上司から怒られると「おい、ちょっと表出ろや。シメてやる」と思うでしょ?
同様に「かっこいいなあ、渋いなあ、尊敬できるなあ」という上司から怒られたら「はい!すいません!!気を付けます!」て素直に言えるけど、無能で、見た目最悪で、大っ嫌いな上司から怒られたら「おい、お前、誰にモノ言うてんねん。ちょっと表出ろや」ってなるでしょ?
その言葉で傷ついたり、ムカついたり、悲しくなったり、寂しくなったりするのは、自分の心の状態で如何様にも変わるわけでして、相手のせいではないんですね。
だから、どんな感情が出てきても「それは私が作り出した感情なのだ」と思い、自分で自分のご機嫌を取ることが大切なのですよー、ということです。
★自己肯定感シリーズ
*自己肯定感とは?(Youtube)
*動画配信/DVD「自己肯定感をあげる3daysプログラム」
*「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)
*「マンガでやさしくわかる敏感すぎるあなたがラクになる方法」(日本能率協会マネジメントセンター)
*「ムック本「書くだけで「自己肯定感」が高まるワークブック」」(宝島社)
*ムック本「自己肯定感を高めるお得技ベストセレクション」(晋遊舎)
★ライフワーク本&動画
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*「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)
*セミナー動画:ライフワークをデザインするワークショップ~こんなご時世だからこそ、「自分らしい生き方」改めて見つめ直してみませんか?
「自分の感情に責任を持つとは?~自分を傷つけられるのは自分だけ」
https://voicy.jp/channel/962/68518

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