他者に「刺激」を求める裏には「退屈」、そして「孤独感」さらには「依存心」が隠れているのかもしれない。



オンラインスクール並みの掘り下げをやってみました。
野良猫君や仕事などに刺激を求める裏には、安定から来る刺激への欲求があるわけですが、その安定は退屈を生み出し、さらにその奥には孤独感があるものです。
そして、その孤独感は依存心が作り出していることが多く、ここが問題の本質になっている可能性が高いものです。

野良猫ヤローと職場ダブル不倫5年、振られて半年経ちました。今は転職して職場違いで冷静を取り戻した美魔女です(笑)。
たまに会ってお茶→エッチをしてます
復縁したいんですが、怖いです。傷つくのが怖いです。
だけど好きな気持ちも大事で「振られたけど好きだー。ずっと一緒にいたい」って告ったら「振ったつもりはまったくないよ。ただ離れただけ、俺も好きだからこうやって会いに来るし好きだからエッチもするし、一緒に居たいと思うよ。」っていいながら速攻、音信不通にするヤローです。
「恋愛関係は無理だから友達に戻ろう」って言った野良猫に振り回されてます
「好き」と言う気持ちを言えたこと、相談にのってもらったことに満足していることと、図々しくも「私を好きでいれくれてありがとう」をLINEで伝えたところ「前向きになって良かった。今を大切に生きましょう」と他人事目線で返信がきました。
野良猫ヤローの胸ぐらをつかんで「どの口が言っとんのじゃ」って攻撃したい気分です。
私、野良猫から大切にされたいんです。
どうしたらいいんですか?
ええ、わかってます。
根本先生の答えは「好きにすればいいじゃん」「自分を大切にすればいいじゃん」って。
もう一声、別の角度で教えて欲しいんです!
根本先生さま、お願いします!
野良猫語の解析もお願いします!
(Yさん)

そうなんですよねー。「好きにすればいいじゃん」「自分を大切にすればいいじゃん」って以上は何も言うことないんですよね~(笑)
まあ、答えが出てるので(!?)あとはテキトーな話でお茶を濁して参りたいと思います。

野良猫君とお付き合いするともれなく「どの口が言っとんのじゃ!!」のセリフが自然と出てくるシステムになっているわけですが、そもそも何でそんな思いをしてまで彼に執着してしまうのか?というのが問題になってくるわけです。

美魔女って自覚があるくらいですから、もっと気分のよい恋だってできそうなものなのに、なぜか皆さん、「どの口が言っとんのじゃ!!」の方を選びたがる傾向があるようですね。

ほんと、お盛んですなあ(縁側でお茶をすすりながら)。

基本的に私は他人軸(彼軸、野良猫軸)の話にはお付き合いしない冷たい奴なので(笑)、彼が主語になってる文章は参考程度にしか見ないわけで、早速ですが、Yさん自身のお話に移りたいと思います。

ダブル不倫っていうくらいですから、Yさんには旦那さんがいらっしゃるってことですよね?
そして、その関係は冷めているか、穏やかなのか、落ち着いているか、なんだろうと思います。

つまり「安定」があるわけですね。

「安定」というのは心地よい響きなわけですけれど、情熱系女子からするとソッコー「退屈」になるわけで、そうすると当然ながら「刺激」を求めるようになるわけです。

そして、恋に刺激を求めるとなると、その辺の男子では大変つまらないわけですから、そこは野良猫君的な相手じゃないと意味がなくなるわけです。

ちなみに、Yさんの場合は旦那さんとの家庭に「安定」があると解釈したわけですが、それ以外にも「仕事」に「安定」がある場合もあれば、実家暮らしの生活に「安定」がある場合もあります。

なんで、こう、うまく行かない恋ばかりを選ぶんだろう???という場合、どこかに「安定」があって「刺激」を求めているって可能性もあるんですね。

不倫というのは意識するしないに限らず「罪悪感」が付いて回ることが世の常でございまして、その罪悪感というのがこれまた非常に強い刺激を与えてくれるものです。
だから、「安定」の一方で、「刺激」を求めるとするならば、どうしても罪悪感を覚えるような恋や関係に走りやすいのかもしれません。

しかも、その刺激ってのはどんどん麻痺していきます。

最初はお付き合いするだけで刺激を得られていたのに、だんだんそれで満足しなくなるんですね。人間ってば、贅沢(はあと)。

そうすると「ケンカ」「別れ話」「音信不通」「体だけの関係」などの新たな刺激を作り出して、退屈を紛らわせようとするのです。

ここからは少し深い話をしましょう。

この「安定=退屈」の土台の上に罪悪感などの「刺激」を持ってきた場合、表面上はいい波が来てサーファーにとっては興奮する状況であっても、水面下ではとても静かな状態が続いているものです。

すると、表面的にはどんどん刺激を求める一方で、それと同時に内面にある退屈もまたどんどん増えていきます。

つまり、ギャップがどんどん広がって行くんですね。

そうすると「彼と別れて退屈な日常に戻ることにすごく抵抗がある」となったり、「彼を失ったらあの退屈極まりない毎日が再びやってくるのかと思うとやりきれない」となったりしてしまうものです。

それが彼やその恋への執着をより強めるようになります。

そうすると、戻る場所があるにも関わらず戻れない状態になっていくものです。

つまり、縄張りから出てしまった家猫みたいになるんですが、言い換えればそれは、野良猫になっちまうことを意味します。

つまり、Yさんは意識するしないと限らず、Yさん自身が首輪のついた野良猫になってしまうわけですね。

ここで生まれる感情が「孤独感」であり、「家なき子」のようなマインドです。

元々「安定=退屈」な生活の中にも訳の分からぬ「孤独感」があったかもしれませんが、それが、ますます強く、顕著になっていくんです。

人は孤独感をものすごく怖れ、嫌います。

刺激物(=罪悪感など)はその孤独感を紛らわせてくれるので、どんどん刺激を求めるようになっていきます。

それは当然ながら、彼への強い執着心として現れるんです。

それってめちゃくちゃ辛いですよね。

だから、この状態ってよく「依存症」になぞらえて説明されるわけなんです。

お酒やギャンブル、クスリに依存するのと同じような心理です。

始めは競馬も100円賭けて楽しめていたのに、1レース1万円以上勝負しないと楽しめないようになってきます。
ほろ酔い状態で楽しめていたのに、泥酔するまで飲まないと飲んだ気がしなくなります。

だから、Yさんが抱える問題の本質って、その「退屈した日常が作り出す孤独感」なのかもしれないと思うのです。

そして、この孤独感の多くは私たちが幼少期の頃から持っていた「誰か私を楽しませて!!」という「依存心」に類するところが少なくありません。

また更に深い話になっちまうんですが、勢いよろしく話を進めて参りましょう。

つまり、その依存心によって、「刺激は外側から与えられるものだ」という習慣が心の中に根付いてしまうんです。

もし、仮にみなさんが子どもの頃から「一人遊び」が得意だったとしても、それは「誰も刺激を与えてくれないから、その代わりに一人で遊んでいる」という状態に近いものです。
言い換えれば「寂しいから、一人遊びして、それを紛らわす。ほんとうはママやパパに遊んでもらいたいけど、それが叶わないから次善の策として、一人遊びをする」という状態です。

そもそも旦那さんから与えられる安定、仕事(会社)が与えてくれる安定についても、そこに「与えられるもの」という依存心があるのかもしれません。

つまり、安定も、刺激も、「誰かから与えられるべきもの」という思い込みが私たちの心の奥深くにあるのかもしれないのです。

だから、ここまで掘り下げてみて言えることは、Yさんにとって、表面上に起きている野良猫君との恋も確かに問題なんだけど、本質的な問題って、その奥の退屈(安定)、そして、さらに奥にある依存心にあるのかもしれないな、と思うわけです。

だから、そういう意味で求められているのは「自立」です。
自らが自分の人生を創造していく自立心です。

私が私を楽しませる。
私が私を喜ばせる。
私が私を満たす。

自己充足の世界観です。

ここからよくライフワークの話に転じていくのが根本先生のパターンなわけですけどね(笑)

すなわち、YさんがYさんらしい人生を創造していくプロセスが始まっているのです。

◎私がほんとうにしたいことは何だろう?
◎私は何に血沸き、肉躍るのだろう?
◎私は何をしているときに「生きてるぜ!!」って感じるのでしょう?
◎私は何をするために生まれてきたのだろう?
◎私の人生のミッションとは何だろう?

それは旦那さんも野良猫君も仕事も介在しない、Yさん、たった一人の世界の中で作られていきます。
つまり、その孤独感とがっつり向き合うことにより生まれてくるのです。

その状態がほんとうの意味での「自分軸」となります。
彼も、旦那も、関係のない、「私は」の世界ですね。

先ほど書いた「◎」の項目について、山籠もりでもしながらじっくり向き合ってみるのはいかがでしょうか。

・・・とまあ、オンラインスクールや個人/グループセッション並みの話をしてしまいましたが、みなさん、付いて来れられたでしょうか???(ちょっと不安(笑))

ちなみに、野良猫語についてですが、野良猫君はとかく「お前は俺の都合のよい存在にしておきたいのだ」という方針のもとに言葉を発するので、矛盾や嘘ばかりになるものです。
だから、「あら、彼は今はこういう距離感に私を置いておきたいのね」と常に解釈することが正しいと思っております。

★こんな感じ(もっと説明は細かい)で、動画付きで深い内容を学べるオンラインスクール。月額3,240円で毎週月曜日配信。
https://www.mag2.com/m/0001677732.html

★ひとつ、罪悪感について向き合ってみるのもアリですね。

「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)

★ライフワークを見つけるにはこの本がお勧め。

「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)

★自己肯定感をあげる、というなら、このセミナーも捨てがたい。

『自己肯定感をあげる3daysプログラム』

東京:8/25(日)、9/15(日)、9/28(土)
名古屋:10/19(土)、11/16(土)、12/15(日)
大阪:10/20(日)、11/17(日)、12/14(土)

https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/31475

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 >https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/31477


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