両親との距離感と恋愛について~恋のパターンは両親の影響を強く受けるもの~



両親との距離が近いと、その分だけ恋愛のパターンにもそれが深く関係してくることになります。
その基本的な話と、両親を手放して大人の恋をするためのプロセスについてお話をしています。

根本先生、こんにちは

大阪のイベントに参加させていただいた者です。
クリスタルボウルのヒーリング、とても心地の良いものでした!

野良猫と復縁したいと質問し、気分で復縁したら良いのではという有難いお言葉とともに日々過ごしていました。

久々にノートに色んなことを書き散らしておりますと、愛されること=嫌がらせの図式が出てきました。

子どもの頃から父親に偏愛と嫌がらせを交互に受けつつ、父親から贔屓されているのを見て嫉妬に燃える母親という修羅場で30年近く生きて参りました。
多分原因は上記だと思います。

未だに自分が嫌いで人と関わるのも、男性と仲良くなるのも恐いです。

この気持ちを少しでもやわらげて癒していきたいと考えていますが、例えるなら高い飛び込み台からプールを見下ろすような気持ちになって足がすくんでしまいます。

ちょっとずつでも前進していきたいと考えていますが、どうやって傷ついた自分を受け入れて方向転換していけばいいでしょうか?

どうぞネタにしてください。

よろしくお願いします。
(Yさん)

ありがとうございます~♪
クリスタルボウルの演奏会・瞑想会、また8/17に東京であるのでよかったらどうぞー。

https://business.form-mailer.jp/fms/137c3bb249192

さて、

>子どもの頃から父親に偏愛と嫌がらせを交互に受けつつ、父親から贔屓されているのを見て嫉妬に燃える母親という修羅場で30年近く生きて参りました。

なんと分かりやすい・・・。いちいち分析する必要がないくらい分かりやすい・・・(笑)

でも、なんか偉そうなことを離さないと「このカウンセラー、けっこうショボいかもしれない」という本質がバレてしまいそうなので、それなりの話を一発ぶっこんでおこうと思います。

男女関係(恋愛、結婚)のパターンというのは、父、母、私の三角関係がベースになるものでして、その関係性がヒントになります。

両親の関係が悪いとなれば、パートナーシップに完璧さを求めるか、反対に、諦めに入るか、という2択になりやすく、両親の仲が良ければ、私も同じようになる!と思うか、逆にその両親との距離が近くなりすぎて男(女)ができにくい、という状況になるもんです。

ええ、両親の仲が良いからうまくいく、悪いからうまく行かない、というわけではないことに注意が必要です。

その上で、Yさんの話を例にとると、

父親・・・偏愛と嫌がらせを交互に受ける
母親・・・嫉妬に燃える

という関係にあったわけですね。
そうすると、Yさんが恋をすると、「父親」「母親」「私」のどれかのポジションに入りやすくなるんですね。

つまり、「好きになる彼に偏愛と嫌がらせを交互に受ける」「好きになる彼にやたら嫉妬されて八つ当たりされる」、また、「彼に対して愛情を感じるものの、嫌がらせをしてしまう」「彼に対してやたらめったら嫉妬深くなる」という感じです。

つまり、自分と彼が「父」「母」「私」のどれかのポジションに入るわけです。

それは相手の性格もありますし、父、母のどちらのインパクトが強いかにもよります。

特にYさんの場合は「愛されること=嫌がらせの図式」という思いがあるくらいですから、「父」の影響がより強いのかもしれませんね。
(そうすると、父親的な接し方をする男性との縁が多くなりやすい)

恋愛というのは「1対1」の関係なのですが、その土台となる関係性が「父-母-私」の三角関係なので、そこが恋愛のややこしいところであり、面白いところでもあるのです。

わざわざ神様はそうやって複雑さを作って人生を面白くしてくれているのかもしれません。
もっともその狭間にいて、嫉妬したり、偏愛を受けたり、感情に振り回されてるときは、「楽しい」なんて思えないもんですけどね。

そういうわけで、Yさんは男性と距離が近づくと、「偏愛と嫌がらせを同時に受けるんじゃないか?」「誰かに強烈に嫉妬されるんじゃないか?」などの不安や怖れが顔をのぞかせるので、

>未だに自分が嫌いで人と関わるのも、男性と仲良くなるのも恐いです。

という思いを持つのかもしれません。

そんな時に「野良猫男子」くん、というのはなかなかいい仕事をしてくれるわけです。

距離が近づけばすーっと逃げるし、こっちが引くと近づいてくるわけで、男性と親密になるのが怖いYさんとすれば適切な相手とも言えるんです。

とはいえ、もっと親密になりたい!!と思った瞬間に、それは葛藤に変わるわけですけれど。

で、父-母-私の三角関係がベースになると話をしましたが、そんな関係性から自立して大人になっていくと、徐々にその影響が薄まっていきます。

それは心理的に親から自立して、自分軸を確立していくためなのですが、逆に、大人になっても親との距離が近すぎると、なかなかその面で自立が進みません。

そもそも恋愛を通じて徐々に親からの距離を取っていくのが本来の精神的成長なのですが、日本(アジア全体にその傾向がある)は「家族」というのがひとつの単位になっているので、なかなか親から自立することが難しい現実もあります。
(欧米は「夫婦」がひとつの単位になっているので、子どもの自立は早まります。それについてもメリット、デメリットの両方があります)

しかも、30年に渡る長い修羅場を経験してきたのであれば、Yさんが両親から受ける影響は多大なるものがあると思われます。

なので、精神的な面で親から自立することが求められるのですが、それは「手放しワーク」にその詳細が語られています。

DVD『本気の手放しワーク』
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/27607

※ちなみに今執筆している本は「手放し」をテーマにしています。

両親からの影響が強い方の場合、いきなり「男と距離を縮める」というのはYさんがおっしゃるように、飛び込み台から飛び込むようなもんでして、下にプールがあればいいけど、飛び込み台だと思ったら実はそこは清水の舞台だったりして「おい、水がねーじゃねーか、頭打ったら死んでまうで」なんてことにもなりかねません。

なので、男と距離を縮められるようにするために、両親を手放す=両親から自立する、と言うプロセスを強く推奨する今日この頃でございます。

さて、DVDを見て頂いてもいいのですが、そんなことのために大枚3万円を払うのはもったいないし、きっと根本さんならこの後にそのやり方を書いてくれるだろう!という読者の期待に応えて話を進めたいと思います。

このケースでは大きく2つのアプローチをよく推奨しております。

A.両親から自由になる(手放す)

(1)両親に対して御恨み帳をガンガン書く

子ども時代我慢したこと、イヤだったこと、言いたいけど言えなかったこと、寂しさ、恨み辛み、悲しみなどの素直な思いをどんどん御恨み帳に書き込んでいきます。

両親との距離感が近い人は最低でも10冊くらい書いた方が良いと思います(笑)

(2)両親に対して感謝の手紙を書く

ある程度恨み辛みを吐き出したのちは、両親に対して感謝できることを列挙していきます。
ブログの中でも「父、母それぞれに感謝できることを100個書きなさい!」という無茶な課題を出していますが(個人セッションを受けて下さった方は特別サービスとして、その数字が200になります)、それもそのひとつです。

父が父、母が母で良かったこと、という切り口でもいいです。

また、未婚の方は「結婚式で読む両親への手紙」を先取りして書いてみたら?という風にすることもありますし、癒着が特に強い場合などは「弔辞を書いてみるといいですよ」なんて言ったりします。

感謝は手放しにとって最大の恩恵でありまして、そこにフォーカスしていくわけです。

B.大人の女性としての振る舞いを身に着ける

要するに、大人っぽい下着を身に着け、ファッションやメイクをし、セクシャリティを解放すべくオナニーに励む、という話です。

セクシャリティというのは、子どもから大人になる象徴です。

性的な目覚めは親に対して恥ずかしさと罪悪感をもたらし、自立を促進します。
それと同時に種を残すための本能が目覚め、自分が親になる準備を促進します。

経済的自立もまた大人になることを意味しますが、レールに乗って進学・就職してしまうと、そこに自分が選択した感覚は少ないので、現実的には「経済的自立=精神的自立」になりにくい現状があるようです。

なので、手っ取り早く見た目や身に着けるもの、そして、セクシャルな振る舞いによって、親から自立する方がいいと思っています。

ブログやセミナーやセッションで、ことのほかセクシャリティを強調するのは、こうした「親からの自立」がとても大切な意味を持つからです。

親からの自立は同時に、社会における自分軸の確立を意味します。
つまり、一人の大人として生きていける環境を整えるわけですから、そうするとパートナーシップもより築きやすくなるのです。

親からの自立がなしえてないうちにパートナーシップに関わると、親代わりにパートナーを求めたり、自分が相手の親代わりになってしまうことが多いんです。
もちろん、そうなったらそうなったで、親からの自立を進めることは変わりません。
順番が逆になっただけですね。

ということで簡単ではありますが、私なりの

>ちょっとずつでも前進していきたいと考えていますが、どうやって傷ついた自分を受け入れて方向転換していけばいいでしょうか?

への回答でございます。

参考にして頂ければ幸いっす。

DVDを見るのもいいけどセミナーの方が好きだ、という方はコレがお勧めです。

★東京:8/25(日)、9/15(日)、9/28(土)自己肯定感をあげる3daysプログラム
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/31475

★大阪:9/7(土)11:00-18:00
「自立系武闘派女子のための1DAYセミナー~親密感への怖れを手放す~」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/29813

★根本のお弟子さんたちによるカウンセリング。
http://cocoronooffice.jp/#counselor

 ☆オンラインカウンセリング無料相談「ココロノマルシェ」
 >https://cocoro-marche.com/

 ☆東京:9/14(土)13:00-17:00 お弟子さんたちのカウンセリングを体験できる会
 >https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/31477

★動画付きでより深い内容を学べるオンラインスクール。月額3,240円で毎週月曜日配信。
https://www.mag2.com/m/0001677732.html


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