「抵抗がある」ということは「興味がある」ということ。



私たちは「興味がない」ことには関心を示さないので、抵抗が出てくるどころか見向きもしないものです。
「○○することに抵抗がある」ということは、「○○にとても興味がある」ということなんですよね。
まずは、その気持ちを素直に認めちゃうことがものすごく大事なんです!

根本さんこんにちは。
いつもブログに助けられております。
私は現在大学に入ったばかりなのですが、化粧をしたりおしゃれなど女性らしいことにとても抵抗があります。
恋愛面でも、自分には彼氏なんて100年早いなどと思ってしまいます。
好きな人のために頑張って可愛くなる!といった発想もあまり理解できません。
中学時代から自分に自信がなく人と話すのも苦手で、最近は少しマシにはなりましたが、まだまだ自分を認められないところがあります。
女性らしくなりたいという思いはあるにはありますが、恥ずかしさ、劣等感、自分の素材では努力しても無駄だという気持ちが勝ってしまいます。
大人の女性として成熟するために、このような気持ちを乗り越えるにはどうしたらよいのか、アドバイス頂けたら幸いです。
(Mさん)

大学に入ったばかりのMさんに限らず、「女性らしくすることに抵抗があるんだけど?」というお話はちょくちょく耳にします。
つい数日前もうちのスタッフが熱くそんなことを語っておりました。はい。

さて、心理学的な見方をすると、時に「え?」「うぇっ!」「いやっ」「やだ」という反応が起きてしまうことがよくあるんですけど、今回のお話も人によっては黙ってスマホの画面を閉じたくなるであろうことを先にお断りしておきます。

「女性らしくすることに抵抗がある」に限らず、「○○することに抵抗がある」とか「○○するのが怖い」という思いは皆さん、少なからずあるかと思います。

そこで問題です。

Q.女性らしくすることに抵抗があるMさんは、

(1)女性らしくすることにとても興味がある。
(2)女性らしくすることにすごく興味がある。
(3)女性らしくすることにめっちゃ興味がある。

さて、(1)(2)(3)のうち、正解はどれでしょう????

難しいですねえ。

とても、すごく、めっちゃ・・・。うーん。悩みますねえ・・・。

そう、私たちは「興味がない」ことに対して「抵抗」なんて感じません。

興味がないんですから、悩むこともしません。

競馬に興味がない人は、週末の函館記念の馬券に悩むことってないと思うんです。
「ハンデ戦だから荒れるよなあ。手広く行かなきゃいけないけど、うーん・・・」なんて馬柱を眺めながら悩まないと思うのです。

逆に言えば、競馬に命をかけてる人はものすごく悩みます。

つまり、Mさんが女性らしくすることに「ものすごく」抵抗がある、ということは、Mさんは女性らしくすることに「ものすごく」興味があるんです。

興味があるけど怖い・・・というのが「抵抗」になるわけです。

だから、まずMさんがしなきゃいけないことは「私は女性らしくすることに興味があるんだ」ということを知ることなのです。

まあ、これはすでにお気付きだと思いますけれど・・・。

>女性らしくなりたいという思いはあるにはありますが、恥ずかしさ、劣等感、自分の素材では努力しても無駄だという気持ちが勝ってしまいます。

という風にね。

でも、この「恥ずかしさ」「劣等感」「素材への否定的思い」もまた、その興味から生まれることなんですよね。

競馬はじめ、ギャンブルに興味がない方は自分に博才があるかなんて気にならないようにね。

ということで、安定の「自己肯定感」の話になってくるわけです。

すなわち、

>まだまだ自分を認められないところがあります。

というところが問題になってくるわけですね。

ただ、そこでも心理学というのはいろんなことをほじくり返してくれるめんどくさいところがあるんですな。

そこで、再び問題です。

Q.「女性らしくすることに興味があるけど各種抵抗がある」という場合、「本来の私は女性らしい存在である」ということを、

(1)よく知っている。
(2)すごく知っている。
(3)めっちゃ知っている。

さて、(1)(2)(3)のうち、正解はどれでしょう????

これまた難しいですねえ(笑)

つまり、

「本来の私は女性らしいんだけど、恥ずかしさやら劣等感やら、根本さんがいつも言ってる自己肯定感が低くて、それを素直に認めることができなくて、でも、興味はめっちゃあるから、すごく抵抗があるんです。」

というところが本音なんです。

だから、その本音にまずは素直になっちゃいなよ!!という話です。

私たちは興味がある、とか、好き、なものに対してはそもそも慎重になります。

(恋愛とは限らず)ずーっと会いたかった人に会うときってすごく緊張すると思いません?

ずーっと行きたかった場所に行くのって、これまたなぜか緊張しちゃうと思いません?

興味があるものに対しては、私たちは、いろんなことを考えて怖れを生み出してしまうんです。

相手に失望されることも怖いけれど、逆に、自分が失望することも怖いです。
合わなかったら、似合わなかったら、どうしよう・・・と不安にもなるでしょう。

そうした怖れを感じることも嫌なので私たちは「興味がないふり」をよくしますし、何よりも、「私には向いていない」「まだ早い」などの否定的な理由を使って、その興味のあるものに手を出さないようにします。

手を出さなきゃ傷つくこともないわけですからね。

ところが、そうした自己防衛が何を生むか?というと「後悔」です。

「あの時、こうしておけばよかった・・・」と思う奴です。

なので、できれば「興味があることを素直に認めたら、ハードルを低くして、チャレンジしていくのがいいよね~」と思うわけです。

じゃあ、どうしたらハードルを低くできるか?というと、それは自己肯定感なんです!って言っちゃうと、それで話が終わっちゃうので、違う見方もお知らせしようと思います。

それは知識であり、情報です。意外とこいつらが役立つんです。

「女性らしくすることに興味があるけど、自分には無理だと思う」というのは、不安や怖れから出てくるものですけれど、その興味があることについて、とりあえず調べてみたらどう?と思うんです。

女性らしいファッション、ということであれば、自分の体型や顔に似合う服ってどんなだろう?という目で情報を集めていくんです。

もちろん、その時に「どうせ私なんかに似合う服なんてあるわけない」という思いが出てくるのは、想定済み、ということにしましょう。

不安や怖れの感情が今度はそういう風にあなたに語り掛けてくるだけです。

だから「ない」と思って探すのではなく、「ある」と思って探してみるのがいいんです。

例えば、体型にもストレート、ナチュラル、ウェーブという3つのタイプがあり、また、似合う色も春夏秋冬で表現されています。

その筋の専門家(パーソナルスタイリストとか)に相談してもいいし、その勉強をしてみてもいいと思います。

実は、以前から「ファッションにしてもメイクにしても、自分に似合うものを知らないだけなことは多い」ってよく聞きます。

だから、知識や情報が解決してくれることも意外と多いのです。

また、モデリング、という方法もよく使われますね。

Mさんの周りの「女性らしい人」をこっそり密かに観察します。
そして、その人の「真似」をしてみるんです。

ファッションもそうですけど、所作、話し方、考え方、価値観などを真似てみるのがいいですね。

それと同時に王道である自己肯定感を高める、ということをやっていきましょう。
中学のときから自信がない、というのは思春期特有の心理で少なからずみんなあるものなんですね。(そうは見えないかもしれないけれど、Mさんの同級生たちもそうです)

自己肯定感本で言えば1日目~3日目のワークをやってみるといいですね。
「今と過去を承認する」ということをやってます。

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)

で、「私は本来、女らしいんだ!」ということを毎日唱えてみてください(笑)

それだけでもきっと変わると思いますよ!

★自己肯定感をあげる。自分を認める、愛するレッスンをしましょう!

ワークショップ『自分を愛する、ということ』
札幌:7/13(土)15:00-18:00
仙台:7/15(月祝)15:00-18:00
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/27420

★罪悪感から自由になるためのワークショップ

『罪悪感から自分を解放する4時間ワークショップ』
名古屋:7/21(日)14:00-18:00
東京:7/28(日)13:00-17:00
大阪:8/10(土)13:00-17:00
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/30876

★自立系武闘派女子なカウンセラーが揃う根本のお弟子さんたちによるカウンセリング。

http://cocoronooffice.jp/#counselor

○オンラインカウンセリング無料相談

https://cocoro-marche.com/

★動画付きでより深い内容を学べるオンラインスクール。月額3,240円で毎週月曜日配信。
https://www.mag2.com/m/0001677732.html


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