言いたいことが言えるようになる練習方法



コミュニケーションってスキルです。スキルってことは繰り返し練習してうまくなっていくものです。
いきなり上達するのは理想かも知れないけれど、今日は地道だけど確実な方法をご紹介しています。

根本先生、はじめまして。いつも楽しく拝読させていただいております。
私のループ?話を相談させてください。

私はすぐ他人に呑まれてしまい、言いたいことが上手く言えません。
特に仕事は呑み込みも悪く迷惑をかけることもしばしばなので、謂れのないことでも反論できずに謝ってしまいます。
そして内心腸煮えくり返る、というのを繰り返しています(笑)

ところで私の両親は変人でした。人様に知られたらドン引き間違いなしです!怖くて相談もできません(笑)
家族は不仲・貧乏・変人の三拍子で、愛情や感謝もあれど、恨みが未だに大きく残っています。

そして今日突然気が付いたのです。
長年引きずってきた「この恨み思い知らせてやる!でも相手の気持ちを考えると辛くてできない」という感情を職場などでも反映させているのでは!?と…!

とはいえ、どうすればいいかさっぱりです!先生のアドバイスをお聞かせください!
よろしくお願いします。
(Iさん)

おぉ、ちゃんと理解されていて素晴らしい。
「どうすればいいのか?」というのはなかなか自分の内側からは出てきにくいので(分かってたらとっくにやってるし)、本を読んだり、ブログを読んだり、セミナーに参加したりして、様々な方法を獲得していきましょう。

「どうすればいいのか?」ってのは「アイテム」でして、ゲームのようにいろんなところからかき集めていくものです。時には課金が必要なのもゲームと同じ!(笑)

私たちは親やきょうだいとの付き合いが人生の初期に起こるので、その関係性が人間関係の「基準」となります。

親に対していい子をしてきた人は、社会に対してもいい子になるし、
親に対して言いたいことを我慢してきた人は、社会に出ても言いたいことを我慢したりするものです。

もちろん、学生時代にそのパターンを覆した方もいらっしゃると思いますが、そもそも言葉も価値観も親からコピーしたわけですから、その影響力たるやものすごく大きいわけです。

そうすると、Iさんの場合も「この恨み思い知らせてやる!でも相手の気持ちを考えると辛くてできない」という親に対して感じていた葛藤を、職場やその他人間関係で思い切り発揮しちゃってると考えていいのですよね。

で、まあ、もう一つ余計なお世話かもしれませんが、両親が変人ということは、その子供は????(笑)
それを受け入れることもIさんの人生をより自由にしてくれるものかもしれません・・・。

で、どうすればいいか?という話ですけれど、

>私はすぐ他人に呑まれてしまい、言いたいことが上手く言えません。

というところが問題なのですよね?

これはインパクトの強い親の元で育った方はけっこう似たパターンがあるんじゃないかと思うのですがいかがでしょうか?

ここで言うインパクトの強い親とは「子どもの話を聴かない、一方的に自分の主張を押し付ける、怒鳴り声をよく発する、いつも正論をぶっ放している、感情的に周りを振り回す、朝令暮改は朝飯前」などですかね。

そうすると「他人に呑まれる」ということが癖になるわけで、どうしたって言いたいことが言えなくなってしまいます。

そんな時、どうしたらいいのか?

Iさん始め、皆さんに覚えておいていただきたいのは「コミュニケーションはスキルである」という事実です。

英語を話せるようになりたい!と思ったら、英語を話したり、聞いたりする機会を増やそうとするでしょう?
中には街で外国人に話しかけて英語の勉強をした人だっていると思います。

ニホンゴも同じなんですよね。

皆さんは英語で言いたいことを言えますか????
ある程度、言いたいことを言える人は、きっとそれだけ英語を話す機会を持った方だと思うんですね。

ニホンゴも同じで、それだけ話す機会を作るのがいいんです。

でも、日本語教室に行くのはちょっと違うでしょう?
また、いきなり本番である職場でそれを使うのも違うでしょう?

どうするか?

例えば、利害関係のない関係性で練習する、というのもあります。

美容室のお姉さんに対して練習してみる。
カフェやバーのカウンターに座ってお店の人で練習してみる。
お洋服を買いに行ったときに店員さんに対して練習してみる。
ネイルをしてもらいながらネイリストさんに対して練習してみる。

「練習する」んです。

あるいは無料でいいので、電話カウンセリングを使ってみてコミュニケーションの練習をしてみるのもアリです。
これは比較的安全な方法かもしれません。

スキルだから、練習の場を自分のために作ってあげれば上達していきます。

「英語を学ぶように、日本語を学ぶ」と覚えておいてくださいね。同じことですよー、と。

今、お弟子さん制度というのを作って、カウンセラーの育成を始めたのですが、カウンセラーとしてクライアントさんの話を聴くのもスキルだし、何か提案したり、質問したりするのもスキルです。

私もそうでしたが、カウンセラーになった頃なんて話を聴いて整理するのも大変だったし、何かを質問したり、提案することなんてとても難易度の高いことでした。

でも、たくさんの人と話をしていくうちに、だんだん聞けるように、しゃべれるようになっていくんです。
(え?根本さんってクライアントさんの話、聞いてるの?え?あれでも?というツッコミはしないように。)

「人と話す機会を増やす」というのが練習試合だとすると、素振りに当たるものが「書くこと」です。

もちろん、文章を専門に書くことを学ぶのではなく、何が言いたいのか?ということをまずは書いてみることがトレーニングになるのです。

例えば、今日一日を振り返り、人と話をしたシーンを思い浮かべます。
その時、ほんとうは自分は何て言いたかったのか?何を伝えたかったのか?を思い出します。
そして、それをノートに書き出してみたり、一人の場面なら言葉にして発してみます。

例えば、上司に対して意見を求められたときに自分の考えを伝えることができずに、上司の意見に同意してしまったな、と思ったら、
「私は本当のところA案よりB案の方が効率的だと思っていました。一見、A案の方がスマートな気がしますが、こうした事案の場合は、多少泥臭くても地道に行動した方が最終的にはいい結果を残すと思うのです。」
なんて言葉をノートに書き出すわけです。

要するにこれは前向きな反省会ということになるわけですが、仕事の中身についての振り返りにもなるし、コミュニケーションについてあれこれ思案する機会にもなるし、お勧めです。

そうして、自分なりに振り返りをして練習をしていくと、職場でもだんだん言いたいことが言えるようになっていきます。

その応用編として、今度は時間をたっぷりとって「親に対して言いたいけど言えなかったこと」を口語調で書き出してみるのです。

子どもの頃の記憶をたどり、ムカついたことでも、嬉しかったことでも、悔しかったことでも構いませんから、「こういうことを言いたかったんじゃー!ぼけー!!」などとありのままの気持ちを言葉にしてみましょう。

コミュニケーションスキルが高い人というのは、感情と思考と口がスムーズにつながっている人のことを言います。

考えていることや感じていることを的確に言葉にできるわけですからね。

それを幼少期に封じられてきたとするならば、なかなかうまくできないのも無理はありません。

そのスムーズなつながりを作るのはやはり「練習」ですから、ちょっとめんどくさいなあ、と思いながらも、日々の振り返りや、親との関係を見つめ直してみてください。

ただ、その時大事なのは自己肯定感ね。

うまくできなくて当たり前なんだから、という前提でやらないと自己嫌悪の嵐に襲われます。

こうしたスキルは意外と早く効果が出てきますから、ぜひ、試して頂いて、「気付いたら、前よりも少しマシになってるよなあ」という実感を味わってみてくださいね!

★この本でもコミュニケーションについて触れています。

『人のために頑張りすぎて疲れたときに読む本』(大和書房)

「敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法」(フォレスト出版)

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