人生は急には変わらない~一見同じパターンでもかつてとは違うところに目を向けてみる~



野良猫愛好家だった武闘派女子が、それを手放そうと自己肯定感をあげていく過程で、必ず通るのが「一見、まともな男だけど一皮剥いたら野良猫だった現象」。
それは成長の証として解釈することがお勧めです。

根本先生、こんにちは。
自己肯定感を上げる取り組みを続けていたら素敵な方とばかり出会うようになって、プライベートではモテ期キタ!?と勘違いしそうになるくらい、男性からの食事の誘いなどが増え、「あれ?なんか最近調子いいかも!」と絶好調な毎日を過ごしていました。

そのうちの一人に、ずっと私の夢を応援して、色々と支えてくれていた年下の男の子がいるんですが、顔は芸能人並みのイケメンで、まるで少女漫画から出てきたような立ち振る舞いをし、女の子なら絶対キュンとしてしまうような甘い台詞を平気で言えてしまう、ナチュラルボーン王子様。私が何も言わずとも「ご飯食べてないでしょ?」と差し入れをくれたり、「ちょっと疲れてないですか?ゆっくり休んでくださいね」と気にかけてくれて、こんな子が本当に存在するの…?と密かに感激しておりました。

そんな疑似恋愛のような、一線を超えない、付かず離れずの関係を一年続けていたところ、ここ最近になってその王子様が、突如野良猫に豹変。
「元カノに相当貢がせてた」「(今カノに対して)しょっちゅう殺すぞ!と思う。まぁ幸せだけど」と、あまりのキャラ変ぶりに、震え上がりそうになるほどダークな部分を私に見せてくるようになりました。
相変わらず今でも優しいのですが、「やっと野良猫&ロックマンとは縁がなくなったのね…!」と喜んでいた私のショックは凄まじく、また彼のことが少し気になる存在でもあったため、もうテンションだだ下がりです…。

さらに本性を知れば知るほど、まるで鏡のように昔の自分と似ていることが判明し、一年もの間彼に爪を隠されていたことから、彼の心の闇の大きさが窺い知れ、とにかくもうテンションだだ下がりです。助けたいマインドが発動しそうになるのを「いやいやいや!まずは自分のことをしっかりやろうぜ!地に足つけようぜ!」となんとか堪え、今回は【見捨てる】コマンドで乗り切ろうと覚悟を決めております。
距離が近づき過ぎたから野良猫化したんでしょうが、あえて関係を悪くしようとしてくる彼の真意がよくわかりません。
はぁ~、ショック。自立系武闘派女子の道は険しいですねえ…。
(Mさん)

まあ、武闘派女子たちは

Q.目の前に道が二手に分かれています。どの道を選びますか?
1.平坦な道を進む
2.茨の道を進む
3.藪を切り拓いて自らが道を作る
4.こんな茨じゃ気合が入らん!と茨を育成する

という問題で、2,3,4の選択肢で眠れないほど悩む人たちですので、その修行の道は険しいものでございます。

Mさんも野良猫パターンを手放したと思ったら、突如、目の前の男が野良猫に変身するなど、なかなか魅力的なオプションを用意されましたねえ。さすがです。

そう来ましたか。
ほんと楽しませていただいております(他人事(笑))。

プロセスを見るに、それってよくある「神様のテスト」という風に捉えてもらってもいいんですよね。

ほんとに自己肯定感あがったのか?
野良猫パターンを本気で手放す気があるのか?

って問われてるわけです。

「見捨てる」コマンドの活用を選択肢に入れているあたり、それも成長分として見てあげることがいいでしょう。

そもそも1年間もそんなナチュラルボーン王子様に手を出さずに我慢したMさんは立派と言えますよね。

こういう時に、改めて、「おぅおぅ、その手にゃ乗らねーぜ。自己肯定感、自己肯定感」と合言葉を呟いて、自分の成長分を受け取って見るのもお勧めです。

野良猫&ロックマン愛好家の方が自己肯定感があがってモテ期が到来することはほんと素晴らしいことなのですが、そこで「食事へのお誘い」「2軒目へのさりげない誘い」「ベッド上におけるプロレスごっこへの誘惑」などのイベントが複数の男性から発生する場合があります。
そのとき、無意識のうちに、そう、無意識のうちに、「最も野良猫臭のする男を選ぶ」という癖が発動しやすいのです。

まだ今までのパターンから完全に脱却できていないんですね。

もちろん「今までよりもマシ」な出会いであることに違いはないのです。

※とはいえ、そもそも彼も王子様の皮を被った野良猫様であるように、Mさん始め、武闘派女子の多くも「羊の皮を被った狼」なのでしょう?まあ、似た者同士と言えば似た者同士ですよねえ。

さて、その時に、改めて「いやー、あたしはもう野良猫&ロックマンはええねん。卒業すんねん。もう恋愛でハードワークすることはやめるねん」と決意し直す必要があるのです。

そうしてまたこのパターンを手放すことができるんです。

だから、そういう風に考えれば今回の王子様の出現はまさにさらにMさんが幸せな恋愛をするための一歩に相応しい男だと言えるのではないでしょうか。

繰り返しになりますけど、自己肯定感をあげるには、半年前、1年前の自分と比べて成長した部分を見つけてめっちゃ自分を褒めることが有効です。

前なら出会えなかった人に出会えた、というのもそうですし、前ならサクッと飛びついてたのに今は我慢できてる、というのもそうですし、助けたい症候群を発動させたくなったがグッと押さえた、というのもそうです。

すごい成長されてますよね~!

それを実感させてくれるわけですから、今回の出会いはショックな面もある一方で、吉兆とも言えるんじゃないでしょうか。

人生はずっと「過渡期」と言えば「過渡期」なのですが、その中でも人生において大きな流れを生み出す「過渡期」が何度か存在するものです。

今までとは違う恋のパターンに取り組もうと思ったら、それなりの葛藤やら執着やら癖などが生まれるんです。

こんな昭和の名曲がありますよね。

「3歩進んで2歩下がる♪」

かつての私・・・野良猫もしくはロックマンにしか食指が動かなかった。

今の私・・・一見野良猫じゃない男と出会ったが、結局野良猫だった。

近未来の私・・・野良猫に見えない男と出会ったが、やっぱり野良猫じゃなかった。

こんな風に成長していくものです。

一気に変わることを男気ある武闘派女子たちは願うものですが、やはり急に夏の後に冬が来ないように、「どっちやねん!?」という状態がやってくるのは致し方ないことかもしれません。

これがMさんへの疑問、

>距離が近づき過ぎたから野良猫化したんでしょうが、あえて関係を悪くしようとしてくる彼の真意がよくわかりません。

への私なりの答えなのです。

なんだ、順調に変化が起きてるじゃないか・・・。
そのショックな気持ちとは別に、そんな風に捉えてみてはいかがかな、と思います。

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