責任を負いまくって体を壊した情熱女子が今すべきこと、これからすべきこと。



「仕事」という概念を変えるのもアリです。
「責任」って負うものではなく、負いたくなるものなんですね。
だから、責任を手放して、自分がしたいこと、好きなことに踏み出してみるチャンスかもしれません。

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根本先生、毎日ブログの更新を楽しみにしています!
私も根本先生にぐいぐい突っ込んでもらいたいドMみたいなので、ネタを投稿させて頂きます。

去年仕事を辞めてから1年立ちましたが、社会復帰したいと思いながらも、その1歩を踏み出せずにいます。

私は転職が多いです。仕事を辞める理由も体を壊したり、心が悲鳴をあげる事も多くありました。
だから正社員なんて責任の重い物を背負うかと思うと震えるし、

時間の融通が正社員より聞くので、10年間、アルバイトや契約でやってきました。
そんな私は最初からフリーター志望な訳ではなく、むしろ、物心ついた時から「はやく大人になって、自立したい」と願う、自立系女子。

専門学校を卒業したら、いち早く社会のために働くぞと、意気込んでおりました…しかし。
就活時に自分の将来が見えなくなり、受かっていた販売の正社員を自ら降り、最もなりたくなかった、「フリーター街道」に足を突っ込んでしまいます。

でも、情熱的な女は諦めません。

高校の時演劇部だった私は、地元友人とアマチュア劇団を立ち上げ、結果を出すために6年間奮闘します。
しかし、自分がプロとして生きられない中途半端さに悩み。アルバイトでは、仕事ぶりを認めてほしいと思う傲慢ぶり。

自分がいったい何をしたいか度々解らなくなって、永遠に迷子のような気持ちをずっと抱えていました。

この1年の間に、体調を優先した生活をし、演劇活動を休止し、人間関係も手放し、環境も変えました。

最近ようやく「私、本当は仕事嫌いだったやーん」って気づいて、自分がぐーたらな怠け者であることを受け入れました。

それでも、やっぱり自分が誇りに思う仕事で、社会に貢献していきたいと言う想いが、ずっとずっとあります。

しかし、どうも仕事のことになるとしっかり向き合えずやる気がおきません。
最近またちょっと心が冷めぎみです…。

根本さんこんな私に社会復帰のための次の1歩をアドバイスしてもらえませんか?

あと、自分が本当に欲しいと思っているのに、見えなくする心理について知りたいです。(私の今回の場合やりたいことですね)

因みに私は長女で昔から学級委員や部長やリーダーを任されてしまう、責任背負いまくり女子です。
(Cさん)
***

ぐいぐい突っ込んで(って、いやん、いやらしい・・・ぽっ)なんて言われるとですね、むしろ、優しくするのがM女を喜ばせる手ではないかと・・・。
じらされると弱いタイプですか???

ということで、Cさんに一番聞きたいのは「恋の方はどないでしょう?」ということでね。
え?何の関係があるの?て思うでしょう?

仕事がそんな風だったら、じゃあ、恋愛はどうかな?ということなんです。
両輪なんでね。

仕事上手くいかないときに恋愛側で頑張ってエンジン回すと仕事側も良くなって来たり、ってことがよくあるんです。

まあ、今はお返事もらえないので、先に進みましょう。

>因みに私は長女で昔から学級委員や部長やリーダーを任されてしまう、責任背負いまくり女子です。

まあ、ここですなあ~
仕事という壁の原因は・・・。

「責任」ってのがだいぶ重たいみたいでね。
それだけ優秀だったり、信頼集めたり、任せられるだけの器の持ち主ってことなので、価値なんですけど、それで潰れてしまう経験をすると、ね。

いわば「高校時代、周りからの期待に応えて必死に練習してケガをしてしまい、才能を棒に振ったアスリート」みたいなものなのでしょう?

いやいや、謙遜されなくてもいいですよ(笑)

>高校の時演劇部だった私は、地元友人とアマチュア劇団を立ち上げ、結果を出すために6年間奮闘します。

こんだけの実力があるんですものね。
そりゃあ、ビジネスやったってうまく行くんだろうと思います。

ただ、必要以上に背負い込んでしまう癖が怖れを生むんですよね。

「また、あんな大けがをするんじゃないか?」って。

恋愛でも似た話っていっぱいあってね。
大好きな彼との失恋がきっかけで、本気の恋ができなくなった、付き合うのはダメンズか、相手のいる人ばかりって。
本命と向き合いたいんだけど、うまくできないの、って。

Cさんのリクエストを恋愛編にするとこんな(↑)感じになるんじゃないでしょうか。

責任を負うってどちらかというと「男性性」のパワーを使うんです。
男性って「責任を取る」という愛し方をしますから。

だから、女性にはそもそも責任を負わされるってのはちょっと苦手な分野なんです。
それだけで逃げ出したくなる女子も少なくないと思うんですね。

ところが我がブログの主要読者層である自立系ナントカ女子の皆さんは「男性性」というといきり立つところがありまして、「責任を取る」=「切腹」という切実な覚悟を持ってこの人生を生きているんです。

Cさんもそうでしょう?
かつて様々な場所でその力を発揮し、残念ながら力及ばずで力尽き、そして、ハラキリしたクチですよね?

だから、社会復帰ってのが必要以上に怖くなってしまうわけです。

普通に見ればリハビリをしましょうって話になります。
責任のない、軽い仕事から・・・って。
でも、そうするとCさん、たぶん、やる気が出ずに腐ってしまいます。
だからって責任があるようなポジションには体がビビッて適応しないと思います。

じゃあ、どうするのか?
冒頭に恋の話をしましたが、もしかすると本質的にはCさんって「姫」じゃね?「乙女」じゃね?という読みがありまして。

ここでもし、ドキッとされたんなら大当たりなんですけど、いかんせん、反応の見えないブログってのが切ないところですね。

つまり、そもそもは女性性がとても豊かな方なんじゃないかな?って思うんです。

「リボンの騎士現象」って私が個人的に呼んでる物語があります。
実はこれ、前の会社にいるときに書いた記事なんですけどね、4回シリーズなので、一度読んでみてください。

http://www.counselingservice.jp/lecture/lec543-1.html

すっごく女性的なんだけど、母を守るため、父を救うために、男(騎士)となった女の子の物語です。

リボンの騎士のストーリーにあるように、男として無理やり生きて来た女性にとって、女の子に戻る瞬間ってすごく貴重なんですよね。

だから、Cさんにとっては「女の子に戻る」とか「女であることを大事にする」とか「自分が女であることを今さらながらに自覚する」とか「ふとパンツをめくってみたときにそこにあるべきものがないことに気付いて自分が女子であることを思い出す」とかのプロセスも大事なんじゃないかなあ?と。

ちょっと変化球でしょ?

女性性て「ゆるむ」んです。
長年、ハードワークしてきた心労を取り除くにはすごく役立つんです。

私のセミナーではリトリートセミナーはじめ、自立を手放す系、自立を緩める系のセッションをよくするんですけど、その時、女性性のエネルギーをものすごく多用します。

仕事、とか、頑張る、とか、根性、とかは男性性ですから、女性性でそれを緩めてあげると本来の自分が出てくるんです。

そもそもハードワーカーは基本、ナマケモノです。
ナマケモノであることを悟られたら生きていけないから鞭を振るって働くんです。
そんな根本くんが言うんだから間違いありません。
ほんと、私も、すっごくナマケモノだと思いますよ、ほんとうは。
沖縄大好きですし、ウチナーンチュと気が合いますし、スタッフはいい感じに壊れた人たちばかりだし。

>最近ようやく「私、本当は仕事嫌いだったやーん」って気づいて、自分がぐーたらな怠け者であることを受け入れました。

えらーい!!!これを活かしましょう。

だから、仕事なんてしないんです(笑)
お仕事って思えることはしないんです。

遊びながらお金もらう、とか、したいことして生活する、とか、好きなことだけやって生きていく、とか、するんです。

そういう意味では私もちょっとそれに近いことを最近、ようやくできるようになりましたね。
最近は「楽しいか、楽しくないか」「好きか、好きじゃないか」にだいぶ素直になれました。

セミナーのテーマは「このテーマを選べば確実に集客できる!」というのは選べなくなりました。「このテーマは何よりも僕が楽しい!」というものばかりです。

ずっとお世話になってる占い師に「根本さん、いつも新しいテーマばかりじゃなくてもいいんですよ。安定ってのものあって、同じテーマでセミナーしたっていいんですよ」って言われたんですけどね(笑)

おそらくCさんはもうお気づきだと思うんです。
「怠け者の私は、嫌なことを無理やり頑張ることもできるけれど、そうすると確実に体を壊す」と。

そこから導かれる結論は「だから、好きなことしかできない体になってしまったの。いやん。」ですね。

おめでとうございます。
覚醒されましたね~

そういう方はカウンセラー、コーチ、セミナー講師などにも向いてますよ(笑)

>しかし、どうも仕事のことになるとしっかり向き合えずやる気がおきません。

そう、だから「仕事はしない」って決めちゃいましょう。
はい。声に出して言ってみましょう!

「もう仕事はしません。仕事はできない体です。好きなことしかできません。」

>それでも、やっぱり自分が誇りに思う仕事で、社会に貢献していきたいと言う想いが、ずっとずっとあります。

社会貢献は仕事じゃなくてもできますからね。

好きなこと、したいことだけをやっていくってすごく怖いことかもしれませんが、その経験があれば大丈夫です。
あとは自分を信じるだけ。

とりあえず、やってみたいなあ、て思うことを見つけてやっていきましょう。
「仕事をしない」ということは「趣味、遊び、仕事」全部が一緒です。

最後に少しカウンセラーらしい話をします(笑)

仕事っていうのは一般的に「お父さんとの関係性」を映し出しやすいものです。
また、Cさんは女性ですから、「お母さんとの関係性」が仕事へのプレッシャーを強めることもあるんです。

だから、一度、両親のことも振り返って見られるといいでしょう。

仕事に対して感じるような圧迫感をお父さんとの間等で感じるのならば、そちらを癒していくのも悪くない手です。

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