好きな仕事ができていたのに謎の体調不良に悩まされる。



もしかしたら「不感症」なのかも?と疑ってみるのが良いかもしれません。
つまり、何らかのストレスがかかっているにも関わらず、それに気付かず気合と根性、意志の力で何とかしちまってのかもしれないからです。
これを機会に、ライフワークをデザインすべく、自分を見つめ直してみるとこれからの生き方がずいぶん素晴らしいものに思えてくると思うのです。

根本先生、いつもお世話になっております。
最近頭をぐるぐると悩ませているのでネタにしていただけると幸いです。
転職して7年、大変だけど好きな仕事ができていましたが今年の春より異動となり、これまでとは大きく異なる部署で働くことになりました。(ちなみに総務部への異動です。)
これまでは営業現場で働いていて、成約することでの達成感を味わいながら割とのびのび働いていましたが、その状況から一変し社内規程やコンプライアンス、法務など硬い業務に頭から湯気を出しながら日々取り組む毎日です。
今までの人生、何とかなってきたし、今回も大丈夫だろう、という心構えでいましたが、早く営業現場に戻りたいなぁ、私何してるんだろ、このままでいいのかな、と思い悩む日々です。
でもよく思い返してみると前部署にいた際は、謎の湿疹に長い間悩まされたり、偏頭痛が頻繁に起こり体調不良をよく起こしていました。どこか無意識に無理をしてたのかもしれません。
厳しい母親の影響で幼い頃から頑張ることがデフォルトになっていたからなのか、前部署にいた際は気になりませんでしたが、異動して始めて頑張りすぎてたのかも、と気づきました。
でも今は業務内容も業務量も責任も物足りなくて、刺激を求めてしまう自分がいます。
保育園児2人を育てながらではありますが、転職できないかなぁ、と目論んだりしていますが、なかなかピンとくる会社や仕事がなく、何もできずにいます。
動きたくなったら動くだろうから今は流れに身を任せる、でいいのでしょうか。
何かアドバイスいただけるとうれしいです。
(Aさん)

なるほどー。それはなかなか葛藤しますねー。

「は?そんなつまんない状況だったらとりあえず会社にかけあって営業に戻してもらうか、ステップアップを目論んで転職活動に精を出せや」と言いたいところですが、営業職時代の湿疹や偏頭痛などの体調不良が気になるところですねえ。

ただ、「業務内容も業務量も責任も物足りなくて、刺激を求めてしまう」という状況ですと、体調は良くてもメンタルの方がやられる可能性がありますから、何か手を打ちたいところですよね。

というところから考えますと、まず、なぜ営業から総務部に異動になったんでしょう?
会社側にどんな意図があるのでしょうか?

例えば、幹部候補として期待しているので、しばらく本部系の仕事に就いてもらって会社の仕組みや全体像について理解してほしい、という意図があることも考えられますよね?

また、現場の意見や考えを社内規定や人事制度、人材育成などに役立てたい等の意図がある場合もあります。
(実は筆者、会社員時代は人事部にいまして、そういう異動もありました。)

逆に、Aさんの意向を聞かずに異動になった場合は「おいおい、何してくれてんねん!」と人事に殴り込みをかけることも時には必要でして、会社側とAさんの意志疎通が取ることであっさり解決することもあります。

でも、もしかするとAさんの体調不良を危惧してのことかもしれませんので、もし聞かされていないのであれば、その辺は意図を確認してみるのがいいかと思います。

さて、本題としましては「大変だけど好きな仕事」を担当していたにもかかわらず、なぜ、謎の体調不良に悩まされていたのか?という点です。

やはり武闘派女子あるあるの「自分にとっての大変は、一般人にとっての死ぬほどの激務」ということなのでしょうか?

体調に出るってことは好きなことでもヤリ過ぎには注意!という証なんですよね。

なんぼ酒が好きでも毎日一升瓶を空にしてたらヤバいでしょう?
ランニング好きが足底腱膜炎になりやすいって話もあるでしょう?

何かしらオーバーワークになっていたのか、あるいは何かが麻痺しているのか?

そんなことをまずは考えていくと、

>厳しい母親の影響で幼い頃から頑張ることがデフォルトになっていたからなのか、前部署にいた際は気になりませんでしたが、異動して始めて頑張りすぎてたのかも、と気づきました。

という一文がたいへん気になるわけですね。

「頑張ることがデフォルト」

このセリフを私はいったい何度耳にしたことか!笑

まあ、そうすると基本的に「無理」しやすく、狙った獲物はどんな手を使ってでも逃さぬよう最善を尽くすタイプということでしょうか?

そしたら、自分の状態などそっちのけで目標達成(成約)のために頑張ることが当たり前になりますよね。

少々の傷など無視して頑張ってしまってそれが体に出てるってことでしょうか?

やっぱ相当頑張って実績残してこられたのでしょうか?

この記事読まれました?
Aさんはどう感じられたでしょうか?

やはり「頑張ることが好き!ラブ!」というタイプなのでしょうか?

あなたは頑張ってほしいものを手に入れてきたタイプなんですか?~頑張ってないときの方がうまくいってるとかないですか?~

ご存知の通り、自立系を標榜する武闘派女子の中には幼少期から虎の穴で育ったために「骨折くらいはかすり傷」みたいな認識をお持ちの方が少なくないものです。

そうするとやはり「頑張り過ぎ」がデフォルトになるため、頑張ることがないと廃人になってしまう性質を持つものです。

その場合、やはり何らかの獲物(目標)が必要になりますから、営業職における「成約」というのは格別な味(達成感、満足感)が得られるのです。

そして、頑張って獲物を確保するがゆえに、どんどん設定される目標は高くなっていくものです。

つまり、少々の刺激では感じられず、強い刺激を求めるようになるのですね。

この辺の話を某カウンセラーに伝えると「ああ、Aさんは不感症なんですね!」なんて言われて「は?全然そんなことないわ!」と思わされますので覚悟しといたほうがいいと思います。

つまり、頑張って○○を手に入れたら、次は、○○では満足できず、より刺激的な◎◎を求めるようになる、というイメージです。

幼少期から母のお陰でだいぶメンタルを鍛え上げていらっしゃると思いますから、その求める刺激も一般人には耐えがたいものになる可能性だってあるのです。

そうすると気が付かないうちに許容量を突破し、体に症状としてその負担が出ちゃうようになるのです。

やはりAさんも「休むこと」「甘えること」「頼ること」は苦手でしょうか?

って言っても、それぞれが自分の基準での判断になりますから、客観的に見てどうかは別になることもありますけどね。

つまり、Aさん自身の評価としては「えー、けっこうサボりまくってますよ。全然休めてますよ」と思っていても、実情を聞いてみれば「昼休みは5分あれば十分っす。メシなんて3分でかきこみますから。睡眠も3時間で十分っす。ナポレオン目指してますっ!休日は年に3日あれば十分っす。」みたいな状況かもしれませんよね。

2人の保育園児を育てながら(大きな長男の面倒は見なくても大丈夫でしょうか?)、ハードな業務をこなすわけですから、自分が思っている以上の超人というか変態なんだろうと思います。なので、どれくらいその「自覚」があるかがカギなのですね。

「心はその気じゃが、体が付いて来んのじゃ」という切ない現実が起こりやすいわけです。

ということで、やはり私はAさんの「不感症」が気になるところなのです。

その手の方はたいへん多いものですから、あの手その手この手を持っている筆者ですけれど、頑張るのが好きな方は「まず体力を強化しよう」という作戦に出ることがあります。

ダンスでもテニスでも筋トレでも水泳でも坂道ダッシュでもいいですけれど、体力を付けましょう、と。
保育園児2匹を抱えてのスクワットを日課にするとかどうでしょうか?笑

やはり「体は資本」というくらいですから、やはり運動は重要です。
苦手な方もたいへん多いのですが、年齢と共に筋力は衰えるものですし、踏ん張りが利かなくなりますし、フットワークも重くなりがちですから、一考の価値は十分あると思っております。

また、自分の心と対話する習慣を持つことも役立つものでして、瞑想や日記、定期的なカウンセリング/コーチングなどが効果的ですね。

それからやはり本人は元気なつもりでも私からすれば「だいぶ溜め込んでますね」という状態の方も多く、そういう方には「効果的な休養」をお勧めすることが多いものです。

弁護士のクライアント様に「家の近所の温泉銭湯に週3日は通え!」という命題を出しまして、ご丁寧にGoogleMapを開いて近所の温泉を探したものです。(意外と東京も大阪も近くによい温泉があるものです。)

また自然に触れるために「母親の家庭菜園の手伝い」や「田植え体験」や「SUP」や「トレッキング」をお勧めすることもあります。

もちろん体に不調が出ているのであれば、整体なり鍼に通って自律神経を整えることもお勧めしますし、栄養療法を勧めて食事から変えることを提案することもあります。

「ふつうにしてたら自分の体に目を向けないでしょ?だから定期的にそういう場所に通って体に意識を向ける習慣を付けなさい!」というわけです。

もちろん、カウンセリング的アプローチで言えば、母との関係を見つめ直すことはもちろん、ライフワークについて考えていくものです。

Aさんのその謎の体調不良の原因が「頑張り過ぎ」と決め付けてるような話をして参りましたが、もしかしたら、今の会社、あるいは、会社組織、というものに向いていない可能性もありますよね。

自分にフィットする働き方を模索するのもすごく大事なことですよね。

「営業」が好きなことは分かりましたが、「どう営業するか?」を工夫した方がいいかもしれないってことです。

また、少し怪しい話をすれば、今の家、会社の場所などが自分に合ってないなんてこともあります。

また、そもそもその体調不良の原因が仕事ではなく、育児・家事を合わせてのものでしたら、やはりライフワークバランスを整えることがすごく大事ってことになります。
(総務部に異動になって体調不良が収まってのであれば、営業職が原因と言えるかもしれませんが)

例えば、皮膚に問題が出てるじゃないですか。

心理的に見ると何らかの「怒り」であり、「出しきれないストレス」が肌に出てくると考えられます。

何かしらの強い不満やストレスがかかっていることが想定できるのですが、そう聞いて何か思い付くものはありますか?

偏頭痛というのも「思考で感情を強く抑え込む」というときに起こりやすいと考えます。

ほんとは情緒豊かで感受性が高いくせに、常に思考して理性的に行動してる、なんてことはありませんか?

もしかするとそうした習慣(癖)が症状として出て来てしまってるかもしれません。

なので、その辺を明らかにするためにカウンセリングなどを利用してみてはいかがでしょうか?

もうすでに利用されてるならば、お抱えカウンセラーさんにその辺がどうなってるのかを聞いてみてもいいでしょう。

まあ、パワフルかつエネルギッシュで、情熱豊かな武闘派女子であることは明らかですので、ちゃんと自分が突っ走りやすい道を用意してあげるといいと思うのですね。

なのでライフワークをデザインすることを軸に、今のライフスタイルやマインドを見つめ直し、「自分らしい形」に整えていかれるのが良いかと思うのです。

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