「怒り」は大切な“手放し”のサイン。



ラブ・カウンセリング

失恋の直後、信じられないくらい落ち込み、人生の終わりを感じ、未来に何の希望も感じられず、日がな元彼のことを思い、悩み、ため息をつき、涙し、苦しみ、不安に駆られている時期。
何とかしようと足掻くものだけど、でも、そこはあえて、出てくる気持ち、感情をただ洗い流していくことが大切だと思うのです。
彼を取り戻すために頑張るのも、次の恋に向かおうと走り出すのも、それだけ深い痛手を負っているとしたら逆効果のことも多いはず。
だから、少しでも回復してからの方がいいんです。


そうした回復のプロセスは様々な段階を踏んでいくのですが、ひとつキーポイントとなる感情があるとすれば、それは「怒り」だと思うのです。

怒りってあまり歓迎されない感情かと思いますし、心理学的には「怒りは感情の蓋」と言って、その下に本当の感情があり、それを隠すために怒りを使っている、という表現も用いられます。

しかし、怒りというのは成長プロセスで言えば「依存」から「自立」に移行する際に出てくる典型的な感情で、この怒りが出てくるということは、元彼への執着が確実に手放せてきているサインでもあるのです。

この際、怒りの対象は「自分」ではなく「彼」です。
失恋当初は自分を責める気持ちから、自分自身に怒りが向きやすいもの。
むしろ、執着心から「彼のことをちゃんと分かって挙げられなかった自分が悪い」と自己攻撃してしまう場合もあるのですが、それは違います。

別れ際の彼の理不尽な行動について。
別れ話の最中の彼の不誠実な態度について。
別れた後の彼の冷たい言動について。
付き合っている頃の彼の自分勝手な行動について。等々。

何でも構いません!

執着が強いとき、すなわち、依存状態にあるときは、彼にこれ以上嫌われたり、距離を置かれるのが怖いので、怒りを感じることなどできません。

しかし、そんな彼から自立し始めるときに、この「怒り」が大切な役割を担ってくれるのです。

だから、怒りが出てくるのは良いサイン。
もちろん、それで完了するわけではないけれど、流れがひとつ変わり始めるいい兆候だと思って間違いありません。

中には怒りを持つことで彼に罪悪感を感じてしまう人もいるんですが、それはその人の優しさ。
むしろ、私は拍手して「おお!それはいい傾向ですよ!!」と褒め称えます。

怒りを感じるのは、決して心地よいものではないけれど、でも、大事な感情です。
ぜひ、許してあげてください。
そして、堂々と「元彼、むかつく!!」と思ってください。

そうすることで、ますます手放しが進んでいきます。

さて、怒りが出始めたときは、ひたすらそれを表現してもらうように心がけます。

たとえば、こんなセッションをすることがあるんですね。

★怒りの手紙を書いてみる★

彼宛で、怒りの手紙を書いてみるんですね。もちろん、彼に出すものではなく、できれば、人目に触れられることなく処分したいものですよ。

メールじゃなくて、手紙というのは、文字を書くことにより、より感情が解放されやすいからなんです。
パソコンにばばばばーっと書かれる方もいらっしゃいますが、やはり既成のフォントよりも、手書きの文字の方がより感情が出やすいと思うのです。

その怒りが少しスッキリし、収まるまで続けます。

★怒りを伝えるイメージワーク★

彼が目の前に座ってると思ってくださいね。
そして、あなたが感じていることを、そのまま、ありのまま言葉にしてください・・・。

そんな口上から始まるイメージワークがあります。
ひたすら感じていることを彼にぶつけていきます。

この「ぶつける」と言う感覚がとても大切で、意識的に言葉を投げつけるような言い方を意識してみるといいかもしれません。

普段から怒りを許してる人はいいのですが、そうでない方の場合、なかなか声に怒りを乗せるのは難しく感じるかもしれません。

でも、そんな意識しなくても構いません。
心に怒りを感じていることが大事ですから。

このイメージワーク。繰り返しレッスンしていくと、日常生活でも怒りを表現しやすくなっていく効果があります。

こうして、怒りを解放していくことによって、執着を手放し、彼から心理的な距離を取り、そして、次のステップに進みやすくしていくのです。

参考になりましたら幸いです!

なお、以前、下記のような心理学講座を書きました。もし良ければ参考になさってください。
Lecture.493-1心がショックから立ち直っていくプロセス(1)~第一段階:心理的パニック状態~

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