<リクエスト>
根本さん、こんにちは。
35歳の主婦です。小さな子供が二人います。
最近通い始めた、整体院の先生のことが、すごく気になってます。
初診でカウンセリングを受けたとき、うまくいえないのですが、何かストンと心の中にはまったというか、好きになってしまいました。
私は夫のことも子供たちのことも大好きですし、今の生活に何の不満も感じていません。
別に告白したいとか、付き合いたいとか、まったく考えていません。
でも、予約の日が近づくとウキウキしてしまうし、髪型や服装にも気をつかったり、いい歳をしてバカバカしいのですが、中学生のように、話をしているだけで楽しいというか・・・。
降ってわいたようなこの気持ちに戸惑っていますし、こんなことを考えていると、夫にも悪いような気がしています。
これって、恋なのでしょうか? 私はどうしたらいいのでしょう。
(あやねさん)
<根本からの回答>
女はいくつになっても女だから・・・!?
リクエストを頂いてから時間が経っていますので、その後のことが気になりますが・・・。
今のままであれば問題ないのではないかなあ・・・と思うんです。
結婚されて何年くらい経ちますか?
しばらく「恋」とはご無沙汰だと思うんですよね。
そうすると、何かの拍子に「恋をしたい私」が顔を覗かせます。
ほんと「中学生みたいな私」が出てきたりもするんです。それはもう、目が合っただけで赤面してしまうような。
「いい年して」と思わなくていいんです。
むしろ、とっても効果的なアンチエイジングだとすら思えるんです。
ただ、このままであれば、ですけれど。
もし、恋愛感情が盛り上がってくるようですと、中学生ですから、止まらなくなります。
あやねさんが実際にどうだったのかは分からないのですが、10代の恋は後先考えずにまっすぐ突っ走ってしまうことも少なく無いんですね。
10代のマインドを取り戻しているあやねさんですから、好きになって、欲しくなったとしたら、ほんと、家事も子育ても手につかなくなる可能性もあるんですね。
そうなりそうな気配がしたら、早めに手を打ちたいところなんです。
自分の中の「女」が動き出さないうちにね。
でも、そもそもなんでこういうことが起きてしまうのか、というと、一つは「女はいくつになっても女。恋をしたい生き物なの」という、いわば“本能的”なものと言えます。
もちろん、女性には限らないのですが、日常がマンネリしてくると、人は誰でも刺激物を求めるようになります。
恋ってのは最高の刺激物ですからね。はまりやすいのです。
そうすると、何か日常生活の中で「刺激物」を取り入れる必要があるんですね。
日常のマンネリや退屈から脱出することが一つの目標になるかもしれません。
それから、心の中の空白域の問題も考えられるんです。
あやねさんが10代、20代の頃、どんな恋をされていたでしょうか?
キラキラがいっぱいの素敵な恋に彩られていましたか?
それとも寂しさの方が強い時代だったでしょうか?
もし、後者だとすると、失われた青春を取り戻すかのように、そういう恋にはまりやすくなります。
そして、その多くは「手の届かない相手」だったりするんです。
ちょうど10代の女の子がアイドルに夢中になるように。
手が届かない相手だと、恋心も燃え上がるんですよね。
この場合は・・・ちょっと過去と向き合ってみたいところです。
そういうセラピーもあります。
振り返って10代、20代、自分にとってどんな時代で、どんな女の子だったでしょう?
その頃、遣り残したこと、今だったらこうするのに・・・と思うこと、思いつきますか?
そうした、自分の心との対話を続けてみてください。
もし、ほんとヤバイな、と思ったら、誰かにまた助けを求めてくださいね!
お幸せに!
=今日のミニレッスン=
10代の頃、遣り残した恋はどんな恋?