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そういうことなんですよねー、と現実を受け入れましょうか。
そして、自分はそういう女なんだ、とただ受け入れましょうか。
理性は感情には勝てないものですし、その感情にも優先順位ってのがあるものですから、心を持っていかれたならば、それが現実であり、今の自分なのです。
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どうしても結婚して子育てをしたいので、身を切る思いで大好きなロックマンくんとお別れしたのが2ヶ月前のこと。今度こそ自分を大切にしてくれてよいパパになりそうな男性と縁を結ぼうと意を決して結婚相談所に入りました。
そしたらなぜか今まで鳴かず飛ばずだったマッチングアプリで、好みの男性からアプローチされるという謎の展開が起きたのです。(よだれが出るくらい好みです)
会う前から、彼が放つ強めの野良猫ロックマン臭には気づいていました。初デートでいきなり「付き合おう」と口説かれ、婚活と妊活はどこへやら。「今までの人生で1番のいい男だし、遊びでもいいから交わりたい。是が非でも彼を陥落させたい。」などと思っている自分がいるのです。(ああ、我、武闘派なり)
さっそく音信不通ぎみで2回目のデートすらスムーズに決まらないクズ男なのに、彼の出現によって相談所にいる家庭的な男性は、すぐに倒せる雑魚キャラにしか見えなくなり、全くそそられません。
このタイミングでこの出来事が起きたことをどう捉えるべきでしょうか?
1.今までの野良猫ロックマン研究の集大成として女性性で彼を陥落させよ。
2.結婚&出産へのコミットを試されていると捉えて、彼ではなく結婚&出産を選ぶべし。
超自立の彼を前にしてすでに依存落ちしていますが、今までよりどっしり構えて戦略を練っている自分もいて成長を感じる今日この頃です。(おかげさまです)
迷える野うさぎに優しめの助言を。。。
(Nさん)
まあ、結局そういうことなんだなあ、と悟りを開かれることをお勧めしたい今日この頃です。
なんせ筋トレ明けでずいぶんとエネルギーを吸い取られており、このあとすぐに仕事で家を出なければならないので、サクッと話をまとめようと思う次第です。(決して手抜きなんかじゃないですよ!笑)
よく「自分を知る」ということの大切さをことあるごとに説いているものでして、「自分ってこういう人間なんだよなー」とか「あたしってそういう女なのよ」みたいなことが分かると生きやすくもなるし、道も選びやすくなるものです。
もちろん、そんな「自分」も「あたし」も変化していくものですから「今の」って付けたほうがいいですけどね。
私事ではありますけれど、先日、うちの弟子どもともんじゃを焼いておりまして楽しい時間を過ごしておりました。
で、流れ上、1軒目で解散となったんですよね。
翌日のことを考えればこのまま家に戻り、じっくりと風呂に浸かって体を休めるのが良いことくらい分かります。(大人だから)
しかし、どうしても足が繁華街の方に向かいたがるのです。(僕のせいじゃありません)
それで「仕方がねえなあ」と行きつけのバーに顔を出してしまったわけですけれど、そのとき思ったんです。
「まあ、結局自分ってそういう人間なんだよな」と。
明日、二日酔いになろうとも、今、楽しい!を優先してしまう奴なんだ、と。
今まで数え切れぬほど反省会を繰り返してきましたが、好きなもんは好きなんだ、と悟りまして、好きな店で心置きなくマスターとの会話を楽しんだのです。
ちなみに、翌日は二日酔いにならず、かろうじて残っていた理性のすばらしさに気づくことにもなるのですけれど、まあ、Nさんの話もそれと同じ感じなのかな、と。
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かつての常連様の話。
彼女は執着をバリバリ残したまま、ロックマンでモラハラ気味な彼氏と泣く泣く別れることにしました。
めちゃくちゃタイプな男性だったのでその後のダメージも相当デカく、しかし、自分の幸せのために、と思ってした決断でした。
その後、彼女は別の男性と結婚に至るのですが、その彼こそがNさんのいう「自分を大切にしてくれてよいパパになりそうな男性」でした。
結婚生活は“それなりに”幸せだったそうです。
物足りないところもあるけれど、今までの彼氏では満たされなかった思いが次々と報われまして、“心から”結婚してよかったと思っていたそうです。
しかし、結婚して1年半ほど過ぎたころ、その元カレへの執着もだいぶ手放せてその記憶すら薄れてきたころ、その彼と会うはずのない隣の市のスタバでばったり出会ってしまったんです。
「時が止まる」とはまさにそのことで、「え?なんでここにいるの?」という会話を交わしたのち、いくつか言葉を交わしました。
でも、彼女はずっと心臓がどきどきしており、かつ、下半身が熱くなっていること、そして、間違いなく濡れていることに気づいていました。
彼は10分ほどで「約束があるから」と席を立ってしまったのですが、衝動的に追いかけたくなっていました。
その後、彼女はあまりのショックに呆然とし、そして、その後、彼への思いがぶり返し、どうしても彼と会いたい、というか、彼とセックスしたい気持ちになっていました。
数日間はなんとか耐えたのですけれど、我慢の限界が来て連絡してしまったんです。
そこからはみなさまのご想像の通りでございまして、それで「夫もいるけど彼氏(?)もいる問題」としてカウンセリングに来られたのでした。
相当参っていらっしゃいまして、体重も2,3kg落ちたらしく(元々やせ型)、「あら、いいダイエットになりましたねえ」という懇親のボケも見事にスルーされまして、「どうしたらいいのか?」と頭を抱えておられました。
結論から言いますと、そのロックマン元カレときっぱり縁を切りまして、離婚せずに済んだのですけれど、今でもたまに夫への不満というか性欲が溜まるとカウンセリングにいらっしゃって方向性を確かめられています。(ライフワークを見つけられましたので)
でも、常々彼女にお伝えしてたのは「自分の本能には嘘を付けない」という話でして、そうして体が反応してしまう以上、倫理とか世間体とか理屈とか理性なんてのはあてにならん、ということです。
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まあ、感情的な優先順位と言いますか。
「どうしても結婚して子育てをしたい」という思いと、「今までの人生で1番のいい男だし、遊びでもいいから交わりたい。是が非でも彼を陥落させたい。」という思いでは、どうやら勝負にならないようです。
どっちも欲しいものだけど、その優先順位ははっきりしてるってことですね。
そして、そうした思い、すなわち「感情」なんて「思考(理性)」ごときに敵うものではありませんから、「いやいや、その男に行ってたらますます婚期が遅れる!」なんて考えたところで意味はなく、なし崩し的にその野良猫ロックマン氏に気持ちが持っていかれるのは避けられないんです。
この辺は「感情の力学」なんて表現してもよいんですけどね。
敢えて、嫌な話をぶっこみますけど、もし、理性に従って、その野良猫ロックマン氏をぶった切り、相談所の勧める「よいパパになりそうな男性」を選んだら、ものすごく後悔すると思いませんか?
だから、「ああ、自分って結局そういう女なんだよな」という悟りを開かれることをお勧めしたいわけです。
もう結論出てるでしょ?
>彼の出現によって相談所にいる家庭的な男性は、すぐに倒せる雑魚キャラにしか見えなくなり、全くそそられません。
ってことですから。
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例えば、私のクライアントさんでバツ3.5の武闘派女子がいらっしゃるのですが(4.5だったっけ?)、彼女は「恋に生きるのがあたしらしさ」だと悟りまして、アラフィフになっても新たな恋への情熱を絶やしておりません。
(とはいえ、バリキャリでもあるんですけどね)
あるときから彼女は「安定した温かい家庭」にあこがれるのをあきらめまして、「刺激的な恋に命を燃やす」ということを決意されました。
ふつうの結婚への憧れを捨てて以来、鎖から解かれたように自由になったそうで、「こうなったのは根本先生のせいだから」という大義名分を掲げておられます。(いいメーワクなんですけど?)
また、先ほど紹介した彼女のようにとあるライフワークを見つけられまして、それがまこと彼女にフィットしていたがゆえに、ロックマン元カレ氏への執着もありながら、そちらに邁進されています。
また、「恋に生きる女」だと自認していたとある女子は、出産を機に「えー、なんのことー?そんなの知らなーい!」と大変身されまして、今では2人の子育てに全精力を傾けていらっしゃいます。子育てをうまくやるには夫氏との関係が万全ではならない!との思いも貫いておられます。
さらに、、、、というわけで紹介した例はいくらでもあるんですけど、改めて「自分が何者かを知る」ということが大事だということです。
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出会っちまったものはしょうがないわけで、これが婚前でまだよかったと思いません?
結婚してから出会ってしまったらややこしいでしょう?
>身を切る思いで大好きなロックマンくんとお別れしたのが2ヶ月前のこと。
という経緯もあって、それも気になるところなのですが、「ロックマン好き」という体質を改善をするには2か月では短かったんですかねー。笑
そもそも体質改善する意志があったかどうかもわからないのですけれど。
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例えば、「どうしても結婚して子育てをしたい」という思いで婚活を頑張った方々もいらっしゃいます。
そんな彼女たちは「結婚・出産・子育て」が「恋」よりも優先されます。
「できれば素敵な人と恋に落ちて結婚するのがいいけれど、今までの経験からそれを望むのは難しい。だから、この人なら結婚してもいい、という人で手を打つことにした」
ということができたんです。
それが自分らしさだと分かり、それが自分の幸せだと知り、だからこそ、その優先順位を守れるわけです。
けど、Nさんのお話を見れば、Nさんはそうした刺激的な彼との恋を圧倒的に欲してるわけですね。
その大好きなロックマン君への執着がまだ残っていることを加味しても、どうやら「結婚・出産・子育て」よりも「野良猫ロックマン氏との格闘」の方が好きみたいです。
だから、それを現実として受け入れなきゃいけないわけです。
そして、その上で、どうするか?を考えてみたいわけです。
だから、この続きの話は「受け入れたのち」になりますよね。
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自分の感情の動きを受け入れることができれば、私たちの人生はとても楽になっていきます。
それを良いとか悪いとか、こうすべきとかこうすべきでない、という思考で制御しようとすると、常に心の中に葛藤が生まれるから人生は苦しくなります。
とてもシンプルです。
もちろん、この感情の動きってのは「今」のものですけれど、大人になって経験を積めば、その「未来」も高確率で想像できるでしょう。
「今、衝動に駆られて野良猫ロックマン氏に行ってものちのちしんどい思いをするし、後悔もする、だから、やめとこ」と思えるなら、たぶん、Nさんが今感じてる葛藤は生まれてきません。
一方、「たぶんあたしはこういう難攻不落な男が好きなんだ。そういう男を追いかけるのがライフワークなんだ。」と思えるなら、やっぱりNさんが今感じてる葛藤は生まれてきません。
それは「結婚からの子育て」をあきらめろって言うわけではありません。
もちろん、「結婚して子育てしたい」というNさんの思いを否定するものでもありません。
その思いはちゃんと本音として存在しています。
しかし、少なくとも今の自分はそれを最優先にはしていない、ということなんですね。
もっと恋をしたいし、もっと刺激を浴びたいし、その男を手に入れたい、という思いの方が優先されてるようだ、ということです。
この現実を受け入れるのは苦しいかもしれませんけど、「そこにあるものはある」ということで、「まあ、しゃあないか」と受け入れることを頑張ってみてくださいませ。
たぶん、そっちの方が「幸せ」があるものですから。
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