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二人の間の言葉は二人の関係性によって生まれるものです。
「許されない」と思う言葉は当然封印し、「言っても大丈夫」な言語だけでやり取りをするものです。
なぜ、自分には言ってくれないかと言えば、やはり心理的な距離が縮まって「競争心」が出てきたからではないでしょうか。
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カウンセリング後、彼とずっと一緒にいること、自分の願う幸せを許すことにコミットメントした結果かと思っています。あまりの引き寄せ力に、自分は魔女か何かかと思いました。
いろいろとありましたが、穏やかに暮らしています。
彼からは、「私と産まれてくる子供を守らなければという責任感とそれに伴う行動」という形で愛情をひしひしと感じており、とっても幸せです…!
ただ、私もカウンセリングで根本先生に直々に認証いただいたとおり、筋金入りの自立系武闘派女子なので、彼が私を愛していないエビデンス探しをするためか、彼の携帯を覗いてしまったのです…。
ロックマンとはいえ、誠実な彼なので、浮気は全くしていなかったんです。
でも、彼が私とお付き合いする前、いわば、バキバキ自立ロックマンになる前の依存的で感情をいっぱい感じていたであろう時に、女性に「会いたい」、「チューしたい」、「一緒にいられて幸せ」、「大好き」などのメッセージを送っているのを見て、「はあ。私こんなこと一度も言われたことない…私のこと他の人ほど好きじゃないのかも…子供ができたから仕方がなく私を選んだのかも…そもそもなんで私を彼女にしたんだろ…」と思ってしまいました。
エッチはたくさんしますが、普段キスしようとすると拒否されますし、好き?と聞くと嫌いと言われますし。私はあれができないとかこれができないとか言ってみたり。付き合う前のように見た目を褒めてくれることは無いですし。天邪鬼5歳児とお話していることは重々理解しているのですが…。
たぶん携帯を見たのはバレていて、そのうえで彼は何も言わず、泣きわめく私を慰めてくれたんです。
それも大きな愛情ってわかっています。子供も授かって結婚までしてもらって、なお強欲なのは重々承知ですが、彼にロックマンになる前みたいな愛し方をしてもらうことってできないんでしょうか…?
あまりに普段の言動がとげとげしいので、周りには私の器が大きすぎると言われます(本当にロックマンはいい女養成所なのかも)。この行動は彼なりの愛情だよね、と変換作業をする能力はすごく上がりました。
だけど、たまには、素直に感情を表してもらって、優しくしてもらいたいのです…。
子供ができたからでなく、女として私が好きなんだって感じたいのです…。何か方法があれば、教えてください!!!
ただ、愛されていないかも…とか思ってる一方で、順調に彼を攻略しているかも、との気持ちもあります。
例えば、5歳児らしく無邪気にいたずらをしてきたり、仕事で弱っているところを見せてくれたり、また、最近大きく変わったのは、エッチ終了のタイミングが早まったことです(時には手だけで終わってしまったり…)。
エッチ終了が早いのは少し寂しいのですが、普段偉そうにしている彼をコントロールしている感じがあって、それはそれで良い気持ちではあります笑。やはりロックマンの素は、エッチ中に現れるという気がします。
(Aさん)
数々のエビデンスをご提示いただきましてありがとうございます。
今後予定しております「ロックマン愛好家の会」にてご披露させていただきたく、またその年次集会においてはぜひともご講演をお願いしたい次第でございます。
しかし、カウンセリング直後にお子様を授かるとはものすごい流れでございますね。
やはり武闘派女子が女性性を開くとあっという間に引き寄せの法則を完成させてしまうんですね。。。確かにそういうやつらの顔が次々浮かびますし、なんとなくその夫氏たちに同情を覚えてしまうのは気のせいでしょうか。(アーメン)
さて、
>女性に「会いたい」、「チューしたい」、「一緒にいられて幸せ」、「大好き」などのメッセージを送っている
この件につきましてはAさんのみならず各方面からご報告をいただいている事例です。
たいていは「浮気相手もしくは元カノにその手のメッセージを送っている」という許しがたき状況なのですが、さらにショックなのはその内容でして、
>はあ。私こんなこと一度も言われたことない
という言葉で埋め尽くされており、この一文に共感する読者がどれほど多いかは測定不能であろうと推測されます。
ロックマン氏あるあるのひとつだと認識しています。
これが「野良猫君」であれば、そもそも言いそうですし、「あたし」にも言ってくれそうなのですが、Aさんも表現してくれたようにロックマン氏は天邪鬼ですし、5歳児ですから、そんな恥ずかしいセリフなんて言えないはずなのです。
こういうお仕事をしておりますと、彼と彼女のやり取りのスクショなんかを見せられることも数多いわけでして、「これがあたしとのライン、これが浮気相手とのライン、どう思います?」と並べられることもあったわけです。
「あたしとのライン」は事務連絡で占められており、よくよく見れば「これは仕事関係のやり取りじゃね?」みたいな感じです。
一方、「浮気相手とのライン」は一目見ただけで華やかでございまして、絵文字、スタンプなどがずらっと並んでいまして、「おぉ、このようなスタンプもあるのか!」と勉強になるほどです。(そういうことではない?)
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さて、武闘派女子のみなさまには少々気持ちが悪い思いをしていただくことになるのですが、質問です!!
Q.みなさまが「会いたい」、「チューしたい」、「一緒にいられて幸せ」、「大好き」などのメッセージとかわいいスタンプを送ることができる相手ってどんな男でしょう?
(一部の読者さまが吐き気を催した模様ですのでしばらくお待ちください。)
(一部の読者さまが嫌悪感のあまりスマホを握りつぶしてしまった模様ですので、新しい機種を購入されるまでしばらくお待ちください。)
ここですらすらと俳優の名前が出てくれば幸いなのですが、残念ながら現在、大阪・東京間を高速移動中により、ムロツヨシ氏、佐藤二郎氏くらいしか思い出せないため伏字にして失礼しますが、例えば、ダンディかつジェントルマンなイケメン○○氏とお付き合いしたならば、みなさまはそのような言葉を言えるでしょうか?一方、旧ジャニーズ系の男子とお付き合いしたならばどうでしょうか?あるいは、相手が既婚者であったならばどうでしょう?
「あたしの中のかわいい女の子」を出せる相手ってどういう相手なのかな?って想像してみるんです。(エチケット袋を用意しながら)
そういう願望がある武闘派女子ってけっこういらっしゃるんですよね。
けど、そういう自分を想像するとキモくてやってられんのですよね。
でも、かわいく甘えることはできなくても、思ったことを全部ぶつけてサンドバックにすることならできたりするので、そこは同じと考えてもらってもいいかもしれません。
まあ、彼が昔の女に送っていた言葉が「素直な気持ち」なのかは検討の余地があるのですが、そうした甘えたような、ストレートな、愛情表現ができるのって相手によると思うんですけどどうでしょうか?
あ、誰に対してもできない?
うん、まあ、そうだよね。うん。じゃあ、一般論で考えてみようか?
つまり、
>女性に「会いたい」、「チューしたい」、「一緒にいられて幸せ」、「大好き」などのメッセージを送っている
というのは、そういう表現をしても大丈夫な相手にするわけです。
だから、なんぼそんなロックマン氏であっても取引先の営業メールにそんな文章は書かないし、デートで行くイタリアンで店員さんにそんな言葉づかいはしないわけです。
じゃあ、再びまた想像してみてください。
今回はさっきほどキモくないと思うので安心してください。
Q.彼がそのような表現をしてしまうような相手ってどんな女だと思う?
あ!!拗ねない拗ねない!
「どうせあたしには言いづらいですよ。そんな風に言ってもらえない女ですよ」とか言わない!
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シンプルに言えば、どちらからともなく「チューしたい」と言い出し、それを一方が喜んでくれたことがあり、それで「チューしたい」が2人の間で共通言語になったわけです。
もしそこで一方が「チューしたい」と言い出し、他方が「は?キモすぎるぜ!」とか言った場合は交渉決裂でございまして、少なくともしばらくの間はその言葉は封印されます。
つまりはお互いの関係性によって使用言語って変わるわけですね。
例えば、長年の常連様はたいへんわがままなお嬢でございまして、スーパーカウンセラー氏からの提案を「えー、やだ」「めんどくさい」「むり」「もっと簡単なのない?」「そんなことよりお腹空いた」「水もらっていい?あ、温かいのがいい」等々の暴言を多数吐かるわけですね。
それで彼氏の前でもそういう態度を取ってるのかと思いきや、「なんで根本さんの前では出せるのに、彼氏の前では出せないんだろうね?」と言っておりました。(ざまあみろ)
それで彼女なりにあれこれ考えたらしく「根本さんってパパなんだよね。あ、でも、パパの前でセックスとかオナニーの話はしないか。昔からよくあたしのことを知ってくれてる先輩?って感じもしないか。じゃあ、なに?だれ?」とか失礼なことをおっしゃるので、「偉大なるメンター!ってのはどう?」と提案したら、「それはない」と即刻拒否されまして、「まあ、なんでも話せる親戚のお兄ちゃんってことだな」と一人合点されておりました。
つまり、親戚のお兄ちゃんと彼氏とでは態度が全然異なるわけですけれど、なぜかわかります?
「気を許しているから?」
「利害関係がないから?」
「距離感が違うから?」
そう、どれもたぶん正解なんですけど、一番の違いは「競争心」だと思うのです。
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Aさんのケースでも「ロックマン氏vs筋金入りの武闘派女子」という図式があるわけですよね?
すなわち、心理学用語に翻訳すれば「自立vs自立」の関係であり、自然発生的に「競争」が生まれる関係なのです。
どっちが強いか?どっちが良いか?どっちが正しいか?どっちが上か?等々の争いが起きているわけです。
先日も「あのね、ベッドはリングじゃないの。同じ四角形だけど。先にスリーカウント取った方が勝ちとかじゃないの。」という話を切々と説いておりましたが、何かと張り合ってしまうのが「自立vs自立」の関係です。
良いように言えば、お互いが「よきライバル」になってしまうのですね。
「一緒にタッグを組んで戦う」という形を目指したいのに、なぜか一方が赤コーナーに立つと、他方は勝手に足が青コーナーに向いてしまうのです。
>普段偉そうにしている彼をコントロールしている感じがあって、それはそれで良い気持ちではあります笑。
ということね?笑
筋金入りだけに「負けたくない」「相手を支配したい」という自立心が彼に対しても旺盛に働いているのです。
まあ、この部分、Aさんを凹ます気はないので、もう少し詳細に説明をしますと、何もAさんと彼の間が「競争心」だけで成り立っているわけではありません。
Aさんも彼のことが好きだし、彼だってAさんのことが好きですよね。
それでエッチをたくさんするくらい、愛し合っているわけです。
彼が「早い」のも寂しいけどうれしい気持ちもあるのも、彼が自分のセックスにすごく満足していることを表しているわけで、それがうれしかったり、自信になったり、無価値感が癒されたりしていると思うのです。
これは全然問題ありません。
けれど、そういう気持ちの他に「彼をコントロールできていてうれしい」とか「無制限一本勝負ではあたしが勝っている」みたいな気持ちも混じっているわけですね。
「彼を気持ちよくさせてあげるのはうれしいし、自分のテクで満足してくれてるのも幸せだし、あたしだって満たされて気持ちがいいし、うれしい。それになんか自分が優位に立ってる気がするのもうれしい」というわけです。
この部分が競争心ってことです。
それがセックスだけじゃなく、あらゆる面で出てきてるんだと思います。
愛情も十分あるんだけど、そこに競争心が入り込んでいる、という。
だから、「気が抜けない」という側面も二人の間に存在するはずです。
仲間であり、同志であり、パートナーである一方で、「敵」の要素が混じっているのです。
だから、彼も偉そうにするし、Aさんもその態度にムカついているし、ということが起こります。
まあ、これはどの夫婦にも多少なりとも存在するものですけどね。
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敵の前ではそんな可愛い部分を出せません。
>女性に「会いたい」、「チューしたい」、「一緒にいられて幸せ」、「大好き」などのメッセージを送っている
という話を聴いたら、折り返し聞く質問文があるんです。
「同じセリフ、彼に言える?今まで誰かに言ったことある?」
当然ながら武闘派女子のみなさまは「あるわけねーだろ!」と一蹴されるわけですけれど、そういうことです。
自分も言えないのに、彼も言えるわけがありません。
彼が言ってくれたら自分も言おう、というのも無理があります。
この「競争心」を手放せると言えるようになるものです。
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ここからさきはAさんもよく目にする話だと思います。
女性性。
サレンダー。
先日、女性性とセクシャリティのグループセッションで「次回はマグロになれ」という指令を出しました。
サレンダーの練習です。
セッションルームではこういうときに目隠しをしてもらうことがあります。
視界を奪うことで、サレンダーしやすくします。
夫氏のこと、今の2~3倍ほど褒めてあげてもらえませんか?
具体的にここがすごい!ここが尊敬できる!そんなことできるなんて!という話をするんです。
それと同時に、愛情表現をたくさんします。
好き、愛してる、幸せ、ありがとう、などなど。
調子に乗らせるんです。笑
(これが抵抗あるでしょ?)
これがうまくできなければ鏡の前で練習してみてください。
そういうセリフを与えられた女優になってみると比較的ハードルは下がります。
一方で、女性性を開いて「安心」「安らぎ」「平和」「穏やか」「落ち着く」という空気感を彼に与えます。というか、家全体をその空気で満たします。
自分が何かをしなくても自立しまくりな彼を癒していることを知ります。
そうして競争心を減らしていくと、今以上に夫氏が自分に甘えてくることがわかるでしょう。
同時に、自分も夫氏に甘えられるようになっていくはずです。
*
こうしたプロセスを心がけるんですけど、まあ、そんな簡単にはいかないんですよ。笑
自分も抵抗があるし、相手の態度にムカつくし、調子に乗ってきたら叩き潰したくなるし。笑
だから完璧にできなくてもいいので、思い出したときに、その気になったときにコツコツそういう意識を与えていくと、だんだん彼の態度が変わり始めるわけです。
っていうか、ロックマン氏ってある日突然豹変することが多いんですけどね。
そうすると「とても従順で素直な犬」に変わります。
それまではちょっと苦行みたいなところもあるのですけれど、いつか来る日を信じて続けていきましょう。
・・・ただ、そんなロックマン氏が「犬」になった場合、それをAさんが受け入れられるかどうかはまた別の話なんですけどね。
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『ロックマンの彼はなぜ他の女に「会いたい」「チューしたい」「大好き」って言えるのに私には言ってくれないのでしょう?』
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