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最近ちょくちょくいただく性欲なしロックマンシリーズ。
もうグループセッションでもやろうか?と思うほどでございますが、その基本的な心理について今日はお話したいと思います。
「夫をどれくらい理解しているか?」「男性性の心理を学ぶ」「女性性の解放のすばらしさを知る」みたいなプロセスがたぶん必要なんだと思います。
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先日のこちらのブログを拝読し、共感しすぎてしまいました。
私の夫もロックマンで、性欲ナシ…というか抑圧してるからです。(私、求められてません!!泣)
このブログのいちばん最後に「母にならず、女でいること」が書いてあって、あれ?私、夫の母みたいになっちゃってる?と気がつきました。
夫は私よりも4歳年上で、立派な仕事をしています。ここ2~3年は、会社の愚痴をこぼしたりしていますが、例えば私と出会う前の思い出の一部(つらかったこと、悲しかったことなどネガティブなもの)は一切話しません。
私はちょっと気になったりもしますが。
私のほうでは最近ずっと、自分軸!女性性!と意識して過ごしているので、好転しつつある部分も見えてきたのですが、夫のことに関しては、進展がなくてちょっと心が折れそうです。
女性性バリバリでいたいのに、母でいないと、夫のことを癒してあげられない気がします。自分軸がまだまだ持ててないってことだとは思うんですがね。。。
だんだん私がしんどくなってきて、夫にもカウンセリングを利用してもらいたいなと思ってしまいます。夫の母でいるからか、「何があっていつまでもクヨクヨしてんの?!ほんとめんどくせぇ!!」と思っちゃってつい、相手をコントロールしたくなっちゃう感じです。
実はほんと数日前に、セックスは前戯がめんどくさい。と言われて、そのめんどくさいのが好きだった私は結構ショックでした。が、違うところで私も夫に、めんどくさいと思ってました。
夫の抱えたものをなんとか癒してあげたいと思うも、話さないし、私のことは必要じゃない?みたいで…私に必要なのは母性ではなくて本当に女性性でいいのでしょうか?
妻にあって、母にないもの。セックスもないならもう無理じゃないですか?
ちなみに私は3人兄弟の長子で、夫も同じく長子です。「してあげなきゃ精神」はお互いに少なくともある。と思っています
(Yさん)
ひっそりとブームになっている「ロックマンって性欲少なくね?」という問題。
先日もYさん同様「ロックマンな夫氏とのほぼレス問題」というカウンセリングをさせていただきまして、「自らのセクシャリティを認めることへの恥ずかしさと、抑圧的な母との関係」というテーマに行きつきました。
>あれ?私、夫の母みたいになっちゃってる?と気がつきました。
という気づきは大変偉大でして、心理的に見ていけば無理もないことなのですが(たぶん後述します)、そこでは意外と「実母との関係性」にヒントがあることも多いですし、「女であること」に対する意識の問題が絡んでくることがほとんどですし、つまりはふだんはあまり意識しないところにポイントがあるものです。
忘れないうちに“後述”しときます。
これは「基本」なのですけれど、出産して「母」になると圧倒的に「母」でいる時間が長くなります。
子どもが小さいときなどは「母」でいることがほとんどであり、「女」に戻る時間なんてあまりなく、なんなら「女」を忘れてしまったり、「もうめんどくさい。疲れた。このまま寝かして」というモードになることがほとんどだと思います。
特にワンオペ育児に近いものがありますと、そのストレスも相まって夫に対して不満がたまり、なおさら女であることを拒否したくなるものです。
そうして子どもが小さいうちにそうした習慣が付くと、少し子育てに余裕が出てきてからも、引き続き「母」を継続させるんですね。
一方、夫氏はふつう外でお仕事をしているものですから、「父」でいる時間よりも「男」でいる時間が長いものですから、家に帰って「父」をしていても、それは一時的ですから、子どもから離れたら「男」に戻るんです。
そうすると「母」と「男」が家庭内に存在することになり、セックスというものがまずは遠ざかりやすくなります。
しかも、「男」は「母」に面倒を見てもらいたい欲求を持ち続ける(要するにすべての男はマザコンである説)ので、妻に母でいてもらった方が都合よいことも多いのですね。
そうすると夫は妻から見て「大きな長男」に見えてくるようになり、夫から見れば妻が「母」になるものでして、そこで需要と供給が一致してしまうのです。
さらに、男は年齢と共に性欲が減っていきますし、仕事を頑張っているなら疲れてもいるし、家ではゆっくり休みたい(甘えたい)という気持ちもありますので、よほど妻を女として好きだったり、減ってはいるものの性欲が強かったりしなければ、夫から求めることはなくなっていくものです。
また、妻の方も元々性欲が旺盛だったり、夫のことが男として好きだったりすれば、妻から誘うということもできますが、母でいることに疲れていて女にまで手が回らなかったり、夫の母役をしているのがなんか楽だったりすると妻からも求めることがなくなっていくのです。
こうしてレスになっていくのが王道の心理でして、そこに個別論があれこれ入ってくる仕組みとなっています。
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>だんだん私がしんどくなってきて、夫にもカウンセリングを利用してもらいたいなと思ってしまいます。夫の母でいるからか、「何があっていつまでもクヨクヨしてんの?!ほんとめんどくせぇ!!」と思っちゃってつい、相手をコントロールしたくなっちゃう感じです。
Yさん、よく理解されていますし、よくわかってらっしゃるなあ、と思う一文で、とても聡くて素直な方だとお見受けいたします。
ほんとそうなんですよねー。
>「何があっていつまでもクヨクヨしてんの?!ほんとめんどくせぇ!!」
この気持ち、ものすごく分かる妻も大量にいらっしゃることと思います。
つまり、母であることによって、それくらい強くなっちゃったんですよ。
知らないうちに精神修行を重ねて、だいぶメンタルが鋼になっちゃったんですよ。
だから、「おいおい、そのくらいは自分で何とかせえや」ってことになるんだろうと思います。
で、夫にカウンセリングを利用してもらいたいと思う妻も世にはたくさんいらっしゃるのですが、まだまだカウンセリングが世に普及していないことと、かつ、男性、しかも、ロックマン氏であれば感情が疎いものですから、なかなかその望みは叶えられないものです。
そう思うんだったらまず自分がカウンセリングを受けてみない?というのがカウンセラー側からの提案でして、カウンセリングによって心の疲れを癒したり、自分をねぎらったり、自分の頑張りを承認したり、承認欲求を満たしたり、自分の魅力や価値を再発見したり、手の抜き方を覚えたり、自分をもっと大切にしてあげようと思えたり、自由時間を作れるようになったり、これからのヴィジョンが見えて来たりすると思うのです。
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それで話を少し飛ばしますけれど、
>ちなみに私は3人兄弟の長子で、夫も同じく長子です。「してあげなきゃ精神」はお互いに少なくともある。と思っています
という要素を見れば、夫婦ともどもお互いに気を使い合っているのかな?できてないことに罪悪感を抱えているんじゃないのかな?頑張りすぎて疲れるのは無理ないよね?という風にも思うわけです。
「してあげなきゃ」と思う気持ちが強くなるほど、やっぱり無理をするんですね。
そして、それができない分だけ罪悪感を抱えやすく、ますます「もっとしてあげなきゃ」になってしまうんです。
そして、お互いに知らないうちに疲弊してしまいます。
相手のためにお互いに頑張ってるのに空回りしている感じですよね。
だから虚しくもなるし、寂しさも募ると思います。
子どもたちがそれを癒してくれる部分もあるとは思うのですが、でも、やっぱり寂しさって残りますよね。
そして、やっぱり不満が溜まって「○○してくれない」とぶちぶち文句を言いたくなるのです。
>実はほんと数日前に、セックスは前戯がめんどくさい。と言われて、そのめんどくさいのが好きだった私は結構ショックでした。が、違うところで私も夫に、めんどくさいと思ってました。
という一文にそれが表れているような気がします。
こういうときの男性、特にロックマン氏の言葉はあまり信用しなくてもいいのですが、要するに「頑張ってるのに空回りしちゃってもう疲れちゃって何もかもがめんどくさい」というのがお互いの本音なんじゃないかと思います。
ただ、めんどくさいと感じるってことは「自立した証」とみることもできます。
知らないうちにYさん自身も自立してこられたんですね。
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夫婦関係に限らず、ビジネスパートナーとの間でもよく起きることなのですけれど、「わたしだけが頑張ってる」「自分だけがちゃんと考えてる」「相手も頑張ってるんだろうけど足りない」「なんでももっと分かってくれないの?」みたいな状態になるときって、心に余裕がなくなっちゃってるときなんですよね。
無理して頑張ってるから心に余裕がなくなっちゃって相手のことを見れなくなってるんです。
逆に見れば、Yさんご夫婦はそれくらい“お互いのために”頑張ってるってことなんですよね。
「私は頑張ってるけど、、、夫も?まあ、そりゃお仕事頑張ってくれてるけど・・・」みたいに思っちゃうかもしれませんが、そしたら「ああ、あたしは今、自分に余裕がないんだ!余裕を作らなきゃいけないんだ!」と悟っていただければと思います。
しかも、
>ここ2~3年は、会社の愚痴をこぼしたりしていますが、
という風に彼が変わってきたのであればなおさらですね。
ひとつ言えることは、彼がそうした弱さを出せるくらい妻であるYさんに心を許せる(開ける)ようになったこと。
つまり、彼は気づいていないと思いますが、Yさんに甘えられるようになってきている、ということ。
そして、それはYさんがやっぱり以前よりも鋼のメンタルを手に入れたということ。
強くなっちゃったんですよね。
けれど、その一方で、自分も甘えたいし、頼りたいし、愚痴も言いたいし、という思いを持っているということです。
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さて、Yさんにお子さんがいらっしゃるかどうかは分からないのですが、夫婦になれば、先ほどお話した展開を経なくても、妻が家事等でイニシアチブを握れば「母と息子」になりやすいものです。
ということで本題です!いまさらですが!
>夫の抱えたものをなんとか癒してあげたいと思うも、話さないし、私のことは必要じゃない?みたいで…私に必要なのは母性ではなくて本当に女性性でいいのでしょうか?
>妻にあって、母にないもの。セックスもないならもう無理じゃないですか?
まず、こんな状況でも「夫を癒してあげたい」と思うことは「愛」ですね。
ちゃんとYさん、夫氏を愛していらっしゃるようです。(認印押しときましょうか?)
で、セックスについてはまだ情報をいただいていないのでよく分からないのですが、カウンセリングなどではこんな質問をされると思いますので、自分なりに考えておかれると良いと思います。
「Yさんにとってセックスってどういうもの?昔と今とでそれって変わったと思う?」
例えば「求められることで女としての価値があると思える」という回答も多いのですけれど、それも無理はないと思うのですが、それって他人軸なので、そろそろ意味づけを変えていきたいところなんですよね。
また「お互いの愛情を確かめるもの」という回答もやっぱり多いのですけれど、だとすると自分から与える(求める)ということが課題になるものです。
が、そこに抵抗があったり、やり方が分からなかったりすることも多く、そこは今後の課題になるでしょう。
一方で、セックスにネガティブなイメージが付きまとうことも多いものですが、それはそれで重要な議題になりますね。
「セックスに限らず、性的なものに対しては昔からどういう感じ?」
性の目覚めが早い、遅い、性欲が強い、弱い、セクシャルなものが好き、抵抗ある、等々、性的なものって一般的にタブーなんだけど「実は・・・」という点がけっこうありますよね。
「夫とのセックスってどうだったんでしょう?相性とか」
記憶をたどらなきゃいけないかもしれませんけど・・・。
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たとえば、セックスに対しては求められるものであり、受身が基本、という場合、夫がよほど性欲が強くない限りレスになるものです。
また、性的な抵抗が強ければ「なきゃないほうがいい」と思いますから、頭の隅で問題だと思っていても長年スルーされがちです。
その上で「セックスは愛情を示すものだ」という風にとらえていたら、まあ、そりゃ愛情に疑問も不満も不安も持つようになりますよねー。
そんな風に自分の中では“常識だと思っている”ので、疑問にも感じないところが「大問題」だったりもするわけです。
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そして、
>夫の抱えたものをなんとか癒してあげたいと思うも、話さないし、私のことは必要じゃない?みたいで…
こういう思いって愛情ではあるんですけど、そもそも夫氏は「話す」ということにどれくらい価値を置いている、重要性を感じているのでしょうか?
「夫の抱えたものを癒してあげたいんだけど話してくれない」とお嘆きの方は、「話すことで癒されるのはけっこう女子あるあるで、男子、しかも、夫氏が話すことで癒されるわけじゃないよね?」と知っておいていただきたいなあ、と思うのです。
むしろ、話すことがストレスになるケースだってあるわけですし、話してもらうことで情報を得なければ癒してあげられないわけではないんです。
「話してくれない=私は必要じゃない」という図式はものすごく危険でして、豪快なすれ違いを起こす可能性が高いと思われます。
自立系な方々は「話す」ということが苦手だし、その必要性を感じていないし、ということがよくあります。
>私に必要なのは母性ではなくて本当に女性性でいいのでしょうか?
ということで、だからこそ、女性性が必要なのですね。(母性も女性性の一部ですが)
ただ、こう「求められてない」と思うと、まあ、「あたしは必要じゃない」と思いますし、拗ねちゃったり、あきらめようとしたり、嫌おうとしたりするものですけれど、その一方で、Yさんはどれくらい「彼を求めている」のでしょう?
求められてないのは分かるんだけど、求める方はどうなんでしょうか?
Yさんの文章を読むと、夫氏に合わせる結婚生活なのかな?という感じがします。
Yさんの主体性はどうなのかな?と思いますし、女性性が豊かすぎるパターンに当てはまるので「ついていく」という愛し方をするのか、いろいろと知りたいことがたくさんあるものです。
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>あれ?私、夫の母みたいになっちゃってる?と気がつきました。
という話に戻るならば、改めて自分の中の女を見つめなおしてみましょう。
Yさんにとって「女」ってどのようなものなのか?
「女である」ということはYさんをどのような気持ちにさせるのか?
今、日常生活の中でどれくらい「女」を意識しているのか?
これも基本っちゃ基本ですけれど案外忘れがちなものですね。
そして、「夫氏を癒してあげたい」という思いは女性性をより開放することでできるのですが、たぶん意外な方法かもしれません。
〇夫氏が喜ぶことを1日1つしてあげること
〇傍にいるだけで安心感を与えてしまう
〇女性性でもって触れてあげることで彼の疲れやトラウマが癒されていく
〇夫氏のことをより深く理解してあげること
抽象的なのは個人差があるから。
ただ、その前にいろいろと準備が必要なことも多いものですから、カウンセリングやグループセッションなども検討してみてくださいませ。
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