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細かく言えばどんな体位であろうと女性は受け取っている(受け入れている)のですけれど、マインドが伴わないと喜びにはつながらないですよね。
ということで、今日は受け取る話から、サレンダー、そして、女性性の話へと展開していきたいと思う次第です。
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私には一回り上の夫がいるのですが、セックスがいつも騎乗位なんです。私は正常位に憧れ、彼に『せめて身体を起こして』と頼んでいるのですが『やり方が分からない』の一点張り。あまり責めると『俺の精一杯を認めてくれない!』と逆ギレされます。
その時にこの記事を読み、ほほう、と思いました。
私は父親がおらず、歴代の彼氏も不倫ばかりで、『男からちゃんと愛される』ことがイメージできません。
一方彼は母子家庭で、お母さんがなくなるまでお世話を続けるも、『母親に感謝されたことがない』そうで、いわゆる『愛を受け取ってもらえない』トラウマがあるのかも。
だから、愛されない(と思う)私 on 受け取ってもらえない(と思う)彼という構図になるんでしょうか?
もしそうであれば、私が彼の愛を受け取れるようになれば、ドラマみたいな正常位も夢じゃない?(ヨダレ
…そこまで考察したものの、『愛を受け取る練習』は難しく、牛の歩みで、心が折れそうです。
よければ、歴戦の先輩たちの成功談なぞを教えていただけると、元気が出ます。
(Tさん)
最近だとこちらの記事も参考になりそうっすねー。
さて、
>だから、愛されない(と思う)私 on 受け取ってもらえない(と思う)彼という構図になるんでしょうか?
なるほど!確かに!と思いました。
見事な分析で、たぶん、その通りだと思うのですけれど、一応、確認のためにいろいろと質問を投げてみますのであれやこれやと考えてみてくださいませ。
父がいないということなのですが、幼少期に離婚とか死別とかされていて記憶も全くないような感じなのでしょうか?
不倫ばかりってのは一般論としては「父を求める心理」と言えまして、心のどこかで父親を探し求めているのかもしれません。
一回り以上の夫というのも、そこにつながるのかな?(別に悪いことではないです)
Tさんにとって「父」というのはどのような存在なのか、改めて見つめなおしてみたいところです。
また、となると母子家庭で育ってきたわけですが、母はどんな方なのでしょうか?
そして、Tさんとの関係はどうなのでしょうか?
母子家庭にもいろいろなパターンがありまして、子どもに対して「父親がいないことが問題になってはいけない!」と父役を兼務しながらバリバリ働き、子育ても完璧にこなす、まさに自立系武闘派女子の鏡とも言えるほどのおかんというケースもあります。
また、母の実家に身を寄せることになって祖父母+母という家族で育ち、母は仕事に出かけ、子育ては主に祖父母が担当するというケースもあります。
さらに、母が弱いタイプで、何とか生活はできたものの、悲観的、干渉的なところが出てきて、時には男に走ったりもして、なかなか大変な子ども時代を過ごすケースもあります。
またきょうだいはいるのか?そのきょうだいとの関係はどうなのか?というのも含めて、生育環境の中でTさんのキャラも決まってきます。
だから、母子家庭に育ったがゆえに、立派な自立系武闘派女子としてぶいぶい言わせてる方もいらっしゃれば、母とがっつり癒着してなかなか自立できない(親離れができない)方もいらっしゃるものです。
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ところで、今までの不倫相手とのセックスでは憧れの正常位を実現できてたんでしょうか?
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さて、そういうわけで「父との関係を見つめなおす」と同時に、父から愛を受け取る、というアプローチを取りたいものです。
こういうとき不倫してた経験って案外役立つものでして、彼らを通じて父性を受け取るってこともできます。
なので、Tさんの場合、不倫経験を振り返り、彼らから受け取ったものを見つめなおすというやり方が使えそうです。
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また、それは夫氏にも言えまして、
「彼はどんな風にあたしを愛してくれているのか?」
という点において、彼なりの愛情表現を受け取るってことも重要です。
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で、「男からちゃんと愛される」という点についてなのですけれど、もしかすると、それに対する期待が大きくなりすぎてる可能性もあるんですよね。
これがどういうことを意味するのか?
例えば、どういう関係だったら「ちゃんと愛されてる」とTさんは感じるのか?についてはけっこう熟考が必要かもしれません。
ただ、「愛を受け取るってのが難しい」ということですと、Tさん自身は「与える人」ということになりますけれど、やはりTさんもほかの読者様同様、筋金入りの武闘派ということで、そうなると「いやいややっぱ騎乗位っすよー。男を支配した気になれるっしょ?」と悪い顔をされるにふさわしいとも言えます。
正直なところ、騎乗位は嫌い?たまには正常位がほしいってこと?
それともほんとは騎乗位は好きじゃない?
騎乗位は顔とか体を見られるからあんまり好きじゃない、という声もありまして。
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夫氏が一回り上ってことを考えると「体力的にしんどい」という見方もあります。
だから、下になった方が楽だから、と思っちゃうわけですね。
「やり方わからない」というのは「うまくできる自信がない」という意味だと思いますが、夫氏は普段から女子力高め男子なのでしょうか?
母子家庭で母とずっと一緒にいらっしゃったのであれば、ここは「癒着」を疑う点もありまして、そこもまた詳細情報求む!というところです。
そして、その母から愛を受け取ってもらえなかったとしたら・・・そこで拗ねてしまうか、あきらめてしまうか、自信を失うか、、、いろいろと考えられますね。
となると、彼はTさんに愛を与えているのだけど、母が受け取ってくれなかったように、妻(Tさん)も受け取ってくれない、というパターンが生じている可能性もありますけど、その点はどうでしょうか?
・・・という点で問題がつながりますよね。
夫は与えても受け取ってもらえる自信がない。
妻は夫からの愛を受け取れない。
こういう課題が生まれるわけですね。
ということは、逆に、妻→夫の流れはどうなんだろう?
Tさんが与える愛を、夫氏は受け取ってくれるのだろうか?
与える側(妻)→受け取る側(夫)という流れをセックスに置き換えれば、騎乗位がちょうどよいってことになるのかもしれないですね。
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さて、もう少しディープな話をすると体位にかかわらず、“肉体機能的”にTさんは受け取る側なんですよね。
案外、これ重要なことでして、上に乗ってても受け入れているのはTさんなんです。
だから、「受け取れない」という問題がセックスに出てくると、仮にヨダレもんの体位を取れたとしても「うーん、いまいちだねえ」となりうる可能性もあります。
また、体位に関係なく「サレンダー」することだってできるわけでして(確かに騎乗位は難しく感じるかもしれないけれど)、夫氏にゆだねることは可能なのです。
だから、やっぱり「受け取る」ということについては必須科目なんですよね。
この辺は実際にカウンセリングをしてみないと何とも言えないのが正直なところですけれど、なぜ受け取り下手になっちまったんだろう?というのはやはり軸になるかもしれません。
母からの愛は受け取れていたのでしょうか?
男性からの愛が受け取れないのでしょうか?
とても自立的な生き方を今もされてるのでしょうか?
場合によっては「自立を手放して相互依存へ」というプロセスをたどることがいいかもしれません。
あ、受け取らなきゃいけないのは間違いないですけどね。笑
となると、女性性の解放というのもテーマになるでしょう。
夫氏とのバランスもあるのですけれど、一般的に妻が女性性を解放すればするほど、夫は男性性を強化していきます。
だから、うちのブログのそこかしこにある女性性の解放をテーマにされてみるのもありですね。
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これはよく「イクことができない」というご相談で使うサレンダーのやり方なんですけれど、こんなイメージワークをしていくこともあります。
椅子に楽に座る。(もしくは床に寝っ転がる)
全身をどんどん脱力していく。
自分が今、流れの緩やかな川に浮いていることをイメージする。
そのままただ川の流れに身をゆだねて流されていく。
ここに少しボディーワーク的な要素を入れることもありますが、自立していると「コントロール」したくなるので、素直に委ねられないんですね。
中には私は何も言ってないのに自ら滝を出現させたり、急流すべりのような岩場を想像したりする自立系な方々もいらっしゃるんです。
やはりその人の人生が投影されやすいのでしょうな。
こちらは大河をゆったりと流れていくイメージを作りたいのにね。笑
また、椅子に座りながら「大樹」に身をゆだねるイメージワークをしたり、セクシャルなイメージワークなら男性にすべてお任せコースを想像してもらったり、とにかく「自分は何もせずにお任せする」ということを感覚的にインストールすることをやっています。
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また、受け取るワークにもいろいろとありまして、つい数日前もオンオフの区別がつかなくなってるハードワーカーにそんなイメージワークをしていました。
これを自宅でやるならこんな方法もお勧めです。
・今まで接してきた身近な人たちを書き出す。
・その人たちがどんなふうに自分に愛を送ってくれていたのかを想像する。
・その愛、ひとつひとつに感謝する。
この身近な人というのはパートナーや家族はもちろん、友達とか職場の同僚とか学生時代の先生や同級生なども当てはまります。
「この人はどんな愛し方をするのだろう?」という点に目を向けるのが重要です。
Tさんの場合、母や夫はもちろんですが、かつての不倫相手とか身近な友人などでやってみるといいでしょう。
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そんな風にまずは「受け取る」とか「サレンダー」とか「女性性」に意識を向けてみると夫とのセックスにも変化が訪れるんじゃないかと思われます。
まあ、できるところから始めてくださいませ。
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https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/53939
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