職場に私のことを監視し、マウントを取ってくる人がいるんですけど・・・。



体調を崩してしまう可能性もありますので、逃げずに覚悟して向き合いたい問題です。
それくらい嫌なことをしてくるってことは、お互いの中に何らかの事情があることを表しています。
しかも、それは自覚のないところで起きていることもあり、また、仕事上関係ないことだからスルーしてしまいたくなるのですが・・・。

いつもお世話になっております。最近、私を監視し続け、平気で他人の領域に入り込み、かつマウントを取ってくる人が現れ、どのように解釈すれば良いのかご教授いただけないでしょうか?
最近私が転職した職場にいた10歳ほど年下の女性で、人を監視する癖のようなものがあり、私が何をしているのかじーっと見て、それに対して口を挟んできます。例えばパソコン入力で遠くで作業しているのに、『それはこうした方がいいのに』と自分は簡単な方法を知っていると言わんばかりの嫌な言い方をしてきます。最初は教えたがりのおせっかいタイプかと思い、不快な気持ちをごまかしてきました。
ただどこかに席を外してもじーっと目で追われ、自意識過剰かとも思ったのですが、『〇〇はそこに取りに行かなくてもここにあるのに』などと言われ見張られてる事を確信しました。
そこにマウントが加わりだし、その人が休みのために頼まれた仕事をしたら、翌日『ありがとうございます…でも私はそんなやり方はしないけど…』と最後に付け加えたり、関連会社から回ってきた仕事に対し、『あそこはろくな仕事はしてない。私の方がもっと良い対応ができる。』と関連会社を否定するような発言を平気でします。もう無視をするしかないと思いましたが効果はありません。言い返さず我慢していたら、『あの時〇〇と言い返せばよかった』など、仕事が終わってもその人に付き纏われています。
これは投影と考え、自分の奥底で『自分は出来る人だ』と考えたくはないけど、そう思いたい自分が映し出しているものなんでしょうか…。嫌悪感が半端ないのですが…。どのような問題として解釈すれば良いのかご教授いただければ幸いです。
(Tさん)

投影として捉えようとしている姿勢は素晴らしいですー!
それについては後の方で触れますね。

まずは、「彼女は何者?」について。

何かしらTさんのことが気になるんだと思います。
それで、マウントを取って注意を引こうとしているのかもしれません。

そういうやり方以外に相手の気を引くことができないってことはあるあるな問題でして、マウントを取ったり、自己顕示欲を出したりして「わたしを見て―!注目してー!」と言ってきてるわけです。

だから、何らかの好意があるのかもしれません。

ただ、その気になるってのは必ずしもポジティブな意味とは限りません。

復讐心みたいなもので、Tさんが知らず知らずのうちに彼女の地雷を踏んでしまい、それを根に持った彼女があれこれ絡んでくる、という図式です。

その地雷ってのは「まさか!」というところに仕込まれているものでして、自分では全然そんな意図もなければ、それが地雷だってことに気づいてないことも多いのです。

例えば、「転職したときにひとりひとり挨拶して回ったが、彼女のときだけ目を合わせなかった。」とか「歓迎会のときにもうお腹がいっぱいだったので彼女のお酌を断った。」とかめちゃくちゃ些細なことが尾を引いてることもあります。

そんなことで?と思われるかもしれませんが、そういう粘着質なタイプもいるんです。

また、もう少し大きな話ですが、「彼女の担当業務を自分が取ったと思われている」とかTさんが仕事がふつうにできるので「教育係のつもりでいたけど、その必要がなかった」みたいな風に思われたり、とにかく「え?そこ?」てところに地雷があって、それで復讐されてる、みたいな感じです。

となると気になるのは職場内の彼女のポジションです。

仕事がデキる人として見られているのか、その逆なのか。
職場内の人間関係で若いけど「お局様」みたいなポジションを取っているのか。
逆に、職場内では「使えないやつ」という烙印を押されているのか。
プライドが高く、扱いづらい奴としてみんなから腫物扱いされているのか。

もちろん、職場内ではふつうに振舞っているように見えると思うのですが、そうした“内情”が影響していることも多いのです。

もしその職場に長くいて「お局様」みたいなポジションにいたら、それなりの対応が求められますよね?ちゃんと丁寧なあいさつをしなきゃいけないし、“貢物”も時には必要かもしれません。

何にせよ、彼女にひとこと話を通さないと不機嫌になるので、みんなが彼女に気を遣ってる、みたいな場合もあります。

職場の暗黙のルールによって彼女がどういうポジションなのか?を見極めることは案外重要なことも多いものです。

例えば、私のクライアント様には立場は平社員なんだけど、陰では“女帝”と呼ばれている方が何人かいます。ていうか、何人もいるんです。

・夏休みなどの長期休暇は部長や取締役を差し置いて彼女が最初に決める。
・出張帰りや休暇明けの部員が持ってきたお土産は、まず彼女の元に集められ、彼女が自分の分を選んだ後、他の部員に回される。
・長い付き合いの取引先が自社に訪問された際もまず彼女に挨拶に来る。もちろん、手土産も彼女が受け取る。
・新規案件の際は、担当の部員や上司が彼女に過去の事例を問い合わせ、時にはその取引先まで同行することがある。(本人はそれを嫌がっているが、どうしても!と頼まれるため)
・もちろん、事務方の担当業務は彼女がすべて決定し、上司は承認するだけである。
・事務方の地位向上を目指して会社とやりやってきたので、後輩のみならず先輩の女子社員からの支持は絶大であり、彼女を敵に回すと仕事が何一つ進まない。

まあ、めんどくさいかもしれませんが、暗黙のルールを知らないと仕事に支障が出るってことはよくありますよね。(分かりみが深いです。)

一方、逆に職場の厄介者、めんどくさい奴として腫物のように扱われており、Tさん以前にも同様の被害に遭った人がいる場合もあります。

その場合、通常ならば入社時に上司などから「あいつには気を付けろ」と内々に“引継ぎ”が行われることが多いとは思いますが。

要するに、社内の中で彼女がどういうポジションなのかは今からでも遅くないので把握されるといいでしょう。あまりいい話は聞けないと思いますが。

そうしてマウントをしてきたり、自己顕示欲をむき出しにしたりしてくる人にはこんな心理的特徴がみられるものです。

・ほんとうは自分に自信がなく、誰かに認めてもらいたくて常にアピールをしている。その際、自分のことを認めてくれそうな優しい人をターゲットにすることが多いです。

・仕事があまり与えられず、ヒマである。その能力なのか性格なのかはわかりませんが、あまり仕事を与えられていないことが多いものです。

・逆に、とてもシゴデキお姉さんなのだけど、部内からそれを評価されずに拗ねている場合もあります。

・仕事ができる、できないは置いといて、その仕事に精通している(と少なくとも自分はそう思っている)にもかかわらず、Tさんに頼られないことに不満を持っている。「なんでわたしに相談してこないの!」みたいな感じ。

だから、Tさんが地雷を踏んでなかったとしても、彼女のストレスの捌け口のように扱われていることは間違いないようです。

ちなみにそういうときにTさんは言い返せるタイプですか?堂々と文句を言えますか?
それともひとりで抱え込んでしまいますか?平和主義なタイプですか?

もし後者だとすると、そういうところを見抜かれてるのかもしれないですね。

だから、とにもかくにもこの件について上司ならびに口の堅い同僚に相談してみることが重要です。

彼女の“前科”についても、“ポジション”についても、そういう情報ってあまり出てこないものですから、はっきりと「あの人から嫌がらせを受けています。」と今日、ネタとして送って下さったようなことを話してみませんか。

こういう問題はひとりで抱え込むと自滅していくことがほとんどなので、早い段階でヘルプを出した方がスムーズに行くんです。

投影とか心理学的なことは後に回して、今ある職場のストレスを減らすことを先に取り組みたいものです。

さて、その上で「投影」という話です。

Tさんの人生を振り返り、彼女のような関わり方をしてくる人って初めてでしょうか?
それとも、形は違うけど、同じような嫌な感情を抱いたことは過去にありますか?
あるいは、彼女と似たような性格の人に今まで接したことはありますか?

今回は「10歳下の女性」ですが、その際、年齢はあまり気にしないようにしましょう。

例えば、

「お母さんが心配性で過保護で、思春期の頃はめっちゃ嫌だった。」
「姉がウザ絡みしてくる人で、距離を置きたかったが家の中ではそれも難しく、口では勝てないのでひたすら我慢するしかなかった。」
「部活で自己顕示欲むき出しでマウント取ってくる奴がいて、すごくイヤだった」

みたいな感じ。

過去に似たような奴がいて、それを彼女に投影しているのでは?と考えるんです。

そうすると、その過去の似たような奴との関係を改めて見つめ直していくのがお勧めです。
例えば、その過去の似たような奴に対して今さらながらお恨み帳を書いてみる。彼女に対する自分の正直な気持ちを吐き出してみるんです。
これを徹底するだけでも彼女のことが少しマシになることもあります。

それが家族や身近な存在だとすると根っこが深いものですから、手放しワークなどに取り組むのもありです。

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さて、投影の二つ目の見方ですが、彼女の中に見る要素が、自分の中にでもあるのではないか?という見方です。お察しのようにたいへん嫌悪感を伴う作業です。

例えば、

・「もっと自分を見てほしい」という気持ちを長らく抑えつけてきたとしたら、誰に対してそう思っていたのか?

・実は隠しているけどほんとうは競争心が強く、自分が常に上に立ちたい、優位に立ちたいと思っていて、それをずっと隠してきた。

・周りからの評価と裏腹に自己評価はずっと底辺を這っており、それゆえ、自己顕示欲がほんとうは強いかもしれない。

・「こんなに頑張ってるのに!こんなに成果あげてるのに!全然!認めてもらえない!!」という不満を持ちやすい。

みたいな見方ですね。

どれかピンとくるものがあれば、それを課題として向き合ってみるといいでしょう。

嫌なことなんですけど、その分、リターンはでかいです。
めちゃくちゃ楽に仕事ができるようになります。

さて、投影といえば、「彼女は自分に誰を投影しているのか?」を見ていくこともできます。

ただ、それには情報が圧倒的に不足しているので、意を決して彼女に近づく必要があるんですけど。

例えば、彼女の親やきょうだいを投影されている、彼女のかつてのパートナーを投影されている、みたいなケースは多々あるものです。

今のTさんのポジションにかつていた誰かを投影している、ということも考えられます。

彼女がしていることは「自分をもっと見て!自分をもっと認めて!」ということなわけですから、彼女のことを無視したり、相手にしなかったり、認めなかったりした誰かがいる、ということです。

それが自分に投影されてるので、そんな態度を取られるわけで、これで言えば、完全なトバッチリですね。

ただ、これを明らかにするには彼女との距離を縮め、彼女から情報を得なければいけないので、難易度は相当高いです。

けれど、ここまでいろいろ揚げてきた切り口は、どれか一つが当てはまるわけではなく、そのすべてが少しずつ当てはまると考えるんですね。

つまり、彼女も誰かをTさんに投影しているし、Tさんも誰かを彼女に投影し、かつ、Tさん自身が抑圧しているものを彼女に投影している、ということが同時に起きてるってことです。

そういうことが起きるってことはTさんにとって彼女は“重要人物”ですので、これを機に徹底的に向き合ってみることをお勧めします。

じゃないと、今の職場に長くいられませんし、心身に異常をきたしてしまうことになると思いますので。

・職場の人間に彼女のことを相談してみる。
・まずは内なる投影を取り戻す。
・それでも変わらない場合は彼女と距離を縮めてみる。

これはすごくイヤなことかもしれませんが、Tさんの人生を大きく変える、Tさん自身が大きく成長するチャンスではないかとも思います。

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