彼との距離が近づくとあれこれ不満が出てきて要求が増えて重たい女になってしまうパターンの裏側にある心理とは?



彼のことが「特別」になってくるとふだんの自分とは違う自分が出てきて彼に執着し始めるようになります。
そして、様々な不満から欲求が生まれ、それが彼に対する要求となって「重たい女」が完成します。
やはり自信がないんですよね、自分に。女としてもそうだし、自分が愛されるとは思ってない自分がいるのです。

根本先生、こんばんは。特に恋愛・親・罪悪感・ライフワークで悩むと、動画やブログの力をお借りして自己理解に励んでいます。
すべての問題は自分のなかにのみあるのですよね。自分との闘い?向き合い?に日々いそしんでいます。色々な角度から発信してくださり、ありがとうございます。

男性心理について根本先生からの解説を、リクエストさせていただきます。
私は恋愛し、関係が進むと、日常の共有をしたり、相手から必要とされたくなります。
つまり、はじめは私の方が返信しなかったくらいの連絡が、関係の密度が濃くなるにつれて、たくさん欲してしまうのです。付き合う相手に対していつもそうなります。

例えば一日にラインを3往復くらいとか、電話なら3分を毎日、たまに30分くらい話すとかが理想です。
私にとっては連絡を日常的にとること自体が愛情表現です。友達や親は用件だけで終わります。
今の自分のことも知ってほしいし、相手からも「自分のことを知ってほしいし、お前のことも知りたい」と思われたいのです。
ですが男性心理は「男性にとってラインはただの事務連絡ツール」とか「連絡頻度と愛情はイコールではない」と学ぶことがあります。
私は束縛したいのではなく「会えないときもきみのことを考えているよ」という意思表示として、連絡を欲してしまいます。時々こっちを向いて欲しいというか(笑)

2~3日連絡がないと「相手はもう冷めたんだな。大切なのに放っておくなんてありえない!」と絶望的な気持ちになり、心中が荒れて疲れます(笑)

わたしのなかで「放っておく=どうでもいい存在・大好きじゃない相手」です。
連絡は自分にとっての愛情表現であるからこそ、愛し方に投影の法則を用いて、絶望してしまいます。
今の彼氏は連絡はマメじゃないけど、会うととても嬉しそうな表情をしたり、会えば行動で好意はとても感じられます。
彼はラインや連絡が、本当に大事だと思っていないようで、相手からはほぼ事務連絡ばかりです。彼が言いたいことがあるときは電話で言われたり、直接会って落ち着いたときに切り出されます。

私の連絡の価値観を伝えても「信用していないから不安になるんだろ?」くらいな感じです。
一日に1回あればい良い方、長いときは2日間放置です。
むしろ、ラインや電話も彼にとっては多く、最初のころよりは減ったものの、「最大限にしている。これ以上は無理だよ!長く一緒にいたいと思っているから、つなぎとめようとしなくても大丈夫だよ。すぐ不安になるなよ」とのことです。
私はコミュにケーションはとても大事だし、冷められたんじゃないかとすぐ不安になってしまいます。
「SNSを見る余裕はあるのに、私の事は放ったらかしか・・・浮気してないか?とか気にならないのかなあ」と思います。
(かと言って、すぐに返事がきたり、ベタベタと連絡を取りたがる相手はわたしは合いません。疲れるし、安っぽいし、すぐに返事はしなくなっちゃいます。めんどくさくて(笑))

なぜ男性はまめに連絡をとるのが苦手なのでしょうか?
また、動画も繰り返し拝見しているのですが、相手の愛情をめいっぱい受け取るためのレベルを上げたいです。
相手なりの愛情を最大限に受け取れるようになり、感謝を心から感じたい。

本質では、連絡頻度=愛情の量でないと思っているものの、やはり連絡頻度=愛情とどこかで思ってしまう自分の枠組みを変えたいです。

そして、自分の愛情表現を投影して、「好きならこうするはずなのに!私のこと好きじゃないのね」と勝手に被害者になるクセの抜け出し方も教えていただけましたらとても嬉しいです!
(Yさん)

要するに「重たい女になって嫌われないようにするにはどうしたらいいでしょうか?」というテーマでよろしいでしょうか?

男性心理ってのは本件においてはあんまり関係なさそうなので。

こういうお話を伺うとYさんはどんなお仕事をされてるのかなあ?ということが気になるのですね。
趣味とか推しとかはどうなんだろう?というのも気になるものですね。

「恋愛が趣味」という感じなのかな?

恋愛至上主義者という生き方(=ライフワーク)もありますから、それはそれで幸せなことなのです。

数日前の記事から見るとYさんは「あたしのことが好きかどうか?あたしのことをちゃんと大切にしてくれているかどうか?」というのが“敏感な場所”みたいですよね。

人の心には傷つきやすい敏感な場所が存在し、その基準で付き合う人を無意識に選んでいる。

そうすると「それってどこから生まれたのかなあ?」という疑問が生まれるわけですね。

どこにルーツがあるんだろう?と。

Yさんってどちらかというとツンデレなのかな?

始めはけっこう連絡もマメじゃなく、素っ気ない感じなんですよね?
それが付き合いが深まってくると連絡が欲しくなって愛情を確かめたくなるんですよね?

ちなみにどんな愛情表現をされてるのかも気になります。
やはり自分からガンガン愛情を表現するタイプなのでしょうか。

とはいえ、すぐに返事が着たり、ベタベタするのはイヤなんですよね?

そのあたりの線引きってどんなところにあるのでしょう?

やっぱり気分的、感覚的なものでしょうか?

ということで、その辺の感覚はまことに都合の良いものがありまして、ルールは定められない者だろうと思います。

ま、この辺が女心の難解なところですし、男たちが理解できない要素だろうと思われます。

特に連絡やコミュニケーションにとっては「ああ、自分の理想的な人!こういう風に連絡してくれる人を待ってた!」と感じる人はたいへんプレイボーイである可能性が高く、当然ながら他の女にも同じレベルのことをしてるわけですね。

私のようなお仕事をしていると「女性用風俗にお勤めの男子のメールの丁寧さ」や「ホストの相手の心をくすぐる追い込みの仕方」などを目にすることもありまして、思わず感服してしまうほどの文面並びに頻度ですね。

「あれは素人にはできねえよな」と思うわけです。

もちろん、そこにはマニュアルやマネージャー等からの指導が存在しているわけでして、本人のセンスもあるけれど、やっぱその辺はちゃんと研究されているんだなあ、と思います。

だから、「あんまり連絡がマメじゃなかったり、文面があっさりしてるのがふつうだし、その方がいいよ」とお伝えすることの方が多いですね。

さて、Yさん、

>私にとっては連絡を日常的にとること自体が愛情表現です。友達や親は用件だけで終わります。

どっちがほんとのYさんだと思います?

そう、友達や親に接する方が本来のYさんですね。

じゃあ、なんでもっとマメに日常的に連絡を取りたくなるか?というと、不安だし、怖いからです。

だから、正確に言えばYさんは彼に愛情表現を求めているのではなく、自分の不安や怖れを彼に処理してもらおうとしているんですね。

いつものように上品な例えをするならば「お尻を拭いた紙を彼に捨ててもらう」ということを望まれているようなものです。

それを喜んでしてくれる男って・・・キモくないですか?笑

そして、時には数日間腸内で熟成されたモノだったり、逆に濁流の如く流れ出たモノだったりを「汚さないように、上手に、丁寧に処分する」というのはなかなか高度な技を求められると思うのですがいかがでしょうか。

まあ、こういう事例ってのはたくさんありまして、この記事をお読みのみなさまも「ああ、あのときはウンコまみれの紙を彼に投げつけてたなあ」とか「彼が全然捨ててくれないから部屋の中がウンコ臭で満ちてたなあ」と香ばしくも懐かしい記憶が蘇っていることと思います。

やっぱ、愛情をヒシヒシと感じたいですもんね。

だから、「あたしの愛し方マニュアルを作って彼氏に渡せ!」とお伝えしているのですが、本気で作ろうと思ったら図書館の蔵書レベルになってしまうでしょ?

「不安レベルが2のときはLINEで優しい言葉をかける。例)大丈夫だよ。好きだよ。」
「不安レベルが7になったときはLINEであたしの様子を伺った後に電話をかけてくる。」

「不安レベルが15になったときは電話にてあたしの部屋の状態を確認したのちに駆けつけ、最低でも3分はハグをし、安心できる言葉をかける。」

「不安レベルが30になったときは何を差し置いてもあたしの家にかけつけ、最低でも5分以上は抱きしめて安心させる」

「なお、不安レベルがどれくらいかはLINEの文章などから察するべし」

とはいえ、「察する」なんて言葉があったら校正担当者が即刻赤ペンを入れますけどね。「無理よ!男に察するは無理よ!」と。

ということで、やっぱり友達や親にはあっさりしてるのに、彼に対してはそこまで求めてしまうのか?が気になるのですよね。

やっぱ「あたしなんかが愛されるわけがない!」という確固たる自信があるんですかね?

「女としての魅力は皆無!」と胸張って言える状態なんですかね?

“勝手に被害者になる”というのも、このあたりに原因があるんでしょうね。

なんでそんな自信ないのかな?
なんでそんな無価値感が強いのかな?

たくさん勉強されてるみたいで頼もしいですが、この辺とも向き合っていらっしゃいます?

例えば、「放っておく=どうでもいい存在・大好きじゃない相手」と思ったときはこう考えてみるわけですね。

「誰があたしのことを放っておいたんだろう?」と。

「誰に放っておかれてすごく辛い気持ちになったんだろう?」と。

そうしてルーツをたどっていきます。

また、

>「SNSを見る余裕はあるのに、私の事は放ったらかしか・・・浮気してないか?とか気にならないのかなあ」と思います。

こういう女子たちのの声は“身内を含め”数多く寄せられているのですが、Yさんは彼の気を引くために(そして不安を紛らわせるために)浮気をする傾向があるみたいですね。(実際そうしてるかどうかは別として)

そして、気持ちがなくなったら「放ったらかす」という形で別れようとするのでしょうか。

また、

>そして、自分の愛情表現を投影して、「好きならこうするはずなのに!私のこと好きじゃないのね」と勝手に被害者になるクセ

これも多くの女子が賛同・共感される部分だと思うのですが、こういう風に「テスト」をしてしまう(彼の気持ちを試してしまう)のは、むしろ「あたしのことが好きじゃないことを確認したい!」という心理からなんですよね。

つまり、それくらい愛される自信、好きでいてもらえる自信というのがないのです。

そうして、自分の自信のなさ、自己肯定感の低さから生まれる不安、怖れを彼に処理させようとするので「重たい女」になってしまうわけですね。

優しい彼であれば何とか彼女の気持ちに応えたいと頑張るんだけど、頑張れば頑張るほどその要求が増していくので疲れてしまいますね。

ぶっきらぼうな彼だったら「なんでそんなめんどくさいことせなあかんねん」とシャットダウンされるでしょう。

それはロックマンだからではなく、彼女の要求には到底答えられないからですね。

ということで、やっぱり「なんでYさん、そんな自分に自信ないのん?」というところが主題になりますけれど、そろそろ何か思い当たるフシはありますか?

野良猫になっちまった経緯とか、家族との関係とか、女としてのコンプレックスとか、過去の失恋での痛みとか、そもそも自分の魅力を抑えがち・隠しがちなところとか、セクシャリティを封印してるところとか、そのあたりがポイントになると思います。

そして、それがYさんの希望である「受け取り上手になる」「彼の愛情を信頼できるようになる」「被害者にならない」にお応えする方向ですね。

俗に「親密感への怖れ」というたいへんメジャーなテーマがありますが、パートナーと親密になっていくときに「逃げたくなる」のではなく、「どんどん依存が出てくる」というのもそのひとつと捉えます。

不安や怖れが強くなって束縛したくなったり、あれこれ要求したくなったり、自分のウンコを彼に処理させようとしたりするのも親密感に対する強い怖れの表れでして、それくらいその部分に傷があることを示しています。

だから、本来であればカウンセリングとかリトリートセミナーみたいな場で、その痛みを癒す必要があるものですが、そこはなかなか向き合いたくないところでもあるのですよね。

なので、「変わりたい」「変えたい」「何とかしたい」と思うものの、どれくらいその覚悟ができるのか?と言えば難しいところですね。

今も実際に彼氏がいて、ちゃんと愛されてることは頭では分かっているし、それなりに幸せを感じることも多いと思うのです。

でも、ほんとうは「それなりに幸せ」という中途半端な状態はけっこう不満が溜まりやすいものでして、だから、「それなりに幸せ」なうちに手を打っておくのが理想なんです。

もちろん実際に問題が発生してからでも何とか対処できるとは思いますけど、早めの方が痛みも少なくていいでしょ?ま、その辺は歯医者さんに行くのと同じようなもんね。笑

ということで「やっぱあたしかー。あたしの自信のなさを克服して、もっといい女だと自覚を持てるようにしていくことが大事なのかー。そっかー」と思っていただけましたら幸いですし、じゃあ、そのためにどんな手を打つのかを考え、実践していただければと思う次第です。

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