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そんな純度の高い執着もあんまりないと思うのですが、今日は「理屈じゃねえんだよ」という話をお届したいと思います。
カウンセラーなんで「実践」を見ていきます。
「ま、それがあんたの愛し方なんよね」とか「その99%の中に自分なりの愛を見つけましょ」とか言うんです。
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愛と執着との違いについて、これまでも散々書かれているとは思いますが、改めてお願いしたいです!
頑固一徹九州男児全国転勤族父と、過干渉感情的支配型罪悪感植付系母に優秀な兄という家族構成で育った自立系武闘派女子42歳です。
安心安全なパートナーシップが欲しいのに、何故か、ライフイズドラマティックを地で生きています。
DV彼氏に殴られてから、次の彼氏は結婚話が進んだ途端の逃亡、その後、都合のいい関係の彼や、野良猫ロックマンを追いかけ回す日々。
そろそろ私も、落ち着きたい…
そう思っていた頃、根本先生のブログに遭遇しました。今はお弟子さんのカウンセリングで、色々な気づきをもらっております。
そこで、私が今まで「愛」だと思っていたのは、99%「執着」だったと気付きました。
世間一般で言う、「執着」が、私にとっては「愛」だったんだから、そりゃ手放せないはずだわ、と、ようやく辿り着きました。
でも、そう考えると、私は今まで、人を愛したことなんてなく、ただただ依存できる人、寄生できる人、執着できる人、を、探し続けていたのでは?と、思います。
この先私はどのように相手と関わり、愛していけばいいのかわかりません。
何かアドバイスをお願いします!
(Yさん)
ただ依存できる人を探してきたんだったらそういう男たちは選ばないと思うんですよねー。
とはいえ、「99%執着だった」という風に思うところがさすが白黒はっきり付けたい武闘派女子ってことですよねー笑
だから、必ずしもそれだけじゃないと思うんですけど、少なくとも親密感への怖れはなかなか強そうですね。その漢字多めな両親に優秀な兄という環境はあんまり家が安心安全な場所とは言えなかったことを示してますよね。
だから、誰かと親密になって「家族」になることを潜在的にとても怖れると思うのです。
そして、実家がたいへん刺激的だった分だけ、恋愛にもその刺激を求めちまうのはうちの読者あるあるですよね。
ということでこちら!!
◎ワークショップ「親密感への怖れを徹底的に癒すワーク10連発」
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たぶん、ですけれど、そういうお父さんだとあまり過程を省みないので、母のエネルギーが子どもたちに全振りするようになると思うんです。
で、たぶん優秀なお兄ちゃんのことを母はかわいがると思うので、感情のはけ口、そして、同志としては妹の方に向かうと思うんですよね。
となると母とはかなり心理的に近く、場合によっては「癒着」している可能性もあるでしょう。
となると母が罪悪感を受け付けてYさんをコントロールしてきたように、彼氏たちに対しても無意識にしちまってないかな?という疑念が湧きます。
また、“母ほどではないけれど”感情的になったり、過干渉になったりするところはないのかな?という風にも思います。
それ故にドラマティックな恋愛を好むことになるんだろうと思います。
疲れたー、しんどいー、落ち着きたーい!という声は日々クライアントのみなさまから寄せられておりますが、そういう風に思っちまう時点で「あんたにゃ無理でしょ。望んでないでしょ?そんなの」となで斬りにしている今日この頃です。
もちろん、お察しの通り、そこで頭で考えて安心安全な相手と結婚した結果、退屈しまくって「旦那もいるけど彼氏がいる問題」に至るケースが多いことも合わせてお伝えしておきたく存じます。
Yさんも例に漏れず情熱的だし、セクシャリティ強いし、女性性ももちろん豊かですが、そのエネルギーを活用するにはドラマティックな展開が一番いいんです。婚約者に逃げられるなんてもうベタでクサすぎるドラマじゃないですか!
だから、この母との関係というのがやっぱり一番ツッコんでみたいところかな。
でも、それだけのエネルギーをお持ちであればYさんは「愛の人」なんですよね。
ほんとうは愛をたくさん知ってる人なんだと思います。
そこで、「愛と執着」という、ドロドロの昼ドラか韓国ドラマみたいなテーマですけれど、、まあ、大変哲学的と言いますか、難解な話であることは間違いないです。
たぶん、お母さんの愛し方が「執着」だったのかな?と推測されます。
だいぶ娘(息子)に執着してるおかんじゃないですか?
まあ、過干渉ですからね。
で、おっしゃる通り執着は愛ではありません。
ただ、ものすごくややこしい話なのですが、執着は愛ではないけれど、愛が執着の形をとることはあるんです。
つまり、理屈(理論、建前)と実践は別のものとして捉えておく方がいいんです。
例えば、包丁って食べ物を切るときに使うのが正しいですよね?
けれど、武闘派女子の皆さんは彼氏を脅すときにも使いますよね?
理論上(倫理上?)、包丁を彼氏の首筋に当てるのは間違ってるんですけれど、でも、そういう使い方もできますよね?
例えば、「信頼は愛だけど、心配は愛ではない」という理屈があります。
だから、「心配ではなく信頼を選ぼう!」とカウンセラーは訴えます。
つまり、心配するってことは理論上は愛してないってことになるのですが、実際は「愛の表現として心配することがある」のです。
純度100%の愛を求めるのであれば「心配する」は愛ではないのですが、そんなのは現実的じゃないですから、心配の中に愛を見ることが実践では必要なのです。
例えば、日本では道路上に「40」と書かれてたら40km以上で走っちゃいけないじゃないですか。
けど、実際は50km、60kmで走ってますよね?
そして、“便宜上”「車の流れに乗ることが大事」ということで、速度オーバーしていてもある程度まではお目こぼしを頂きますよね?
ということで、きっちりしたい人にとってはちょっと歯がゆくモヤモヤする話になるんですけど、「理論と実践はまた別物」という認識は大切です。
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>私が今まで「愛」だと思っていたのは、99%「執着」だったと気付きました。
それは良い気づきなのですけれど、実践的に見るならば99%の中に愛を見ていきましょう。
というか、そんな純度の高い執着もまあ存在しないわけで、じゃあ、あのとき彼のために頑張ったのは愛なんじゃないの?彼を小幌駅(室蘭本線)に置き去りにしなかったのは情けという名の愛じゃなかったの?逃げた彼を地の果てまで追いかけて首を取らなかったのは手放したからじゃないの?都合のいい女になりながらも彼に尽くしたのは愛じゃないの?という風にツッコミどころは満載なわけです。
「そりゃあ、執着もあったと思うけどさー、ちゃんと愛したと思うよ。
そのあふれ出る情熱が愛を執着に変えちゃったところもあると思うけどさー。
そないすべてをネガティブなもんだと思わんほうがええんと違う?」
というのが私の見解です。
「愛と執着」という議論もありますが、「執着とこだわり」というテーマもあるんです。
執着心も突き抜けてしまえば「こだわり」になるのですよね。
その違いは「そこに夢や希望があるか?」ですから、周りの友達も親も「もうそんな彼とは別れなさい!」という大合唱の中、意地でも彼にこだわり続け(執着し続け)た結果、結婚してかわいい赤ちゃんを生んだ人だっているのです。
闇雲に「執着はあかん」と思わない方が良いですよね。
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執着をなぜ手放せと言うかは今までも触れてきたと思いますが、復讐、いや、復習のために軽くお話しておきます。
一言で言えば執着は苦しいからです。盲目的になり、依存的になり、悲劇のヒロインになり、自分を喪失してしまうからです。
執着しているときは「彼が手に入るならば何でもする」というスタイルになりますから、傷つき、疲弊し、やがて燃え尽きてしまいます。
執着してるときは「選択肢」がないので、どんどん心は余裕を失い、自暴自棄にもなりやすいです。
だから、執着を手放して「選択肢を持つ」というところを目指す方がいいという見解です。
でも、いつも言いますが「彼への執着を手放す」ということと「彼と別れる」というのは別問題です。
「執着を手放す」というのはいわば「好きなまま離れる」ということで、過去を過去として切り離し、今に意識を向け、そして、未来に希望を見ることを言います。
だから「手放しは“卒業”」という風に言います。
★詳しくはコチラ。
*「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)
*セミナー動画『本気の手放しワーク』
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>この先私はどのように相手と関わり、愛していけばいいのかわかりません。
そりゃあ、考えて愛することなんて誰もできません。
そして、自分の愛は愛じゃなかったの!とか思っちまえば愛することに自信を失い、怖くなりますよね。
だから、根本先生はそういうときに「したいようにすればええんよ」と悟ったように伝えるそうです。
好きな人を好きなように愛することがベストです。
そこにはちゃんと愛もあるし、執着もあるし、ガマンもあれば、喜びもあるでしょう。
ドラマを演出する刺激だって欲しいし、でも、安らかで穏やかな時間だって欲しいですよね。
そうして「実践」の中で、愛を磨いていくことをしていけばいいんです。
よくうちのクライアント様方が「彼氏がいないのも辛いけど、できたらできたで色々と問題が出てきてこっちの方が大変かも」と愚痴っておられますが、まあ、その通りですよねー。
けど、男が好きで、恋がしたくて、恋に生きるって決めて生まれてきたんだから、そうして苦しみながらもどう愛そうか?どう幸せになろうか?を模索していけばいいんです。
ま、それは恋に限った話ではないですけれど。
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カウンセリングって長い付き合いになることが多くてね。
そりゃ、金の切れ目が縁の切れ目になるものですけれど、婚活がうまくいかないところから始まって、彼氏ができたのにモヤモヤして、結婚が怖くなって、無事結婚したけどまた問題が出てきて、という流れの中で「愛」を見つめていきます。
「そうやって何かと不満を溜めて爆発するのがあんたらしいやり方よねー。ちゃんとフォローした?サービスした?ごめんねーって言った?それならいいんちゃう?そのうち彼もうちの嫁はそういう女だと受け入れてくれるっしょ」みたいな感じで見ていくわけです。
「まあ、元々あんたは頑固なんだからしゃあないやん。けど、情に厚くて全身全霊で愛したいのもあんたじゃん?だから、それでいいと思うよ。それが伝わる相手じゃなかったらあんたも幸せじゃないもんね」なんてことを言い続けるわけです。
だから、Yさんに対してもそのうち「そうやって彼に執着しちゃうのがあんたらしいんだから、それを気にするよりもどうやって彼を喜ばせてあげようか?って方に目を向けたほうがいいと思うで。それよりだんだん彼と仲良くなってきたみたいだからさ、野良猫が顔を出しそうだから気ぃつけや」みたいなことを伝えてるかもしれません。
基本的に「今の自分で勝負する」ということしかできないわけです。
安心安全を求めてるはずなのに、なぜか刺激物を気になっちゃうのも今の自分なわけじゃないですか。
そこで頭で考えて「そっちはあかん!」と方向転換しようにも、情熱に火が付いちゃった心にその声は届かんでしょ?
てことはさ、そっちにまずは意識を向けて、その彼とどう幸せになろうかを考えたほうがいいわけ。
親密感への怖れが出てきて逃げたくなって、壁を作りたくなって、あれこれ文句言って防波堤築こうと思ったなら、それが今の自分なわけじゃん?
だから、その自分と向き合っていくしかないんよね。
理屈じゃなくて実践の方が大事なんですよね。
要するに幸せになったらいいわけで。
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とりあえず、今はフリーなのかな?それとも野良猫ロックマン氏を追いかけるのに飽きてきた頃なのかな?
とりあえず、お弟子ともやってるかもしれませんけれど、父・母・兄との関係を見つめ直しつつ、親密感への怖れとも向き合いつつ、自分の魅力をさらに磨きつつ、幸せになるための「仕込み」をひとつずつやっていくことにしましょうか。
あと根本さんのカウンセリングだと「ライフワーク」なんて話になると思うので、そっちも頭の隅に入れておくとよいかもねー。
●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
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