野良猫君を切って新しい彼氏と幸せになろうと決意した途端、野良猫君がまた近づいてきたんですけどどうしたらいいのでしょう？

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ま、刺激がない人生はつまんないもんね！という話ですけれど、「そりゃあ、野良猫好きは野良猫だもんね」というところがポイントで、要するにそろそろ本格的に親密感への怖れと向き合ってみる時期かもしれません。
なんせ、この状況も自らが望んで創り出しているのですからね。

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まあ、そりゃ、刺激的な方がコーフンするもんねー。
とてもいい人で、周りからも愛されるようなつまんない男じゃもの足りないですもんねえ？笑

「追えば逃げる、逃げれば追いかけてくる」を信条とする野良猫君にとって、Ｍさんの心が自分から離れたのを察知すれば、付き合うとか結婚という言葉を繰り出してでも何とかつなぎ留めたい気持ちも分かります。

そして、Ｍさんとしては「いつもの彼と違う。こんどこそ、本当に結婚も考えてくれているのかも」と期待し、ずっと追いかけて来た人ですから、そりゃあ気持ちが持って行かれるのも無理はないと思います。

さらに言えば、かつては野良猫だった彼が何かのきっかけで観念し、まるで飼い猫のように懐いてくるようになった事例も珍しくないものです。

そんな状態になれば寝る暇を惜しんで考えてしまうのも無理はありませんよね。
寝不足でお肌が荒れぬよう、陰ながら祈っております。

で、私としてはこれだけの情報だとどっちがお勧めかを提案することもできませんし、「好きにしたらええよ」というご提案に留まざるを得ないと思います。

たぶん、どっちを選んでも後悔することはあろうかと思うので、後悔がマシな方を選ぶのが良いかもしれません。

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さて、一部読者の皆様は「え？なんでそんなすぐに新しい彼ができんの？なんでなん？」というところで躓いていらっしゃると思いますが、気にせず話を先に進めたいと思います。

このところ珍しく「朗報」が私の元に次々寄せられておりまして、彼ができたの、結婚が決まっただの、妊娠・出産しただの、「春ですねえ」と縁側で茶をすする勢いで「おめでとう！ところでその相手は二足歩行してる？三次元？ＡＩじゃないよね？」という確認作業に勤しんでおります。

で、そんな報告をしてくださった方にはもれなく「大丈夫！また会えるから！寂しがらなくてもいいよ！どうせまたすぐに次の問題ができて相談したくなるからね！」と励ましているところなのですが、そんな彼女たちのほとんどが言うセリフがコレなんです。

「やっぱあたしに原因があったんすわ」

男どもに対し「どこに目を付けとるんじゃ！」とキレまくっていた女子も、「ほんま優柔不断ではっきりせん男やで」と彼氏をディスっていた女子も、「すんまへん。あたしが拒否しとったんですわ」とご報告いただきます。

「夫から逃げてたんですよね、あたし。子どもを作るのが怖かったんですよね。自分としては早く赤ちゃんが欲しいと思ってたんですが、それだったら他に彼氏作ったりしませんもんね。覚悟決めたらすぐに赤ちゃんできちゃったし、夫がそれをすごく喜んでくれたのもすごく幸せだし、そしたら彼氏のことはどうでもよくなっちゃったし、結局、あたしの自作自演ってことだったんですよね。あ、ちなみにほんとに夫の子ですよ。」

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そういう視点で見れば「野良猫君と別れを決めて新しい彼氏を作った途端、野良猫君が結婚をちらつかせて来たことで再び葛藤し始める」というシナリオを描いてるのはＭさん自身だし、なぜか知らんけどそんな現実を創ってしまっているわけです。

なのでこの問題は「新しい彼氏 or 野良猫君、どっちを選ぶ？」ではないんです。

「なぜ、そんな現実を自ら創り上げてしまうのか？」というのが本題なのです。

「野良猫好きの野良猫」という法則がありまして、それだけ野良猫君を追いかけまくっていたＭさん自身もまた野良猫女子であることは自覚されてると思います。

そうすると「よっしゃ上玉見つけたぜ！」と新しい彼氏を作った途端、今度は「あたしが逃げたくなる」のは想像に難くありません。

しかも、その彼が素敵な人であればあるほどダッシュで逃げたくなるわけでして、そこに旧知の野良猫君が声をかけて来たなら喜んで飛びつくことでしょう。

もちろん、それが素敵な彼氏から逃げるのよー！という目的だとすれば、その彼氏と別れて野良猫君を選んだ瞬間にどうなるかもまた容易に想像できますね？

ということは、少なくとも今の時点では「どっちを選んでもどっちもどっち」というあいまいな状態になりそうなんですけれど、それこそがまさにＭさんが狙っている落としどころではないでしょうか？

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ということで、Ｍさんはさらにギアを上げて「より本気で自分がどうなりたいのか？を見つめる」ということが必要なんだろうと思います。

私から見ると今時点で次の情報を必要としています。

・Ｍさんってどんな人？どんなキャラなの？
・Ｍさんのヴィジョンは？将来どうなりたいの？
・どんな結婚生活がしたいの？どういう夫婦を創りたいの？
・パートナーシップにおいて何を大切にしたいの？

そして、「親密感への怖れ」とか「コミットするのがやだ」という心理について深掘りしていきたいと思うんです。

なので、お世話になってるお弟子にその辺の話を伝えといてくださいませ。

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私が扱った事例からその辺のお話をさせていただきますとやはり様々なケースが見受けられるものです。

アプリで知り合った人と順調に交際が進み、そろそろ親への挨拶をしようか？という段階で、かつて自然消滅した元カレから連絡が来て、気持ちが一気に燃え盛ってしまった女子がいました。

で、やはりその辺の話をねちねちと掘り下げていくと自分でも意外な気持ちが出てきたものです。

「結婚は窮屈な場だ。はじめはいいけどどんどん苦しくなる。」
「子どもを産んだら家に貼り付けになって自由じゃなくなる。」
「誠実な人ほど裏があるから気を付けなければならない。」
「安易に男を信じるとあとで裏切られて傷つくことになる。」
「もっとチヤホヤされたいし、モテたい。」
「男の人に必要とされたい。強く求められたい。」
「けど、あたしはすごくめんどくさい女。だからいつか嫌われる。」

それは「母親からの影響」「両親の不仲」「イケてなかった思春期」「いつも自分が追いかける恋ばかりしてきた」「自分が愛されるとは思えない無価値感」「独占欲」「自己嫌悪」等々、いろんなドロドロした思いが渦巻いていました。

つまり「結婚したーい！！」と叫びまくっていたけれど、「幸せな結婚のイメージ」というものが全然描けていなかったんですね。

ブログとかを読んで自分なりに描いてみても「なんか嘘っぽい」と思ってました。

要するに「顕在意識では結婚したがってたけど、潜在意識ではそうでもなかった」ということに気付かれたわけです。

じゃあ、どうしましょ？ということなんですけれど、それをひとつにまとめてしまえば「母親を手放し、パートナーとの親密感への怖れを乗り越えて近づく」というテーマになります。

なので結果的には「結婚にコミットしようぜ！」ということになるんですけれどね。

「結婚式ワーク」という頃合いなセッションがあります。
バージンロードをふつうはお父さんと歩くんですけど、手放しワークを兼ねていますもので、お母さんに見送られて一人、パートナーに向かって近づいていきます。

一歩一歩、パートナーを選ぶ意識を持ってもらいます。

そして、パートナーとつながるのですが、その時に「サレンダー」の要素を加えます。

自分の中のイヤな部分。汚い部分。嫌悪してる部分。そんな「自分でも愛せない自分」をパートナーにささげるんですね。

この一連の流れをイメージしていくのです。

自分の感覚で良いのでピンと来た方はやってみられると良いと思います。

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私はけっこう「自然の流れ」というのを大切にするものでして、クライアントさんのキャラとか価値観とかを元に、どうするのが自然なんだろう？というところを見ていきます。

それは「ほんとはこっちの彼の方がいいんだけどなあ」と思いながらもそうじゃない彼と結婚して、それなりに幸せに暮らしている方をたくさん見てきたからです。

「自分の気持ちを考えてくれないオレ様な男」と一緒にいて傷ついてきたんだけど、けど、やっぱりそういう男が好きで、そういう男と結婚して、やっぱり傷つくことも多いんだけど、自分が選んだ男だから、という自覚が自分を支え、幸せな瞬間を得ていく姿とか見てるわけです。

だから、Ｍさんが新しい彼氏を選んでも、野良猫君を選んでもどっちでも幸せになれると思うんですけど、じゃあ、どうするのが自分らしいか？ということを追求したいのですね。

でも、それって頭で考えるものじゃないんですよね。やっぱり。どうしても考えてしまうと思うけど、考えている間は答えが見えないですよね。

だからって「考えるな！感じろ！」と自分に命じたとしても、やっぱり考えてしまうんです。

だから、考えてしまって自分らしさを見失うのもまた自分らしさなんだよね、と哲学的なことを言ったりします。

自分軸で選ぶのが大事ってことは重々承知なんだけど感情に振り回されたり、考え過ぎたりしちゃうのもまた自分なんですよね。

そういうときは「間違えても良い！」という許可を自分に出すのも大事です。

正解を出そうとしないってことですし、間違っててもしょうがない！と思うことです。

まだまだ未熟な、成長途上にあるんですからね。間違えるのも無理はありません。

それもまた「考えることを手放す」ということに役立ってくれるでしょう。

結局は自己肯定感ってことになるんですけれど、そうして自分の中の葛藤も優柔不断さもネガティブな部分もひとつひとつ受け入れていきます。

そうして受け入れるたびに少しずつ自分のことを俯瞰で見られるようになっていきます。

あたしってこういう女。
あたしってこういう生き方をする人間。

そんなことがおぼろげながらに見えてきます。

結局その場のノリが大事なんだよなー。行き当たりばったりがあたしらしいよね。
流されて生きるのがあたしらしいんだよねー。
空回りしながらも一生懸命やんのがあたしなんだよねー。
考えても結局は気持ちで行動しちゃうんだよなー。
あたしってけっこう保守的な人間で、なんだかんだ安定を求めるんだよなー。

こういう風に思えるようになるだけでずいぶん心は軽くなると思います。

「今感じていることをありのままに受け入れる＝自己肯定感」というのもまた癒しなんです。

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さて、考えすぎて自分の本音が分からなーい！というときは、広々とした場所に行くことがお勧めです。

高いところに上るとか、海とか山とか。

目の前に広い世界が広がっているのを見ると意識もまた広がるから「どうしたいか？」が分かりやすくなります。

また、思考を止めるべく、へろへろになるまで体を動かしたり、サウナや温泉で整ってみたりするのも効果的。本音に気付きやすくなります。

さらには「体の反応」を見るのもすごくいいです。
ただ、これはちょっとトレーニングが必要かもしれません。

そうして思考が止まったらただ「あたしは幸せな結婚をするぞ！」と誓ってください。
そのときの感情の動きにも注目しながら。

そうしていくとだんだん腹が括られてくるものです。

たぶん、Ｍさんにとって結婚にコミットすることが今の目標だと思うので、そこを狙っていくと自然と相手は絞られてくると思うのです。

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