自分を高めるためにパートナーを変えて前に進むのはアリなのか?



結論から言えば「それもアリだよね」ということになるのですが、その一方で、「そういう相手を選んでいる自分がいる」のも事実で、その辺の心理を掘り下げていくのもアリだと思います。
離婚するかどうかとは別に自分と向き合うことは間違いなく自分を成長させることになりますからね!

根本先生こんにちは!!バツイチ再婚で出産し子持ち、6年経ち二度目の離婚を望んでる武道派女子40歳です。根本先生のブログを心の頼りに過ごし早6~7年が経ち、
いつも助けていただいております、ありがとうございます。

「そない恋愛にエネルギーをぶち込んだら~」の内容は読みながらふふと笑ってしまうほど自分にも重なる話でした。
過去の恋愛ほぼ闇のあるダメンズ相手に全力投球&自爆。
また現在の旦那も「コミュニケーションの取れない、男友達もほぼいない過干渉親に育てられた」完全なるダメンズ、、小さな喧嘩の末に年齢のことなどについて(私の方が5歳年上)モラハラチックな暴言を吐く、今までで一番困難と感じる相手です。

私も寂しがりやでさらに今の旦那と出会った時は離婚したばかりで共依存スタート。その後旦那の借金問題、そして産後に無視されるなど修行のような時間の中で自立が進み、さらにこれではだめだ!と軸を取り戻すべく、自分で起業した事業(運営して8年)にさらにパワーの注ぎ、仕事は順調、子育ても通し自己肯定感も確実に上がりました。
仕事大好き血反吐吐くまでやるぞ!の精神を持つ私なのですが、公務員両親に長女として育てられ一見恵まれた家庭で過ごす中での記憶は「お姉ちゃんなんだからしっかりしなさい!」などの言葉ばかりでいつも自分をもう一人の自分が見つめているような虚無感の中で生きてきました。

現在の家庭は全く安心できる場じゃ無い一方仕事を通して「自分の居場所」を人生でやっと持てた気がして幸せも感じてます。
そんな中今後があるなら「お互い高め合えるパートナーシップ」を結べる相手と出会いたいという思いが湧いてきています。目を合わすのも嫌になってしまった今の旦那との関係を終わらせたい、と自分勝手ながら思っています。
しかし1つ1つ課題に向き合ってきたとはいえ相手を変えて前に進むばかりの自分って。。とも感じたり。
ただあるのは「いつももっと自分を高めていきたい」そういう気持ちなんです。
大きな帰路に立つ今、根本先生に聞いてみたい!!いま意識すべき大切なことはなんなんでしょうか!?
もしネタにもし使えたらつかっていただけたら嬉しいです。
少し長くなりすいません。
(Tさん)

別にそう思われるのであれば離婚して次のステップに進んでもいいと思うんですけどねー。
いわゆる「卒婚」なんて表現されることもありますよね。

「今の夫との関係はここまで。そこから先はまたお互い別の人生を歩みましょう。」みたいに考えてもいいと思います。

そして、見渡してみれば私のクライアント様でもそういう手を選んだ方も少なくなくて「あああ、もっとはよ離婚しときゃよかったっす」という声もよく耳にするわけです。

ただ、まあ、それで終わってしまったら皆さん不満たらたらだと思われますので、旦那とのことはおいといてTさんのパターンに目を向けてみるのも悪くないでしょう。

今後のパートナーシップを見るにしても、そもそもTさんにとって「家庭」というものは一種の鬼門のようなもので、今だけじゃなく過去においても安心できる場ではなかったのかな?と思います。

公務員両親の長女で「お姉ちゃんなんだから」としっかり者として育って来られたわけですから、早くに自立されたことはメリットにもなる一方で、子どもらしい時代を過ごせたのかな?親密感への怖れってのをたんまり抱えてるんじゃねえのかな?等々、疑いの目を持つ次第です。

両親とも公務員ってことはおばあちゃんなどが面倒を見てくれたの?それとも家に帰ってきても誰もいないって家庭だったの?それで下のきょうだいの面倒を見なきゃいけなくなってたの?お母さんもけっこう自立的な人だよね?子ども時代けっこう寂しい思いを持ってたんじゃない?などと妄想も膨らむものです。

「いつも自分をもう一人の自分が見つめているような虚無感」を持っていらしたということですからね。だいぶ我慢、犠牲もあれば、頑張っていい子をしてきたところもあろうかと思われます。

それが「ほぼ闇のあるダメンズ相手に全力投球&自爆」という形で出てきてるのだと思えば、うちの武闘派読者あるあるの「仕事は問題ないどころかうまくいってんすけどねー。やっぱ男関係がさっぱりで、男運が悪いっつーか、男を見る目がないっつーか、なんすよね」というパターンが想定されるわけです。

バランスの法則なんて私は名付けてますけれど、「しっかり者」と釣り合うのは「手のかかる男ども」と相場は決まっておりまして、その中でも選りすぐりのダメンズを夫として選ばれたTさんは相当自立心旺盛なんだろうと思います。

だからビジネスはうまく行くんですよね。

仕事が居場所になって業績もよく自己肯定感が爆上がりしたことはもちろん素晴らしいことですし、「お互い高め合えるパートナーシップ」を求めるのは成長意欲旺盛なTさんにとっては自然なことかと思うのですが、少なくともそのようなパートナーシップは未経験なんですよね?

となるとその辺を今のうちから整理しといた方が良いと思うのです。

お察しの通り、この手のテーマは個人的にたくさんの事例を持っておりまして様々なアプローチを提案できるかと思います。

例えば、夫に愛想をつかして離婚したある奥様に対しては「仕事頑張り過ぎだからもう少し推し活に精を出した方がいいと思う」とご提案し、また別の奥様には「離婚するまでにもう少し自分らしく今のビジネスをやっていくことにエネルギーを向けたほうがいいかもね」などとお伝えし、「やっぱ親密感への怖れを癒していく時期なんじゃね?」とか「本来のあなたは女性性の方が優位なのに男性性で頑張ってきたからその辺を調整しましょう」とか「もっとセクシャリティを解放したらビジネスがやりやすくなるし、男運も変わるんじゃね?」とかその人に合わせていろんな話をしています。

Tさんにおいてはやはり「しっかり者の長女」という部分からの「いつも自分がしっかりしなきゃで頑張ってきたから自分の弱さを嫌っていたり、隠したりしちゃうと思うんだよね?だから、自分の弱さを見つめるってことも役立つかもね」なんて作戦も立てられます。

要するに「なんでダメンズばかりを引き寄せちゃうんだろうね?」というところを掘り下げていくイメージです。

例えば、今の夫ほどじゃないけれど、彼のように手のかかるきょうだいはいませんか?
あるいは、一応仕事はちゃんとしていたけれど、ちょっと頼りなかったり、母に虐げられていたお父さんはいませんか?

はたまた、ダメンズに見るのが自分の内面の投影だとしたら、自分の中にも彼らのように弱かったり、怠け者だったり、いい加減だったり、感情的だったりするような部分ってありませんか?

同時に、そんなダメンズかつモラハラちっくな夫と長年一緒にいられた理由も気になりますね。

ちょくちょくブログで書いていますからTさんもご存知かと思いますが、そういう関係を長く続けられるってことは何かしら自分にとって『ほど良い理由』があったりするんですよねー。

例えば、尊敬できる相手と付き合ってしまうと「自分のイヤなところがわんさか見えてしまって辛い」とか「彼といると自分が下のような気がしてすごく惨め」とか「何かと張り合うようになって喧嘩ばかりの関係になりそう」とか「今度は自分がダメ女になってしまいそうで怖い」とか何かしら心理的抵抗がそこにあるのかもしれません。

バツイチの経営者と「夫もいるけど彼氏もいる」状態だった武闘派女子の話。

始めは彼女のビジネスをサポートしてもらう関係だったのがいつの間にか男と女の関係になり、頼りなかった夫と離婚して堂々と付き合えるようになったんですね。

で、そうするとグッと心理的な距離が近づくんですけど、その頃からなんかギクシャクしてきまして。

彼のことを尊敬しているあまり「あたしが彼の彼女が務まるのかしら?」と不安になり、無価値感も出てきて、だんだん重たい女に変身していったんですね。

他に女の影がないかが気になったり、彼の予定を逐一把握しておきたかったり、彼の周りの人に嫉妬する自分が出てきたり、同時に、自分を何とか認めさせようとマウントを取るような態度を取ってしまったり。

今まで経験したことのない「もう一人の自分」がすごく出て来ちゃったんです。

そして、気付けば自分の態度が元夫に似てきまして「うわー、これはものすごくヤバい」と焦ってカウンセリングにいらしたわけです。

で、彼女もしっかり者の長女でキャプテンや生徒会役員を務め、勉強もできる絵にかいたような優等生。会社員時代も、起業してからも周りの人からの人望も厚い彼女でした。

そんな彼女にとってその時出てきた自分ってのはたいへん受け入れがたいものがありまして、自分がおかしくなっちゃったと思ったそうです。

「まあ、バランスの法則みたいなもんですよね。夫がその部分を引き受けてくれていたから見ずに済んだけど、今の彼と付き合うようになって、その部分が出て来ちゃったんでしょうねー」と言うことなのです。

だから、子ども時代を振り返りつつ「大人の女になろうね!」というテーマを掲げていきました。

そうすると面白いこと(?)に、今度は彼の方が依存的になってきて彼女が「えー、またこのパターン!?」と嘆かれる時期もありましたが、そこは大事にならず、徐々に「大人同士の関係」に変わっていきましたね。

その彼女もたいへん勉強熱心で成長意欲の高い人でしたが、この1年あまりのプロセスを経験して「いやー、パートナーシップが一番学びが深いというか、成長できる場なんですねえ」と感想を漏らしていました。

まあ、そういうわけで暗に「ダメンズばかりにご縁があるってことはその要素が自分の中にもある可能性が高いから一度ちゃんと見て行った方がいいですよ」ということをお伝えしたいんですよね。笑

とはいえ、全然不安になったり焦ったりヤバいと思う必要はなくて、Tさんにはビジネスという居場所を確保されてるわけですから、そこを拠点にして自分の内面を見つめていくわけですからリスクはそんな高くありませんし、そういう「大人の自分」がすでに確立されていますので、むしろ「新たなダンジョンに挑む勇者」の気分でいてもらえたらと思います。

またTさんの場合は、夫との共依存時代を経験されてますから、そんな弱い自分もけっこう解放されてる可能性があり、また、そこから立ち上がった経験も大きいので意外とその辺の整理は早く進むかもしれません。

で、例によってここからはライフワークの話になるんですけれど、「Tさんはどういう生き方がしていきたいですか?」という大上段に構えたテーマを持つといいでしょう。

離婚前提で話をしてしまいますけれど、離婚後はどういう距離感で夫と付き合っていくのか?
お子さんとの夫との付き合いはどうするのか?

また、どういう場所で新たに生活していくのが「自分らしい」のか?

はたまたお子さんをどのように育てていきたいのか?

ビジネスを今後どのように展開していきたいのか?

そうした中でパートナーシップも描いていくのですね。

とはいえ、実際離婚してしまうと「しばらく男はいらんですわ」と気持ちが変わる場合もありますけどね。

せっかく人生の岐路に立たれてるということですから、これを機に「自分らしい幸せな生き方=ライフワーク」の実現に意識を向けられるのがいいと思うのです。

そのためにいろいろな人に出会ってその生き方を参考にさせてもらうのもいいでしょう(メンターを得るってことですね)。

いつもお伝えしてるんですけど、親密感への怖れとか子ども時代に子どもができなかった問題とかダメンズ引き寄せ事件などのネガティブなテーマについてはカウンセリングや1DAY、リトリートセミナーの中で扱えばいいと思うんです。

ふだんの生活は出された宿題をこなしつつも、できるだけ気分が良い、楽しいことに意識を向けられる方が幸せだと思うんですね。

ということで今後のことも含めてまた機会がありましたらぜひお話ししましょう。

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