そない恋愛にエネルギーをぶち込んだらパワーバランスが崩れてしまうのでは？～なぜかややこしい男ばかり引き寄せる自立系武闘派女子の皆さまへ～

＊

自分が強いってことはもうご存知ですよね？
そしたらそれくらいエネルギーも強く、器もデカいことも分かってますよね？
そんな人が恋愛に１００％のエネルギーをぶち込んだら彼との間でパワーバランスが崩れてしまうよね？

＊

根本先生、こんにちは。崩壊したパートナーシップを再構築しようとしてきた結果ここに辿り着き、自分軸でこれからを考えようとしている自武女です。
こじれる前に、自武女の戦闘力と被害の大きさ、ロックマンのガラスのハート具合を知っていれば…自分を労り、自分が強くていい女だと余裕を持てていれば、こんなハードシップにはならなかったはずと思いつつ、どうせ退屈してこんな危機（もはやドキドキするイベント）を自ら起こしていたんだろうな、と反省なのか諦観なのか、一応悔やんでいます（だって、それが私なんだから）。
ネタとして扱っていただけると嬉しいです。

頼りない両親に弟2人の長女として生まれ、元々アートなどが好きで大人しい少女だったのに、いつからか家族を守るしっかり者、バリバリ仕事をするような自武女30代に育ってしまいました。
この社会で生きていくには、パワハラもセクハラもいなして対応し、学歴や一定の美貌を備えておけば、文句を言われずとりあえずサバイブしやすい、くらいに努力してきたんだと思います。

数個年上のロックマンからのアプローチで付き合ってきたものの、「あれ、なんか仕事の話をすると機嫌が悪くなる」「なんか仕草や身なりに注意を受ける」と、自分の本心は隠し、ロックマンに養成される形で自分磨きしていたものの、ありのままを受け入れられたい気持ちを解消できず、更に歳上の既婚者と不倫をしました。
これが発覚したことで彼とは別れ、何とかやり直したいと伝えて復縁に２人で取り組んできました。
こんなことになる前は、甘えてくるなんて考えられなかったロックマンが、まるで5歳児のように甘えてくることに嬉しさを覚える反面、突如として暴れたりなじったりしてくることに、「何を言っているのかわからない、まだこれが続くのか」と疲れてはまた、急に閉まったシャッターをノックしに行くの繰り返しです…

徐々に良くなってきたかと思いきや、最近また強烈に閉まったシャッターに、「私は本当に一緒にいたいのか？」と考え、何が何でもこの関係を再構築し最高のものにすると考えていたのを一旦やめ、自分軸を考えています。
そもそも、そういう弱いところが嫌で傷ついていたのでは？
結婚を焦っていたけど、結婚相手として欲しかっただけなのでは？
今、彼のことは好きなのか？
と、自分の気持ちを振り返るとともに、とても尽くして尽くして愛情をかけていたつもりだけど、どこかに義務感や、あるべき論がなかったか？
など、自分のドロドロしたところを見つめています。
不倫に走ったのも、根本先生の言うアンダーグラウンドを求めた結果だったんだろうなと、今では納得します。

どうしたらいいんでしょう？とご質問すると、「好きにしたらええんちゃう」と言われそうなのですが、自分を振り返ること、このロックマンとやり直していくこと、それからこのロックマン以外と付き合っていくこと、これを踏まえて、私が考えてみるべきポイントや観点を教えていただけると嬉しいです。
（Ｍさん）

文章からも武闘派臭がにじみ出てきておりますが、まあ、そりゃあ、それだけ強い女の元では男は弱くなるしかないよなあと思う今日この頃です。

ロックマン氏というのは競争心の塊みたいなところがありまして、常に自分が優位に立っておきたい（負けるのは屈辱的過ぎる）ところがあるんですね。

ならばふつうの従順な、そう、「根本さんのブログは胸焼けがするから読めないの・・・」といういたいけな女子をターゲットにすればよいのですが、前世のカルマかもしくは身の程知らずなのか果敢に武闘派女子に喧嘩を売って（＝交際を迫り）、あえなく撃沈し、ある人はシャッターを固く閉ざし、ある人は５歳児となって甘えまくるようになるわけです。

演技派な武闘派女子は最初は猫被りますよね？
一応相手の言うことを聞いてみたり、従順なふりをしたりして様子を探るんですけど、数か月もすれば徐々に猫の皮の裏から虎や獅子や龍が顔を覗かせるようになるんです。（こわい）

だから、私としてもついＭさんの彼に同情を申し上げてしまうのです。

なのでそういう女子の方には「自分が強いって知ってる？自分が思う１万倍ほど強いからね！」と幾度となく陳情しているのですが、馬耳東風ってやつですかね？全然聞く耳を持たぬ奴らが多いんですよね（遠い目）。

Ｍさんの話に共感しかない読者の皆さまも多いと思いますが、これだけ内面と向き合い、掘り下げ、あらゆることを考え抜くだけのエネルギーをロックマン氏が持つと思っちゃいけません。

彼との関係をよくするために、いい恋愛、結婚をするために様々な努力を惜しまない自分をもっと評価してあげたいものです。

自分にとっては当たり前かもしれませんが、即座に恋愛カウンセラー／コーチ／コンサルとしてデビューできるほどに内面と向き合っていらっしゃるんですよねー。

これだけの厚みと深さを持ってるとなると殿方はなかなか太刀打ちできないと思うほどです。

＊

＞まるで5歳児のように甘えてくることに嬉しさを覚える反面、突如として暴れたりなじったりしてくることに、「何を言っているのかわからない、まだこれが続くのか」と疲れてはまた、急に閉まったシャッターをノックしに行くの繰り返しです…

まあ、そりゃあ疲れますわなー。
５歳児とおっさんの両面を見せられたら振り回されちゃいますし、自分の気持ちも分からなくなります。

それでも「好き」という自分の気持ちを信じてアタックしまくるのは武闘派女子ならではかと思うのですが、確かに「ほんまにこいつのこと好きなのか？こいつと幸せになりたいのか？」という哲学的命題が出てくるのも無理はないところです。

＞頼りない両親に弟2人の長女として生まれ、元々アートなどが好きで大人しい少女だったのに、いつからか家族を守るしっかり者、バリバリ仕事をするような自武女30代に育ってしまいました。

そうしてしっかり者として育つと社会的には成功しやすいんですよね。

＞この社会で生きていくには、パワハラもセクハラもいなして対応し、学歴や一定の美貌を備えておけば、文句を言われずとりあえずサバイブしやすい、くらいに努力してきたんだと思います。

まさに「サバイブ」という言葉がふさわしい生き方になるわけで、相当な努力をされてきたと思うんです。

で、そうした環境の元で立派な武闘派女子として育ったご自身をどれくらい「好き」で「褒め称え」られているでしょうか？

よく問題点を探してしまうものですが、その生き方がもたらす恩恵なり価値なり魅力なりにもちゃんと目を向けて欲しいところなのです。

アート好きな大人しい少女が並み居る強豪をなぎ倒す武将として君臨するまでのストーリーは多くの自武女読者の共感を呼ぶことは間違いありませんよね。

・・・って話をすると「いやいやそっちはええねん。とりあえずふつうに恋愛して、ふつうに彼氏が欲しいねん」という冷めたツッコミを頂くことになりますけれど、「そりゃまあそうなんだけど、とりあえず自分の魅力や価値を知っとかんと違う方向で男を探してまうで？」とご忠告を進言致したいと思います。

相当「しっかり者」として育ってきましたから「面倒を見る」とか「調整役をこなす」とか「我慢する」という部分はたいへん得意になると思います。

それゆえ、彼氏には尽くしすぎて砂糖漬けにしちまいまして「気が付けばヒモみたいな男ばっかり！！」という状況になるほどです。

一方で、こいつは！と思った「一見強そうなロックマン氏」に的を定めたとて、一戦交えてみれば女子の圧勝に終わるため、プライドの高いロックマン氏としては惨めさ、屈辱感、恥ずかしさ、劣等感、無価値感等のイヤな感情を植え付けてしまうことにもなりかねません。

そうすると「あんたに似合う男は日本にはいないんじゃないの？」という結論も見えてくるのですが、以前、同様の問いを投げかけた武闘派女子が１か月後に「根本さん、日本にもいましたよ。」と誇らしく報告してくださいましたので、その辺の調査能力並びに引き寄せ能力もまた一流なんだと思った次第です。

だから、「あたしのしっかり者偏差値は東大三類並みに高いらしい」ということを認識すると同時に、「あたしの尽くし能力もまたオリンピック代表クラス」ということを思い知っておく必要があるわけです。

なので最近は「パワーバランスを整える」ということを提案することが増えて参りました。

＊

例えば、こうした問題を「両親に頼れなかった分、強くなっちゃった。てへ。」という角度から見て、「弟もいるし、子ども時代に子どもができなかったんだよね」という分析をして、それ故に「付き合う男たちは頼りない父親タイプか、弟みたいな守らなきゃいけないタイプばかりで、結局同じように自分がしっかり者になって甘えられる関係になりやすい。」という傾向を読み取ることができます。

彼がなんだかんだＭさんに甘えてくるのもＭさんの中にある「甘えられなかった子ども時代の自分」を彼に投影しているんだよ、という分析です。

そうすると「じゃあ、子ども時代を取り戻すべく、甘えられる相手を見つけたり、誰かに頼ったりする特訓をしようね！じゃ、とりあえず滝行から始めようか！」という提案に至るのは今までも述べて参ったことでございます。

その上で自分の面倒を自分で見るべく、甘えられなかった内なる子どもの声を大人の自分が聴いてあげようね、という方針を立てるものでございます。

それも必要なことですし、そうして自分で自分を満たす（自己充足）ことで、パートナーにその役を求める必要がなくなったり、面倒を見なきゃいけない男に振り回されたりすることがなくなっていくわけです。

＊

で、そういうことももちろん重要だし、大切だし、ある程度やっていく必要があるんですけど、そこでもう一つの方向性を今日は紹介したいと思います。

特にうちのクライアントさんというか読者の皆さんはデフォルトで持ってる女性性が豊かで、巨大な器を所持していることが知られています。

噂では「あなたのパワーは原発３機分に相当する」という方も珍しくないわけなので、そのパワーの平和利用が叫ばれて久しいものです。

となると、そういうエネルギーを持った女子が「恋愛に１００％打ち込む」ということがどれほど危険なことか分かりますでしょうか？

その全エネルギーを注いで愛せる男がどれくらいダメンズか想像してみてほしいところです。

え？なんでダメンズ？と思われるかもしれませんが、そのエネルギーを十分に活用するには「ふつうの男」では物足りないじゃないですか。

逃げる、シャッターを下ろす、音信普通になる、既婚者、女の影がある、金の問題がある、仕事をまともにしない、コミュニケーションが成立しない、何考えてるか分からない、親を背負ってる、ワーカホリック、遊び人、酒好きなどの特性を３つ以上取り揃えてないと十分にポテンシャルを発揮できないじゃないですか。

ということで「お姉さまのような方は恋愛以外にもエネルギーを注げるものを何か持たれた方がバランスが取れていいんじゃないでしょうか？ライフワークとか興味ないですか？」という提案をさせていただくことになるのです。

すなわち、ライフワークに７割くらいの力をぶち込んで恋愛に残り３割を割いたほうが「ほど良いバランス」になるので、それなりの男を見つけやすいと思うんですよね。もちろん「そうしてるつもりだけどロクな男がおらん！」とお嘆きになるなら、９：１くらいのバランスに変えてみるのもアリかと思うんですけどどうでしょうか？え？いや？そんなワガママ言わないで！

なのでＭさんにおかれましても、

＞そもそも、そういう弱いところが嫌で傷ついていたのでは？
＞結婚を焦っていたけど、結婚相手として欲しかっただけなのでは？
＞今、彼のことは好きなのか？
＞と、自分の気持ちを振り返るとともに、とても尽くして尽くして愛情をかけていたつもりだけど、どこかに義務感や、あるべき論がなかったか？

という点で自分を見つめ直すのももちろん大切ですし、ものすごく良いことです。

ただ、質問形式をもう少し工夫したり、拡大したりした方がいいのかな？と思うんです。

「そういう弱い男であたしのパートナーが務まるのか？務まるとしたらどういう距離感、関係性が良いのか？セフレ程度がちょうど良いのではないか？」

「そもそもあたしはどんな結婚生活を送りたいのか？そして、そのヴィジョンは自分の器にフィットしたものなのか？」

「彼のことは好きなのか？それともそうやって逃げまどう彼を追いかけたいだけなのか？」

「尽くすことは好きだが、果たして彼は尽くしがいのある相手なのか？」

「そもそもあたしはどんな人生を送りたいのか？あたしに見合う人生とは何なのか？」

「あたしにとってのライフワークって何なのか？そこに占めるパートナーシップの割合はどれくらいがベストなのか？」

そういう点を鑑みてみると「結婚したら犬を飼いたいと思ってたけど先に犬を飼った方が幸せかもしれない」とか「一戸建てに住むのが夢だったけどもう買っちまってもいいかもしれない」とか「とりあえず婚活よりも起業をすべきだという結論に至った」とか「とりあえず好きなことを思い切りやったほうがいいらしい」とか「根本さんのグルコンとかリトリートに出たほうが良いらしい」（重要）とか、また見方・考え方が変わるかもしれませんよね。

ライフワークのグルコンや個人セッション、１ＤＡＹやリトリートでのご相談ネタにも最近はその手の話題が多く占められておりまして、「パートナーシップとライフワークの動かしやすい方を動かした方が結果的に両方うまく行くよ」という話をよくしています。

そう考えると様々な常識が頭をよぎってブレーキをかけてくるかもしれませんが、そもそも自分が常識的な女なのかを改めて考え直した方がよくないっすか？笑

「自分はどうしたいのか？どういう生き方をしたいのか？」というところにエネルギーを回して、その一環としてパートナーシップを位置づけるわけです。

だからちょっと時間はかかるかもしれませんが、案外「こういう生き方がしたい」というのが見えてる場合もありますよね。

そしたら、その視点から例のロックマン氏の処遇を議論すれば良いと思うんです。

＊

さて、Ｍさんにも当てはまるかもしれませんが、ロックマン氏に尽くすのが趣味で大好きな人を除き、「なんでこんな奴にここまでやってやってんねん！」みたいなお話をよく耳にするんですね。

彼の気持ちを考え、喜ぶことをしてあげようとあれこれ準備して、忙しい彼の負担にならないようにあれこれ配慮し、会えるとなればお洋服もメイクもばっちり準備していざ戦場に向かうわけですよね？

会ってる間も高性能レーダーをフル稼働して彼の様子を伺い、押し倒すタイミングなどを図っているわけですよね？

会わない時間も自分の何が問題でどうすればいいのか？なんてことを考え、本やブログを読み漁り、動画をガン見し、根本先生に課金し（←ここ重要）、なんとか彼と幸せになれるように頑張っていますよね？

でも、その頃、彼は仕事頑張ってるのは分かりますが、ＷＢＣのニュースに萌えていたり、経済指標を見ながら飲み屋で愚痴をこぼしてたり、スマホゲームに興じてたり、デート前も「その恰好であたしの横を歩くんかい？」という服で着たりするわけですよね？（え？偏見？笑）

なんかエネルギーのかけ方が違い過ぎませんかね？

そうするとどうしたってエネルギーのバランスが崩れちゃうと思うのですよね。

もちろん、それだけ手のかかる男子を捕まえて悪戦苦闘することが好きなのかもしれませんが、相手がその程度なら自分もそれくらいのエネルギーを出力して、あとは自分らしい生き方の方に振り向けたほうが自然というか健全というか面白いというか楽しいと思いませんか？

しかも！「全然彼とうまくいかないから」と思って「もっとエネルギーをかけなければ」なんて思ってしまうから余計にバランスが崩れてうまく行かなくなるし、余計にややこしい男に変身させてしまうんじゃないでしょうか？

だからＭさんとお話する機会があれば「ところでＭさんの恋愛にかけるエネルギーって実際どれくらいなん？」ということをお聞きしたいと思うんです。

すなわち、仕事や趣味、推しについてなど、もう少し風呂敷を広げた話をした上で、「いやー、それなら今よりずっと推しと根本さんに課金した方がいいんじゃないですか？」なんて提案をしていくかもしれません。

そして、そういう風にエネルギーをかけ過ぎているのもどこか彼を見上げてしまってるのかもしれないし、「あたしなんてー、大したことないからー」みたいに自分を下げてしまってるんじゃないかと思うんです。

つまり「自分を過小評価しすぎてないかい？」ということなんです。

このセリフ、うちのクライアントさんにはめちゃくちゃ使っておりまして、「ええー？まだですか？そんなつもりはないけどなあ」という方にも、「あと２～３ランク、自分の評価を上げなさい」と上から目線で伝えるんですね。

ということで、改めて「ああ、あたしは自分をまだまだ過小評価してるんだな」ということを思い込んでいただければ幸いです。

◎だからやっぱり自分らしさを知り、自分らしい生き方を探るのはものすごく大事なんだぞ、というセミナーです。

5/3,4,5 ザ・リトリートセミナー in 神楽坂～ゴールデンウイークに人生を変える旅に出てみませんか？～
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/48425

●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう？」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください！もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません！（不採用になっちゃったらごめんなさい！何度でもチャレンジ可！です）
また、感想を送ってくださったり、ＳＮＳで感想をつぶやいてくださったりすると根本がめっちゃ喜びます！

＞問い合わせフォームから「根本裕幸へのリクエスト（ネタ提供）」をお選びください。

また、お弟子さんたちのオンラインカウンセリング無料相談「ココロノマルシェ」でも随時ご相談を募集しています。
（こちらの方が圧倒的に採用率＆回答率が高いです！！）