女性性的仕事法その1「あげまん」~あたしがご機嫌でいることが夫の収入を増やすことになる~



女性性優位な仕事の仕方についてのお話です。
私たちはついつい男性性優位な仕事をしてきた結果、発想が男性性的になっており、自分が女性性優位であることに気付いてもなかなか方向転換できません。
「え?ほんまにそれでいいの?」というものですからね。

根本先生、初めまして。
先日の女性性についてのブログ、フワッとしていて中途半端、周りに合わせるというのはまさに自分のことだなと思いました。
感性を刺激することが好き、本当にそうです。

2年前に夫の海外転勤をきっかけに仕事を辞めましたが、働いていた頃は仕事で評価されることがうれしく、仕事=自分のアイデンティティのように感じていました。
でも、成果を出したり新しい知識をどんどん入れていかなければ置いていかれるような雰囲気の中で息苦しさもどこかにありました。

専業主婦になってキャリアが中断してしまうことが怖かったのですが、家族のためにご飯を作ったり、お菓子を焼いたり、犬の散歩をしながら季節の移ろいを感じたり、そんな日々を心地よく思っている自分に気づいて驚きました。

帰国後も専業主婦でもいいのかなーと最近は思うようになっています。
でも夫の定年や子どもの教育費など、現実的なことを考えると私も働く方が安心かなという思いもあります。

働くことは嫌いではないし、社会貢献したい気持ちはあるのですが、前のように働くのはどこかで無理をしてしまうような気がします。
女性性を活かしつつ収入を得ることって両立するのでしょうか。
(Yさん)

ライフスタイルの変化によって今までとは違う自分に気付かされるって例はとても多いんじゃないかと思うんですね。

結婚して・・・出産して・・・夫の転勤があって・・・だけじゃなく、転職して・・・体調を崩してお休みしてるときに・・・「あれ?自分ってこんなだったっけ?」と気づくような。

Yさんにとっては海外で生活してみて「あら、専業主婦も楽しいじゃん。これ、自分に向いてるかも」ってのは大きな気づきだと思うんですよね。

で、そういうときに私たちは「考える」んです。

>でも夫の定年や子どもの教育費など、現実的なことを考えると私も働く方が安心かなという思いもあります。

そう、確かにそうなんですよね。
頭で考えれば「私が働く方が安心」ということになります。

ただ、これって頭で考えたことで、計算したことなので、自分の気持ちとフィットしてるか?というとちょっと微妙なところがあるんです。

つまり「頭で考えることvs心が感じていること」のバトルが幕を切って落とされるわけです。

で、こういうときに頭で考えることってだいたい「目に見えるもの」に照準が絞られますね。

「家計」という数字がそうですけれど、確かに「夫の収入」だけよりもそれに「私の収入」が加わったほうが単純に数字が大きくなります。

大きな数字が見えるとそれなりに安心するわけです。

けれど、そこで「前のように働くのは無理」って自分もいて、「心が感じていること」が反論するわけです。

心が感じてることは数字とか形にあんまり興味がないので、「いやあ、そんな前みたいにバリバリ働くのはもうしんどいで」と素直に思います。

それよりも「今の心地よい生活がいいんじゃない?」と数字や形ではなく「快」を大事にします。

そうして、このバトルは延々平行線をたどると思いきや・・・案外、心側の圧勝となることが多いですね。

「帰国して生活が落ち着いたら働こうと思っていたんですが、夫の収入だけでもやっていけるし、このまま専業主婦でいいと思う自分がいるんです。でも、やっぱり働いたほうが経済的にも安心ですし、あたしも社会貢献できると思いますし・・・」と悩むんですけど、「そのうち働こう」と思っているうちに月日が過ぎていくものです。

もちろん、そこで経済的に切羽詰まったり、専業主婦に飽きたりすれば働くと思うんですけど。

こうした「頭vs心」のバトルっていろんなところで繰り広げられているわけですが、それぞれ基準が「理論・数字・形」であり、「感情・快・不快」であるので、なかなか決着しません。

心の方がパワーが強いので結果的に心の選択が優先されるんですけど、そのとき思考は「ええ?それでいいの?働いたほうが良くない?」と考えているので、なんだかんだモヤモヤした気分が続くものです。

ということで、Yさんの疑問、

>女性性を活かしつつ収入を得ることって両立するのでしょうか。

という話をしていくことになるんですけれど、ここで女性性優位な仕事の捉え方ってのをちゃんと理解しておくことがまずは大切なことだと思います。

つまり、女性性ってのは感性・感情・感覚的なものですから、「収入を得る」ということには興味がないことを知っておく必要があります。

とはいえ、そんなこと言ってたらずっとこのまんまなので、「収入を得る」ということに対して自分が何を感じているか?をチェックします。

・収入が得られると安心する。
・収入がないと不安。
・収入が得られると社会の一員になれた気がして嬉しい、安堵する。
・収入を得るって重たい、しんどい、めんどくさい。
・収入を得るのは楽しい、面白い、ワクワクする。

そんな風に感情や感覚をチェックしていくわけです。

そして、そこでついつい解説者のように「いやあ、そんなこと言ってても始まりませんよねえ?」なんて批判的な声を発するのは「思考」ですね。

だから、その思考の声を無視しながら、どの感情・感覚が強いのかを感じてみます。

そうすると「いやあ、しんどいっす」という声が1番大きく、次に「収入があったら安心するっす」という声、そして、その次に「楽しい、面白い」という順序だったとするじゃないですか。(まあ、この順序もテキトーな感覚で良いです。)

もちろん順位で決まるんじゃなくて、その快・不快の強さなので、「めっちゃめんどくさい!!!!!」が「安心感」をはるかに凌駕してるとなると「ああ、今は仕事したくねえんだな」という気分であることが分かりますよね。

となったら、その気分に従って生きることが女性性本来の生き方で、それでも働くとなると「まあ、1日5時間で、週に3日くらいなら不快じゃないか」という落としどころを見出していきます。

要するに「心との対話」を通じて、「フルタイムはしんどいよね?」「うん、それはやだ」「じゃあ、週に3日くらいならいける?」「うーん、3日かあ。条件によるかな」「例えば、時短勤務で1日5時間とかだったら?」「うん、ありかな。でも、朝はゆっくり出勤できる方が気分がいい」「じゃあ、10時出社とかで5時間勤務なら行ける?」「そうだね、それくらいがベストかな」というやり取りをしていくんですね。

そこで、自立系な男性性が「そんな甘えたこと言ってんじゃねえよ!」と主張してくると思うんですけど、とりあえずその声は無視しましょう。笑

そうして、自分に心地が良い仕事の仕方ってのを「思考」と話し合いながら「心」に合わせて決めていくんです。

とはいえ、それは理想論で、そんなうまいこと行かへんよな?と多くの方が感じてると思います。

Yさんの場合は旦那さんの収入があるので専業主婦でもイケるからこうした話になるんですけど、そうでない場合や一人暮らしだったらそんなことは言ってられませんよね。

けど、女性性優位な仕事の仕方ってのはこれが基本なんです。

そこで男性性を持ち出して頑張る選択はこの次の段階なんです。

「いやいやそうは言っても働かないと食っていけないよ」「うん。それは分かってる。」「だから、やはりフルタイムで仕事しないとマズいと思うんだよね」「やっぱりそうか。気が乗らないけど、そこは頑張るところなんだね」「うん。申し訳ないけど、ちょっと不安になると思うけど、ここは頑張んないと」「うん。分かった。元々頑張るの嫌いじゃないし、あたし情熱の女だし、そこは何とかするわ」

そんな風に心に同意を求めることってのが肝心なんです。

これって男性性と女性性の対話でもあるんですけど、自立系な方は心の中で「男尊女卑」が起きてたりするので、そこは要注意です。

さて、これまでの話はまだ現実的な話なんですけど、「女性性を活かして収入を得る」という方法にはこういうのもありまっせ。もしかしたら、女性性らしいのはこっちかもしれませんで、というお話をしたいと思います。

それは要するに「あげまん」の生き方ってことになりまして、女性性をフル活用した幸せな生き方の一つじゃないかと思うわけです。

「あたしが元気でいること。
 あたしが笑顔でいること。
 あたしがご機嫌でいること。
 そして、あたしがたくさん愛してあげること。

 これが夫を癒し、元気づけ、やる気にさせるの。
 そうすると夫も幸せだし、仕事好きな夫はもっと出世してお金をたくさん持ってきてくれるの。」

自立系な方々は長年一人で戦ってきたために単位が「お一人様」になっていることがよく見受けられます。

だから、収入にしても「夫+妻=世帯収入」という計算をするわけです。

しかし、女性性の立場に立ってみれば、

「あたしが幸せ→夫が癒される→夫が元気に働く→世帯収入がめっちゃ増える→あたしたち幸せ(はあと)」

という図式が成り立つものです。

これを見ると、筋金入りの自立系武闘派女子などは思わず吐き気を催すかもしれませんが・・・。

ということは「あたしが幸せであることが夫の収入を増やすことになる」わけですから、何が大事って自分がご機嫌でいることですね。

現金収入を得ることよりもはるかに気分が良いことをする方が価値があると感じるのが女性性らしさです。

だから友達の店を手伝ったり、短期間だけ元いた職場でヘルプをしたり、得意なハンドメイドアクセサリーをフリマアプリで売ったり、趣味でヨーロッパから輸入した雑貨を知り合いのお店に卸したり、好きなことや楽しいことがあってそれが収入を生めばいいし、仮にそうじゃなくても別に幸せだよね、という価値観を貫きます。

もちろん、会社の人たちが好きだから職場に出る、とか、この仕事が好きだから会社員をやる、とか、ピンチと言われたらやる気になるので過酷な現場を渡り歩く、というのも全然ありです。

だから、女性性優位で生きるのならば、収入ってのは後から付いてくるからあたしが幸せな方を選び続ける、ということがある意味正しいわけです。

ということで、この辺の話に興味津々な方はまさにこのタイミングでそんな女性性的な仕事の仕方についてセミナーをしたり、グルコンしたりするので、興味ある方は鼻息荒く参戦してみると目からウロコがぽろぽろ落ちるんじゃない?と思います。

◎天命遂行型と目標達成型。女性性が豊かな自分と男性性が強い自分。果たして自分らしい生き方はどれだろう?
5/28(土)13:00-16:00 ワークショップ
5/29(日)13:00-17:00 グループコンサル
https://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/44849

ただ、そうは言っても今の自分には問題がありありで・・・という方は、その問題を解決するためのセミナーがあるので、まずはこっちに参戦するのがお勧めっス。

◎東京/オンライン:5/14,15 問題解決のための2daysセミナー with ジュンコ~1日のみの参加も可。ずっとなんとかしたかった状況に光明を刺す~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/44504

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