「私、親密感への怖れがめっちゃある!真剣にお付き合いするのが怖い!」というあなたへ贈る処方箋。



そのことに気付いた分だけエラい!すごい!と思うんですが、自立系な人々みんなが抱える問題ですね。
ほんとうに愛を受け取る準備はできていますか?彼に自分を愛させる覚悟はできていますか?という本質的な問いが投げかけられています。
カギはやはり「女性性」です。

先日は神戸で先生とお会いできて嬉しかったです♪今日は恋愛について相談させてください。
私には付かず離れずの野良猫くんがいます。定期的に会ってお泊まりする仲です。
過去に私から気持ちを伝え「今は付き合いたくない、いつになるか分からないけど待っててほしい」と言われています。彼はバツイチ子持ちです。
私は他にもやりたい事が沢山あるし、気長に仲良くしてこ~って思ってます。しかし最近、彼は雑になりました。

最近男性2人から告白されました。
どちらも今以上に親密になることが考えられず断ってしまいましたが、正直モテます(笑)
少しずつ自己肯定感が上がってきて、女性性もアップしてきた?と前向きに捉えていたのも束の間、気づきました。

私親密感への怖れがめっちゃある。
真剣にお付き合いするのが怖いんです。

いざ野良猫君に付き合おうと言われたら、逃げてしまう気がします。手が届かない人を自分で選んでいるんだと気づいた瞬間、今までどうやって恋愛してきたか分からなくなりました。

3年前同棲していて結婚を考えた人と、家庭の事情で結婚できませんでした。その後わたしは適応障害になり、働けなくなってしまいました。
別れた理由はそれだけではないので、お互い合わない所があったと別れを受け入れたつもりでした。しかしその彼が結婚し、今の奥さんと駆け落ちをしたことを知り、傷つき本気の恋愛が怖くなりました。
過去の傷を癒し、罪悪感を癒し、自己肯定感を高め自分軸を確立すること、どれも大事だと思い本やブログを読んでいます。
しかし最近、何から手をつけていいか分からなくなり、高まっていた自己肯定感は衰退してきたように感じます…。
根本先生、何かアドバイスを頂けると嬉しいです!お願いします!
(Mさん)

過日は長駆神戸まで車をぶっ飛ばしてくださってありがとうございました。
まあ、それだけの情熱があるってことは、そりゃあ、男たちに求められるのはマグマを受け止められるほどの器で御座いますね(笑)

さて、

>私親密感への怖れがめっちゃある。
>真剣にお付き合いするのが怖いんです。

こんな風に感じているこのブログの読者は推定3000万人ほどおりまして、Mさんのリクエストを読みながら「うぐっ!!!」と突き刺さった方、もしくは、「うおっ!!」と絶叫を上げられた方がいらっしゃるかと思うんですよね。

で、当然ながら個人セッションでもそんなお話をよく伺いまして、先日もオンラインでがっつり「親密感への怖れがあります」という方をセッションしていました。

なので、Mさんをセッションするならどんなところにツッコミを入れて行くかをお話していこうかと思います。

まずは、その3年前同棲していた彼のことが気になりますね。
その後、カウンセリングやセラピーや怪しい魔術や武闘派らしく「自分で何とかしたるわ!」と頑張ってこられたお陰でだいぶ良くなっているかと思いますが、やはり今、その傷がどの程度残っているのかをチェックしたいなあ、と思うのです。

まあ、そうなると「手放し」って話になるので、先に宣伝しときますね!

「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)
*セミナーDVD『本気の手放しワーク』
*セミナーDVD『手放す愛で夫婦関係に奇跡を起こす~愛で問題を解決するセミナー~』

適応障害になってしまうわけですから、そりゃあ、ものすごくショックでストレスだったわけですよね。

で、失恋のショックってのは「彼を失った傷」だけでなく、その体験そのものがトラウマに変化することがよくあるってことなのです。

つまり、彼とよりを戻したいか?ということだけでなく、そこで起きたこと、体験したことがそのまま「またあんな思いをしたらどうしよう」という怖れとして心に刻まれてしまうことが問題だったりします。

例えば、その失恋が「彼の浮気」が原因だったとしますね。彼のことが好きだった分、彼を取り戻したい、その女に嫉妬する!という「登場人物絡みの葛藤や苦しみ」も当然出てきます。
しかし、同時に「また浮気されたらどうしよう。また裏切られたらどうしよう。もう男を信頼できなくなってしまった」という問題が生まれますよね?

ざっくり言ってしまえば、「彼を失ったこと」と「浮気をされて傷ついたこと」というのは別々の問題なんです。

つまりは「失恋の痛み」というのは二重構造をしているってことです。

だから、「彼とはよりを戻したいと思わないけれど、でも、また浮気されるかもしれないと思ったら、次の恋愛に踏み出す勇気が出ない」って話が巷に溢れるわけっすね。

なので、私の場合、こんな質問をよくしていきます。

「正直、なんで適応障害になるくらいのダメージを受けちゃったんだと思う?」

「奥さんと駆け落ちしたことを聞いて、何がそんなショックだったん?」

「もし、本気の恋をしたとして、どうなっちゃうことが一番怖いの?」

「例えば、今の野良猫君と今より親密になったらMさんはどうなっちゃうと思う?」

もちろん、答えが想像できるものもありますけれどね。

これ、みなさんもぜひ考えてみてください。
で、できれば、それをノートなり、メモ帳なりに書き出してみてください。

書き出すことで「視覚化」できますから、さらにそこに意識を向けることができるようになります。
(こういうワークや質問で、「ああ、なんとなく分かる。うん、こういう答えだよな。はい、次」と消化してしまうのはあまり効果ないんです。)

で、答えは当然ひとつじゃないので、どれも5個、10個絞り出すことを目標にしてみてください。

よく私の出す宿題や実習って数がたくさんあります。(母親に感謝できることを100個、とか、私が幸せな結婚ができる理由を30個以上出せ、とか)

それは「表面的な意識ではなく、より深層心理の答え(感情、感覚)を引っ張り出したいから」なんです。

例えば「好きなことを100個書いてみて」というと、だいたい30~40個くらいまではすらすら書けたりするんです。でも、それって「顕在意識」のもので、様々な環境や他人の影響を受けているものです。
100個出そうと持ったら「本気で」「真剣に」取り組まなきゃいけなくなるので、そうするとだんだん「本当に好きなもの」が出てくるようになるんです。

だから、「なんで適応障害になっちゃうくらいのダメージを受けたんだと思う?」という質問に対しても、2,3個はたぶんすらっと書けると思うのですが、「他にはない?」と5個、10個出すことを目標にしてみると、「あっ!!!!!!!!!」とものすごい気付きがやってきたりするんです。
(とはいえ、そんな感動的な気付きは滅多にやってこないですけどね)

で、そうして絞り出した答えの中には「いや、うすうす気づいていたんすけどね。やっぱり嫌な気分になるっていうか、まあ、認めたくなかったんすよね。」という“隠されていた答え”が出てくることも多いです。
むしろ、これが出てくるのが狙いかもしれません。

なので、そうした質問に「真剣に」取り組んでみることでますます何かに気付けるようになるでしょう。

それから、王道的なカウンセリングのやり方としては、さらにその背景にある「親との関係」や「初期の恋愛事情」についても触れることもあります。

それから親密感への怖れ問題として見過ごせないのは「性的トラウマ」でして、それは痴漢や性的いたずらの被害に遭ったことだけでなく、思春期の女子同士の嫉妬・比較・競争の問題や、好きな人とのセックスで生まれた問題なども関係していきます。

それで、個人セッションの連続コース(PCC)では、「恋愛棚卸大作戦」ということで、今まで付き合った、関係のあった男どもをずらっと書き出してもらったりするんですね。

で、そうして、親やかつての恋愛から生まれたであろう「傷」があって、それが今に影響をしているなあ、と思えば、「手放し」だったり、「許し」だったりして、その心の傷を癒していこうとします。

ただ最近の根本先生は必ずしも過去の傷を癒さなくても大丈夫じゃね?という考え方なので、セラピーをがっつりするというよりも、さらっと「宿題レベル」で留めてしまうことも多いです。

どんな宿題か?というと

(1)その彼(歴代の彼氏、親)に「感謝の手紙」を書いてみましょう。
(2)その恋から学んだこと、成長したことを30個以上見つけましょう!

という感じです。

「感謝」と「恩恵を受け取る」ですね。

これもまた自分軸と自己肯定感を確立させてくれる宿題でもありますね。

で、そうした過去を癒しながら、今現在ここにある「親密感への怖れ」を癒していこうって算段なんですけど、カギはやはり「女性性」にあります。

自立系武闘派女子と呼ばれる方々は「与える」はけっこう得意で上手だったりします。
しかし、「受け取る」となると・・・ねえ???(笑)

また、武闘派女子でも突撃部隊と呼ばれる方々はその多くが「リードする」はけっこう得意で上手だったりします。
しかし、「身を委ねる」「流れに身を任せる」「サレンダー」となると・・・ねえ???(笑)

なので、そうした女性性的なイメージワークを作ってみたり、彼の愛をただ受け取るってことをしてみたり、「とりあえず、今度のセックスはマグロになれ!」という指令を出してみたり、「男を押し倒すことばかり考えねえで、押し倒されるように導く作戦を考えろ!」と命令を出したりしております。

親密感への怖れがあるって自覚できていることは何よりもすばらしいです。
ほとんどのケースでは「私はいいんだけど、彼の方に親密感への怖れがある」という認識をしてしまっています。

「パートナーは鏡」ですから、彼にあるってことは自分にもあるってことで、彼に問題を押し付けないで、自分自身もちゃんと向き合うことが大事です。

で、そうした怖れは時に歴史になっていることが多いので、ちょっと時間をかけてやっていくのがお勧めなんですね。

セミナー受けたり、セッション受けたりするのもいいでしょう。

私のセッションは恐れ多い(ていうか、お前、ほとんどやってないやん!)という方は、うちの弟子どもにも「同志」がたくさんいますので、よかったら使ってみてください。
(なんせ、うちの弟子どものほとんどが「読者/受講生/クライアント」で、すなわち、現役の自立系武闘派女子ですので、みなさまときっと気が合うと思います。)

https://cocoro-marche.com/member

で、一瞬話が逸れましたけど、じゃあ、セッション以外で何かできねえか?という方のために、シンプルかつ効果的な「親密感への怖れ」を癒す方法をお伝えしたいと思います。

「受け取る」わけですから「感謝」ということです。

「ありがとう(はあと)」をめちゃくちゃ口癖にしてみましょう。

そして、ちょっと時間があったら、今までいろいろな人がMさんや皆さんに与えてくれた愛に「感謝」する時間を作ってみてください。

それこそ、教会でお祈りをするようなイメージでやってみるといいでしょう。

ワーク形式がいいという方はこんな方法はいかがでしょう?

○1日1通、誰かに感謝の手紙を書く。

○1日5分、寝る前などに時間を取り、今日自分と関わってくれた人たちに感謝の思いを心の中で伝える。

これ、続けてみると2,3週間でなかなかな変化が現れますぞ!

今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!
 
「親密感への恐れをどう癒していくのか?」
 
★Youtubeの公式チャンネルでも同じ内容を公開してます!
 
https://youtu.be/tcyn-IjkSX4
 

★お弟子さんたちのカウンセリングはこちらから。
お弟子さん一覧
オンラインカウンセリング無料相談「ココロノマルシェ」
お弟子さんたちのセッション・セミナー予定

★自宅で、カフェで、移動中に、どこでも学べる根本の心理学講座

メルマガと動画付きで深い内容を学べるオンラインスクール(毎週月曜配信!)
音声・動画配信サービス
セミナーDVD


あわせて読みたい