「好きだけど付き合えない」という彼の心理と、私の気持ち。



自信が持てないけれど、かっこつけたい、プライドが高い男子はよくそのセリフを吐きます。
そこで「どうしたら付き合ってもらえるのか?」という受身でいると、まんまと相手の術中にハマるわけです。
そういうときこそ「自分軸」なんです。

毎日根本さんのブログを読み進めることが趣味になりつつある私です。
今年で三十路を迎えた私には3年以上片想いしている年下の好きな彼がいます。
是非ブログのネタにして頂きたいと思いお送りします!

彼は5個年下で職場の上司です。
いつからか職場以外でもくだらないLINEのやりとりをするようになり、何度か二人で遊びにも行き、彼も私を好いているような気がしていました。

そんな頃彼は当時の彼女と別れたのですが、何か言ってくるわけでもなかったので私から『私は好きで付き合いたいんだけど、あなたはどう思ってるの?』と聞きました。
彼は『好きだけど付き合うかって言われると…わからない』と。理由は聞けませんでした。

しかし職場で毎日顔を合わせて会話をすることで私も好きな気持ちをごまかせず、その後もご飯やデートだけな関係が一年以上続きました。一緒に居る間は彼の好意も感じることが多々あり付き合っている感覚になってしまいます。

手を繋いだりのイチャイチャくらいで体の関係はないのでそれにもだんだん辛くなってきて、職場の仲良い同僚たち含め周りに隠しているという状況も私を更に苦しめています。

最近は周りの女の子の事もしつこく聞くようになってしまっている自分がいます。
と言うのも最近『俺合コンするんだ』とか『〇〇ちゃんとデートしてきた』と、よく言ってくるようになりました。
でもその後大体『タイプの人は居なかった』とか『ただの飲み会で終わった』とか謎のフォローが入ります。
結局何がしたいの??と思ってその度に泣いている自分がいます。

そしてこの間『好きだけど付き合えないってなんなの?』と聞きました。
すると彼は『俺が居なくても生きていける人とじゃないと付き合えないと思ってる』と。
好きになられすぎると逃げたくなるし基本放っておいてほしくて、構ってほしいときだけ構ってくれればいい。そんな気持ちを一言で言うと、俺が居なくても生きていける人、に行き着いたと。
いやいや、めちゃくちゃ構ってちゃんなのに!?と内心思ったのですが。

私もそろそろ結婚も考えたいし、何もしようとしない彼からは出来れば離れたいとも思ってます。
でも彼との未来を夢見て諦めきれない自分も居ます。
仕事を辞めて彼に会わなくするのが一番良いと思い何度も考えたのですが、辞める辞める詐欺で最後にはいつも辞めることができません。
(Sさん)

まあ、女子力高めな人は決めるのが苦手ですもんねえ。辞める辞める詐欺、別れる別れる詐欺などの話はよくお聞きします。
「AくんとBくんとどっちかに選べない!!」ってのも同じ話。

でも、なんか、爽やかなお話です。心が洗われるような気がしました。
ふだん、切った、張っただの、埋める、沈めるだの、狩る、釣るだの、一網打尽だの、そんな血なまぐさい話ばかり聞いているので、とても新鮮な気がします。

ああ、でも、Sさんが武闘派じゃないってことじゃないですよ。

>いやいや、めちゃくちゃ構ってちゃんなのに!?と内心思ったのですが。

ほら。この辺にその片鱗が見えてますね。
だからむしろ、彼を生かしてあげているところに尊敬の意すら覚えます。
うちの読者の大半はとっとと食い散らかしてるんだろうと思いますので。

さて、彼のこの言葉。

>すると彼は『俺が居なくても生きていける人とじゃないと付き合えないと思ってる』と。

これを聞いて「は?誰が言ってんだよ。お前がそんなこと言える資格あんのかよ」と武装蜂起しそうになるのが武闘派でして、でも、そのお見立てはかなり正しいです。

そのセリフからは「俺ってほんと依存的で重たい男だから、そんな俺を受け止めてくれる強い女子がいいんだよね」という気配がプンプンしてきますし、同時に「会いたいときだけ会える都合のいい女子がいいんだよね」という野良猫臭も漂ってきますね。

まあ、武闘派女子たちにとっては頃合いの獲物と言えるでしょう。
ライバルが現れないうちにさっさと落とし前を付けるのがいいかもしれません。

さて、せっかくですのでそんな彼の生態を少し見ていきましょうか。
彼はまだ完全な野良猫ではなく、家にまだ未練を残した状態ぽいので、「こうしてあいつらは野良猫化したのか」という程よいサンプルになるかと思われます。

>最近は周りの女の子の事もしつこく聞くようになってしまっている自分がいます。

気の長いSさんもそろそろしびれを切らしてきたってことですわね(笑)

「おいおい、どないなっとんねん。そろそろはっきりせえや。男らしくねーなー。とっとと白黒付けろや」ほどの意味でしょうか。

>と言うのも最近『俺合コンするんだ』とか『〇〇ちゃんとデートしてきた』と、よく言ってくるようになりました。
>でもその後大体『タイプの人は居なかった』とか『ただの飲み会で終わった』とか謎のフォローが入ります。

野良猫君あるあるなんですけど、こういう「刺激」を彼女に与えることによって自分への愛情を確かめたり、興味を持続させる狙いがあります。
とはいえ、完全に離れて欲しくはないので謎のフォローを入れてくるわけですね。言い訳ていうか。

それに対して「何が言いたいんじゃ、ボケ!」と首根っこを掴んで引きずり倒したくなるのをグッと堪えたSさんはエライですね。ここでも彼は命拾いをするわけですが、もちろんそんなことには露ほど気付いておりません。

その一方で、そういう表現をすることで、Sさんに傾きそうになる気持ちにブレーキをかける効果も狙っているでしょう。

着かず離れずの距離を保つのが野良猫くんの妙技なので、こうした手を使ってくるわけです。

ああ、もちろん、彼は別にそれを意図してるわけじゃないですね。

ちなみに「お前、俺のことが好きなんだろ?ほら合コン行ったぞ、デートもしてきたぞ、嫉妬してみろよ!ほら!」と調子に乗ってる可能性もあるんですね。

「俺ってモテるからなあ。いつでも女くらい作れるぜ」といい気になってる可能性もあるので、そういう場合は程よくシメてあげるといいと思います。

「え?そんなこと言ってあたしが喜ぶとでも思ってるの?」は強めの刺激になって彼のチキンな心臓が止まる可能性もありますので、「へえ、そうなんだ。モテるんだね。そんな話聞いたら寂しいなあ。」くらいのジャブがいいと思います。

「好きだけど付き合えない」って話をする男子が最近多いので、女子たちはやきもきして、ドキドキしてドラマを味わってらっしゃるわけですが、その真意といえば「自信がないんだよー」に尽きるわけです。

遊びたいて気持ちももちろんあるかもしれませんが、何よりSさんとちゃんと付き合っていける自信がないわけです。

それは過去の失恋が尾を引いているのかもしれないし、自分の経済的状況がそうさせるのかもしれません。
そこで、仕事や趣味など打ち込みたいものがある場合もあります。
また、彼女ができるといつも犠牲的になってしまう、我慢ばかりしてしまう、相手に合わせてばかりしてしまう、重たくなって嫌われてしまう、依存的な自分が出てきて嫌になる、といった理由も見逃せません。

Sさんとの恋に打ち込めない理由が何かあるんですね。

それで「好きだけど付き合えない」って話になるわけです。

さて、そうするとブーメランのように今度はSさんの話になるわけですが、なぜ、そういう男を選んでしまうのか?という話になるわけです。

しかも、3年もずーっと好きでいるんですよね。

その間につまみ食いしたり、されたりしたこともないんですよね?

どうしてそうなっちゃうんだろう?というところにフォーカスしたいわけです。

彼が自信がないように、Sさんも自分に自信が持てないのでしょうか?

彼に一歩踏み込めず、待ちの姿勢になってしまうのは、どうしてなのでしょうか?

仕事を辞めようかどうか迷うのは彼の存在があるから?特に辞めて何をしたいってのが明確ではないから?

そこに、何が隠れているのでしょうね。

もしかしたら、もっと女としての魅力を自覚した方がいいのかもしれないし、ライフワークを見つけるのがいいのかもしれないし、できることはいっぱいあります。

つまり、自分自身の心とちゃんと向き合うってことです。

「彼が」って考えてばかりいると「他人軸(彼軸)」になっちゃいますね。
それを「私は」の「自分軸」に意識を向けていくわけです。
そうして地に足を着けていくんです。

地に足が着くと堂々と振る舞うことができるようになります。
自己肯定感もあがるし、自信も感じられるようになります。

そうすると「ほんとうに彼でいいのか?今の仕事でいいのか?」ということに結論が出せるようになるでしょう。

さて、Sさんはどんな大人の女性になりたいのでしょうか?
やはりバズーカを常にバッグの中に潜ませるとっておきの武闘派女子を目指しますか?(笑)

彼を通じて自分を見て、そして、自分の心と向き合い続ける、ということがいつでもどこでも基本なのです。

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