もしかしたら、もう手放せてるかもよ!?



「手放さなきゃいけない」と思い込んでいたり、結果に振り回されていると、「私はまだまだ幸せになれない」という観念を作り出したりしてしまいます。
自分なりにやるべきことをやってきたならば、「もうすでに手放せてるよ」と思ってみると、道が開けることがよくありますね。

先日の手放しセミナーに参加させていただいた者です。
はじめ「自己否定してしまう自分」「自分は不幸になると思っている自分」もしくは「大失恋の相手」を手放すつもりで参加したのですがお恨み帳中になぜか苦手な同僚が現れ、最後に涙で別れを惜しむ同僚に別れをつげたところ次の日その人とやりとりを減らすことのできる出来事が起こりました!ありがとうございます。
しかし「自分」「大失恋の相手」の手放しも必要に思います。
数年前の「大失恋」以降、奇跡のように恋愛がうまくいっていません。セミナー後、自宅で「大失恋の相手」の手放しをしてみたのですがお恨み帳のところで強い眠気におそわれ、なんとかイメージワークまでやりとげた後にうたたねしたところなぜか妹に嫉妬される夢を見ました。
そもそも難案件に突き進み「大失恋」に至った裏には「自分」の中の強い罪悪感がある気がしています。その根源が何かはわからないのですが「人より優れていることへの罪悪感」「自分が邪魔な存在であるという思い」あたりが近いように感じます。

父はロックマンで母は情熱の人です。教育パパ&ママだったので一時複雑な感情はありましたが、今はふつうに応援してくれている…と思います。
「大失恋」中からカウンセリングサービスを利用し、有料無料含めて下手をしたら100時間くらいご相談していますがパートナーシップの手放しが苦手なせいか基本的に悲しい状況が続いています。
そんな自分を受け入れることが大事なのだろうとは思うのですが、あまりに時間がかかるので
「潜在意識は自分を不幸にするために結婚や出産が難しくなるタイミングまで、もしくは死ぬまでこの状態にいるつもりなのでは」
と怖くなってきました。このあまり幸せではない時間は人生においてどんな意味があるのでしょうか…?そしてやはり待つしかないのでしょうか…?
(Kさん)

例えば、その罪悪感が強いならば「幸せじゃない時間」というのは、罪悪感主導の人生になっていると言えますよね。

つまり「自分が邪魔な存在であるという思い」がそのまま現実化していると考えてもいいかもしれません。

そういう思いがあるならば、好きな人を遠ざけるだろうし、パートナーを作らないように努力したりしますよね?
もちろん、そんな自覚はないはずですけれど。

だから、大失恋に至った原因が罪悪感であると同時に、その後も、その罪悪感に苦しめられているのが今のKさんなのかもしれません。

また、「人より優れていることへの罪悪感」というのは意外と優秀な方は持ち合わせていることが多いものです。

高学歴ですいません・・・とか、たくさん稼いでいてすいません・・・みたいな。

それって自分の能力(長所)の否定になりますから、やっぱり苦しくなるものです。

魅力を一つ削っちゃうことになりますもんね~。

だから、もっと自分を許しなさい、という話が出てくるわけです。

いかに自分を愛するか?自分を許すか?ということにフォーカスしてみてもいいでしょう。

が、その時、忘れちゃいけないのは「手放さなくても別に幸せになれる」ということ。

罪悪感を持ったままでも幸せになれるし、大失恋から立ち直らなくても次のパートナーは現れます。

そこで我々カウンセラーもよくやっちゃう間違いに

「その彼を手放さないと次の男は来ないよ」
「自分を許さないと幸せな結婚はできないよ」

って考えちゃうことなんです。

たぶん、Kさんはとことん突き詰めてしまう職人気質なところがある方だと思うんですが、そういう方ってよくそのやり方に執着してしまうことも多いんですね。

「なんとしてでも手放さなきゃ!そうしなきゃ、次の男ができない!!ヤバい!」

って突き進んでしまうんです。

そうすると今度は「手放すことに執着する」ってややこしい状況が生まれます。

で、それに気付いたら「手放すことに執着することを手放す」というメンドクサイことをやろうします(笑)

100時間くらいもカウンセリング受けてこられたんでしょう?

「それでも手放せない」とするならば、カウンセリングというやり方がKさんに合ってないのかもしれないんですよね。

ああ、こういうことを書くとお客さんがいなくなっちゃうかもしれないんですけど(笑)

そう、Kさんがダメなわけでも、手放しが苦手なわけでもないかもしれないのです。

どんな治療もそうだと思うのですが、同じやり方をしばらく続けていくと、そのやり方に耐性ができてしまい、効果がなくなってしまいます。

だから、3か月くらい続けたら、それを手放して、別のやり方に変えることも悪いことじゃないんです。

もちろん、また戻ってきてもいいし、戻ってこなくても構いません。

でも、「カウンセリングを受けてその恋を手放さなければならない」と思い込んでいたら、そういう発想も生まれませんよね。

それと、Kさんと似た方にお話するんですけど、こういう考え方もお勧めです。

「すでに私は手放せている」(北斗の拳のような言い方で)

ええーっ!?そんなことないよ!!!ぜったい違うよー!!!と反旗を翻したくなるかもしれないんですけど、100時間も受けてたら何かしら変化、効果は表れますよね?

それを「次の彼氏が見つかる」とか「元カレに対する執着がなくなる」という「結果」に評価基準を置いていると、まだまだだわー、と思っちゃったりするんです。

つまり、内面的な変化よりも外に起こる変化に価値を見ちゃうわけですね。

もちろん、次の恋がサクッとうまく行けばいいのだけど、「実は今、そんなに欲しくないんだよね~」という思いがKさんの心の中にあるのかもしれないんです。

つまり、「考え」ではなく「感情」にフォーカスしてみたらどうでしょう?というお話になっていくのです。

で、「もし、その大失恋のことをちゃんと手放せてるとしたら、なぜ、次の恋をしたくないの?」という質問を自分の心にしてあげてほしいわけです。

言い換えるならば、「新しい彼ができない理由が5年前の大失恋以外にあるとしたら何だと思う?」という質問です。

さあ、じっくり考えてみてください。感じてみてください。

次の恋に進むのが怖いとか自信がないという思いがあると、人は「元カレをまだ手放せてないからね~」という理由を作って自分を納得させようとします。

まだまだ手放しの途中だから、新しい男は来ないでね~!というメッセージを発信してるわけです。

でも、ほんとうの理由はそこじゃなくて別のところにある可能性も否定できないのです。

たとえば、
・元々女としてそんなに自信がなかった。
・年齢的なことを気にして、自己否定が強くなっている。
・次の恋をしたら元カレが悲しむとなぜか思っている。
・元々自分は幸せになっちゃいけないと思っている(罪悪感)。
みたいな感じ。

だから、元々あった罪悪感が今の状況を作り出しているのかもしれないのです。
(・・・ということで、冒頭の文章に戻るわけですが)

自分が愛されるにふさわしい女性であるということを受け取りましょう。

自分の女性らしい魅力をもっと受け取りましょう。

セクシャリティをもっとオープンにして輝くことを自分に許可しましょう。

より自分らしい人生を送れるようにライフワークを生きましょう。

思考を横に置いて、自分が心地よいと感じることを日々実践していきましょう。

自分が笑顔になれることを最優先にして今日一日を過ごしましょう。

等々、罪悪感を持ちながらもできることはたくさんあります。

問題を見つけてそれを癒す、ということも大事ではありますけれど、そればかりやっていると問題探しの癖ばかりが付いてしまうようになります。

Kさんは十分今のままで愛される価値があるし、今のままで幸せになれるだけの存在です。

ぜひ、その言葉を自分自身に何度も言ってあげて欲しいなあ~と思うのです。

★自宅でできる手放しワーク。

『本気の手放しワーク』
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/27607

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