恋をするとオラオラ調になってしまう私が彼に愛されてるかばかりを気にしてしまう理由。



自己肯定感が低いんですよね、というとすべて纏まってしまうんですが、それなりの背景がきっとあるはずです。
「愛される価値」をおくのは他人軸なので、満たされることはありません。
「愛する」「受け取る」ことに主眼をおく方が幸せな恋はしやすいものです。

根本さん

はじめまして。Cと申します。
30代後半のバツイチ、子供はいません。

ずっと長いこと、メルマガやブログを拝見しておりました。
そこで頭では腐るほど勉強し納得してきたのに、実践の場では根本さんから学んだ言葉、全部吹っ飛んできた次第で。
今も購読者として現役バリバリです…。

今回のメルマガ内容、まさにタイムリーでして初めてメールさせて頂きました。

恋愛していないときは専ら穏やかな性格です。
細かいことも気にしない。

ですが恋愛した途端、パートナーに対してまるでヤクザのような口調で喧嘩をふっかけるようになる時があるんです。

原因は大抵、いや、ほぼ嫉妬です。

今回、だいぶ年下の職場の後輩と付き合うことになりました。
友達期間が長かったですし、全然恋愛対象ではなかったので、彼の元カノの話、気になる女の子の話、たくさん聞いてきていて、どーでも良かったんです。

でもヒョンなことから付き合うことになって、呪いたいくらい記憶力の良い私なので、友達時代に聞いていた話が思い出されて苦しみもがき。。

彼が可愛いと言っていた女の子はみんな私とはタイプが全然違う若い子です。
(ちなみに私は彼より7歳年上)
しかも彼は半端ないくらいの地下アイドルヲタク。ロリコンだと思ってました。
そして彼はモテるタイプではありません。

狙ってきた可愛い女の子たちと付き合うことができず、職場で何でも話せる仲良い私なら、歳もいってるし簡単に付き合えるとでも思ったのか?
と思われているんじゃないかという疑心が凄まじく。
とにかく疑いが止まりませんし、喧嘩になってヤクザのような口調で激しく追求したりもしました。

最初は私のことが大好き大好き言ってきた彼でしたが、さすがに最近気まずいし、心の距離も感じます。

嫉妬は無駄なことだとわかります。
何を相談したいかというと、彼を信じていない私の方が、そもそも彼を愛してなんかいないんじゃないかということ。
そして嫉妬というのも、彼を奪われる不安ではなくて(彼モテませんから)、私という存在がいながら他の女の子に気に入られようとしていることへプライドが傷ついているから?
(心の中で「お前キモいんだよ!」とか思うこともあるので)

彼と友達時代は楽しかったし、恋愛関係で幸せを感じることももちろんあります。
でも私は彼を愛しているのかがわかりません。
なのに頭では、彼に愛されているのかどうかの方が気になるんです。

一体全体どうなってるのか。どんなカラクリがあるのか、、

もし、ネタになりそうであれば教えて頂けると嬉しいです!!!

よろしくお願いします。
(Cさん)

>ですが恋愛した途端、パートナーに対してまるでヤクザのような口調で喧嘩をふっかけるようになる時があるんです。

自立系武闘派女子だからです。

>でもヒョンなことから付き合うことになって、呪いたいくらい記憶力の良い私なので、友達時代に聞いていた話が思い出されて苦しみもがき。。

自立系武闘派女子だからです。

>とにかく疑いが止まりませんし、喧嘩になってヤクザのような口調で激しく追求したりもしました。

自立系武闘派女子だからです。

>一体全体どうなってるのか。どんなカラクリがあるのか、、

自立系武闘派女子だからです。

はい。今日、お伝えしたいことは以上です(笑)

おそらくスマホやタブレットやパソコンの向こうで首が千切れんばかりに頷いている同志がたくさんいますから大丈夫ですよ。

自己肯定感からすれば、そういう自分にOKを出してあげることがまずは最初。
そういう自分をダメだ!と思うところから迷宮に入り込んでしまいます。

嫉妬が良くないって決めたの誰でしょう?
嫉妬は苦しいけれど、それはもう出て来てしまったものだからしょうがないんです。

「感情と○○○は同じ」

私のお師匠さんの名言でありますが、私もよくあるんです。
「え?このタイミングで!?」という時。

ちなみに今日も快調にランニングマシンの上を走ってましたら、やって来たんです、奴が。
慌てて「一時停止」にしてトイレに駆け込みました。
戻ってきたときにはすでにリセットされていてそれまでの20分間の積み重ねがゼロに。

でも、しょうがないですよね。
まさかジムで豪快に漏らすわけにはいきません。
便意には素直に従う他、ありません。
もちろん、その解放には適切な場所を選ぶことも大人としてのマナーですが。
(それでも時々、その意図に反して惨劇を招くことがある私です)

この「便意」や「ウンコ」を「嫉妬」に変換して読み直してください。
ちゃんと文意が通るでしょう?

嫉妬の原因が何かなんて考える前に、嫉妬しちゃったものはしゃあないやないか!と自己肯定してあげることが大事なんです。

>恋愛していないときは専ら穏やかな性格です。
>細かいことも気にしない。

なのに、恋愛すると超武闘派が登場するのはなぜでしょう?

ひとつの考え方に「距離感」というのがあります。
友達というのは恋人に比べてちょっと距離のある関係。
だから、穏やかな仮面を被っていられます。

しかし、距離が近づくと途端に「感情」が動き始めます。
それまで隠していた素の私が出てくるんです。
(もちろん、穏やかな私もほんとの私ですよ)

一般的に「恋人ができると急変する」というタイプの方は、親子・家族関係、もしくは、過去の恋愛に何らかの問題があったケースが想定されるんですけど、Cさんの場合はどうでしょうか?

例えば、お母さんとの間に猛烈な葛藤があって常にバトルを繰り広げて来た武闘派女子の場合、その思いが嫌だから社会に出ると穏やかでクールな自分を演じます。
友達や同僚との付き合いはそれで大丈夫なんですけど、いざ、距離が縮まって親密感を感じる関係になってくると、その当時の暴れん坊将軍が顔を出して、いきなりオラオラ系になってしまうわけです。

ある女子がふだんは大人しくて優しい雰囲気だったんですけど、彼氏を家に連れてきたときについ出ちゃったんですね。お母さんに対する口調がそれまで彼の前では見せたことのないものだったんです。
それで彼がちょっと引いてしまって・・・関係がぎくしゃく・・・という話もありました。

だから、カウンセリング的な見方をすれば、彼のことはおいといて、そんな過去の関係性を消化していきましょう!!という方針になります。

自立系武闘派女子は大人な女子ですから、社会の中では人間関係をうまく築ける人も多いんです。
ところが、一歩近づいてみると、かつて山野を跋扈し、敵を蹂躙して来た過去があるので、それがついつい出ちゃうんです。

それで私は「仕事はいいの、仕事は。うまくやってるし、うまくできるし。でもさー、男との関係がさー、ヤバいわけ。どうしたらいいの?」というご令嬢たちのご相談を数多くこなすことになるのです。

そこに出てくるのが、子ども時代やかつての恋愛で感じていたネガティブな感情群。
「自立」のネガティブな側面は、嫌な感情を封印して一人で何とかする!という生き方にあり、パートナーができると、その封印が勝手に空いてしまい大惨事を招くんです。

例えば、子ども時代、すっごく寂しいのに我慢して平気なふりをしていると、一人で生活している分には全然大丈夫なのに、彼氏ができた途端、寂しさに耐えられなくなって重たい女になっちゃったりします。

例えば、子ども時代、自分を犠牲して家族のために尽くしてきた人は、彼氏ができた途端、その時代を取り戻そうと幼児退行してやはり重たい女になっちゃったりします。

例えば、子ども時代、お母さんから抑圧されて感情を我慢していい子にしてきた人は、彼氏ができた途端、優しい彼を理想のお母さんに見立てて当時の感情を取り戻そうとして重たい女になっちゃったりします。

>彼に愛されているのかどうかの方が気になるんです。

という思いも、もしかするとかつて「全然私なんて愛されてない。辛い。寂しい。」という思いをCさんが散々感じて来たからかもしれません。
典型的には、お母さんが私よりも妹やお兄ちゃんを可愛がっていて「私なんて可愛くないもんね。いない方が良かったもんね」と拗ねてる私がいたり、元カレから散々冷たく都合よく扱われてめちゃくちゃ傷ついている私がいたりする場合によく出てきます。

大人になって自立すると「愛される」よりも「愛する」ことの方に意識が移っていきます。
愛されるよりも愛することの方が価値があるし、自分も満たされることが分かって来るからです。
だから、Cさんも彼氏以外の人にはけっこう与える人だと思います。

そんなときに「愛されてるかどうかが気になる」「愛されたい」という思いが出て来るのは、「大人の私」が思ってるんじゃなくて、「心の中にいる小さな子供」が思っている感情なのです。

すなわち「わたし、全然、愛されてないじゃん」と思ってる私が、そんな気持ちを作り出しているんです。

そこで、インナーチャイルドセラピーの基本は「大人の自分が子どもの自分を愛する」というテーマになるのです。

「愛されているかどうか?」が基準になるのは、当然のことながら「他人軸(彼軸)」です。
依存的な態度になって愛を求めたり、感情をぶつけたり、相手を思い通りにコントロールしたくなります。
「私を愛しなさいよ!」って命令を下すんです。

もちろん、そういう命令を下せるのは「身分が自分よりも低い」と感じている相手であることは言うまでもありません。
つまり「見下している相手」です。

変な話、わざわざそういう人を彼氏にしてコントロールすることで、かつて自分が満たされなかった思いを満たそうとするんですね。
こう書くとひどい奴!と思っちゃうかもしれませんけど、みんな少なからずやってることで、自然現象の一つだと思ってます。

それに「愛されているかどうか?」という不安は満たされることがありません。
他人軸である以上、相手の態度によって判断されるわけですから、疑おうと思えばなんぼでも疑えるんです。

だから別れた後に心理て距離ができて、彼を大人の目線で見ることができたときに「彼は一生懸命私を愛してくれたのに・・・」という後悔に繋がります。

それに、彼のことを見下しているときに彼からの愛を受け取ることはできないですよね?
見下しているってことは、川の上流と下流の関係です。もちろん、私が上流ね。
下流から彼が一生懸命愛を贈ろうとしても、流れに逆らってなかなか上流までは届きません。
だから、今、彼がどれだけ愛してくれていてもCさんは不満だし、物足りないし、価値を感じられないんです。

「愛してくれるから付き合う」という関係も多くみられますが、そうした恋がすぐに退屈し、別れたくなるのはそうした仕組みです。

ということで、Cさんはどうしたいのでしょう?
どんな恋がしたいのでしょう?
彼には価値はないのでしょうか?
また、私には愛されるだけの価値がそんなにないのでしょうか?

親子関係や過去の恋愛含め、一度振り返ってみるのもアリかもしれません。

過去を振り返り、見つめ直して自分を癒すならばコレ

東京:1/20(土)10:00-18:00 問題を解決して幸せな自分になるための1DAYセミナー(神楽坂)
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その上で自分の人生をリセットするならばコレ。

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