幸せになれない彼を好きになる心理(1)~助けたい症候群~


「幸せになれない彼」というと皆さんはどんなタイプを思い浮かべますか?

・嘘つきで誠実じゃない彼。
・仕事しない彼。
・既婚者。
・浮気性な彼。
・お金にだらしのない彼。
・自分勝手で人の気持ちを考えない彼。
・暴力的な彼。
etc…

でも、そうと分かっていても好きになってしまう人って少なからずいらっしゃいます。
良くあるのが「助けたい症候群」。
そういう彼を何とか救ってあげたい、癒してあげたい、笑顔にしてあげたい、更生させてあげたい、という心理。


もちろん、助けられるかどうかは分からないんだけど、放っておけなくて、なぜか近くにいてしまう、という。

これは女性性が豊かで母性的な人によく見られる傾向なのですが・・・

しかし、こういう「助けたい症候群」には一つの問題があるんです。
それは本当に助けられたいのは自分である、という心理。

投影なんです。

自分の中の弱さ、痛みを彼に投影し、その彼を助けようとすることで、自分を救おうとするのです。

もしくは、こんな投影も起きています。
彼にかつて助けられなかった誰かを見ているんです。
それ以前に付き合った彼か、それとも家族かは分かりませんが。

だから、こういうカウンセリングでは「まず、自分を癒しましょう」という方向に向かいます。
時には少し厳しめに「自分の傷を癒すために彼を使ってはいけません」と伝えることもあります。

自分の痛みがクリアになっていないのに彼を救おうとするのは、手足から血を垂れ流してる医師に診療してもらうようなもの。
「まずは、自分を先に治療してください」と周りは思うでしょう。

それに、自分が癒されていないのであれば彼を癒すことなんて到底できないのです。だって分からないですから。

それに助けられなかった誰かの代わりに彼を助けようとすることもまた虚しい結果に終わります。
「お父さんを助けられない無力感と罪悪感から、傷ついた彼を選んで同じ無力感と罪悪感を再現しようとしている」
なんてケースがたくさんあるのです。

私たちの人生には何度も繰り返されるパターンがあります。
再現性と言います。

かつて助けられなかった人を投影する人を助けることで、未消化になっているその感情と向き合おうとするのです。

だから、今の彼とどれだけ助けたとしても、以前助けられなかった人への無力感や罪悪感が手放せてなければ、彼を助けることはできません。

そんな風に「自分自身」か「過去の誰か」を映し出す鏡なのです。
とすれば、見つめていくべきはそこです。

自分を愛する、自分を受け入れる、認める。

お父さん(や歴代の彼氏)を許す、手放す、また、受け入れる、愛を受け取る。
その時の自分を承認する。認める。愛する。

こうしたプロセスが「幸せになれる彼」を選びやすくしてくれます。

失恋クリニックなのですが、この手の失恋のお話がとても多いので、敢えて取り上げさえて頂きました。
皆さんももしかしたら当てはまるところがあるかもしれません。

まずは自分を癒すという法則を覚えておいてくださいね。

ラブ・カウンセリング
男と女の心理学

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