緩む。輝く。



1DAYワークショップなどを開催するといつも体験するのですが、朝から始まったセミナーも夕方くらいになって来ると、なんだかだるくなったり、眠くなったり、体が重たくなったりする方がちらほらと出始めます。
ボーっとしてきたり、あまり頭が動かなくなって来たりする方もいます。

いい感じに“緩んで”来ている証。

「そのままボーっとしといてくださいね。今、デトックスが起きて心の中にあったストレスとかが流れて行ってますから。」

などとお話しします。


カウンセリングでも、人によっては自立を手放したり、緊張を和らげる「緩む」セッションをすることがあります。
自立して頑張ってる方、疲れてしまっている方、頭で考えてしまう方、などなど。

「帰り、段差でコケやすいですから、気を付けてくださいね」

と言って玄関で見送ります。

実際、階段で大胆にコケた方、堂々と逆方向の電車に乗った方もいらっしゃいました。

深呼吸をして、体の中に新鮮な空気を入れてあげるだけでも心は解放されます。

そこに“イメージ”を付けると、さらに効果が大きくなります。

例えば、森のイメージ。爽やかで、空気がとても澄んでいて、少しヒンヤリしてるくらいの、とても清々しい空気。

すると、呼吸を通じて、体の中がきれいに洗われるような感覚がして、心の中に溜まっているネガティブなものが流れて行くような気がします。

例えば、柔らかくて暖かい、ふわっとした光に包まれます。まるで真綿にくるまれるような、そんな光を感じます。

すると、守られている、包まれている、そんなあったかい感覚がして、深く息が吸えると同時に全身が緩んでいく感覚がします。

そのイメージの持つ力が呼吸を変えてくれるのです。

一緒に想像してくれた皆さん、そんな感じはしませんでしたか?
前者はちょっと暑い日に、後者は寒い日にお勧めです(^^)

セミナーではイメージに加え、人がいます。
誰かに触れられている感覚、優しい目で見られている感覚。
側に人がいて、受け入れられている感覚。
同じような境遇の人たちがいる、つながりのある感覚。
そういう人たちがいる場所だから、場の空気はとても和らいで、温かいものになります。

そんな場にいることで、普段の緊張が緩み、内側に隠れていたストレスや疲れ、痛みが自然と流れ出します。

そうして、心が緩んでいきます。
ふだん、緊張している分だけ、体が重たく感じます。
考えることがたくさんある分だけ、頭がボーっとします。
頑張ってる分だけ、疲れを感じます。

その時はデトックスが起きている時。
緩やかな空気の中で、心が緩んでいくのです。

そんな場を作りたいと思ってやってきました。

そして、その次はわくわくするような、心躍るヴィジョンを描いていきます。
こんな風になりたいな、こんなんできたらすごいな、と。

そのワクワクしたエネルギーが場をきらきらと輝かせてくれます。
とても人が眩しくなる瞬間ですね。

緩んでデトックスが起こった分だけ、キラキラも倍増です。

そんな場を作りたいな、と思うのです。

さっきもそんなセッションをしたので、その気分のまま、書いてみました。
今、カウンセリングルームはとってもいい気に包まれてます。

心理学ミニ講座


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